月別アーカイブ: 2019年7月

隅田川花火大会

hanabi展のレセプション。今年も台風が来て強い風が吹いてたけど、雨は降らず。
関係者とお客さんと総勢20名近くで、花火大会に繰り出した。
今年は蔵前あたりで、ビルの隙間から鑑賞。両国橋から見るよりずっと近く、大きく見えた(ただし、全体は見えない)。

人が多すぎてすぐにバラバラになってしまったが、氷結とフランクフルトを買い込み、道ばたに座り込んで眺めた。おまわりさんもうるさくなくて良かった。
近くのコンビニの店員さんが大きな花火があがる前にカウントダウンしてくれたり、まわりの人たちと一緒になって拍手したりと、謎の一体感があった。

アートラボに戻ってからのアート談義も面白かった。20代のあめのいちさん(平成生まれだけど20世紀生まれ)から見た、2000年代生まれで最初から身近にインターネットがあった世代の作家の分析(情報処理能力がすごいという)がとくに興味深かった。

hanabi展はじまり

きょうからアートラボ・トーキョーの「hanabi展」が始まった。
わたしの作品のタイトルは「なつやすみ」。
ちょうど地元の七夕まつりの時季なので、なんとなく吹き流しっぽいイメージ。

上の花火の部分は針金とアルミホイルで出来ているんだけど、なかなか思ったような形にならないし、どこを持てばいいのかわからんし、出来上がるのかどうかずっと不安なまま作業していた。しかもできたと思ったらうっかり落としてぐにゃぐにゃになるし、もう大変だった。笑

で、いざ搬入しようとなって、ハタと、どうやって運ぶのかという問題にぶち当たった。考えた挙句、100均で買ったバナナスタンドにぶら下げて運ぶことにした。運良くぴったりサイズのがあったおかげで、どうにか無事に運ぶことができた。

子供のころの夏といえば花火とかプールとかスイカとか、ベタといえばベタだけど、頭の中にはそれしかなかったような気がする。嫌なことは忘れてしまっただけかもしれないけど。幸せな子供だったんだなあ。

hanabi展
2019年7月24日(水)~28日(日) 
15:00~20:00(最終日~18:00) 会期中無休
hanabi party 7月27日(土)午後4時~6時 *6時より隅田川花火へ。

最近読んだ本

『ゆかいな認知症』(奥野修司著、講談社現代新書)を読んだ。
認知症当事者へのインタビューをまとめた良い本だった(ゆかいだとはいえないが)。
認知症は、以前は早期発見できなかったため診断された時にはすでに重症化していた。介護する側から見た情報ばかりが広まったため、社会全体に絶望的な先入観が出来上がっている。
しかし、ここ数年で声をあげる当事者があらわれ、認知症をとりまく環境が少しずつ変化しているという。
この本を読むと、認知症といっても普通の人と変わらない部分がたくさんあり、人によって出来ないことは違っていて、スマホを活用したり、サポートを利用したりしてうまくカバーできれば、いろいろな活動ができるのだということがわかる。社会とのつながりを持つことで進行を遅らせることもできる。前もって認知症についての知識があるとだいぶ気力の持ち方が違うようだ。
(おばあちゃんがまだ元気だった頃、たまに思い出話をしてもらったが、時系列のつじつまが合っていなかった。論理的に考える習慣のない人だからかな?と思っていたが、時系列がわからなくなるのは認知症の症状らしい)

『今日も一日、楽しかった』(あべけん太著、朝日新聞出版)はダウン症の当事者が書いた本で、たわいもない内容ではあるけど、好奇心いっぱいに、感情豊かに生活する様子が綴られていた。
先日読んだ『うつ病九段』もそうだけど、当事者が語る本はとても興味深い。

男とか、女とか、LGBTとか、発達障害とか、認知症とか…、言葉で雑にくくっただけでわかった気になってしまいがちだけれど、ひとりひとりそれぞれ違っているということを丁寧に理解して受け止めてほしいと、みんなが思っているのだ。

