イラスト」カテゴリーアーカイブ

むこうがわ行きの切符

新刊のお知らせです。
小浜ユリさん著『むこうがわ行きの切符』の挿絵とカバー絵を描きました。今日あたり、ポプラ社さんから発売になります。

「むこうがわ」という言葉がキーワードになった、ちょっと不思議なお話で、小学校中学年か高学年向きだと思います。わたしはゲラ読みながら泣いてしまいました。
今回は怪談ではありません、という依頼だったのですが、じつはかなり怖い話も入っています。

カバーの絵は、いままでやったことがないパターンのなので(人物と背景が別々の絵になっているところが)けっこう苦労しました。。。

むこうがわ行きの切符 (ノベルズ・エクスプレス)

むこうがわ行きの切符 (ノベルズ・エクスプレス)

    • 作者: 小浜ユリ
    • 出版社/メーカー: ポプラ社
    • 発売日: 2011/09/10
  • メディア: 単行本

deep sweet easyパーティ

きょうは、この春にわたしのイラストを使ってデザインしていただいたお洋服屋さん、deep sweet easyさんの本店移転のオープニングパーティへ!同じ企画で絵を描かれたRa’ykaさんと一緒に遊びに行ってきました。

イラスト入りのタンクトップ&Tシャツは、おかげさまですべて売り切れたそうです。。。てことは今ごろ誰かがどこかで着てるのだなー、あの服を。。。

魔女っ子展オープニング

きょうからの展示の会場の名前はなんと「メルトダウンコミックス』炉心溶融漫画?。。。しゃれになんないけど偶然です。

Meltdown Comicsは、ハリウッドのサンセット大通りに面した、通路の広いヴィレバンみたいな感じのお店。
きょうは魔女っ子展のオープニングパーティでした。会場に背を向けてライブペインティングやってたのでよくわかんないけど、盛り上がってたみたいです。その名はスペイドさん&エイプリルズさんの音楽もよかったー(遠くで聴いてただけだけど)。
みなさんの作品、どれもこれもすばらしかったです。生で見られて感激しました。

deep sweet easy

ファッションブランド、deep sweet easy(DSE)さんとコラボしたお洋服が発売になってます。
お店は銀座の松屋&三越、新宿小田急などに入ってます。
きょう見に行ったらほんとに売ってた。でもわたしにはあんまり似合わなかったorz

Magical Girls

4/1からLAではじまる展示「Magical Girls」の絵、いま描いてます。締め切りすぎてやっとエンジンがかかった(まだ間に合う)。
題材はクリィミーマミに決めた。どうか、魔法が起こりますように。。。
予定通り、初日にLAでライブペイントやります。日本を応援してくれている向こうの友人たちに挨拶してきます。

グループ展『Magical Girls: Art Inspired by Shojo Manga』(ロサンゼルス、Meltdown Comics)
蛯原あきら/今井 杏/ちくわエミル/eimi/フーコ/森 宏/hipBORNtwin/
玉石佳世/Marrontic/Mayumi/Miri/青山奈々(Marie)/Nico/Ogawa Keiko/Ra’yka/岩清水さやか/真珠子/Tammy/高橋由季/内山ユニコ ほか

***

また、19日からロサンゼルス「JapanLA」 で急遽行われるチャリティ展示『”#PrayForJapan” Art Fundraiser Exhibition』に出展します。わたしの作品はすでに終了した別の展示のために向こうに送ったものです。世界中の作家さんが参加を表明されています。売上は赤十字に寄付されます。

いろはCarta展

『いろはCarta展』(外苑前、ギャラリー・ダズル)に出展します。

1月25日(火)~2月6日(日)12:00~19:00(月曜休廊、最終日17:00まで)

青木カナ/あさみいこ/あす/池田八惠子/いけべけんいち。/出雲遊/板橋史子/市川令子/伊藤さちこ/岩清水さやか/イワタニシューコ/上路ナオ子/うつみちはる/大窪洋子/大場綾/片山なのあ/金子正美/かぶらぎみなこ/カワナカユカリ/木波本洋子/クボ桂汰/くぼたたま/上坂じゅりこ/小鹿あきこ/小牧真子/小松容子/佐伯朋子/佐々木一澄/ササキエリ/サトウコウタ/佐藤桂輔/さわたせり/さわだりえ/志佐なおこ/清水智子/JUN OSON/たかぎ*のぶこ/高木はるみ/坪井樹里/tent/友田シトウ/名取あき/根津あやぼ/ハラシマアツコ/真昼/まゆみん/みやかわさとこ/由女

愛読者カード

8歳の男の子が、「怪ダレ5・悪霊の教科書」の愛読者カードに、挿絵を真似して描いて送ってくれたのを見せてもらった。
ひ〜可愛すぎる!!!こんなこと予想してなかったけど、子供の落書きネタになるなんてうれしいなあ!!!

