月別アーカイブ: 2018年5月

六本木アートナイト

來迦結子さんと、六本木アートナイトに遊びに行った。
毎年やっていることは知っていたけど、わたしは行ったことがなかった。知り合いも参加しているし、一度見ておこうと思った。

昼間から出かけたので、のんびりとランチしたり、街のあちこちで行われている展示やイベントを探して歩くのは楽しかった。
(六本木というわりに全体的に意外と地味かな〜という感じはあったけど)。

一番楽しかったのは、広場の芝生の上に透明ビニールの風船でできた巨人(ほんとにでかい)「空気の人」がよこたわっている作品。そのまわりで、凧揚げみたいにして、小さな透明人間をふわふわと遊泳させてるのを、モヒート飲んだりしながらぼけーっと眺めるのが気持ちよかった。
観客たちが巨人と同じポーズで仰向けに寝転がって、上から写真撮影するという企画があったので、喜んで参加した。

六本木ヒルズで行われていた開会式のショーは、会場が狭すぎてよく見えなくて残念だった。
暗くなってから国立新美術館の入り口前で行われた、ドイツから来た「光の巨人」のパフォーマンスは早めに行って場所取りをしたのでよく見えた。こちらの巨人は3メートルくらいの大きさで、真っ白に光っていて、数人がかりで動かす操り人形。ペーソスの漂う音楽も素敵。
新美の建物の窓をカラフルな布で彩ったインスタレーションがちょうど背後に見えて、とてもきれいだった。

「光の巨人」も「空気の人」も、もちろん簡単にできるものではないとは思うけど、発想自体はとてもシンプル。でもとてもインパクトがあって、小難しくひねったものよりも、ストレートにぐっとくるなと思った。

夢の国の半分

16年ぶりくらいにディズニーランドに行った(妹と子供たちと)。

昔は気づかなかったことがいろいろあった。
ベビーカー置き場があることなんてまったく目に入っていなかった。
パレードは前のほうで場所取りをしないと子供には見えない。
子供連れだと並ぶのも大変だし、マンツーマンで大人がついていないと乗り物にも乗れないし、本当になにかと制約が多い。

昔は自分が勝手に楽しむだけだったけど、子供を楽しませるのには、ディズニーのスタッフだけじゃだめで、夢の国の半分は保護者のがんばりで出来ているのだな、と思った。

パレードのとき、ビニールシートに座って靴を脱いだら、くつ下にでっかい穴があいていた。後ろに並んでた人たちに見られただろうか。現実に引き戻してしまったかも知れないと思うと申し訳なかった。
しかし、昔よりダンサーの人数がかなり減ったような気がする。今でもあれだけ行列ができるほど賑わってるのに。

ディズニーランドは、いま35周年だそうだ。
わたしが初めてディズニーランドに連れて行ってもらったのは5周年のときだった。千葉県に住んでたのになかなか行けなくて、当時は不満だったけど、いま思うとしかたない。まだ京葉線が開通していなくて、電車を乗りついで浦安駅からバスで行ったのを覚えている。ファストパスがなかったから、乗り物も2時間待ちとかだった気がするし。
今はチケットもネットで買えるし、だいぶ便利になった。でも大人はやっぱり大変だ。

魂コレクション/放置 欲望 フェティシズム

歯科検診のため、前に住んでいた千歳烏山へ。
帰りに上北沢で降りて、コンディトライ・シュピーレンさんに寄った。
店主の岡田さんにご挨拶して、ティラミス(美味しかった〜)とお茶をいただき、差し入れ用のクッキーを買った。
展覧会の差し入れなので、賞味期限が長いクッキーにした(他にもいろいろ頂き物があると思われるので)。このクッキーは小さめで食べやすいし、美味しくてお気に入り。それに箱にわたしのイラストのシールが貼ってあるし。
本当は韓国に行くときにも手みやげにしたかったんだけど、上北沢まで買いに行く余裕が無かった。それで相談してみたら、今度の時は宅急便でお願いできるそう。「今度の時」があるといいんだけど。。。
週末にはパンも販売しているとのこと。わたしが行くのはだいたい平日なので、初めて知った。それも食べてみたいなあ。

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それからアートコンプレックスセンターのRáykaさん改め來迦結子さんの個展へ。
「魂」は、去年作り方を教わった「どこでも宇宙」をさらに発展させたもの。ものすごい数の作品を壁じゅうに貼り付けたインスタレーションだった。ブラックライトを使って演出したり、やりたいことをやったという感じで楽しかった。

そのあと、アートラボの菅間さんの個展へ。
外科医だったお父様が残された、古い医療器具と絵画を組み合わせたインスタレーション。中には刃物などもあったのに、不思議とあたたかく、居心地のいい空間だった。今まで見た中でアートラボの空間をいちばん生かした展示だった気がする。
菅間さんは搬入のときに怪我した腕をギプスで固めていて痛々しかったが、とても元気で幸せそうだった。