長梅雨

今年は長梅雨で、7月に入っても寒い日が続いている。
角タライに移した子メダカ2匹は元気。小水槽の針子たちも、どんどん大きくメダカらしくなってきた。

このところ、ビオトープの上あたりに毎日蜘蛛の巣が張られている。水辺に虫が集まってくるのを狙ってるんだろう。餌やりするときに邪魔なので払ってしまうのだけど、本当はそのままにしておいたほうが、ヤゴ対策になるような気もする。

睡蓮は、花が咲く時期なのにまったくその気配がなく、葉っぱも少しずつ傷んできている。
ホテイアオイは、肥料を入れたせいか、新しい葉っぱが出てきた。
ウォーターマシュルームだけはなぜか異様に成長していて、葉っぱが睡蓮並みに大きくなり、力強く伸びまくっている。

hanabi展のお知らせ

アートラボ・トーキョー恒例のhanabi展の季節になりました。
去年の隅田川花火大会は台風で延期されたおかげで、人出が少なくて快適だったなー。今年も雨降らないかなー。笑

2019年7月24日(水)~7月28日(日) 
15:00~20:00(最終日~18:00) 会期中無休
hanabi party 7月27日(土)午後4時~6時 ※6時より隅田川花火大会鑑賞へ。
https://artlab-tokyo.com/

アートラボのグループ展は、過激な表現をする作家さんもいます(わたしの作品は人畜無害なんですが。。。)なのでお子様連れの方はくれぐれもご注意ください。

参加作家:あめのいち、伊藤雅史、岩清水さやか、小野田拓真、河野麻実、菅間圭子、河野さおり、コウノユキトシ、桜井貴、ショウジョノトモ、地場賢太郎、Tomikawa Mitsuyoshi 、nibinibu、ハジマコミハユ、牧田恵実、三杉レンジ、三友周太、森下泰輔 ほか

まほろん

土器づくり同好会のバス見学ツアーに参加した。参加者は40名くらい。
今年の行き先は福島県の「まほろん」という施設。きれいで気持ちの良いところだった。学芸員さんの解説つきで、企画展示や、福島県内の土器が一堂に集められているという巨大な倉庫も見学できた。これからここで見た土器をモデルに制作する予定だから、みんなびっくりするくらい熱心に質問したり撮影したりしていて、学芸員さんも嬉しそうだった。

自由時間にボケっとしてたら、係のお姉さんが声をかけてくれて、丸太を石斧で削って丸木舟をつくる体験をさせてくれた(表面にちょっぴり傷をつけた程度だけど)。帰りに立ち寄った那須野が原博物館の常設展示も良かった(アカハライモリが超可愛かった)。

バスで近くの席になった方たちとたくさんお話できたのも楽しかった。みなさん縄文文化が大好きのようだ。興味の方向は、土器・土偶・アンギン編み・粘土作りそのもの…といろいろ。しかもいろんな特技をもった方が多くて話が面白い。

わたしは、土に触るのは楽しいな〜とか、オリジナリティーを出さなくていいから気楽だな〜とかいう感じで、のんびりスタンスなのだけど、今日は話を聞いてるだけでも勉強になった。

おいしい水

昨日、1匹目と2匹目の子メダカを、角タライに移した。2匹ともメスだった。
いじめられてる様子はないが、餌食べ競争に参加できてないので、お腹すかせてるんじゃなかろうか。
そこで角タライにグリーンウォーターを少し垂らしてやると、親メダカたちが群がってくる(すぐに拡散して透明になるので、何もないところに魚たちが集まってきたように見える)。これってそんなに美味しいのか。。。
生まれてからずっとその中にいた稚魚たちは、甘いジュースの中で育ってきたようなものだ。だのにいきなり厳しい環境に移してしまって申し訳ない。
小水槽をかきまぜたら、底に沈んでたボーフラが数匹浮かんできた。ピンセットでつまんで角タライに移すと、親メダカたちがあっという間に食い尽くした。