願いがかなう魔法の杖

きょうは、大鹿さんに誘っていただいて、「パーソンセンタード表現アートセラピー」のワークショップに行った。会場は、両国のアートトレイス・ギャラリー。講師は相澤るつ子さん。

まずクレヨンを使って、みんなで巨大マンダラを描いてウォームアップしてから、木の枝にいろんなガラクタをくっつけて「魔法の杖」を作った。
1つだけ、願い事を考えながら作ると、叶うんだって。
それはそうかもって気がする。具体的に願い事を思い浮かべるのって大切だもん。
作ってるうちに、いつのまにか無心になっていて、あっというまに時間がたった。

それから、一人一人、魔法の杖を持って、ちょっとしたパフォーマンス。
わたしはみんなに手拍子してもらいながら、舞をひとふし披露したのだが(笑)、勢いあまって転んで膝をしたたかに打ち、さらに壁に頭をぶつけた。あいたた…。
これでわたしの願い事は叶うんだろうか。。。とても楽しかったけど。

このプログラムの一番の目的は、まわりの人のことをむやみに気にしたり、恥ずかしがったりせずに作るということのようだ。
でもこれは、絵とか音楽とかなにかしら作ってる人にはあたりまえのことなので、ふだん「表現」をしない人が参加したほうが、もっと新鮮に楽しめるんだろうなー。

恥ずかしいならば、わざわざ「表現」なんかしなくてもいいのではとも思うが、その恥ずかしさを飛び越えたいのに飛び越えられないという人には良いのかも。
いくらテクニックがあっても、ここを飛び越せないとどうしようもないし、かといって全く恥ずかしさを知らなかったら、ろくなものは作れないと思う。

「表現アート」のサイトには、基本原則は「自分も人も批評しないこと」とあった。
最初の一歩の段階ではそうなのかもしれない。

ワークショップのあと、クレヨンのカスや、杖作りに使ったキラキラのラメが、そこいらじゅうにひっついてしまったので、かなり念入りにぞうきんがけをした。

帰りは大鹿さんと原田さんと三人で、ギャラリー周辺をうろうろ見物。
古い重厚なデザインのビル、元禄2年操業の質屋さん、お相撲さん向けのお店、へんな名前のコインランドリー、何か出そうなお屋敷など、見所がたくさんあった。
原田さんは、日蝕の影響で(?)身の回りに大異変が起きているとのこと。
えー。わたしはこのごろすごく元気でワクワクしてるけど、それは日蝕のせいなの?