お出かけ」カテゴリーアーカイブ

鳥居清長

きょうは母とデートで、千葉市美術館「鳥居清長 江戸のヴィーナス誕生」に行った。
わたしは元・千葉県民だし、千葉市美術館はお気に入りなので、ちょくちょく行く。
いつも思うけど千葉市美術館はほんとに美術好きな人がていねいに企画してる感じがする。
それにわたしは清長が大好き。ものすごいたくさん展示されていて幸せだ。

あれだけいっぱい描いてたら、そりゃあ画風もどんどん変わっていくだろう。
清長は、やっぱり冬の絵より、夏の絵がいい。黄色とか黄緑色の印象が強いせいだろうか。
夏が好きだったんだろうなあと思う。
なんだろうな、ああいう明るさって、たしかに存在していて、ああわかるって思うんだけど、ちゃんと表現されたものは、なかなかほかでは見かけないような気がする。

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千葉市美術館、来年の1月から待望の「日本の版画」展をやるそうな!
こんどは1941-1950年。いやー楽しみだ!!
しかも同時に展示するのが「芳年・芳幾の錦絵新聞」。ひゃああ…なにがなんでも行かねば!

ラクーア

きょうはラクーアに行った。 東京ドームの横っちょにある温泉。
温泉地までの移動がおっくうなわたしには最適だ。
ふらりとひとりで行って、誰に気をつかうこともなくひたすらダラダラするのが良い。
低温サウナでボケボケしすぎて、帰るころには疲れきっていた。
今度都心で飲んでて終電のがしたらラクーアに行こう、と思った。

展示ということ

二日続けてお出かけだ。しかも青梅まで。遠かったー。

『アレぢごく』~青いオープンカーに壷がはねられればいいんじゃない?~ というのを見る。(青梅織物工業共同組合敷地内 BOX KI-O-KU、SAKURA FACTORY/ART SPACE petal fugal)
現代アートの作家さん10名による展示。
タイトルのセンスとかから「美大っぽいノリだったら嫌かも」と懸念していたが、楽しめた。わたしは、他人の作品はわからないものだと思うので作品についてあれこれ言うつもりはないが、今日はたまたま「面白い展覧会とはどんなものか?」という内容のシンポジウムもやっていた。
こういう催しはアートの方ではよくあるらしいんだけど、わたしにはもの珍しく、興味深かった。イラストとアートとは地続きだし、やっぱり、同年代の作家さんとは、置かれた状況も抱えてる問題も似たようなところがあるようなのだ。

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シンポジウムのパネリストは展覧会を企画したり評論したりする側の人が多く、既成概念を打ち破ることが出来ていれば、作品そのものはいらないという発言もあった。
知的刺激を追求していけばそうなるだろう。結局は言葉の世界だということだろうか。

でも、その考え方には、作品の持つ雰囲気なり情感なり「よくわからないもの」が抜け落ちている。解説文を一所懸命に書こうとしても、絶対に書きあらわせないもの。そういうものを表現しようとしているのは、ちゃんと伝わってたと思うんだけどなあ。

そんなこむずかしいことを考えずストレートに情感とかを追求できるのがイラストレーションの良い点だ。イラストレーションとは、作品の「華」とか「魅力」に特化したものと言えるかも知れない。そうやって出てきたイメージが一気に理屈をとび越えることだってある。

現代アートだって、人の心を動かす何かがなければならないと思うのだけど違うのかな?
作家は、作ることによって考えることができる。でも、考えるためだけに作っているのだろうか?アートであれイラストであれ作品を作ることに理由などなく、そうとしかできないから作るのだ。
ようするに自然物と同じなので、作品はいらないと言われても、できてしまったものは仕方がない。できの悪いものは淘汰されていくだけだ。

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作家さんの口からエンターテイメントって言葉が出たのにはちょっと驚いた。まあ気になるよね…。

でも、近所のおばあちゃんが現代アートを見て理解できないのは当然で、たいていの人は、知的刺激を受けたいのではなく、感情を揺さぶられたいのだ。
しかし、大きいとか寒いとか眩しいとか、ほんのささいなことでも、動く時には心は動くものだし、美術の教育を受けてないから現代アートを見ても心が動かないなんてはずはない。
つまり現代アートはわからないものだという思い込み(=既成概念)が厄介なんだろう。

