アンデルセン公園

久々の晴れ。再びアンデルセン公園へ、7月に作った陶芸の作品の引き取りに行った。作品の引換券があれば、なんと入場券なしで入れる(なんてお得なんだ…!)

焼く前はこんな感じ。乾燥&焼きはスタッフにお任せ。1.5時間くらいで作ったから、まあこんなものか。お皿の縁とかもう少しきれいに磨きたかったな(茶色の焼き色が入らなければもっと良かったな〜)。

前回来たときは陶芸と染色の体験だけで時間切れで散策できなかったが、今回はのんびりと園内を一周した。地形に高低差があってとても景色がいい。ハロウィンの装飾と、いたるところに植えられた花々が見事だった。前回はほとんどお客さんがいなかったけど、きょうは遠足の幼稚園児がたくさんいたりして、平日のわりに賑わっていた。

ショップやレストランは素朴で商売っ気が無い。でも、ソフトクリーム¥300が本格的でなかなか美味しかった。
お昼はデンマークランチ¥900というのを食べた。北欧料理って初めてだったけど、どうやらオープンサンドが名物らしい(ショップに置いてあった、北欧レシピの本に載っていた)。ブルーベリージャムが添えられていたので、サンド(具はサーモンとエビとチーズ)にのっけて食べてみた。美味しかったけど正解だったかどうかは謎。でも他にジャムを合わせそうなものって。。。ミートボールじゃないよね? ミートボールはかなりのボリュームで、お腹いっぱいになった。
とても気持ちよい1日だった。

特製カレー

カレーのニンジンが好きすぎて、、、特製ニンジン6本入りカレー。
というかニンジンのカレー煮込み。

カレーはレトルトでも美味しいのがいろいろあるけど、このニンジンカレーは自分で作らないと食べられないのでたま〜に作る。
(と言っても具はニンジンだけじゃなくて、玉ねぎと、鳥手羽元も入ってる。チキンの味がニンジンに染みて美味しいと思うんだけど。。。)
スパイスは市販のルーだし、玉ねぎをあめ色に炒めたりもしない。そういうとこにはこだわらない。

ご飯はコシヒカリの新米なので当然美味しい。
でも、あくまでもニンジンがメインなので、ご飯無しでもいける。

性差(ジェンダー)の日本史展

佐倉の歴史民俗博物館の企画展「性差の日本史」を見に行った。
埴輪の並び方から当時のジェンダーの情報を読み取ることができるのには驚いた。そういう目でいろんな資料を見ると、気が付かなかったことがどんどん見えてくる。
資料も多かったけどそれ以上に説明文の内容が濃くて、時間が足りず読みきれなかったのが残念。

古代には女性の王や官僚も当たり前だった一方、売春は職業としては成立していなかった。しかし、時代が進んで文明が発達していくにつれ、逆に女性の社会的地位は徐々に下がっていく。
ひらがなが女の文字とされていたり、御簾で顔を隠したりしていた平安時代はもっと抑圧されていたイメージだったが、女房という役職は女性官僚だと書いてあった。そうか紫式部も清少納言も官僚だったのか。江戸時代には家と政治が結びついていたから大奥の女性も政治活動をしていた。しかし明治以降はほぼ排除されてしまう。
でも明治ってたかだか150年くらい前のことなので、明治以降のほうが異常なんだなということもわかる。

ジェンダーというのは時代によってこんなに変わるものなのだと思うと、そんな実体のないものに自分という人間の生き方が左右されるのは馬鹿らしくなる。

売買春についての資料もまとめられていた。国内でこんな非人道的なことしてたんだから、外国との戦争の時なんかもっとひどかったんだろうなと容易に類推できる。
戦争と売春には強い関係がある。でも戦争がなくても売春もレイプも無くならない。

今回の展示は日本史のみだったけど、仏教がインド〜中国朝鮮経由で伝来したり、明治政府が欧米を模倣した、その同時代の外国のジェンダー観も合わせて知りたいと思った。
たとえば仏教の、女は罪深いから成仏できないという考えは、どういう理由で始まったんだろう。

今までの歴史は「強い」男性中心に編まれてきたわけだけど、この展示は歴史の表に出てこなかった女性というジェンダー中心の視点からだった。歴史の影に隠れた「弱い」男性や、性的マイノリティ視点の歴史というのも知りたいと思った。

