恐怖の初顔合わせw

夏だか秋だかに、また、あかね書房さんから、「怪異伝説ダレカラキイタ?」シリーズの続巻が出ることになり、きょうは、作家の加藤一さん、デザイナー郷坪浩子さん、編集Eさんと飲みに。

シリーズが始まって3年目にして初顔合わせ。
こういうときは、どうしたって作家さんが話の中心になるので、作家さんって大変そうだな~っていつも思うんだけど、つぎつぎに繰り出される怖い話やら不思議な話やら、いろいろと面白すぎて、わくわくしながら聞いているうちにあっというまに時間がたった。
シュールすぎてここにはうまく書き記せないですが。。。

あーなるほどそれでああいう本になるんだな~と、ちょっと腑に落ちたかも。
怖いことが本当に起こったかどうかじゃなくて、その体験をした本人が怖いと感じたかどうかが大事、というのはすごくよくわかるなあと思った。

あと、仲間内にひとりくらいはかならずいる「霊感のある人」というのは、だいたいほんとに霊感があるらしい。
で、やばい場所に行った時に危険な目にあうのも霊感がある人だけらしい。
それならわたしは安心だなーと思ったら、いくつになっても、とつぜん霊感が芽生えることはあるらしい。

怖いんですけど!!!

偕成社さんのとあわせて、今度で怪談本の挿絵は5冊目!
先日「怪ダレ」1冊目の絵を見直したら、ヘタクソなんだけど怖かった。
でもだんだん慣れてきてへんに上手くなってきちゃった感じがあるので、これを機に初心に返って、次はなんかこう内臓にくるような絵にしたいです。

怪異伝説ダレカラキイタ?〈4〉恐怖の教室 (怪異伝説ダレカラキイタ? 4)

  • 作者: 加藤一,岩清水さやか
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 単行本

ある一日

徹夜して朝までにどうにか挿絵を仕上げ、ふと、わたしの前世って小人さんだったんじゃなかろうか、と思う。

まあいつもこんな調子なんだけど。
そのあと頭が冴えて眠れなかったので、いろいろ雑用してるうちに、眠気がきたのでパタッと倒れて、1時間くらい眠ったところでハッと目が覚めた。
あれ?そういえば今週打ち合わせの予定があったな、、、明日だった気がするけどいちおう確認しておこう、それにしても今日っていったい何日なんだっけ?なんて思って手帳を見たら、待ち合わせの時間は今日の2時間後だった。

焦った。。。でも気がついてよかった。

とくに今回は、ちょっと面白い打ち合わせだったし。
イラストのお仕事じゃないんだもん。またオブジェ作りますよ~!おほほ。
スチロールの人形作りは、趣味のようなものだと思っていたし、いったんやめようと考えてたんだけど、それはもう置き場所がないからなので。。。
本格的にカメラマンさんに撮影してもらえるそうだし、どんなふうになるのか、すごく楽しみ!

歌舞伎座にサヨナラ(2)

きょうも、歌舞伎座で行列。第二部の、三人吉三巴白波と藤娘が観たくて。

でもきょうは暖かくてお花見日和だからか、昨日よりは列も短かめだった。
行列のなかには外国人観光客がけっこうたくさんいて、なにもわざわざ今月並ばんでも、、、とは思ったけど。
三階席の一番後ろの列に、ツアーの外国人がずらっと並んでたのが、藤娘の前の休憩でみんな出てっちゃって、空いた席がもったいなかった。
三人吉三は豪華キャストだったし、見た目も綺麗だけど、動きは少ないし、あの名ゼリフとか、外人にわかるわけないよなー。藤娘のほうが踊りだからわかりやすそうなのに。。。しかたないけど。ああでもこんな面白いのがわかんないなんて可哀想なことだ。

わたしは坂田藤十郎さんの藤娘をみるのは初めて(山城屋って屋号はまだ慣れないなあ)。
あの大輪の花のような方の藤娘ってどんな感じなんだろうと思ってた。なんかもっとエロい感じなのかなと思ったらそうでもなく、健康的で明るい印象で、酔っぱらうところとか、とってもキュートだった。背景がクリーム色だったのもあって、太陽みたいな黄色のオーラがみえた。
それは藤の精のイメージとはちょっと違うような気もするけど、黄色と藤色の組み合わせはすてきだなあと思った。

歌舞伎座にサヨナラ(1)

きょうは、16時から歌舞伎座の幕見のために行列した。
ほんとうは第二部の2幕目から観たかったけれど、すごい行列だったのであきらめて、第三部からの列に並ぶことにした。
まだ月初めだっていうのにびっくり。しかもこんな寒いのに。
歌舞伎座サヨナラ公演だから早く観なきゃって、みんな考えることは一緒か。

