お絵描き」カテゴリーアーカイブ

ちょこっとスイーツ

昼からギャラリーへ。
行く途中にプランタン銀座があるので、ついふらりと中に入り、試食バレンタインチョコなどつまみつつ。ベルアメールのが美味しかったなー。やっぱチョコは国産のが好き。
で、きょうは両親が見にきてくれたので、ここぞとばかり、ギャラリーのすぐ近くのアンリ・シャルパンティエでケーキ&お茶。おほほ。

あんまりお洒落なお店すぎて、父は落ちつかなそうだった。
お手洗いが本棚の後ろの隠し部屋になってるのが気に入ってたみたいだけど。

3時すぎから今回の展示に参加したギャラリー合同のパーティに出て、2時間ほどでお開きになった後は、渋谷駅前の大盛堂書店さんへ。
先月からレジ横でポストカードを無料配布していただいてるのに、ぼんやりしていて、まだ顔をだせていなかったのだ。
ほんとにあのポストカードとわたしのお薦め本が並んでいたよ。もうそろそろ次の方にバトンタッチするんじゃないかなと思うので、ご興味のある方はお早めにお立ち寄りくださいませ~。

拡がるLOVE ∞展、はじまりました

きょうから展示はじまりました。今回描いた絵は、わたしけっこう気に入ってます。
これくらい時間かけて描かないとだめなんだな。

2点だけですが、どちらも80cm四方なので、わりと大きいです。
小さいギャラリーなので、全体でも一瞬で見終わってしまうと思いますが、よろしければぜひ遊びにおいでください。

ART & LOVE TOKYO 2010『拡がるLOVE ∞』

2010年2月11日(木)~ 2月16日(火)12:00~19:00 (最終日:17:00まで)
Gallery 銀座一丁目  東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル4F

Aria SHEEP/伊藤行子/岩清水さやか/小野彩香/木村香織/セニョーラしおみ/千葉弘美/寺田 忍/nob/梅花美月/広瀬明日子/船山喜久子/武笠街子/山下捷二/RIXY

ここのビルはすごく古くて、暗いし、エレベーターは手動だし、床は剥がれてるし、3階にずっと住んでいて、つい最近100何歳で亡くなったというおばあさんの部屋がそのまま残されていたり(昔は美容院をやってたそうだ)なんとも壮絶な雰囲気です。

わたしは、いまのところ、明日(金曜日)の夕方17時ころ~19時、日曜日の12時すぎ~15時ころ、月曜日の13時ころ~15時ころ、火曜日の16時半ころ~17時、にはギャラリーに居る予定です。
どうぞよろしくおねがいいたします。

真っ白

さて、そろそろ次のグループ展の準備を始めなきゃね。あと4日しかないのに、例によってまだキャンバスは真っ白。

脱・ワンパターンなるか!?今回は、青を使わないで描きたいと思います。それで、いままでみたいに勢いだけでやっつけるんじゃなく、もっと丁寧に、きちんと描く。そろそろ、ちゃんと格調高い絵が描けるようになってもいい頃なんじゃないかと思う。

終わり良ければすべて良し

夜のあいだに降り積もった雪に、いつもなら大喜びするとこなのだけど、きょうは、「ガールズポップアトリウム」の搬出日。(1/31をもちまして大盛況のうちに閉店しました。ありがとうございました!)なのでちょっと心配した。
でも荷物がアパートに着く夕方までには融けるだろう(アパートの階段を運びあげるのが最大の難関なので、すべると危ない)

昨日は、あのオブジェが再び自宅に戻ってくるということで、場所を確保するため、古い書類や雑誌、洋服などを思い切って捨てることにして、徹夜で部屋を片付けた。
そして、ちょうどラッシュの時間帯に、南越谷へ、オブジェの解体に出かけた。雪の朝のラッシュの電車に乗るなんて最悪。。。
もうラッシュの電車に乗る作法も忘れてしまってるし、ふんばるのが大変だった。