人生相談始めました

えーと、わたしが人生相談を始めたのではなく、カバー絵を描いた本の題名です。
自己啓発書みたいな題名ですが、ミステリーですのでお間違えなく!

昨日が発売日だったみたいです。PHP研究所刊、著者は蒼井上鷹さん。
蒼井さんの小説推理でのデビュー作の挿絵を描いたのがたしか2004年で、わたしもそのころはまだイラストの仕事を始めたばっかりだったので、いま当時の絵を見るとなんというかもう真っ青という感じなのですが。。。

昨年WEB文蔵さんでの連載時に挿絵を担当したのを気に入っていただいたようで、中心の人物(モーさん)の絵はほとんどそのままで、背景を付け足しました。
WEB用の絵は小さいので、目立つように、意識的にシンプル&強い色で描いたら、オレンジと黒のシマシマが面白いということで、装幀にも活かしていただきました。
なんだか難しい色合いだったようで、デザイナーさんがかなり苦労されたそうです。
帯がそのままバーのカウンターになってたりするのも、楽しいですね~。

人生相談始めました

人生相談始めました

  • 作者: 蒼井上鷹
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2010/11/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

カワイイとコワイのあいだ

さてと、明日は11時~14時、渋谷マルイシティでライブペインティングです。

なんでかわかんないけど、絵を描いてるのを見るのが好きな人って多いみたいで、小学生の時とか、よく休み時間に絵を描いてるとまわりに人だかりができた。
だから絵描きの人はだいたいこういう状況には慣れてるんじゃないかなと思うし、わたしも人前で描くこと自体はべつに平気なんだけど、いつもみたいに描いても、地味~な作業なので、見てもそんなに面白くないだろうし、時間もたったの3時間なので、絵を描き込むというよりは、パフォーマンスかな。
できればパフォーマンスとして、ちゃんと面白くやりたいんだけど、パフォーマーとしては素人なので、どうなることやら。
イラストレーターの職分からは離れますけど、まあ、固いこと言わずに。。。
しかしまだなに描くか決めてないや。どうしよう。

でもいま思いだしたけど、そういえば昔、渋谷のスペイン坂あたりで壁に絵を描く人にあこがれてたなー。明日はスペイン坂じゃなくてマルイだし、壁じゃなくて柱だけど。。。

共演の真珠子さん・玉石佳世さん・今井杏さんの描くとこをわたしも見たいんだけど、自分も描きながらだとなかなかちゃんとは見られないかもなあ。。。うーむ
とりあえず明日、お天気が良いといいなあ。

でも渋谷芸術祭ってなんだかけっこう規模の大きいお祭りみたいで、びっくり。

SHIBUYA GIRLS POPオリジナル・ポストカードも、明日から23日まで、渋谷のあちこちで無料配布します。
カード4枚集めると、缶バッジとか、グッズももらえるみたいですよ。太っ腹~
前にお知らせしたのとは配布場所が変更になってますのでご注意!
大盛堂書店、マルイシティ、PARCO内 LCAFE、渋谷エクセルホテル東急内 エスタシオンカフェ、渋谷東急イン内 HUSH HUSH、青山学院アスタジオ、イタリアーノ タロス です。

でもわたしのカードはマルイシティだから、まちがえる心配はないとおもいます。
今回は、わたしの中ではかなりカワイイ寄りの絵を、全力で描きました。
クリスマスカードです。やっぱり時季的に、街でもらったらうれしいかなーと。
ぜひぜひ手に入れて、誰かにメッセージを贈ってください。

先日、他のイラストレーターさんたちともごあいさつしましたが、SHIBUYA GIRLS POPのイラストレーターさんは、絵もすごいけど、なんというかみなさん、バイタリティというか、妙な迫力がある。このなかにまぜていただけるなんてすごく光栄だなあ~と思いました。ほんとに。

そしてそして、『怪ダレ5 悪霊の教科書』本日発売です!
まだアマゾンには画像が出てないし、わたしの名前もなんでか出てないけど、、、今年の夏は、あの猛暑の中、どっぷり怪談漬けになってました。
怪談本も、もう5冊目なんで、いままでの反省点やらなにやら全部活かして、絵の形とかレイアウトまで意見を取り入れていただいたりして、自分でもかなり納得のいく仕上がりになってます。

表紙なんか、魔除けになりそうな怖さです。
大人も子供もみんなで楽しめますので、ぜひ一家に一冊どうぞ!!