小籠包

妹と二人でランチ。妹が好きな小籠包屋さんへ。
1年半も前から行こうって言ってたのに、なかなか行けなかった。
最近話題のGo To Eatの対象のお店ではなかったけど(Go To Eatのお店は飲み屋とかチェーン店ばかりで、行ってみたいと思える店が少ない)、けっこう賑わっていた。
わたしは猫舌だし、それほど小籠包が好きなわけではないのだが、久しぶりに食べてみたら、ほどよい温度で、でもジューシィで、すごく美味しかった。
それから、少しデパートをぶらぶら。わたしはともかく、妹はたまには息抜きしたほうがいいと思うので、行けてよかったんじゃないかな。

子供たちにはなごみの米屋の「なごみるく」をお土産に持っていった。
「博多通りもん」にほぼほぼそっくりのお菓子。通りもんほどの強烈さはなく、やや大ぶりで、皮の食感が少し違うのと、微妙に塩気が多いような気はする(食べ比べたわけじゃないが)けど、まあ美味しい。
お取り寄せしたり九州物産展に行ったりしなくても千葉で買えるのはありがたい。
思った通り、子供たちかなり気に入ったみたい。

検診

コロナの流行が小康状態になったのをみはからって、健康診断に行く。
はじめてバリウム検査をやった。
本当は胃カメラ検査のほうがいいんだろうけど、去年やったときあまりにも苦しくて、数日間痛みが残ったので、怖くなってしまった。
それに一度バリウムを飲んでみたかったのもある。
想像してたほど飲みにくくはなかった。ちょっとオエッとなったくらいで。
それよりも台がグリングリンと回転する検査がおもしろすぎた。
でももし次回受ける時は、検査着の下にTシャツとスパッツを着ておこうと思う。
 
最近、採血するとき、血がなかなか出てこなくてやたらと時間がかかる。
血がドロドロなんですか?と聞いたら、そんなことはないんですけど…と言われた。

宮島達男クロニクル1995-2020

リニューアルしたばかりの千葉市美術館に、宮島達男展を見に行った。
今回はクロニクルということで90年代から現代までの作品をまとめて見られる。
宮島達男というと、昔見た、青色LEDの数字が壁一面に点滅する「MEGA DEATH」という作品のインパクトがあまりにも強すぎたのだけど、今回の展示は小さい作品も多く、かなり繊細な印象だった。
こういうものなのだと受け入れてしまっていたが、LEDの作品のあの青白い光は、当時の最新テクノロジーを使っていたのだな。
柿の木プロジェクトなど、今までよく知らなかった、社会的な作品も見ることができた。
でもやっぱり、たくさんの人間の生命を意識させる、デジタル数字の作品が一番おもしろい。

パソコンで自分の写真を撮影し、死ぬ日にちを自分で決めて(100歳にした)入力して、顔の上に死までの秒数を表示させるコーナーもあった。次の人が撮影するまで壁に映し出されたままになるという笑 空いていたので堂々と楽しめた。

そのあと、一緒に行った友人に教えて貰ったお店でランチ。
美味しかった! とくに前菜プレートが。しかもリーズナブル。
デザートのクレームブリュレが素敵すぎて思わず写真を撮ってしまった。
レストランで料理の写真を撮るのはあまり好きではないのだが。。。
千葉にもこんないいお店があるんだなー。

zoom句会3

zoom句会に今回も選句のみで参加。兼題は「恋」。
前回ほど緊張せずに喋れて楽しかった。
しかし自分で詠める気はまったくしない。
的確に鑑賞することができるようになったら、詠むこともできるのだろうか?

梅のらっきょう酢漬け

6月に漬けた南高梅のらっきょう酢漬けが美味しくなっていた。
ひと月前に味見したときはまだエグみがあったけど、それがウソのように消えて、甘ずっぱいお菓子みたいになっている。塩漬けの紫蘇も入れて正解だった。

お盆に帰省したときに母に教えてもらった新生姜のらっきょう酢漬けも美味しくて、今年の夏は暑すぎて食欲というか料理する欲があまりおきなかったので、まとめて作り置きできておやつ代わりにさっぱりとつまめて、とてもよかった。
なにが言いたいかというとらっきょう酢最高。糖分多すぎだけど。