お店につくと、デパート全体が閉店のため、がらんとした異様な雰囲気で、ガールズポップアトリウムも、すでに棚はバラされ品物も箱詰めされていた。
広々としたお店の真ん中に立って、ひとりで、全体をぐるっと見回してみたら、あれれ、この壁画、なんだか思ったより良かったんじゃないの?という気がした。
描いてた間は、どうしても細部が気になって、なんか納得いかなかったんだけど。
こうして見ると、これはこれで面白かったのかも、とけっこう満足してしまった。
あんなにくよくよぐじぐじと考えてたのは一体なんだったんだ(笑)

で、もういちど、ひととおり写真を撮ってから、オブジェの分解作業。
これが思ったより大変で、かなり手間取った。
前に信濃町で展示したときは、軽く接着しただけだったので簡単にバラせたけど、今回は子供も来るし、2ヶ月以上持たせる必要があったので、頑丈にくっつけたのだ。
決められた搬出時間に間に合わせるため、最後は体重をかけて無理矢理はがした。
それでも硬いスチロール製なので変な所が割れたりはしなかった。少し表面の塗装は剥がれたけど、どうせ手直ししたいとも思ってたし、仕方がない。

壁画は、壁に直接描いてしまったので、そのまま、取り壊しを待つことになる。
最後に「ナムナム」と言って壁画に手をあわせ、拝んでから店を出た。

今回は赤帽さんではなく、他の荷物もあわせて2トン車で運ぶので、車に積み込んだ時点でいったん解散して、わたしは秘密の寄り道。

埼玉県立近代美術館で、小村雪岱展を見たの。これはどうしても見ないといけないの。〆切もあるのだけど、きょうしか来られないんだもの。ごめんなさいごめんなさいっっ。

で、15時すぎに帰宅して、無事、オブジェを部屋に運び込んだ。わたしは部屋の中で受け取って並べただけだけど。
前よりもうまく収まったので、そんなにお部屋がせまくなった感じもしない。
これでやっと落ちついた。あのお店は、、、幻だったんじゃなかろうか?
一息ついてから、〆切の仕事に取りかかったのだった。

次回展示は、グループ展『拡がるLOVE ∞』。
Gallery 銀座一丁目にて、来週11日から16日までです。こちらもどうぞよろしくおねがいしまーす!

押し掛け入門

きょうは、大学時代の友人Sちゃんとモツ鍋を食べに行った。
美味しくて、コラーゲンたっぷり。明日はお肌つるつるになるかなあ。
でも明日は家に引きこもって仕事の予定だからもったいないことだ。。。

こんど、Sちゃんに日本画の技法を教えてもらえることになった。
特に知りたいのは、金箔の貼り方。あれはスゴイ。
例のオブジェに金箔貼ったら、ものすごいことになると思いません?
というのはもちろん冗談ですが。そんなことしたら寝室がどっかのお寺の本堂みたいになってしまう。

でも金色ってときどきすごく使ってみたくなるんだよね。印刷で再現しづらいのでお仕事ではなかなか使えない色ではあるけど。

日本画のことはよく知らないので、Sちゃんの作業を見学させてもらったら、知りたいことがもっといろいろ出てくるはず。あんなに緻密な絵がわたしに描けるとは思えないけど。
Sちゃんはいま自宅にアトリエを作るべく大奮闘中なので、それが終わりしだい、押し掛け入門させていただく予定。

半月ぶりの南越谷

きょうは、半年ぶりにあかね書房のEさんにお会いした。
南越谷のお店においでいただきました。ありがとうございます。
またこの秋に「怪ダレ」の続きを出させていただくことが決まったので、とくに打ち合わせというわけでもないけれど、そのお話とか、いろいろ雑談。
それで、わたしは暗闇に人が溶け込んでる絵を描くのが好きなのを思い出した。

