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『ようこそ先輩』展、搬出

あっという間に最終日になった。
搬出に行く前に、オーパ・ギャラリーの山口マオさんの個展に行った。
そしたら、ご本人がいらっしゃっていて、ドキドキ。
一緒に行った友人Kがサインをお願いしたら、サインというかイラストをサラサラッと描いてくださった。描いてる様子を間近で見られて感動。

搬出後は打ち上げ。大きな荷物をそれぞれ抱えて居酒屋へ。
みんなイラストレーターなので、絵で筆談しながらおしゃべりして楽しかった。

会期中足を運んでいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
見にきてくださる方がいることで、自信を持つことができるし、自信をもつことは、絵を描き続けるために何よりも大切なことだと思います。

しかし、今回は本当に、課題がたくさん見つかった。
作品を作品として成立させるという最低限のことはできていると思う。
自分の作品だけで個展をすればそれなりにまとめることもできたし、わたしの作品にはわたしなりの良いところがあると思うけれど、やはり、先輩の作品と並べて展示すると、小さくまとまってしまっているのが一目瞭然だった。

こんなふうに直接的に比較できる機会はそうそうないことなので、本当にショックだったし、かなり落ち込みもした。意識が内側に内側にとむかいすぎてしまって、見る人に効果的にアピールしようという意識が足りなかったと思う。

絵自体も、わかる人にわかれば良いという甘えがあった。
次の段階に進まなければいけない。
もっといろんな人にわかって欲しいという欲を持っていいのだ。自意識過剰な自分がイヤになってしまったりもするけれど、作品を世に問うからには、中途半端にアピールを押さえたら、すべてが無駄になってしまうのだと思った。

『暦絵』展、搬出

夕方、『暦絵』展の搬出。
DMも出してないのに、見にきてくださった方々、どうもありがとうございました。
もう終わっちゃったけど、これからDM出しますんで。

それにしてもカレンダーがけっこう売れてて、驚いてしまった。
売れると思ってなかったので、はじめは2個しか用意してなかったのだけど、追加しておいてよかった。お買い上げありがとうございました。

あー、展示って楽しいねえ。

目の人々

岩清水さやか個展「目の人々」
2006年11月27日(月)~12月2日(土)
11:00~19:00(最終日は17:00まで)
南青山・ピンポイントギャラリー 最寄り駅は地下鉄・表参道駅です。

「目の人」とは、ある友人が、わたしの絵にでてくる人物につけた、よび名です。
友人は、「目の人」には名前があるの?とわたしに聞きました。
わたしは、そんなことは考えたこともなかったので、名前はないし、全部が同じ人かどうかもわからないし、男か女か、子供か大人かもわからない、見る人が好きなようによべばいいと言いました。それで、彼らは「目の人」になったのでした。
単数形か複数形か迷いましたが、今回は、「目の人々」というタイトルにしました。

5年前の冬、チョイスで入選した絵に描いた人物は、みんな、まだ目をつむっていました。
そして、その目がぱっちり開くまで、じつに、2年以上かかりました。

目の人は、いつも、何かをじろじろと見ています。
小説の挿絵として描いた人々も、それぞれの人格がありますが、やはり目の人です。
わたしは、絵を描きながら、いつもいつも、目の人々と見つめあっているわけですが、彼らは、自分であるようなないような、なんともいえない不思議な存在です。
また、ときどき、わたしとは、イコール「目」なんじゃないかと思うこともあります。
そういうときは、目があるだけで、楽しく生きていけそうな気がします。

DM

個展に次回があるかどうかわかったものではないし、今回はふんぱつしてたくさんDMを出すことにした。

それで、昨日・今日と妹が来て宛名のラベル貼りをしてくれた。
妹は仕事は速いが、なかなか、おおらかな貼りっぷりであった。
比較の相手がわたしだったせいで、家族の中では几帳面と思われていた妹。

でもとても助かった。