イラスト」カテゴリーアーカイブ

谷崎 名キャラ図鑑

今日4/25の読売新聞の夕刊の、「谷崎 名キャラ図鑑」というコーナーに挿絵が掲載されてます。

今年は谷崎潤一郎の没後50年だそうで、月一回、いろんな作家さんが谷崎の小説のキャラクターについて、コラムを寄稿されるそうです。
1回めのテーマは「刺青」の清吉で、文章は田中慎弥さんです。

はじめにお話をいただいたときは、正直言って、わたしの絵にはあんまり合わないんじゃないかな~と思ったのですが、担当の方曰く、新聞はいろんな人が読むので、いかにも耽美的な絵だと驚かせてしまうので、親しみやすい絵がいいということでした。

そういうものなのでしょうか笑
かといって茶化すのもNGということで、なかなか加減が難しかったです。

装画と装幀@2015

明日4/21からギャラリーダズルではじまるグループ展、「装画と装幀@2015」に今年も参加します。
わたしは山本幸久さんの小説「ジンリキシャングリラ」装幀の原画を出展します。A2サイズくらいの大きな絵です。

デザインはbookwallさんです。すてきなコメントもいただきました。

31組のイラストレーター&デザイナーの作品がずらりと並ぶ展示で、去年もとても見応えがあったので、今年もたのしみです。

『装画と装幀@2015』
2015年04月21日(火)~ 05月03日(日)
12:00~19:00 (最終日17:00まで)27日月曜休廊
ギャラリーダズル

illustrator
アカサカヒロコ/agoera/アンヤラット渡辺/井上文香/岩清水さやか /オオタヒロコ/小川かなこ/小倉マユコ/加藤佳代子/化猫マサミ/北住ユキ/上坂じゅりこ/コバヤシヨシノリ/さいとうかこみ/ササキエイコ/正一/竹松勇二/楯川友佳子/徳丸ゆう/naggy/ナツコ・ムーン/西村オコ/深瀬優子/MARUU/水沢そら/ミナミタエコ/Minoru/ヤギワタル/吉井みい/リースク ミナ/鱗粉あす

designer
上野かおる/鈴木久美/Micro Fish/生島もと子/松昭教+小川恵子(bookwall)/石間淳/池田進吾(67)/須田杏菜/只野綾沙子(新潮社装幀室)/名久井直子/西村真紀子(アルビレオ)/岡本デザイン室/臼井新太郎/鈴木成一デザイン室/新井大輔/若林繁裕(ON/OF)/草苅睦子(アルビレオ)/ハヤカワ・デザイン/AD山口喜秀D三井京子/宮川和夫(宮川和夫事務所)/大久保伸子/平川彰(幻冬舎デザイン室)/大島依提亜/阿部克昭(ワイディー)/坂川栄治+永井亜矢子
関口信介(文藝春秋デザイン室)/斎藤いづみ(rhyme inc.)/清水良洋+宮崎萌美(Malpu Design)/福沢純/轡田昭彦

タイムストーリー 1日の物語

「タイムストーリー 1日の物語」偕成社から発売になっています。

令丈ヒロ子さん、東野 司さん、春間美幸さん、いとう みくさん、加藤純子さんの五人の作家による「一日」にまつわる物語集です。
五つのお話が全く違うので、表紙はどうしようか迷いましたが、思い切って黒ベースのシンプルな絵にしました。挿絵もたくさん入ってます。
小学生~大人まで幅広い年代の方に読んでいただけると思います。

1日の物語 (タイムストーリー)

1日の物語 (タイムストーリー)

  • 作者: 日本児童文学者協会,加藤純子,岩清水さやか
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2015/03/03
  • メディア: 単行本

立春

寒中見舞い用の絵。

色鉛筆で描きました。
高校生のときに手に入れた水彩色鉛筆。

学生時代は、まだどんな画材が自分に合うかわからなかったから、油絵とかカラーインクとかマーカーとかいろんな画材をためしてた。その後あまり使う機会がなかったんだけど、ちょっと変化が欲しくなったのと、筆が面倒くさくなったので。
絵のアイデアはすぐ出てきたけど、ふだん使わない画材なので、つい描くのを先延ばしにしてた。実際に描きはじめたらすごく楽ちんで、あっという間に描けた。
ほとんど初心者なので稚拙ではあるけど、まあこれはこれで。

結局立春ギリギリになってしまった。
でも去年の11月に展示のDM出したからいいんじゃないかな。だめかな。

雪の山

大鹿智子さんと出会ったきっかけになった、2007年のグループ展「ようこそ先輩」のときの大鹿さんの作品を、なんと、いただいてしまいました。
さっそく自宅の玄関の正面の壁にかけました。

うちの玄関には窓がなくて暗くてなんだかなあと思っていたのですが、この絵の画材はマーカーで、光で退色してしまうのでちょうどよかったです。
雪の山の絵なので、冬の間だけ飾って、大切にしようと思います。

どうもありがとうございました

ご報告が遅くなってしまいましたが、25日に個展が無事に終了しました。

寒い中、駅から遠いギャラリーまで足をお運びいただいたみなさま、また作品をお買い上げくださったみなさま、ほんとうにどうもありがとうございました!!!