わたしは年があけてから一度もお店には顔をだしていなかったし、年末に壁画を仕上げた日は逃げるように帰ってきてしまっていて、店内の写真もまだちゃんと撮ってなかったのでちょうど良かった。
で、半月ぶりに壁画をみたのだったが、うーん、うーーーん、なんだかなあ。
ほんとは筆も用意して行ったのだけど、悩んだあげく、描き足すのはやめた。

ペットロスみたいなもんなのかなとも思うけど、再び落ち込んでしまい、絵って難しいですね、またゼロから出直します、とかなんとかぐだぐだいって、店長さんにからんでるみたいになってしまったのだった。
なぐさめてもらったけど、、、うーん、なさけないなあ。

でもやっぱり、今回の内装は、あのオブジェありきのものだった。全体をひとつの洞窟みたいな空間にすることにはある程度成功したかと思う。
オブジェの隙間を通してむこうの壁を覗く感じとかはなかなか面白くできたが、結局、オブジェがなければ成立しなかったし、壁画はおまけみたいなものだった。

でも、大きな絵を、近づいても、離れても、しかもいろんな角度から、きちんときれいにみせることの難しさ、自分のヘタクソさかげんを思い知ったし、まだ言葉にならないことも含めて、たくさん勉強させていただいた。
しかし、あの絵がどんなふうに受けとめられたのか、あれで方向は間違っていなかったのか、正直まったくわからないでいる。
しょせん壁の絵にしかすぎないから、わたしが意識しすぎてるだけなのだろうけど。

お店自体は、おかげさまで大成功だったようだ。ほとんどは店長さんの力だと思うけど、あの絵が少しでも役に立ってたらいいなあ。
まあ、やることはやったから、そのうちに別の形で答えは見えてくるだろう。

いまは、ひと仕事終わったときに必ず襲ってくる、例のあの気分。
ああこのつぎはいったいなにをどうしたらいいのだろう???

拡がるLOVE ∞

さてさて、つぎの展示のお知らせです。
ふつうのギャラリーで、絵を描いて展示するのは去年の一月以来。
いま、ひさしぶりにキャンバスに地塗りなどしているところです。

ART & LOVE TOKYO 2010『拡がるLOVE ∞』

2010年2月11日(木)~ 2月16日(火)12:00~19:00 (最終日:17:00まで)
Gallery 銀座一丁目  東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル4F

Aria SHEEP/伊藤行子/岩清水さやか/小野彩香/木村香織/セニョーラしおみ/千葉弘美/寺田 忍/nob/梅花美月/広瀬明日子/船山喜久子/武笠街子/山下捷二/RIXY

銀座周辺などのいくつかのギャラリー合同で催されるイベント、「ART & LOVE TOKYO 2010」の一環のグループ展です。
わたしはGallery 銀座一丁目さんで展示をするのは初めてですが、すごく古くて素敵なビル(フランク・ロイド・ライト設計という伝説があるとか)に入っている、コンテンポラリー系のギャラリーです。

つまりイラストじゃないということなんですが。。。
でもイラストも現代人が描いてるかぎり、現代美術の中に含まれると思う。「拡がる」に「拡」っていう字を使うあたりがアートっぽい(変換できなかった)。

今回は、S25号(80.3cm四方)のキャンバスを2枚用意しました。壁画のあとなので小さいような気もしますが、これ実はけっこう大きいかも。
とにかく、きちんと、魅力的な絵を描くのが今回の目標です。
それにしてもLOVEっていったいなんなのでしょうね?
広がるLOVE、集中するLOVE、わたしのLOVE。

まあ、考えすぎても失敗するので、ほどほどに。。。

目黒CLASKAでクラス会

年末に忙しいと、なんでこんなにしてまでお正月に休まなきゃいけないんだって思う。
お正月も働いたほうが、ペース乱さないですむし。まあ、いいんだけどさ。。。

いろいろ雑用がたまっていて、実家に帰ったらいくらでも休めるんだからいいや、と、徹夜明けで、13時半に「クラス会 ワイキキ・フィリアとabc 2009」の会場に入った。
学芸大学駅から10分くらいのところにある、お洒落なホテル「目黒CLASKA」。