ヨコハマトリエンナーレ2020 AFTERGLOW―光の破片をつかまえる/バンクシー展 天才か反逆者か

新橋に用事があり、11時頃には終わったので、そのまま桜木町に移動。横浜トリエンナーレへ。
チケットは時間指定の予約制なので、移動しながらスマホで買おうとしたら、クレジットカードの合言葉を忘れていた。慌てているうちに横浜美術館に着いてしまい、入り口前でアワアワしていたら、係員の方が窓口でも買えると教えてくれて、事なきを得た。
横トリ、今年開催できたこと自体に驚いたけど、規模は少し小さめだった印象。映像が多かったからか、ぱっと見でワクワクするような作品は少なかった。わたしは映像の展示を見るのが苦手なのだ(ある一定の時間その場にいなければいけないのがどうにも苦痛)。
全体的にシリアスな雰囲気で、社会問題がテーマの繊細な作品が多かった。ひとつひとつにポエムみたいな解説文が掲示されていたが、これは正直あまりよくわからなかった。
挨拶文に、今回のテーマのひとつである『毒との共存」が、偶然、コロナ禍の世相に合っていた、と書かれていたが、それはちょっとこじつけのような気もする。
一番好きだったのは、入り口を入ってすぐのところにあった、ニック・ケイヴ(アメリカ)の《回転する森》。わたしはカラフルな何かが天井からいっぱいぶら下がってるタイプの展示に弱いのだ。
他に気になったのはレボハング・ハンイェ(南ア)の段ボールを使ったインスタレーション、エリアス・シメ(エチオピア)の電子基板などを使って構成した作品など。
日本郵船歴史博物館の会場は、月曜は休館日だった。

***

それから横浜駅前アソビルの「バンクシー展」へ移動した。
こちらのチケットも時間指定の予約制だったが、カードの合言葉を入力しなくてもスマホで買えた(なんで?)。
会場は美術館ではなくて、なんとも俗っぽい雰囲気の展覧会だった。ストリートアートの展示には合っているのかもしれない。
スマホで見る解説の文章がないと理解するのが難しかったけど、とにかく遊び心というか茶目っ気たっぷりで、爽快感があり、面白かった。
バンクシーというと社会問題があれば片っ端から首をつっこんでいくアーティストというイメージだった。でも発言したがりの人は世の中にはたくさんいる。特にバンクシーがこれだけ支持されるということは、作品に込められたメッセージに強い説得力があるということだ。覆面や、いろんな仕掛けや謎めいた演出に注目しがちだけど、作品自体もとても洗練されて美しいのだということもよくわかった。
作品数が多く、とても見ごたえがあった。解説文のボリュームがありすぎてスマホの電池がなくなった。わたしもへとへとになった。

飛沫

それにしてもだ。
電車やらカラオケやら居酒屋やらで、こんなにも、いろんな人の唾液が空気中を漂ってるのかと。
そして絶えずそれを吸い込んだり、顔に付着させたりしているのかと。
ウイルスが含まれていなかったとしても、気持ちわるすぎる。
こんなことは知りたくなかったよ。。。
今後コロナ禍がおさまったとしても、あらゆる場所で、見ず知らずの人の唾液を吸い込み、吸い込ませ続けるという事実は変わらない。
いまはみんなマスクしてるからまだいいけどさ。。。
バイキングのトングとかも、コロナじゃなくても、もう2度と使いたくないな。

接触

妹の住む街は千葉市よりも感染者が多い。家族が都内に通勤していることもあり、帰省するのはリスクが高い。両親もこちらに来るのを避けていて、もう半年も会えていないそうだ。
なので、父の育てたゴーヤやミニトマト、おもちゃ、サーティワンアイスなどを抱えて、妹の家へ様子を見に行った。
もう子どもたちの学校は始まっていたが、お昼前には帰ってきた。こんな暑い日に、歩いて学校に行くのも大変だろう。
いっしょに嵐のライブビデオを観たり、ウノをしたり、折り紙で人形を作ったりして遊んだ。油断していると背中に登ってきたり、べたべたとくっついてくる。暑いのにw 濃厚接触しまくりだ。

***

そのあと久しぶりに再開したばかりのアートラボトーキョーに立ち寄った。
中尾変さんの個展「菌区の猥褻」。まずギャラリーに入るなり、フェイスシールドをつけた森下さんに体温測定と消毒をされてびっくりした。アートラボなのにちゃんとしている笑
作品はエロいけどカラリと明るくて、蛍光塗料をガンガン使った、まるでジャングルのような猥雑な装飾がすばらしかった。暗くなってから行ってよかった。作家さんはコロナで予定が減ったおかげでかえって集中して制作できたと言っていた。すごい、パワフルだなあ。

帰省

またコロナ感染者が増えて、帰省はダメだとか大丈夫だとか議論されている。
わたしの住んでいる千葉市では、いつ感染してもおかしくないし、クラスターとか発生してもいちいち驚かなくなった。しかし同じ県内でも実家の方は感染者が少なくて、感染者がでると、どこの誰だとか噂が流れるようだ。そんな状況下、帰省した。
とくに父は、70代・持病あり・元喫煙者・などなど、 重症化しやすい条件がほぼ全部揃っている。できる限りウイルスを持ち込まないよう、直近2週間は電車に乗らず、自宅にひきこもって人に会うのも避けてから帰った。(とはいえ実家に行くには電車に乗らないわけにはいかない)