でも、知識を持たない人の勘は意外に鋭かったりして、けっして侮れないものだ。
自己アピールの得手不得手や、メディアの情報による偏りはどうしようもなくあるが、大勢の人が支持するものには、やはりそれなりに良い部分があるのではないか。

感情ってそれくらい重要なものなんだと思う。感情を揺さぶられる気持ちよさってある。

そもそも、教育なんか受けなくたって、必要だったら人は自分で学習できるものだ。
読み書きができれば、ある考え方に巡り会うことも、必要かどうかを判断することもできる。

既成概念から解放される自由は素晴らしいけど、不自由なままでいたい人もたくさんいる。
アートが必要な人と必要でない人がいること自体はどうすることもできない。
その人にとってその時に必要でなければ、面白いことに出会っても気がつかない。理解する人は理解するし、理解しない人は理解しないというだけのことだ。
それに、理解できたと思っていても、本当に理解してるかなんて誰にもわからない。だから作る者は歩み寄らなくていいし、見る者は卑屈にならなくていい。

エンターテイメントってその人の資質の問題なのではないかと思う。
無理なものは無理。エンターテイメントのために努力できるならそれもまた資質だし。
(それにしても、理解するってどういうことだろう。理解したいという気持ちはなんだろう。世界中のものを見尽くし、理解し尽くそうとしても不可能なのに。)

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アートはある場所に展示することが前提だし、展示することが作品そのものになっていることもある。(今回の会場は古い織物工場を利用していて、空間自体が面白かった。)
アート(=試みること)において、展示法または企画は命のようなものだろうし、アートの作家さんの関心はそこに向かいやすいようだ。

イラストレーターが売り込みに知恵をしぼるように、アーティストは企画に頭を悩ませるわけだ。(はっきり言って、イラストレーターにとっては、展示も売り込みの一環のようなものだし、イラストレーター同士で集まって話をすると、作品がどうこうというより、どうしたら売れるかとか、ギャラがどうとか、ケチくさい話になりがちで、役にはたつけど正直つまらなかったりする。)

実際に、展覧会などに行って良かったと思えるのは企画が面白いときだったりする。
企画がつまらないと、いくら質の良い作品が飾られていてもすべて台なしになってしまう。
そういう意味でも、作品と企画とは完全に分離はできないけれど本来は別のものだと思う。

じつは、作品そのものには社会性も(あってもいいけど)必要ではないんじゃないかと思う。
プレゼンによってようやく現実的な社会やお金とからむのだと思う。

作品自体にも展示にもそれぞれ意味があると考えなければグループ展って難しくないかな。
これはイラスト描きにとっては明白なことのように思うが、アートは複雑だな。

今日のシンポジウムではそこらへんがとっちらかってる感じがした。ここをあいまいにしているとせっかく人数があつまってもゆるいくくりしかできない。
グループ展と個展だったら個展の方が面白いという話も出ていたが、そりゃあそうなるだろう。
でも現代アートのグループ展って、企画いかんによってはものすごい可能性がありそうな感じはする。

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イラストレーションは、はじめから社会的なもので、発注を受けて描くという制約、印刷等で頒布されるという制約があるが、展示したくなかったらしなくても良いという点では、非常に自由でもある。(そのかわり、量や質感や大きさやなにかで圧倒することは難しい。)
アート系の学校を出ている人は、慣れてるのか、さも当然のように作品を展示するけれど、作品を作ることと展示することは、わたしにとっては全然別のことだ。
展示するために作品をつくるのってしんどい…。

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で、なにが言いたかったかというと、グループ展の準備が進まないよー、ということと、わたしはイラストレーターでいいや、ということ。
とはいえ、わたしもここのところ企画力の必要性はちょっと感じているのだ。
展示うんぬんとは別の次元で、今までちょっと受け身すぎたかなあと。
あー理屈こねすぎたかな。頭でっかちかな。どうも失礼しました。

失神

新宿二丁目・タイニイアリスで、げんこつ団公演「失神」を観た。
げんこつ団は学生のころから好きな劇団で、久々にタイニイアリスでやるというので観に行った。
面白かったー。なんかパワーアップしたような。
かなりヤバいネタもあったけど(まあ、ヤバいといえば全部ヤバい)。
ハゲヅラおやじ軍団の映像が少なめでちょっと残念(笑)。

