雑記帳」カテゴリーアーカイブ

世界はステージだと言っていいのかわるいのか

夕方、新宿のオカダヤの舞台衣裳用品コーナーに行った。
そのとき一瞬すれちがった全身ピンクのフリフリの服を着たおねえさんと、(タカラヅカ?風俗系?それとも単なる趣味?)夜遅めの、帰りの電車でまた遭遇した。

わたしはいつも人の顔が覚えられないので、自信がなかったが、そのおねえさんはオカダヤの紙袋を持っていたし、まちがいないと思う。
その人はたまたま目立つかっこうをしてたから気づいたけれど、いつもは、何度も何度も同じ人とすれちがっても、すれちがいっぱなしだ。
(東京にいるたいていの人とはすれちがったことがあるんじゃなかろうか。)

漂流

友人Kと和製ミュージカルについていろいろ話す。
疑問点はだいたい大学時代に出揃っていたということだ。
ロマンやらヒューマニズムなんか超えたカッコイイ作品を作ってくれ。

うろうろ歩き

下北沢をうろうろ歩き、古着と古いネックレスとゴムサンダルを買い込む。
ゴムサンダルはゴミだしの時なんかにぴったりのださいやつ。

人体実験

最近お菓子売り場にずらりと並んでいる、ブラックチョコに私もハマった。
こんなにたくさん食べても鼻血って出ないものなんだなー…。
ぜひ大袋で売ってほしいものだ。

あこがれと欲望

ピナ・バウシュの公演を見るために、友人Kが東京に遊びにきた。
同じ演目を4回も見た上に、出待ちして、サインまでもらっていた。
友人Kの行動原理はあこがれという自分の外に向かう力のようだが、欲望ともまた違うんじゃないか、というところから始まって抽象的な議論。

せきゆ

今週の『サンデー毎日』をぱらぱら見ていて、学生書道コンクールの課題がツボにはまった。とくに小学校低学年の「かみ」(出題:王子製紙)と「せきゆ」(コスモ石油)がいいな。

ある意味シュール。
でも子どもにとっては厳しい父の役割のようだ。
ストレートで、世の中甘くないぞって感じで。考えすぎかな?

まごころ

友人Kがフォスター・ペアレンツをやってると聞いて、ちょっと影響され、しかし私はびんぼうなので、使用済み切手でも寄付してみようかと思った。
これがもう2年くらい前の話で、それから地道に集めてたつもりだったが、今日数えてみたら120枚ほどしかなかった。
これを郵送するための切手代を募金した方がましなのでは…。

乙女は文学部に行くべし

私が大学の文学部に行ったのは、子どものころに読んだ、『赤毛のアン』や『あしながおじさん』の影響では、とハタと思いあたった。
あの手の小説の主人公ってみんな優等生で、文学部なのに異常に猛勉強してる。
現実には私は彼女たちみたいに作家になりたいなんて思ったこともないし、ちゃらんぽらんなので、落第したりしてたけど。

でも、大学生というのは、キャンディーを引っ張ったり、絹の靴下をはいたり、ギリシャ語の奨学金をめざしたりしてるようなイメージが植え付けられてたし、今思うとたしかにそんなような生活だったような気がしないでもない。

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映画とか音楽とか本とか美術とかに詳しい人って、そういうものを言葉で情報処理して記憶していくみたい。
私は映画は本編を見ればいいもので、パンフレットは記念品だと思っていた。
俳優や監督の名前なんて気にしたことがなかったし物語にも関心がなかった。
たいていの人は絵を見るときでも言葉が必要みたいなんだよね。そういうことがわかっただけでも大学に行ったことは無駄ではなかった。
知ってる人は生まれつき知ってることだ。でも大学の利用法なんて人それぞれ。見聞きしたものを言葉に変換するのを練習したことで感動は増えた。
私は絵を描く時はいろいろ考えるけど見る時はなにも考えない人だったから。

しかし所詮言葉を使うことは苦手なので、記憶の容量も少なくて、(特に固有名詞が覚えられない。この日記の文も固有名詞が少ないと思う)今も、うっかりしてると、映画・舞台・音楽・小説、感動したこと・等々、日記にでも書いておかなければ、片っ端から忘れてしまう。
忘れてしまうのは、じつは、私にとって必要ないからでもあると思うけれど。
だから一番好きな映画は何かなんて聞かれてもひたすら困るだけだ。

日本の大学は入るのが難しく卒業するのは簡単だと一般にはいうけれど、こんな要領の悪い私が卒業するのはほんとうに難儀なことだった。

怪しい図書館

先月、近所の図書館が気に入らないと書いたが、吸血鬼関係の本はわりと充実していた。
ちょっと悪趣味だけど、場合によっては使えるみたい。

お嬢様ことばですの

世田谷区に越してきてから、お店とかで、「ですの」「ますの」と本気で言ってる奥様をみかける。
奥様っていっても見た目は庶民。
今の家の近辺は高級ってほどではないけど古めの一戸建てが多い。
私は移民なので最近までその層との接点がなかった。
山の手ことばっていまだに残ってるんだ。マンガの中だけかと思ってた。

偶然

妹と新宿のマルイ(二人ともめったに行かない)でバッタリ会った。
今日は、たまたま気がついたわけだけれども、

ほんの少しのタイミングの差で、すれ違ってることもあるのかな。

エアロバイク

通販でエアロバイクを買った。
なにしろ、私は、なるべく部屋から出たくないのだ。
音も静かだし、考え事もできるし、こいでる間は間食しないし、
…なかなかいいかも。

心の問題

裁判の一審で全面勝訴した友人から、相手に控訴されたとの連絡。
この件では誰がどう見ても友人が正しいし、法律も味方なわけだけど、相手の人も自分を守ろうと必死なのだろう。
正しいとか正しくないとかいうことは心には関係がないし、狂った人に「あなたは狂ってる」と言っても意味がない。
友人の側からすると不毛な裁判だけど、相手にとっては、何かを確認するために、通らなくてはならない道なんだろうなあ。