悪態

絵の上達のためにはたくさん描くべきって、あれは嘘。毎日描いても上手くならない。ただ、慣れるだけ。

ぜんぶ年末のせいにしてしまいたいけど、みんなわたしが悪いんです。

夢の50%

わたしは自分のお城を作りたい、なんて前にも日記に書いたけど、いつか、どこかのスペースを借りて、彫刻をつくる所からはじめて、すべて公開制作という形で、実行するつもりでいた。

今回の壁画は、お店だから全部自分の思い通りにできるわけではないし、ペインティングだけだから、わたしが考えていたのとは違う。でも、仕事の枠の中で、けっこう近いことができたかもしれない。
ようするにぐるっと包み込むことをしたかったのだから、完成度はとりあえず置いておくとして、少しだけ夢が叶った。

だいたい今回の依頼は、お店の内装をどうにかしてほしいというだけで、こんなでっかい壁画を描いてと頼まれたわけではなかった。
わたしが勝手に描いちゃったので、お店の方もびっくりのようだった。

ずっとやりたいやりたいと言っていた新聞小説の挿絵もやれてしまったし、(もちろんできるならまた何度でもやってみたいけども)やりたいと思ったことは、あんがい実現するものなのなのだろうか?

「信じれば夢はかなう」なんて安いミュージカルみたいなことをいう気はないが、信じる信じないではなくて、夢は、まず持たないことには絶対に叶わない。
じつは、夢をみつけること自体がすごくたいへんなことなので、夢をみつけた時点で、半分くらい叶ったようなものなんじゃないかと思う。
信じられない夢なんて、最初から持ってないのと同じだと思うし、できると思ってないと、そもそも行動することができない。

あとは、夢はなるべく具体的に持ったほうがいい気がする。
夢に近づくためにどう行動したらいいかなんて手探りするしかないし、いくら信じていたところで、100%叶うとはかぎらないけれど、夢が具体的なものだったら、だいたいそのうち何%くらい叶ったかわかって、今までやってきたことが正しかったかどうか確認できるし、次はもっと頑張ろうって気持ちにもなれるから。

小さな夢ならオール・オア・ナッシングでもいいけど、大きな夢はパーセンテージで考えていいんじゃなかろうか(笑)。

スゲー!カワイイ!コワイ!

きょうも南越谷で作業。これでようやく、ひととおり線を描き終わって、やっと、まあこれなら見てもらってもしょうがないな、というとこまではできた。
まだ全然荒っぽいので作業は続けますが、パッと見はもうそんなに変わらないと思う。
なのでそろそろちゃんと告知もしなければ。。。

しかし、背景を虹色にしたら、妙にメルヘンチックな感じになってしまったなあ。
子どもっぽいのは不本意なんだけど、オブジェが不気味だからちょうどいい気もする。
ハイティーン向けというわりに、かなり小さい子どものお客さんも多いし、年配の女性も立ち止まっていく、不思議に広い客層なので、まあいいのかな。。。
店長Kさん(本業はデザイナー)が、お客さんに、この壁画の子に似てると言われて、「男なのに…」とショックを受けてて面白かった。髪型が似てるといえば似てた。

作業中、通りすがりの女子高生がまず発する言葉は、だいたい、「スゲー!」「カワイイ!」「コワイ!」のどれか。
意訳すると、うれしい!たのしい!大好き!みたいな感じですかね(違うか)。

わたしだったらたぶん「コワイ!」って言うだろうなあ。。。

歯医者さがし

大判焼きはずっとつぶあん一筋だったのだけど、ここにきてカスタードにはまりました。ウマイ。

先月歯を抜いた後、なんか納得できないので歯医者さんを変えることにして、歯科医のNちゃんに歯医者さん選びのポイントを教えてもらったりしつつ、いちおう歯医者さんのリストアップだけはしてた。

ここはお金持ちの老人がたくさん住んでる世田谷区なので(端っこのほうだけど)、歯医者さんもたくさんあって、自費中心のとこも多いし、良さげなとこも多い。でもなんだか忙しくてなかなか決められず、延ばしのばしにしてた。

昨日やっと、予約が取りにくいという評判の歯医者さんに電話してみたら、ちょうどキャンセルがでたとこだったらしく、あっさり今日の予約がとれた。
数日前に仮に入ってた歯がとれてしまったとこだったので、ついてた。
さっそく見てもらったら、説明もわかりやすくて、丁寧でいい感じだった。
これでひとつ懸案事項が減ったかも。。。

長生きして、ずっとお肉を食べるためには、まず歯!歯だよね!

手作り市/東京コンテンポラリーアートフェア2009

今朝、家中のあちこちになにやら豆板醤のような赤いものがついていた。???と思ったらいつのまにか自分の指先が切れて血が出てた。。。わたしの血液は李錦記の豆板醤と同じ色。

Sちゃんと、大学時代の友人が出店していた雑司ヶ谷の鬼子母神「手作り市」へ。鬼子母神ってはじめて行ったけどいいとこだった。銀杏の大木が紅葉してきれい。

境内は出店者とお客さんですごい混雑で、めあてのお店をみつけるのに一苦労した。
そこらじゅう、髪飾りやら焼き物やらバッグやらお菓子やらいろんな手作り品の山。
フリマかあ~と思って気軽に行ったのだけど、けっこう見ごたえがあった。商売でやってないからか、ひとつひとつ丁寧に、いい材料使って作ってるし。それになかなかいい値段つけてた。名刺置いてるプロの人もいるみたいだった。
デザフェスとかでこういう雑貨を売ってるのみると、それどうなのよって思うけど、こういうとこで売ってるのみるのは、同じような品物なのに、素直に楽しい。