ソフトボール

今日は、女子ソフトボール1部リーグの試合を観に行った。
(戸田中央総合病院 vs 豊田自動織機、レオパレス21 vs 靜甲、江戸川球場)
元実業団選手とお友達になったので、こんな良い機会はなかなかないので、お願いして連れて行ってもらった。
投手ごとの攻略法やら濃いめの裏情報なんかも小耳にはさみつつ楽しく観戦。
選手たちは平均年齢が20代前半で、黒髪ショートカットが基本らしく、ほんとに可愛い。
オリンピックのとき以外もたくさんの選手がこうしてがんばっているんだなあ。
体型的にけっこう親近感がわく。

ジャパニーズ・ポルノ・スター

前川さんのお弟子さんの中の出世頭、吉岡睦雄さんが、なにかの映画賞を受賞されたとのことで、そのお祝い会。今度ドイツの映画祭に行くのだとか。すばらしい。
あちらに行っちゃえば、ピンク映画もメジャー映画もアニメも、日本文化として同列扱いなのだそうだ。おお。

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今日の話題。
山手線はカッコいい。
錦糸町はとても便利である。
赤羽はいかに埼玉であるか。
小岩はいかに千葉であるか。
茂原はいかにこりん星であるか。

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あーちょっと抹茶サワー飲み過ぎたな…。

楽しい一日

今日は、先月とは別の着付け教室に体験入学。
前のところは、先生が全部着付けしてくれたけど、今回のところは、帯を結ぶ前まで、自分で着させてもらった。行った順番が逆でなくてよかった。

それから、丸山ゆきさんの展示に行った(恵比寿、GALERIE Malle)。
丸山さんと、ギャラリーの方と、いろいろお話できた。ギャラリーの雰囲気と、絵と、ぴったりで、とても温かい感じだった。

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そのあと、友人Rと、古奈屋でカレーうどん。
某メーカー勤務の友人Rおすすめの電子辞書(高校生向けモデル)を社販価格でお買い上げ。
わたしの英語力は中学レベルだから、使いこなせるかどうかわからないけど、山川の世界史小辞典やなんかも入ってて、けっこう遊べる。
でも百科事典に、「曙太郎」「イチロー」「高橋尚子」「中田英寿」は載ってたのに、「谷亮子」が載ってないのはどうなんだろう???
もしかしたら世界的には柔道ってそういう位置づけなのかもしれないが、日本語の百科事典なんだから載せてほしいなあ。
べつにそんなにヤワラちゃんについて調べたいわけでもないんだけど、ヤワラちゃんはわたしのなかでは好き嫌いを超えてすでに殿堂入り(?)しているので。

線かあ…

浅妻健司さんの展示におじゃました(HBギャラリー)。
ちょうどご本人がいらっしゃっていたので、独特の線の描き方のひみつなどを伺うことができて面白かった。
うーん、いろんなやりかたがあるもんだなあ。

いろいろ

またDRIFFSHOESのライブ(渋谷WASTED TIME)。
今日はドラムが入ってハイテンションな感じだった。
ピアノ弾き語りの小林未郁さん、すてきだった。

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で、帰宅して、押し入れからテレビを掘り出して配線して、なでしこジャパンの試合(女子W杯予選プレーオフ第2戦、対メキシコ代表)を見た。
岩清水同好会で、なでしこジャパンを応援することになったので…。ワールドカップ出場が決まってよかったよかった。

大切なこと

渋谷Wasted Timeのオーナーさんのバースデーパーティにドリフシューズも出演、ということで遊びに行った。わたしもそろそろやっと曲をおぼえてきた。
トリで演奏した日比康造さんに、なんでだかピックをもらってしまった。
…よくわからんが青春って感じだ。
しかし誕生日ってやっぱり大切なものなのかなとか考えてちゃいけないな。
なんだか楽しそうだったなあ。

ブラティスラヴァ世界絵本原画展

テルコさんと、ブラティスラヴァ世界絵本原画展(三鷹市美術ギャラリー)に行った。
わたしは絵本を作ったことはなく、作るだけでもすごいなーという感じで、絵本界のことはとんとわからないけれど、たいへん見応えがあった。
原画もよかったけどやっぱり絵本は印刷されて製本されたもののほうが断然すてき。
素晴らしいものを見ることは、ほんとに素晴らしいことだ。

