投稿者「anokonotomodachi」のアーカイブ

クロージング

もうクロージングパーティの日になってしまった。

早起きして作った、恒例のおにぎり、ぎゅうぎゅう詰め。
今回のは可愛くできた。前回は時間がなくて鼻の穴を省いたらイマイチだった。鼻の穴は大事!
おにぎり握るのは前回の個展以来だから2年ぶりだ。千葉県産新米使用(8月には稲刈りするので、先月の台風が来る前に収穫されたお米)。

今回の個展は、予定を変更したり、いろいろあったけど、来てくださったみなさん、どうもありがとうございました。

このあと撤収を手伝っていただきました!感謝感謝。

銭湯コンプリート

きょうは元々休廊日だったが、12日の振り替えでギャラリーをオープンした。
帰りは銭湯へ。凝りに凝った体を癒しに。。。
アートラボトーキョーの近所には銭湯が三つあって、個展のたび、会期中に銭湯に行くのがひそかな楽しみ。
きょう行った「帝国湯」は、外観はビルだけど、のれんをくぐると番台もあって昭和風情たっぷり。お湯がすごく熱くて、長く浸かってはいられなかったけど、おかげでしゃっきりすっきりして、帰りの電車もゆったりと優しい気分で乗れた。

アートラボトーキョーでの個展は今回で4回目、浅草橋に移ってからは3回目。2016年の時は「弁天湯」、2017年は「鶴の湯」。浅草橋の銭湯は今回でコンプリート!
(ちなみに去年のソウル個展のときもお風呂屋さんでアカスリしてもらったんだった)
岩本町にも1軒あるみたいだから、次回があれば行きたいな。

台風一過

アートラボトーキョーは本日13日は通常通り15時〜20時オープン。
時間が遅いので、オープン時間までには電車も動き出した。
台風一過でよく晴れたけど、さすがにお客さんは少ない。。。そりゃそうだ。
ギャラリーめぐりほど、不要不急の用事もないもんね。
昨日ずっとソワソワしていたせいか、何もしてないのに疲れた。

台風の間に、完成度が低かった作品の手直しする時間ができたので、良かったと思っておこう。

台風19号

巨大な台風が来た。
前回の教訓で、ビオトープは室内に移動させた。
計画運休で電車も止まった。先月の台風15号被害の追い打ちになるかと心配だったが、運よく千葉はそんなに大きな被害はなかった。
ギャラリーのある東京のほうが大変で、なにしろビルのすぐそばを神田川が流れている。
わたしの絵は壁に掛けてあるから一応安心。インスタレーションは浸水したらダメになっちゃうけど、材料はレジ袋なので、シモジマで調達してまた作りなおせばいい。
でも、倉庫に保管されているという、他の作家さんの作品(サイズが大きくて動かせない)は心配で、菅間さんがギャラリーで待機していた。ときどき菅間さんがFacebookで川の様子をレポートしているのを見ると、かなり増水しているようでハラハラしたが、結局、地下放水路に水を流し込んだおかげで浸水は起きなかった。
そんなすごい施設があるとは、やっぱり東京って特別なんだな。。。あのレベルの雨が降ったら、他の地域だったら大水害だ。

休廊について

台風のため、明日12日はアートラボトーキョーは休廊、
その代わり、元々お休みだった15日火曜日は営業ということにしていただいた。
ギャラリーに感謝。

明日休みになったからとりあえずゆっくりカレーでも煮込むか。。。

それに、作品の手直しもできる。。。

絵本、校了

初の絵本『こんにちは!マトリョーシカ』が12月に偕成社から発売になります。今日、ギャラリーに編集さんが来てくださって、無事校了しました。

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それにしても、台風が心配で、ソワソワ落ち着かない。口を開けばその話題ばかり。これまで東京に直撃することは少なかったから、こんなに事前に大騒ぎした記憶がない。
12日のレセプションは台風の影響が心配されるため、ギャラリーと相談して、個展最終日の19日に延期することになった。
また12日に電車が運休になった場合は、ギャラリーも休廊に。
こればかりはどうしようもない。

