牛はでかいな大きいな~

牛を甘く見ていた。でかい。。。
今日からカウパレードのペイント作業がはじまった。
実物大の牛の像の色塗りを自宅でやるのはまず無理なので、お台場のフジテレビの裏のほうにある広い倉庫で、みんなで一緒に作業するのだ。
うす暗い倉庫に真っ白な牛がずらりと並んだシュールな光景。
倉庫自体も、アメリカと千葉をかけあわせたみたいな風景の中にぽっかりと建っている。まわりをコンテナトラックがぶんぶん走っている。なんでもかんでもとにかく大きい。

わたしは田舎育ちだから家の近所に牛小屋もあったけど、至近距離で牛に接したのは、小学校2年か3年のときに、遠足で行ったマザー牧場で牛の乳しぼり体験をしたときくらい。
そのときも大きいなあと思った記憶はあるが、わたし自身も小さかったから、実際はもう少し小さめなのかなと思ってた。しかし、、、

目の前にした実物大の牛像は、子どものころの記憶通りの巨大さだった。
ぎゃふん。こりゃたいへんなことになった。下描きだけで1日かかっちゃったよー。

わたしはまわりに人がいる状態で絵を描くのは平気なのだが、もう一つ心配だったのは、いつもと絵の具がちがうこと。
わたしはふだん絵の具で描くときはターナーのアクリルガッシュを使っているのだが、今回は、リキテックスが使い放題なのだ。

使い慣れた絵の具を持ち込んでもかまわないということだったけど、願ってもない機会なのでリキテックスを使ってみることにした。
リキテックスは超有名な画材なのだが、わたしは少ししか持ってないし、絵の具って最初に色を揃えるのがたいへんだから、なかなかふだんと別のを試す機会はない。
それにいつも使っている絵の具なら、混ぜたり重ねたりしたときの効果が予測できるけど、絵の具が違うと、その部分でまず試行錯誤しなくてはならない。
でも、今日下絵を描いたかんじだと、まずまず大丈夫そうかな…。
ただちょっと匂いでラリった。