2時間以上も並んだかいあって座ってみることができた。
かけ声をかけるプロフェッショナルなお客さんも多くて、やっぱり盛り上がる。
演目は「実録先代萩」と「助六」。最後はやっぱり助六なのだなー。
実録~で、芝翫さんの浅岡が子役二人にじわじわ追いつめられてくのも面白かったし、助六は、主役も当然だけど、チョイ役で出てくる俳優さんたちが異様に豪華。それに玉さまの揚巻の打ち掛けと帯がほんとに素敵。。。
今回の助六を観た!というのはこの先ずーっと語り継げると思う。
海老蔵さんは、口上のセリフをまだちゃんと覚えてないみたいだったけど(笑)
それにしてもあんなどうでもいい話が歌舞伎の代表作なのってすごいことだ。。。

感情表現ということ

このところ演劇的な表現をいろいろと目のあたりにして、感情表現ということについて考えている。役者さんたちが感情と向き合っていることと、自分のやっていることは、どこが同じでどこが違うのか。

たとえば自分自身が悲しかったり、悔しかったりしたときに、ストレートに絵にその感情をぶつけてしまうと、あとで恥ずかしくて見るのもイヤな作品ができあがってしまう。
すごく感動して夢中になって描いたものも、やっぱり面白くない。だから絵を描くときはわたしの場合は心をできるだけ揺らさないようにする。

かといって、感情抜きの頭でっかちな絵を描きたいわけでもなく、じゃあわたしがいつも描いているのはなんなのかと考えたら、それはどうも、感情が感情になる一歩手前の「驚き」というか、心が揺れることに対するとまどいのようなものなのではないかと思う。
怒りとか、悲しみとか、恐怖とか、喜びとかに分化するまえの何か。
だからそれが自分の感情といえるのかどうか、よくわからないし、それを伝えるために絵をかいてるわけじゃないけど、それが芯にあるのは確か。

反対に、ゼロから絵を描いていく中で、新しい感情がでてくることはあるだろうか?

描きはじめるときは、出来上がりのイメージがかすかにしかみえないので、すごく不安な気持ちで、手探りで進んでいく。
不安で、不安で、不安で、最後まで不安で、それでどこかで納得するか、あきらめる。
途中で、何か発見したり、面白いなと思ったりすることはあるのだけど、やっぱり、激情というようなものは起こらないように思う。
ただ最初から最後までずっとモヤモヤモヤモヤしている。

でも、そういうはっきりしないものを描いていくにしても、実際の生活のなかで起こった自分のいろんな感情は、押し殺すのではなく、揺れたものは揺れたものとして正直に認めていきたい。
認めたからといってそれが直接絵に反映されるわけでもないけど。
前は、感情をその場でだだもれにしたらもったいない、損をしてしまうような気がしていたけど、わたしが絵に描くのはその場その場の感情とは別のものだから、けちけちしなくていいんだな。

わたしはどっちかといえば鈍感な人間だと思う。
でも先月くらいからなんだかセンシティブになっていて、妙に心が揺れていた。これといって大きな事件があったわけでもないのに、ささいなことでも気がそぞろになってしまって、まったく絵が描けなかった。(仕事の絵なら、文章に沿って描いていくから大丈夫。ちゃんと仕事はしてます)

そういう心が揺れたときの、具体的な事実は、わりとすぐに忘れてしまうけど、まわりの空気だとか、匂いだとか、そういうものを、いつかふっと思い出して、すこしずつ絵の中に紛れ込ませていくのかもしれない。これまでも、たぶんそうだった。

…と、自堕落にすごしてしまった時間を正当化してみる春の日であった。

ひと段落

今日でひと段落。自分でなにかやったわけじゃないけど、浮ついた気持ちに整理つけなきゃ。ちくしょー負けてらんない。

きょうは朝から何度も舌がつって痛い。。。

おつかれさま~

きょうで父が退職だというので、朝から何度も携帯に電話かけてるんだけど、つながらねーし。。。

ま、今日は天気もよくてよかった。
いい日にしてくださいなっと。

花冷え

関西方面から帰ってきたあと、ちょっと心が空っぽになって、なにかしらミスしたり、あわてたりすることが多かったのだが、このところ、ようやく何かがもどってきた。

でも、毎日仕事と勉強なので、日記に書き残すほどのこともない。
ずっと寒いし、桜の見頃もまだだし。

きょうは妹とひさしぶりにご飯を食べに行った。トムヤムクン。
とくになにを話すでもないけど、妹といるのは気が楽。ぼーっと新宿のお店を見てあるいて、お茶飲んで解散。

挙動不審な人

向かいのアパートに住んでいた変な人は、どっかに引っ越していったらしい。
近所中のドアをガンガンノックして回ったり、部屋に入ろうとしたりして、怖かった。
明らかに挙動不審で、大家さんはアパートの階段の下に鈴をつけた柵をつけた。
何度かおまわりさんが来て、わたしも話を聞かれた。
わたしはひと安心だけど、あの人はこの先どうやって生きていくんだろうか。