怪異伝説ダレカラキイタ?〈5〉悪霊の教科書 (怪異伝説ダレカラキイタ? 5)

怪異伝説ダレカラキイタ?〈5〉悪霊の教科書 (怪異伝説ダレカラキイタ? 5)

  • 作者: 加藤一,岩清水さやか
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 2010/11
  • メディア: 単行本

イベントお知らせ

いくつかイベントのお知らせをば。

◎その1
10/30~31に、有楽町・交通会館12階イベントホールで開かれる、「Young Artists Japan」というイベントに参加します。
初参加なので様子がわからないのですが、小規模なGEISAIみたいなものかなと思います。
ときどき仕事に関係なく、好き勝手に大きな絵やオブジェを作りたくなることがあり、個展などを開くのは面倒なので、こういうお祭り的なイベントに出展しています。
今回は「世界とわたしとをつなぐひとすじの蜘蛛の糸」をテーマに、襖くらいの大きさの絵を3つと、小さなオブジェをひとつ、必死こいて制作しています。
入場料500円です。もしなにか銀座に用事があれば、ついでにぜひお立ち寄りください。

◎その2
11/1~1/31まで、渋谷エクセルホテル東急さんのレディースフロアの客室を、17名のイラストレーターの作品で演出する、というイベントにまぜていただきました。
日本の女性のみならず外国からのお客様にも、渋谷のカワイイ文化を発信したいとのこと。
わたしの絵は可愛くはないと思うんですが、そういうのがまぎれてるのもまた渋谷的(?)

レディスフロア『SHIBUYA KAWAII STAY』
期間: 2010年11月1日(月)~ 2011年1月31日(月)
内容: 1泊朝食付き(税金・サービス料込)
対象者: 女性
料金: レディスシングル お一人さま 17,000円より(税金・サービス料・宿泊税込)
レディスツイン(2名利用時) お一人さま 13,000円より(税金・サービス料・宿泊税込)
参加イラストレーター:TAMMY、NICO、玉石佳世、茉莉枝、hipBORNtwin、Ra’yka、蛯原あきら、OGAWA KEIKO、内山ユニコ、今井 杏、miri、高橋由季、岩清水さやか、micca、eimi、さとうれいな、真珠子
連絡先:03-5457-0109(代)
協力:渋谷文化プロジェクト SHIBUYA GIRLS POP

渋谷芸術祭『KAWAII ライブペインティング』
11/20(土)11:00~14:00 渋谷マルイシティ1F店頭にて
土曜日の渋谷のド真ん中で、通りすがりのギャルたちのさらしものになります。それにしても人が絵を描くところを見ていったいなにが面白いんでしょうね???
共演は、真珠子さん・今井杏さん・玉石佳世さんという豪華な顔ぶれです。

また、11/20~23まで、『KAWAII ポストカードコレクション』として、渋谷近辺のお店やカフェで、8名のイラストレーターのポストカードが無料配布されます。スタンプラリーみたいに4枚集めると、なにやらグッズをもらえるそうです。
イラストレーターは、真珠子さん・今井杏さん・茉莉枝さん・玉石佳世さん・eimiさん・Ra’ykaさん・内山ユニコさん、それにわたし。
お店は、大盛堂書店、Lcafe、エスタシオンカフェ、DUBLINERS’CAFE、エクセルシオールカフェ(宮益坂)、ロクシタンカフェ、羽當です。(お買いものしたり飲食したりしなくても、お店に行けばカードもらえるらしいです)
ポストカード、グッズは無くなりしだい終了なので、お早めにどうぞ。

◎その3・おまけ
最近、「星舟庭(ほしふねにわ)」というバンド(?)をはじめました。
メンバーは、イラストレーターの大鹿智子さん、パイプオルガン奏者の原田靖子さん。
楽器はおもちゃのピアノとかどっかの民族楽器とか奇妙な笛とかで、演奏はすべて即興、一般的に知られているバンドで一番似ているのは「ブレーメンの音楽隊」かなあと。。。
それがなぜか『虫フェス』という昆虫食イベントによばれてちょこっと演奏することに(!)