ホテイアオイの花

小水槽に浮かべていたホテイアオイに花が咲いた。
もう秋だし、土に植えないと咲かないらしい、とネットで書かれていたのを見ていたので、今年はもうあきらめてたんだけど。
グリーンウォーターの栄養おそるべし。角タライのほうが日当たりが良くて葉っぱの増殖スピードも半端なかったのに。
今年はまだ暑いからってのもあるのかなー。
まあそんなにキレイな花じゃないけど、睡蓮が咲かなかったから、ちょっと嬉しい。
睡蓮もグリーンウォーターで栽培したら咲くだろうか?

個展のお知らせ

10/8~19まで、アートラボトーキョーで個展します。
去年の個展はソウルのみだったので、東京での個展は2年ぶりになります。今回は、ソウル個展で発表した、お店のシリーズを発展させます。

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岩清水さやか個展 ANOKO MALL あの子モール秋葉原

2019.10.8(火)~19(土)
15:00~20:00(最終日は18:00まで)15日(火)休廊
レセプション・パーティー 12日(土)17:00~

コンビニ・スーパー・カフェ・ハンバーガー屋・ドラッグストア・などなど…
世界中のどこにでもありそうなお店をたくさんあつめたら、 世界中のどこにでもありそうなショッピングモールになりました。

12日は、台風のため、ギャラリーは休廊となりました。
12日に予定していたレセプションは、個展最終日の19日に延期と決定しました。
そのかわり元々休廊日だった15(火)はオープンとなります。15日はわたしも在廊します。
 
クロージングパーティ
19(土)17:00〜です。お待ちしております。
 

【在廊予定】
8日(火) 終日在廊します
9日(水) 未定
10日(木) 18時ころ〜 在廊します
11日(金) 不在
12日(土) 台風のため、休廊
13日(日) 終日在廊します
14日(月) 終日在廊します
15日(火) 終日在廊します
16日(水) 終日在廊します
17日(木) 18時ころ〜 在廊します
18日(金) 不在
19日(土) 終日在廊します(クロージングパーティ)

DMハガキに誤植がありました。最終日は19日土曜日までです。

Art Lab TOKYO
東京都台東区浅草橋4-5-2第2片桐ビル1F
TEL 03-5839-2985 https://artlab-tokyo.com/
山手線・京浜東北線・総武線 秋葉原駅昭和通り口から徒歩8分
東京メトロ日比谷線 秋葉原駅1番出口から徒歩8分
JR総武線 浅草橋駅西口から徒歩5分
都営地下鉄浅草線 浅草橋駅A3出口から徒歩8分

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千葉市に引っ越して4年。千葉はイオンの本拠地です。
イオンモールには、都会のような刺激はないけれど、ひととおりのものは揃っている安心感があります。
地方都市のロードサイドは、全国どこにでもあるようなチェーン店ばかり。人と違っていたい都会の人から見れば、せっかくの独自色を捨てて同化していくことはもったいないことのように思えるでしょう。
でも、こういうお店がたくさんあるということは、みんな同じでありたいという願いを持った人がたくさんいるからだと思います。
均質化された便利さ、安心感はとても魅力的。便利さと安心によって統一される世界。
アートとかやってると忘れてしまいがちだけど、これも現代のひとつの姿です。
とはいえ、同じになりたくても、気候風土や住む人が違えば、まったく同じにはなれません。表面的には似ていても最後まで抜けないクセのようなものがあって、にじみ出てきてしまう、普通のつもりが普通じゃないものが本当のその地方の独自色なんじゃないかとも思います。
グローバルの中のガラパゴスを探してみてください。

