山と山のあいだ

昨日は、部屋を片付けたり、たまってたメールの返信をしたりしてから、お店で販売するための、小さいお人形(限定20個)を生産。
大きいと売れないことを(やっと)理解したので、今回のはヤクルトくらいの大きさにしてみました。

きょうの昼すぎに例によって大あわてで仕上げて、それを運んで越谷へ。もう疲れてしまって、埼京線で立ってつり革につかまってたんだけど、目の前の席が空いても、そこに座るために動くのが億劫、というありさま。
でもお店に着けばそれなりに気力も出てきて、無理しないように作業した。

じつは、お店が入ってるデパート自体が1月末で閉店なので、この土日から閉店セールがはじまり、お客さんもだいぶ増えた。
お店の商品も増えてきていて、壁にもいろいろベタベタと貼られてるので、もう描き直そうにもどうしようもなくなってる部分もある。

きょうは編集者のAさんがわざわざ遠くまで出かけてきてくださった。
それでお茶しながら、絵本の企画についていろいろ相談したのだけど、なんだか話がかみ合わず、すぐ話がそれてしまう(わたしがそらしてる)。

Aさんはプロットについて話してるのに、わたしはずーっと、ディテールのことばかりを話してた。
「なんかこう、、、キラキラとか、ワクワクとか、、、」だめだなこりゃわたしは興味がないことにはまったく頭が働かない。
ストーリーになったものを読めばいろいろ言えるんだけど、プロットってなんのことだかいまいちわからないし、それだけ聞いても面白いんだかつまらないんだか、とんと判断がつかない。
わたしの頭の構造は微分方式だから、全体的なことはよくわからんのだ。で、Aさんには、わたしがなにをわかってないかがわからなかったのだった。
でも根気よく順番に説明してくれたので、最後のほうになってやっと、話がかみあわない理由だけはわかった。

ふだん編集者と打ち合わせのときはなにを話してるんですかと聞かれ、よく考えてみたけど、、、名刺交換して納期を聞いて、あとは雑談だけだなあ。挿絵にしても装幀にしても、プロットについて話す必要はたぶんないし。
だいたいいつも岩清水さんの好きなように描いてくださいって言われてるし。
ああっ、でも単にわたしが話を聞けてないだけって可能性もあるなあ。

来週はもうひと山。それを越せば、年末進行も少し落ちつくかな。
昨日ひと山越えて、次の山越えの間に「越谷」で壁塗りって、、、面白くないですか?