ガールズポップアトリウムの流れで参加することになったのだが、この手のイベントは外すと最悪なので、あまり友達は誘わなかった。
でも、バンドの演奏も良かったし、DJ、VJ、雑貨ショップや、ケータリングのお料理、それにわたしを含む数人の絵描き&造形作家の合作によるライブペインティングと、盛りだくさんで、なかなかいい感じのイベントだった。

わたしはもう年内は筆を持ちたくない気持ちでいっぱいで、会場に行く前は嫌で嫌で、もともと丸い顔が寝不足でむくんで、さらにふくれっつらというひどい状況だったので、準備が面倒な絵の具はやめて、オイルパステル(高級なクレヨン)で描くことにした。

クレヨンで描くのなんて小学校以来で、はじめは慣れなくて細かい部分も描きにくかったけど、発色がくっきりしていて強い色が使えるのが新鮮で、生バンドを聴きながら描くのも楽しく、いったん描きはじめてしまうともう本気になってしまった。

ほんとはお客さんにも一緒に描いてもらうという趣旨だったのだが、わたしの受け持ったのが踏み台に乗らないと描けない高いところだったのもあり、お客さんには入り込みづらい状況になってしまったようだった。
せめてスクラッチ用の針でも持参すればよかったなー。
イベントが終わったのは22時。なんとか体力がもってよかった。
気がつくと爪にクレヨンが入りこんで真っ黒になっていた。
こういうイベントとかのときに新しい画材を試すのはいいなと思った。オイルパステルは面白かったけど、匂いが苦手だからふだん使うのは無理だなあ。

ものすごい無力感

大きな絵を描き終えるときはいつもそうなのだけど、ものすごい無力感におそわれる。
寒いし眠いし疲れたし絵は上手く描けないし才能ないし、

悲しい!悲しいよおお!

と、昨晩は、越谷からの帰りの電車の中で叫びだしたいような気持ちであった。
よっぽど今日も続きを描きに行こうかと思ったけど、これ以上やってももう無駄だし、正直いいかげんうんざりしてきたし、もう少し冷静な気持ちになってから、もう一度見に行って、まだ直したいと思ったら、少し修正はするかもしれません。
でもいまのわたしにできるのはここまでです。どうもすみませんでした。

GIRLS POP ATRIUMブログ

きょうは南越谷で壁塗り。もうなにがなんだか。
お店のブログでいろいろ紹介していただいてます。
帰るときになって、きょうでお店がオープンしてちょうど1ヶ月ということに気づいた。

うっそ。。。速過ぎ。。。

作業は、あと少し。年内には仕上げたいと思います。

山と山のあいだ

昨日は、部屋を片付けたり、たまってたメールの返信をしたりしてから、お店で販売するための、小さいお人形(限定20個)を生産。
大きいと売れないことを(やっと)理解したので、今回のはヤクルトくらいの大きさにしてみました。

きょうの昼すぎに例によって大あわてで仕上げて、それを運んで越谷へ。もう疲れてしまって、埼京線で立ってつり革につかまってたんだけど、目の前の席が空いても、そこに座るために動くのが億劫、というありさま。
でもお店に着けばそれなりに気力も出てきて、無理しないように作業した。

じつは、お店が入ってるデパート自体が1月末で閉店なので、この土日から閉店セールがはじまり、お客さんもだいぶ増えた。
お店の商品も増えてきていて、壁にもいろいろベタベタと貼られてるので、もう描き直そうにもどうしようもなくなってる部分もある。

きょうは編集者のAさんがわざわざ遠くまで出かけてきてくださった。
それでお茶しながら、絵本の企画についていろいろ相談したのだけど、なんだか話がかみ合わず、すぐ話がそれてしまう(わたしがそらしてる)。