台風

9日月曜日の台風は千葉県に大きな被害をもたらした。
今回はヤバそうだと思い、水の汲み置きなどはしていたが、千葉市内の自宅は大きな被害はなかった。アパートのフェンスが倒れたり、隣の公園の木が倒れたりして驚いたが、電気も水道も止まらなかったので楽観していた。
しかし時間が経つにつれ、他の地域の被害はそんなものではなかったということがわかってきた。外房の実家も、停電などはなかったものの屋根とアンテナが壊れ、市内の信号機は消え、スーパーも閉店していると聞いてびっくりした。実家の地域の停電件数は2、3日経ってから急に増えた(東電が把握することができてなかったということだ)。屋根にビニールシートをかけた実家の写真は痛々しかった。
距離がそれほど離れていなくても被害状況が全く違っていて、同じ千葉県内に住んでいるのに、状況が伝わってこない。停電で携帯の電波が止まってしまった地域もあるそうだ。もしも実家がそうなっていたとしたら、どうすることもできないだろう。とりあえず電車が動くようになったら、さっさと逃げてきて欲しいと思う。
それにしても千葉市長のツイッターの発信はすごかった。一番情報が速い。被災ゴミの出し方とか、必要な情報がすぐ伝わって来た。

ベランダのビオトープは室内に移動できず、仕方ないので、水を減らして増水対策をしていたが、雨の後には、タライの淵まで雨水が溜まっていた。
また水を減らし、飛んできたゴミ(剥がれた塗料?や木の葉)を取り除いたが、ホテイアオイが爆殖しすぎて魚の様子は見えなかった。今思うとこれがよくなかった。
木曜日に餌やりしたときに食いつきが悪いなあと思っていたが、土曜日にはほとんど姿を見せなくなった。おかしいと思ってホテイアオイを避けると、メダカが数匹いなくなっていた。生き残ったメダカもじっとして動かない。
最近掃除をさぼり気味で水質が悪くなっていたのか、増水したときに流されてしまったのか、雨で水質が変わってしまったのか、台風の後の異常な暑さのせいなのか、はたまたホテイアオイが増えすぎて酸欠になったのか。。。かわいそうなことをしてしまった。
急いで水換えをして、ホテイアオイ(花は咲かないようだ)を間引いて(バケツ一杯分あった)水面が見えるようにした。
残ったメダカたちはまた泳ぎだし、すこしだけ落ち着いた。
室内に避難させていた小水槽の稚魚たちが変わらず元気なのが救い。

『あなたのゼイ肉、落とします』韓国語版

装幀イラストを担当した、垣谷美雨さんの小説『あなたのゼイ肉、落とします』が韓国で出版されることになり、韓国語版の見本が届きました。
わたしはソウルで個展をさせていただいたりもしていますし、ご縁があるようです。

並べてみると、けっこう違いがあって面白いです。
まず、韓国語版だと文章が横書きなので、左開きになっています(日本語版は右開き)。
韓国語も縦書きなのかと思いこんでいたので驚いてしまいました。
開く向きが逆だと、イラストの向きも変えたくなる場合があります。じつはそれでひと騒動あったのですが、結局は元の向きのまま使っていただきました。

韓国語版は発色もだいぶ赤みがかっています(デジタルでのやり取りのみだったので仕方がないのですが)。でも、わたしは色は絵の中でバランスがとれていればいいという考えなので、あまり気にならないし、これはこれで可愛いなと思っています。

くらべながら眺めてると、なんとなく、韓国語が読めるような気がする。。。笑

夏休みの1冊

8/11の読売新聞、読書委員が選ぶ「夏休みの1冊」のコーナーに掲載された挿絵です。
テーマは「語り合いたくなる本」。
帰郷のおり、旧友・知人らと話の肴に語り合えるような本をイメージして、というご依頼でした。そんな素敵で知的なシチュエーション、現実にあるんだろうか?

