有言実行

あけましておめでとうございます。

いきなりですが、わたしの今年の目標は、社交辞令を言わないこと。
というか、言ったことは全部責任を持って実行したい。

よろしくお願いしますと言ったらよろしくお願いするし、お世話になっておりますと言ったらしっかりお世話になる。

つまり、言った相手も巻き込むかたちになるんだけど。反対に、お世話になっておりますと言われたら、わたしもきっちりお世話するし、相手の言ったことも全部真に受ける構えですので、そこのとこよろしくお願いします。

今度飲みに行きたいねといったら飲みに行くんだし、今度いっしょに仕事しましょうと言われたら仕事するんだ、なにがなんでも。
なのでわたしにうかつなことを言わないように気をつけてください。

せっかく自由業やってるんだから、やりたいと思ったことはやり遂げないと。
忙しいとかなんとか言ってないで、会いたい人には会って、もっと遊んで、もっと楽しまないといけないなと思ったわけです。

あと、不景気だとか言わない。言霊って、ほんとにあるような気がするから。
それに不景気なんて一個人にはどうにもできないんだから愚痴ったって仕方ないし、そんなこと言ってるヒマがあったらできることからやってったほうがましだと思う。

雑誌とか、新聞とか、たくさん廃刊になっているけど、人間が、絵や文章をまったく書かなくなることはないだろうし、伝統芸能やら骨董やら音楽やらラジオやら映画やら、古いもの好きは確実にいるし、出版物の良さは絶対にあるのだから、完全になくなるということはないはずだ。

わたしは、挿絵というのは、小説とすごく相性がいいんだと思う。
小説を映像化したらそれは別の作品だけど、小説に挿絵がついていても、挿絵の面積と文字の面積では文字のほうがずっと多いんだから、小説は小説のままだ。
だから挿絵はなくならないと思うけど、生き残るのはやっぱり質のいいものなんだろうか。

出版物がすごく少なくなっても、そこでずっとやって行きたい人はやって行けばいいし、ほかの可能性を探したい人は探して行けばいいし、絵そのものは洞窟の壁にだって描けるんだから、怖いことなんてなにもないと思う。