Aさんはプロットについて話してるのに、わたしはずーっと、ディテールのことばかりを話してた。
「なんかこう、、、キラキラとか、ワクワクとか、、、」だめだなこりゃわたしは興味がないことにはまったく頭が働かない。
ストーリーになったものを読めばいろいろ言えるんだけど、プロットってなんのことだかいまいちわからないし、それだけ聞いても面白いんだかつまらないんだか、とんと判断がつかない。
わたしの頭の構造は微分方式だから、全体的なことはよくわからんのだ。で、Aさんには、わたしがなにをわかってないかがわからなかったのだった。
でも根気よく順番に説明してくれたので、最後のほうになってやっと、話がかみあわない理由だけはわかった。

ふだん編集者と打ち合わせのときはなにを話してるんですかと聞かれ、よく考えてみたけど、、、名刺交換して納期を聞いて、あとは雑談だけだなあ。挿絵にしても装幀にしても、プロットについて話す必要はたぶんないし。
だいたいいつも岩清水さんの好きなように描いてくださいって言われてるし。
ああっ、でも単にわたしが話を聞けてないだけって可能性もあるなあ。

来週はもうひと山。それを越せば、年末進行も少し落ちつくかな。
昨日ひと山越えて、次の山越えの間に「越谷」で壁塗りって、、、面白くないですか?

クラス会 ワイキキ・フィリアとabc 2009

なんかまたきゅうにイベントに顔を出すことになりました。
たぶん壁画描いたお店の打ち上げみたいなものかなと思いますが。。。
一般のお客様も歓迎のようです。年の瀬ですがご興味があればぜひ遊びにおいでくださいませ。

[クラス会 ワイキキ・フィリアとabc 2009]

2009.12.29(Tue)目黒CLASKA
Open / Start 14:30 / 15:00 – End 22:00 Charge(Day Only) : 2000+1drink
Band : ELEKIBASS / HARCO / yucca / The Sweet Onions / エイプリルズ / クノシンジ with ELEKIBASS & ???

DJ : グルーヴあんちゃん / 中村義響(The PEGASUSS)/ TWEE GRRRLS CLUB / muranao
Floor : DJカトリーヌ(Directions)/ 吉田哉人(大盛堂書店)and more…
VJ : 助川誠 / 須藤中也 with 世界のサイガート / onnacodomo
お絵かき : 茉莉枝 / よしいちひろ / KAROGARO / Ra’yka / 国重直子 / 岩清水さやか
アクセサリー & 雑貨:GIRLS POP ATRIUM / KAMIORI KAORI

夢の50%

わたしは自分のお城を作りたい、なんて前にも日記に書いたけど、いつか、どこかのスペースを借りて、彫刻をつくる所からはじめて、すべて公開制作という形で、実行するつもりでいた。

今回の壁画は、お店だから全部自分の思い通りにできるわけではないし、ペインティングだけだから、わたしが考えていたのとは違う。でも、仕事の枠の中で、けっこう近いことができたかもしれない。
ようするにぐるっと包み込むことをしたかったのだから、完成度はとりあえず置いておくとして、少しだけ夢が叶った。

だいたい今回の依頼は、お店の内装をどうにかしてほしいというだけで、こんなでっかい壁画を描いてと頼まれたわけではなかった。
わたしが勝手に描いちゃったので、お店の方もびっくりのようだった。

ずっとやりたいやりたいと言っていた新聞小説の挿絵もやれてしまったし、(もちろんできるならまた何度でもやってみたいけども)やりたいと思ったことは、あんがい実現するものなのなのだろうか?

「信じれば夢はかなう」なんて安いミュージカルみたいなことをいう気はないが、信じる信じないではなくて、夢は、まず持たないことには絶対に叶わない。
じつは、夢をみつけること自体がすごくたいへんなことなので、夢をみつけた時点で、半分くらい叶ったようなものなんじゃないかと思う。
信じられない夢なんて、最初から持ってないのと同じだと思うし、できると思ってないと、そもそも行動することができない。

あとは、夢はなるべく具体的に持ったほうがいい気がする。
夢に近づくためにどう行動したらいいかなんて手探りするしかないし、いくら信じていたところで、100%叶うとはかぎらないけれど、夢が具体的なものだったら、だいたいそのうち何%くらい叶ったかわかって、今までやってきたことが正しかったかどうか確認できるし、次はもっと頑張ろうって気持ちにもなれるから。

小さな夢ならオール・オア・ナッシングでもいいけど、大きな夢はパーセンテージで考えていいんじゃなかろうか(笑)。

スゲー!カワイイ!コワイ!