11/6(土)17:30~ 中野桃園会館、入場料1500円です。星舟庭のパフォーマンスは、ときどきすごく面白いこともあるのですが、、、えー、、、
それよりも、昆虫食に興味がある方はこの機会にぜひ!(ってすごくハードル高いですね)
ちなみにわたしはまだ虫は食べたことないんですけどね。。。むー

ライク・ア・ローリング・ストーン!

『オルゴォル』

新聞連載の挿絵を描きはじめたのが一昨年の2月か3月頃だったのですが、長い長い旅路をへて、ついに単行本が発売になりました。

日記にも何度か書きましたが、わたしは装幀の写真に写っている、主人公ハヤトの彫刻(編集さん曰く、朱川さんに似てるらしい)を作りました。

きょう見本を受け取ったのですが、先日PDFで見本を見せていただいたのよりもずっと手触りがあっていい雰囲気に仕上がっていて、すごくうれしかったです。
装幀は絵描きのものではなく、デザイナーさんのものだと思っているので、いつも素材をお渡ししてしまったらあとはすべておまかせなのですが、素敵な出来上がりの本が届くと、やっぱりほんとに感激してしまいます。

この写真は、京都の叡山電鉄さんの車内で、ゲリラ的に撮影されたものです。
もちろん許可は取ってましたが、当日まで本当に撮影できるか不安だったとか。合成とかじゃなく、実際に走っている電車内で撮った気合いがみどころです。

オルゴォル

  • 作者: 朱川湊人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/10/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

このごろ忙しくて日記なかなか書けないんですが、とりいそぎ!

ありがとう靴下

世の中に靴下というものがあって良かった。
もし靴下がなかったら、いちいち足の指を描かなきゃいけないからたいへんだ。
靴を描くのも足の指と同じくらいめんどくさいので、靴下ってほんとうにすばらしいなあと思う。

愉快な太鼓持ち

昨日は、楽器屋さんでお買いものしてから、単行本の装幀の打ちあわせのためPHPさんへ。
打ちあわせというと、近所か、新宿あたりの喫茶店で、ということが多いのだけど、こうして出版社に出かけていくのもけっこう好き。お宅訪問みたいで。
会社という場所に慣れていないので、好奇心まるだしできょろきょろしてしまう。
それにしてもPHPさんは、エレベーターを降りたとたん高級ホテルみたいな匂いがするし、「手頃な場所が空いてなくて…」と通された最上階の会議室はやたらと広くて重厚で、大きな窓からは永田町方面が一望でき、入り口にはでかでかと「シンクタンク」と書いてある。
シンクタンクっていうのは、賢い人たちが額を寄せ集めて考え事をする場所だと思う、たぶん。
そんなとこに、太鼓と、マラカスと、カズー(←へんな笛)を持ってやって来てしまった。。。

しかし革張りの大きな椅子は、わたしのお尻と鞄と太鼓を全部乗せてもまだ座面が余ってたし、でっかい楕円形のテーブルは、端っこに3人でちんまりと座っても、あまりにでかすぎて、いちいち中腰にならなければ、デザインのサンプルがよく見えないという愉快な状況。
楽しい打ちあわせだった。いいのが描けるといいな。

ガンホ会の大久保先生に、韓国映画「義兄弟」の試写会にご招待いただいたので観てきた。
ソン・ガンホとカン・ドンウォンがすごくかっこよかった。
わたしは映画もあんまりみないけど、みる時は、その世界にぽかーっと没頭してしまう。
役者さんがイケメンかどうか美人かどうかとかもほとんど気にとめない。(舞台なら目の前に人間がいるから少しはそういうことも考えるんだけど)

外国の映画だと役者さんの顔も名前も知らないのでますますなんにも考えない。
しかし没頭してるわりには見終わった後にストーリーを説明することはできなかったりするし、感動したのにもかかわらず、出てた役者さんのことはきれいさっぱり忘れてしまったりする。
じゃあいったいなにを観てるんだろう?自分でもよくわからん。

でも「義兄弟」は面白かった。途中で気がそれるようなことがなく、気持ちよく集中できた。これはとてもいいことだと思う。見終わった後も爽快だった。
でもいつもなら、ほんとにただ没頭してしまうんだけど、このところちょっと学習したので、ちゃんとカン・ドンウォンのイケメンぶりも鑑賞できてなるほどなあと思ったし、おお、これがいわゆる男の友情か~なんて、うっすらチャクラが開いたような気もするよ。