築40年の実家は、去年の台風での被害をきっかけに耐震診断をしてもらい、近々リフォームすることになった。すでに計画はほぼできていたが、壁紙やクッションフロアなどを選ぶのを少しだけ手伝った。
35℃の猛暑の中、両親は長年溜め込んだ物をせっせと断捨離していた。
わたしの持ち物は何年か前に一度整理したが、もう一度見直し、さらに半分に減らした。
たくさんの本や文房具など、結局は捨てるのだけど、この年齢になるまで保管してもらって、取っておくのかどうか自分で判断させてもらえたことはありがたいことだったと思う。
最後に、子供の頃から何度眺めたかわからない、トイレの床やお風呂場のタイルなどを写真に収めた。

実家にいる間はできるだけマスクをしていた。でもあまりにも暑くて、エアコンをかけた部屋はほぼ換気をしていなかったので、意味があったかどうかよくわからない。
わたしが使ったコップを置いておいたら、母が使ってしまったこともあった。使ったティッシュペーパーなどはまとめて捨てるようにしていたが、うっかり近くのゴミ箱に入れてしまったりもした。
もしわたしがウイルスを持っていたとしたら、たぶん感染してしまうだろうなと思った。
(なので帰省するなら冷暖房の必要が無い季節のほうがいいと思うけど、一般的に長期休暇って夏か冬だよなあ)

『夏休み』を取り戻す本

8/9の読売新聞の読書欄の挿絵を描きました。
「別世界にひとっ飛び 『夏休み』を取り戻す本」
ゆううつな今年の夏、失われたバカンスを読書で取り戻そう。というテーマで、自由に描かせていただきました。
われながらよく描けたな〜。自画自賛^^

アンデルセン公園

船橋のアンデルセン公園に遊びに行った。
とても人気があるらしいことは知っていたけど、交通の便が悪いので行ったことがなかった。友人が公園内の子ども美術館で働くことになったので初めて行ってみることにした。
今年はまだ夏休みに入っていないので、子どもの姿は全くなく、閑散としていた。
とても広い公園で、楽しそうな施設がいっぱいあるようだけど、脇目もふらず子ども美術館に直行。藍染めと陶芸のプログラムを体験した。

藍染めは、輪ゴムで布を縛って絞り染めにする。
素材はいくつかのアイテム(手提げ、ストールなど)の中から、Tシャツを選んだ。
絞り方にもいろいろあって、6種類ほど、丁寧に教えていただいた。どれもやってみたかったけど、わたしは「アンモナイト」という絞り方で、全面に5個くらい配置することにした。布をつまんで渦巻きを作り、輪ゴムで縛ると、藁人形みたいな形になった。
ゴム手袋を2枚重ねで装着して、蛍光グリーンの妖しげな液体にTシャツつっこみ、8分くらい揉み揉みする。
それからいくつかの薬品(酢酸?)に浸したり、余分な色を水で洗い流したりするときれいな藍色になる。輪ゴムを外すと、思ったよりいい感じに模様ができていて感動した。

染めのアトリエの脇の物干し場で濡れたTシャツを乾かしつつ、陶芸のアトリエに移動。
陶芸は、夏らしく涼しげなガラスをのせたお皿を作るプログラム。
水面に睡蓮が浮かぶデザインにしてみた。
うちの睡蓮は、長梅雨のあいだに葉っぱが溶けてしまって、今年も咲かなかったけど。。。
つい集中してしまって時間の経つのを忘れた。
焼くのはお任せで、秋になったらまた受け取りに行く予定。
砕きガラスがうまい具合にグラデーションになってくれるといいなあ。

プログラムは各1.5時間くらいで、藍染め(Tシャツ)は1000円、陶芸は800円(ほとんど材料費なんじゃないかなあ)。よく練られたプログラムで、材料とか全部そろってるから、手ぶらで行っても誰でも気楽に挑戦できる。
子ども美術館だけど、大人もめちゃ楽しい。
夢中になりすぎて、帰るときにはヘトヘトになっていた。

ポスター

用事で本八幡にでかけた。
本八幡駅に貼られていたポスターが素晴らしくて、思わず駅員さんに、あのポスターは誰が描いたんですかと聞きに行ってしまった。

駅近くにある、葛飾八幡宮の方に、駅がお願いして描いてもらったのだそう。
広告ではなくて、すべて手描きの1点もの(!)だそう。


アマビエのイラストも、イラストレーターが描くといやらしいけど、神社の方が描いたんならしょうがない。可愛いと認めるしかないじゃないか。。。