その後のソウル・オブ・ルージュ

きょうは、夜から池袋へ、前川麻子さんのワークショップの見学に。

途中、キンカ堂のシャッターに「ありがとう」とか書かれた張り紙がたくさん。わたしは池袋はそんなになじみがないけど、やっぱり倒産は残念。

ワークショップはなんだか抽象的で高度なことをやってるということだけはわかった。
よく理解できなかったけど、普通と言えば普通のことのような気もするし、この場でしかお芝居をはじめられない人もいるんだろう。

後半、山田伊久磨さんがゲストで登場、前川さんとのエチュードを見ることができた。
イクマさんといえば、六本木キャラメルでの前川さんとの二人芝居。
10年以上前の「ソウル・オブ・ルージュ」の続きの設定でのエチュードだった。

正直いって「なんかすごかった」こと以外は忘れてしまっていたのだけど、見ているうちに、当時のキャラメルの高揚した空気感をはっきり思い出せた。
演技してるうちに、現実には起こらなかった過去のことまで、本物の自分の記憶のような気がしてくるんだって。
役者さんってほんとに何考えてるんだかわかんない。

京都うろうろ歩き

きょうは、花曇りみたいなお散歩日和。東京に帰るついでに京都に寄った。
タクシーの運転手さんが、あと2、3日で桜が咲くと言っていた。

友人Kが京都と言えば本屋だと主張するのでいっしょに本屋さんめぐり。
それから、鴨川の遊歩道をぼーーーーっと歩く。
マラソン人や自転車が行き過ぎるのが、自主映画を見てるようで嘘っぽい。

祇園小石でお土産の飴を買い、バスで京都駅へ。
お昼に友人Kにつきあってフィレオフィッシュを食べたら、その後お腹がすかず、せっかくの京都なのに、コーヒー飲んだだけだったのはちょっと残念なような。
でも気づいたら所持金1000円だったから、まいっか。。。(黒みつしょうが飴、お土産用なのにぜんぶ食べちゃった)

ぜいたくな楽しみ

きょうはまたお芝居を観た。昼はうどん、夜は中華粥を食べた。
友人Kは芝居のことしか考えてない。わたしが絵のことばかり考えるのと同じ。
感情について、言葉について、演出について、おもしろい話をたくさん聞いた。
ほとんどはわたしには直接関係のないことだけど、友人Kの話を聞いてからお芝居を見ると、役者さんひとりひとりが好きになる。

へんな関西弁

きょうは友人Kは仕事なので、わたしはうろうろとお散歩したり、明石焼食べたり、お茶飲んだりしながら、めずらしく読書など。

温泉スパに行って、ジェットバスでブクブクしながらさらに読書。
露天の、色が変わっていく空を見上げながら。なんてのんきなの。
ブクブクしすぎて湯当たりしそうだ。

夜は鳥のすき焼き。ほんとに関西はどこでなにを食べても美味しい。
スーパーのレジで「ポイントカードありますか?」とか聞かれた時に、うっかりへんな関西弁風味のアクセントで答えてしまってドギマギする。
真似しようなんて気はまっっったくないんだけど、うつっちゃうんだもん、しょうがないじゃんね。。。

愛のレジスタンス

昨晩はしゃべりすぎて、起きたら夕方だった。

のろのろと西宮ガーデンズ(西日本最大級のショッピングモール)へ、昨日のカラオケでいちばん心にヒットしたアルフィーとレベッカのベスト盤を買いに。
そしたら、アルフィーのジャケットが、なんと池田理代子さまのイラストだった。
幸せの青い鳥はこんなに近くにいたのだね。。。

ここは西宮球場の跡地だそうで、とにかく広くて、なんでも揃っている。
友人Kは考え事をするとき、歩きたくなるタイプなので、よくここに来てはぐるぐるまわっているそうだ。

友人Kはお肉ばっかり食べるので、つきあってると野菜不足になってしまう。夜は中華料理。野菜炒めを何品か頼んだ。