韓国アート道中・6日目 個展はじまり

韓屋のゲストハウスは、昨日まで泊まっていたホテルよりさらに狭いけど、いい雰囲気。韓国の家の障子は、日本と貼る側が裏表逆で、家の外側に桟が見えるようになっていて面白かったです。
ただ、南京錠とネジで閉めるガラス戸の建て付けが悪く、部屋に蚊が入ってきて困りました(夜中に必死で仕留めました)。
とはいえオンドル+お布団は暖かかったし、バスルームは共同だったけどとくに問題なく、ほかにフランスから来たカップルが2組泊まっていて、朝食のときに英語で適当におしゃべりしたり、中庭でのんびりしたり、なんかいい感じでした。
フランス人に、韓国人と日本人は言葉が通じないのか?と聞かれたのにはびっくりしました。そっかー、西洋人にはそんなふうに思われてるんだなー。。。

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朝食後、少し曇っていたけど、ソウルタワーに行ってみようと急に思い立ち、麓まで行ったら月曜日はロープウェイ乗り場行きのエレベーターがお休みで、乗り場まで階段で登りました。
ロープウェイで南山の上に行くとやっぱり霧が出ていて、少し迷いましたがせっかくここまできたので、タワーにも登りました。あまり遠くまでは見えなかったけど、雲の中に街が浮かんでいるみたいで、とくに漢江にかかる橋が光に包まれてぼうっとしているのがきれいでした。
驚いたのはトイレ。一面ガラス張りで、ソウルの街を見下ろしながらパンツ下ろすというめずらしい体験をしましたよ。

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昼頃ギャラリーで李奈珍さんと小さい娘さんと会い、近所の通仁市場でカリっとしたトッポッキ(辛いのと醤油味の)と、何かお肉っぽいのをエゴマの葉っぱで巻いたもの(おまけにつけてくれた)と、ピンデトック(緑豆のチヂミ)を食べました。町中で気軽に食べられる軽食がいろいろあるのはうらやましいです。一人だったら店内で食べる度胸はないですが。。。
それからタクシーで大きなスーパーマーケットに行き、お土産のお買い物。目新しい物がたくさんあって、いろいろ食べてみたかったけど、パッケージをみても味の想像ができないし、荷物が多くなりすぎても困るので、ちょこっとずつ、いろんなものを買い込みました。

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ギャラリーに戻ると、アートフェアが昨日で終わったばかりでお疲れのところ、社長さんがフェアから持ち帰った作品や、「YIAF※」に出展していて戻ってきた作品などをディスプレイしてくださっていました。輸送の関係で小さな作品ばかりでしたが、数が思ったより多かったので、二段に並べたり、なかなか賑やかな展示になりました。
ギャラリーの入り口横には大きな横断幕を飾っていただきました。すごーい(≧∇≦)
個展は、イラストの展示も合わせるとこれで7回目になりますが、今までは、絵に自信がないのでインスタレーションとかオブジェとか作って力技でごまかしてる部分がありました。今回はオブジェを送れなかったので、初めて、絵だけの展示になり、それでもどうにか形になったので、少し自信になりました。

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わたしもタイトルのシールを貼ったり、グッズを並べたりしました。グッズ用に用意していただいたテーブルは、副社長さんのご主人(大韓航空のパイロットで、ベストセラーの本も出版されているそう。一冊いただきました)が趣味で作ったものだそうで、おしゃれな上に使いやすかったです。

※YIAF(麗水国際アートフェスティバル。帰国してから検索したところ、9/9〜29まで行われた公募展らしい)にも出展させていただいたそうです。
おみやげに、分厚くて見応えのある展覧会カタログをいただきました。こういう本に載ってると、なんだか元の絵より格調高く見えます。笑
テーマは記憶・調和・情熱で、わたしの絵は情熱のページに載ってました。情熱とな。。。
絵画中心だけど書道とか工芸とかもあって、たくさんの韓国作家の中にちょろちょろっと外国人もまじっていました。たぶんここに入れてもらえたのは外人枠のおかげかなー。

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夕方、郵便局に行き、李奈珍さんは個展の作品を、わたしは爆買いしたキャンバスやお土産を、それぞれ日本にEMSで送りました。量が多かったので、郵便局が閉まる間際に慌てて梱包したりラベルを書いたりと、大変でした。でも郵便局の人たちは親切だったし、日本から韓国に送るより料金がずっと安くて、クレジットカードも使えて、複数口割引もできるというので驚きました。
(しかも19日の朝には自宅に届きました。早っ!)

夕食はまたギャラリーでパーティをしていただき、社長さんが次々とチヂミを焼いてくださって、社長さんのお友達のお医者さんと、副社長さんのご主人もみえて、にぎやかに中華料理を食べました。マッコリも美味しかったです。
なんだかストッパーがはずれてしまって、毎日美味しい物を食べまくり、日に日に明らかにムクムクとむくんでいて、帰国後に体重計に乗るのが怖いです。

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