今回はグッズがメインだったのに、なかなか出来上がらなくて、結局最後の週まで奥の部屋で作品を作っていたりしましたが。。。汗

場所柄、アート好きな方やギャラリーめぐりをするタイプの方よりも、買い物帰りの近所の方が入って来てくださるパターンが多くて、目の前の道路を走るバスの窓から見つけて来たという方もいらっしゃって、めだつショーウインドウをつくったかいがありました。
通りすがりの方の反応を見られたのは、いろいろと今後の参考になりました。

搬出も無事に終わり、夏に作った大きなやつもまだ片付けていなかったので、ぜんぶまとめて整理したら、嘘のように部屋がスッキリしました。

しかし、年に2回個展をやるのは、やっぱりちょっとしんどかったです。とくに後半は誘っていただいた展示にもほぼ顔をだせず、たくさん不義理をしてしまいました。
ずっと文化とかけ離れた生活をしていたので、年末年始は本を読んだりして充電して過ごしたいです。

のこり一週間

今回の個展も、あっというまに残り一週間になりました。
週末12/19、20、21は在廊する予定です。
展示しながらグッズの絵付け作業も続けていて、やっと先週末くらいになって、品数がそろってきました 汗

入り口のガラスのところにオーナメントを吊るして、ギャラリーの外観はこんな感じになりました。

今回は展示期間は長かったけど、個展が始まってからも挿絵の仕事が山積みで、ギャラリーが週末だけの営業なのもあって、個展のことだけに集中できなくて、いつもと勝手が違いました。
わたしは気が散りやすくて、同時にいくつかのことを平行してやるのが苦手なので、本当は一つ片付けてから次に行かないとダメなのですが、、、
でもまあ、そうとばっかり言ってられないし、先週の金曜に挿絵の仕事をどうにか片付けてほっとしました。

今週は少し余裕ができたので、遅ればせながら、昨日はいくつか他のギャラリーをまわって、置きDMをさせていただきました。
それで、何ヶ月もずっと自分の絵のことばっかり考えてたのが、急に、他のイラストレーターさん方の素晴らしい絵をたくさん見てしまったので、だいぶへこみました。。。笑

でもおかげで来年はこんなことをやろうという目標がいくつか生まれたので、この個展が終わったらまた次の計画を立てたいと思います。

オーナメント&リース

今日土曜日と、明日の日曜日、ギャラリー・ボンブラは13:00~19:00までオープンしています。(わたしは在廊できないのですが。。。)
写真は、クリスマスの妖精「ニッセ」をモチーフにしたオーナメント&リースの一部です。
子供のころ遊びで作っていたクリスマス飾りの延長みたいな感じです。

個展はじまり

きょうから個展はじまりました。
昨日は夜11時過ぎまでかかって設営しました。
ちょっと小雨がぱらついてましたが、無事にできました。

ショーウインドウに、DM用のイラストを立体化して展示してみました。

これでなんとか形になりましたが、まだグッズ類の制作がおわってないので、金曜の在廊日までに仕上げて持って行くつもりです。
仕事もたまってるので引き続きヤバい状況ですが、、、とにかく風邪をひかないようにしたいと思います。

今回はあまりにも時間がなくて、宣伝も遅くなってしまったし、置きDMも思うようにできてないのですが、よろしくお願いします。

個展の在廊日程

明日は個展の搬入日です。
すでに大きな荷物はヤマト便で発送して、きょうは引き続きこまごまとした雑貨作りをしています。

在廊予定は以下の通りです。
12/5(金)、13(土)、14(日)、19(金)、20(土)、21(日)

今回の展示は、ちょっと変わっていて、ギャラリーの営業は金土日のみなのですが、その他の平日や夜間も、ギャラリーのショーウインドウに飾られた作品を外から見ることができます。

岩清水さやか個展 Sayaka’s FANCY SHOP
2014年12月1日(月)~25日(木) 金土日のみ開廊 13:00~19:00(最終日16時まで)
吉祥寺 ギャラリー・ボンブラ
〒180-0001武蔵野市吉祥寺北町1-2-11
TEL 050-8885-5115 0422-23-1020(営業時間内)

