トリックスター

いろいろと差し迫ってきて、遊んでる場合じゃないのだが、、、

友人Bちゃんと、インペリアル・アイス・スターズ公演「眠れる森の美女」を見てきた。
バレエの演目をスケートでやっちゃおうなんて、ロシア人って、繊細なんだか雑なんだか。

厚生年金会館のステージ上に、ほんものの氷のリンクを張ってたので、前から5列目の席だったのだけど、けっこう冷気がきた。
衣裳とか装置とか照明とかにはもう少し頑張ってほしいところだったが、あのせまいリンクで、デススパイラルとかスロウジャンプとかもやっていた。
ちょうど目線の高さがリンクと同じだったので、首が疲れたけど迫力はあった。

でも日本の観客もこのごろは目が肥えちゃって、ちょっとやそっとじゃ驚かないので、前半は拍手もまばらで寒々としてたけど、後半はなかなか楽しかった。

カタラビュート役(なのにほぼ主役)のイリヤ・クリムキンひとりがずば抜けてうまくて、まさに水を得た魚のよう。トリックスターの本領発揮で、やっぱりいい味だしてた。
カーテンコールでトリプルアクセル跳んでくれるかと期待してたのにな~、千秋楽だったし。
うっかりプログラムにサインまでもらっちゃった(だってサイン会やってんだもん)。Bちゃんはまた今度もフィギュアの世界選手権を見に行く予定だそうだ。すごいな…。

で、バンクーバー五輪に行かない?と誘われた。
そんな先のことわかんないよ~、行きたいけどさー。

終演後、新宿御苑に行って、芝生にごろんと寝転んで空を眺めた。屋根のないところで寝転ぶのは久しぶり。雲ひとつない夕暮れの不思議な色の空に、ほんとにすいこまれてしまいそうだった。