最初は、久々に帰省した人たちが、地元の旧友(高校の文芸部の同期)が経営してるバーで語り合っている(会話には入らずに脇でギターかなんか爪弾いてる友人もいる。そいつは文芸部時代はもっぱらイラストを描いていた)という絵を想像したのですが、それだと田舎の景色を描き込めないので「帰郷」の感じを表現するのがむずかしい。
考えたあげく、地元の友人の家に集っている、または古民家風の料理屋の座敷で同窓会している、というイメージでまとめました。

話の肴は「本」なので、必ずしもお酒を描き込む必要はないのだけど、でもこういうときってやっぱり飲んでるような気がするなあ。

(去年も同じコーナーに挿絵を描いていて、テーマは「旅行かばんに、この1冊」でした。→夏の1冊

ホテイアオイ爆殖

お盆も過ぎ、そろそろ暑さもひと段落だろうか。
個展の準備をしている。夏は絵の具が速く乾くのはいいんだけど、暑すぎると買い出しひとつするのも難儀なので早く涼しくなってほしい。

ホテイアオイは巨大化し子株もいっぱい増えてタライてんこ盛りになった。睡蓮はすっかり隠れ、メダカ(いまはタライの中に11匹ほどいるはず)の姿もよく見えなくなってしまった。ツヤツヤした葉っぱはきれいだけど、餌やりしづらいので少し間引きたい。でも一時のあの弱り果てた姿を思い出すとなかなかできない。早く花が咲いてくれるといいんだけどなー。

原田治展「かわいい」の発見/ボローニャ国際絵本原画展ほか

猛暑の中、世田谷文学館(前に住んでた家の近所だけど、だいぶ景色が変わった)の原田治展へ。言わずと知れたイラストレーション界のレジェンド。イラストレーションと出版文化がおしゃれの最先端で、最も輝いていた時代の熱狂の中心。まだCGがないから全部手描きで、現代のような凝り過ぎた感じはなく、若さと明るさと楽しさとスピード感がある。そしてものすごい仕事量。イラストレーションは拡散するものだから、田舎の小学生だったわたしのところにも、その空気感の断片は伝わっていた。子供にとっては、それがあたりまえに存在するもののように感じられた。
「かわいい」の発見、という切り口からの展示は、現代から振り返っての評価なのだろうと思うが、確かにわたしたちは無意識的にそのなかで育ってきたし、日本のかわいい文化に与えた影響ははかり知れない。

それからリニューアルオープンした板橋区立美術館の、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展へ。チケットをもらったので。出品作の8割くらいはデジタル作品という印象。こういう展覧会だといつも思うけど、いろんな国の作家さんの作品が並ぶなかで、日本人作家の絵ってすぐに日本のだとわかる。なんでだろう?やっぱりなんとなくかわいいからだろうか。日本はイラストレーションもガラパゴスなんだよなあ。
欧米の作家も、日本や東洋の影響を受けているものが目に付いた。
帰り道、コンビニで白熊アイスを買って歩きながら食べてたら、あっというまに溶けて手がベッタベタになった。暑すぎ。笑

それから、アートラボトーキョーのわらおびびし展/ケビン・ジョーンズ展へ。わらおびびしさんがちょうど在廊されていたので、技法について根掘り葉掘り質問した。彼はステンシルとエアブラシを駆使して制作している。エアブラシといえば超絶技巧のスーパーリアリズムで、とくにCGが出てきてからは時代遅れのイメージがある。でもアラサーくらいの人にはそういう先入観はないらしい。グラデーションよりもステンシルによるベタ塗りを中心にして、CGも併用しつつ、現代にあわせて技術を復活させ、さらに手作業の温かみや不安定さも利用しているのがとても面白い。そもそもなんでエアブラシに出会ったのか聞いたら、高校の美術部の先生が使っていたんだとか。なるほどそういうところにエアブラシ技術は残っているのか。。。

ケビンさんのほうは2m四方くらいありそうな特大のコラージュ作品で、なんだかよくわからないけどかっこよかった。作品を巻いて手荷物として運んできたそうだ。こんな長いもん飛行機に載せられるの?思ったら、釣り道具なら長くても大丈夫なんだそうだ。そんな方法があったとは!