怪異伝説ダレカラキイタ?第12巻「学校の心霊」

怪ダレシリーズ第12巻「学校の心霊」の見本ができました。
来週中には本屋さんに並ぶそうです。今回はちょっとコミカルな表紙になってます。

音楽発表会で縦笛を吹こうとしたら、うっかりエクトプラズム(?)がでちゃったよ~!みたいな状況なんでしょうかね。。。笑

12冊のうち2冊は他のイラストレーターさんが描かれているので、わたしの挿絵のものはちょうど10冊めになります。ほんとにうれしくありがたいことです。

怪異伝説ダレカラキイタ?〈12〉学校の心霊 (怪異伝説ダレカラキイタ? 12)

怪異伝説ダレカラキイタ?〈12〉学校の心霊 (怪異伝説ダレカラキイタ? 12)

  • 作者: 加藤一,岩清水さやか
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 2014/11
  • メディア: 単行本

Sayaka’s FANCY SHOP

今年は5月に個展をやったばかりですが、来月また個展やります。

岩清水さやか個展 Sayaka’s FANCY SHOP
北欧のクリスマスの妖精「ニッセ」「トムテ」をモチーフにしたイラストレーションやオーナメントなどをあつめたお店屋さんです。

2014年12月1日(月)~25日(木)
金土日のみ開廊 13:00~19:00(最終日16時まで)
※月~木はギャラリーの営業はお休みですので、ご注意ください。
ショーウインドウ内の作品は、展示期間中は24時間ご覧いただけます。

ギャラリー・ボンブラ
〒180-0001武蔵野市吉祥寺北町1-2-11TEL 050-8885-5115 0422-23-1020(営業時間内)
在廊日は未定です。決まり次第、ホームページ、ブログ、TwitterFacebookでお知らせします。

小学生のころ、大人になったら自分の手作りの品物をあつめたお店をやりたいなあと思っていて、よく落書き帳にオリジナルの キャラクターグッズのデザインを描き散らして遊んでいました。ギャラリー・ボンブラさんは広さやショーウインドウの感じなどがお店屋さんごっこをするのに ぴったりだし、ちょうどクリスマスの時期でもあるので、クリスマスショップみたいなことができたらいいなと思いました。
わたしは線を描くことに興味が集中していて、色については、絵を描き始める時点では漠然としたイメージしかないので、着彩が苦手です。無限にある色の中か らひとつを選ぶのは楽しい作業でもありますが、難しくていつも迷ってしまいます。 今回は、同じ絵なんだけど色違いの作品を展示してみました。洋服屋さんに色違いの服が並んでいるような感じで、見比べて楽しんでいただければと思います。

ウクレレCDジャケット展終了

ウクレレCDジャケット展、きょうで終わりでした。
同じCDなのに、いろんな解釈があって面白い展示でした。

搬出のときすごく混雑していて芳名帳を見られず、どなたがおいでくださったのかわからないのですが、、、
会期中にご来場くださったみなさま、それに、わたしのジャケットのCDをお買い上げくださったみなさま、どうもありがとうございました!

あの子の隠れ家のまわりにひそむリスと小鳥の話

いろいろと一段落ついたので、ちょこっと実家に帰った。
ちょうど妹と姪っ子(1歳)も来ていて、うれしかったのだけど、久しぶりだったせいか、ものすごく泣かれてしまい、まるで自分がなまはげになったような気分であった。

でも姪っ子が先日のわたしの個展のDMの絵を見て、(鹿さんの絵、といわれてどの絵のことか一瞬わからなかった)妹に「リスさんはどれ?」とか「小鳥さんは?」とか聞かれるとちゃんと探して指さしていたのには感動した。

描いた本人が言うのもあれだけど、あの絵はリアルではなく、単純化された線と色面の集まりで表された、ただの概念なのだ。(Photoshop的な考え方をすれば、ただのドットの集合)
本物のリスを見たことあるかどうかもあやしい1歳児が、どうしてあの絵を見て「リス」とか「小鳥」とかを認識できるんだろう?
まあ、何度か絵を見ながらおかあさんとお話してるうちに覚えたんだろうけど、そのうちすぐに絵のリスと本物のリスとの関係も理解するんだろうなー。

リスの絵を見たことが無い人が本物のリスを見て描いた絵と、リスの絵(誰かが一度概念化したもの)を見たことがある人が描く絵は、これはもう、絶対に別物になってしまうので、わたしの絵を見せたことで、可能性をひとつ奪ってしまったような気もする。

誰かが概念化したものの上から概念を塗り重ねることで文化が作られていくし、すべての人が絵描きになるわけじゃないから、どうでもいいことかも知れないけど。
ほんとにまっさらな状態で絵を描き始めることは不可能なんだろうな。。。他にも幼児番組や絵本などたくさん見てるし、何も知らないままではいられない。
本人が意識しようとしまいと、必ず置かれていた環境の影響が出てしまう。

わたしも子どものころに見たアニメ絵などにずいぶん呪縛されてきたと思う。環境の微妙な違いがその人の個性になるとも言えるし、たくさん知識をもっていることを武器にする人もいるので、善し悪しだけど。