きょうも南越谷で作業。これでようやく、ひととおり線を描き終わって、やっと、まあこれなら見てもらってもしょうがないな、というとこまではできた。
まだ全然荒っぽいので作業は続けますが、パッと見はもうそんなに変わらないと思う。
なのでそろそろちゃんと告知もしなければ。。。

しかし、背景を虹色にしたら、妙にメルヘンチックな感じになってしまったなあ。
子どもっぽいのは不本意なんだけど、オブジェが不気味だからちょうどいい気もする。
ハイティーン向けというわりに、かなり小さい子どものお客さんも多いし、年配の女性も立ち止まっていく、不思議に広い客層なので、まあいいのかな。。。
店長Kさん(本業はデザイナー)が、お客さんに、この壁画の子に似てると言われて、「男なのに…」とショックを受けてて面白かった。髪型が似てるといえば似てた。

作業中、通りすがりの女子高生がまず発する言葉は、だいたい、「スゲー!」「カワイイ!」「コワイ!」のどれか。
意訳すると、うれしい!たのしい!大好き!みたいな感じですかね(違うか)。

わたしだったらたぶん「コワイ!」って言うだろうなあ。。。

安室奈美恵の歌にうなされる

南越谷OPAのガールズ・ポップ・アトリウムは先週の金曜にオープンしました。

木曜までに、床にシート貼らないとできないような絵の具が飛び散る作業は終わらせた。
でもさすがに仕上げることはできなかった。5日間でやれるのはこれが限界。
だってカウパレードの牛だって丸8日かかってるんだもん。今回は牛よりはシンプルな絵だけどなにしろサイズが比べ物にならないし。

お店の方にも、オープン後もライブペインティングしてくださいと言われていたので、無理に急いで完成させずに、続きは比較的お客さんの多い土日に通ってやることにした。
やっぱり埼玉なので、平日昼間から遊んでる女の子はいないのだ(東京が異常)。
で、金曜は自宅でパソコン仕事。疲労で腕がふるえて〆切に間に合わないかと焦った。

昨日の昼間は疲れて動けなくなってたけど、あきさんのお料理で回復したので、きょうは一日南越谷で作業したのだった。

ちなみに、平日にお店に来るのはギャルママがほとんどだった。なんで同じフロアにギャル服と子供服が並んでるのか不思議だったのだが、謎がとけた。
ぜったいに銀座のギャラリーとかには来ない層だ。新たなる挑戦。。。

それにしても、作業中、ずっと隣のギャル服の店で同じ曲ばっかりくり返しかかってて、曲名がわからないので「ギャル曲」と名付けてたんだけど、もうあんまりくり返すんで、行き帰りの電車や、自宅での作業中にまで脳内で自動再生されるし、本当に辟易してた。

他力本願的な歌詞でイライラするので、でも正しいこと歌うばかりが音楽じゃないよね、なんて自分に言い聞かせたりしながら耐えて作業してたのだったが、検索したら安室奈美恵の歌だった。そうかー、ギャルママつながりか!

しかし、こういう仕事って、やっぱりもうイラストレーションの枠は超えてる気がする。
アートというのもちょっと違うんだけど。。。

部屋に帰ると、あのオブジェを運び出したのでとても広々としてる。
逆に、オブジェを運びいれたときはお店の中が自分の部屋みたいな気がしたけど、まわりの壁画ができていくにつれて、自分ち感は薄れていった(笑)。

今はなんだかよくわからない不思議☆空間。
でも商品がならんでるから、ちゃんとお店らしくはみえると思う。