わたしが子供のときに読んでいたら一番はまったと思われるのは、青山邦彦さんの「ドワーフじいさんのいえづくり」。あと、なりたさとこさんの「かかしごん」もよかったなあ。***

こうしていろんな国の作品を見くらべて思うことは、絵のよしあしに関係なく、絵にも、それぞれの文化(言語?)ごとの文法のようなものがあるということ。
絵だから、言葉がなくても通じるかっていうと、必ずしもそうではない。(絵本はとくに言葉の力が大きいからというのも当然あるけど)

日本人が描いた絵本を日本人が見れば、言葉抜きでもけっこうわかると思うが、外国人が見た場合に、同じようにわかるとは思えない。逆もまた然り。
これは批判してるのではなく、むしろ感動しているのです。面白いなあと。

バイオリズム

鯰江光二さんの個展におじゃました(ギャラリーハウスMAYA)。
絵ももちろん素敵だけど、とにかく作品数が多いのに圧倒された。驚異的。

その後、イラストエージェントのクリ8さん主催の、グループ展(6/19~24)の説明会に参加。
ほとんど初対面のイラストレーターさんばっかりだったが、楽しみだ。

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自他ともに認めるひきこもりのわたしではあるが、今年は春の訪れとともに、4年に一度の「お友達ふやそうモード」に突入した。
過去を振り返ると、’91年(高校入学)、’95年(大学入学)、’99年(ノストラダムス)、’03年(独立)、そして今年と、はっきりと4年周期でテンションが高くなるバイオリズムがあるのだ。

この年にがんばりすぎると、躁状態みたいになって、後でどーんと落ち込むので気をつけなければならないが、なんにせよ、今年のわたしはいつもとはちょっと違うぜ。

名刺コレクター

用事があって銀座に出たので、伊東屋によってザ・チョイス大賞展を見た。80年代生まれが多いなあ…。そりゃそうだよな…。

それからイラ通展の後期(参加してませんが)のオープニングパーティへ。
イラストレーターの名刺はみんなとっても素敵なので、またたくさん集められてうれしい。 会うたびに違う名刺の方もいるし。

で、2次会へGO!
今日もいろいろと耳寄りなお話を聞けてラッキーだった。

ケーキ、絵、音楽

“Konditorei SPIELEN”の紙袋のイラスト追加のため、ケーキをスケッチに行き、まだお店では出していないという、スフレをいただく。
たいへん不思議な食べもので、とても絵には描けません。

それから、樋上公実子さんの個展に行った(ピンポイントギャラリー)。
偶然なのだけど、わたしは樋上さんのお菓子のイラストが好きで中高生の頃、MOEに載っていたイラストをよく凝視していたものだった。

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それから、前川さんの現ご主人・ムーさんことナカムラテツオさんとそのお仲間の新バンド、DRIFFSHOESのライブ(渋谷WASTED TIME)。
ドリフだから5人組なのかと思っていたら4人組だった。
カッコよくて楽しくてあっという間に終わってしまったが、ブッキングを担当している前川さんはまだまだ不満みたいだった。(前川さんは、長さんの役はムーさんだと言ってたけど、じつは前川さんなのでは…。)
わたしは、すごくよいライブというのを見たことがないのでわからないが、DRIFFSHOESがめざすのはかなり高いとこなのだろう。
これを機にちょっとライブハウス通いでもしてみようかなと思ったり。

お護摩

高校の時の同級生と連れだって、厄払いしてもらいに行った。
川崎大師は妙にうら寂しいような、独特の雰囲気のお寺だ。
まるで馬券売り場みたいな受付で申し込みをしてから、オートマチックに本堂に詰めこまれた。
すごい数の人々が、正座して両手をあわせ、頭を垂れている様子は、おお、これは仏教徒かもな~、という感じ。
参拝客も多かったけど、お坊さんもいっぱいいた。
わたしはスキンヘッド好きなので、ちょっとうれしかったりして。
太鼓にあわせてお経を唱えるのは、なかなか気持ちよさそう。
で、けっこう大きめなお札をもらった。どこに置いたらいいんだ。