そうだ、ちょうどわたしもグッズのお店の内装やってるんだった。。。
わたしはグッズ作りには興味がなく、絵はがきと、トートバッグ(お店で作ってくれた)くらいしか置いてないんだけど、お店に置かせてもらえるのってラッキーなことだし、これはわたしもなんか作らねば。と、にわかにやる気をおこしたのだったが、そのまえに壁画をしあげて、DMも作って送らないといけないな。。。

それから池袋の東武百貨店で日本画の展示を見た。Sちゃんは日本画をやってるので。若い作家さんだったけど、すごく丁寧で明るい気分になるすてきな絵だった。
日本画は海外では売れないというけど、日本家屋にはやっぱり日本画が一番合うと思う。

そして東京コンテンポラリーアートフェア2009(御成門・東美アートフォーラム)へ。
アートフェアって一人で行くといつもざっと見てすぐ出てきてしまうのだが、友達と行くとゆっくりみることになるのでいいかも。

なんか小さい作品が多くて、売る気満々な感じ。まあアートフェアだから当然だけど。
で、またどれもこれもすっごく丁寧に描かれてるんだ。。。工芸品みたいに。
わたしはちょうどでっかくて雑な(笑)絵を描いてる最中なので、ああやっぱり丁寧に描かなきゃいかんな~、とつくづく思った。
越谷に通う回数をできるだけ増やそう。お店が終わったら撤去されてしまう壁画でも、どんな仕事でもちゃんと描かねばいかん。お金じゃなくて、プライドの問題だ。。。

そのあと英会話教室へ。今日でやっと50回目(1年で100回のコース)。最初の予定より2ヶ月以上遅れてるけど、もういっぱいいっぱい。
それでも一回が3時間だから、予習復習も入れるとけっこうな時間勉強してる。
そのわりには、ほんとにわたしは覚えるのがゆっくりだ。
でも最近はようやくビビらずにあいさつくらいならできるようになってきた。その日のコンディションにもよるんだけど。来年もう一年通えば話せるようになるような気がする。

安室奈美恵の歌にうなされる

南越谷OPAのガールズ・ポップ・アトリウムは先週の金曜にオープンしました。

木曜までに、床にシート貼らないとできないような絵の具が飛び散る作業は終わらせた。
でもさすがに仕上げることはできなかった。5日間でやれるのはこれが限界。
だってカウパレードの牛だって丸8日かかってるんだもん。今回は牛よりはシンプルな絵だけどなにしろサイズが比べ物にならないし。

お店の方にも、オープン後もライブペインティングしてくださいと言われていたので、無理に急いで完成させずに、続きは比較的お客さんの多い土日に通ってやることにした。
やっぱり埼玉なので、平日昼間から遊んでる女の子はいないのだ(東京が異常)。
で、金曜は自宅でパソコン仕事。疲労で腕がふるえて〆切に間に合わないかと焦った。

昨日の昼間は疲れて動けなくなってたけど、あきさんのお料理で回復したので、きょうは一日南越谷で作業したのだった。

ちなみに、平日にお店に来るのはギャルママがほとんどだった。なんで同じフロアにギャル服と子供服が並んでるのか不思議だったのだが、謎がとけた。
ぜったいに銀座のギャラリーとかには来ない層だ。新たなる挑戦。。。

それにしても、作業中、ずっと隣のギャル服の店で同じ曲ばっかりくり返しかかってて、曲名がわからないので「ギャル曲」と名付けてたんだけど、もうあんまりくり返すんで、行き帰りの電車や、自宅での作業中にまで脳内で自動再生されるし、本当に辟易してた。

他力本願的な歌詞でイライラするので、でも正しいこと歌うばかりが音楽じゃないよね、なんて自分に言い聞かせたりしながら耐えて作業してたのだったが、検索したら安室奈美恵の歌だった。そうかー、ギャルママつながりか!

しかし、こういう仕事って、やっぱりもうイラストレーションの枠は超えてる気がする。
アートというのもちょっと違うんだけど。。。

部屋に帰ると、あのオブジェを運び出したのでとても広々としてる。
逆に、オブジェを運びいれたときはお店の中が自分の部屋みたいな気がしたけど、まわりの壁画ができていくにつれて、自分ち感は薄れていった(笑)。

今はなんだかよくわからない不思議☆空間。
でも商品がならんでるから、ちゃんとお店らしくはみえると思う。

お肉をちゃんと食べよう

きょうは、あきさんのお宅にお邪魔して、夕ご飯をごちそうになることになってて、美味しいものにとても敏感な方なので、ずっと楽しみにしてて、ほんとに、わたしはこれを支えに今週を乗り切ったのだった。

ボージョレ・ヌーボーを開けて、きれいなお皿に、おいしいお料理、それに楽しいおしゃべり、なんかもうほんとに癒されました。
今週はろくなもの食べてなかったので、生き返るようだった。ごちそうさまでした!
そうだ、やっぱり、バリバリ活動して、長生きするには、お肉をちゃんと食べなければ!

東京タワーの見えるマンションのお部屋は、あきさんの撮る写真とよく似てた。
あきさんの写真は、NYの感覚なのか、日本の雑誌でみかける写真とはだいぶ印象が違う。
そのことを言ったら、構図が立体的なのが違うよね、という話になった。
でもそれ以上に、光と、色のきらめきの力強さや生命力が違うような気がする。

あきさんのホームページをずっと見てるうちに、だんだんそう思うようになった。ぼーっとしてたらあっという間に終電。あきさんと遊んだ日はいっつも終電だなー。
帰りにスーパーでバルサミコ酢を買った。これでお肉を食べよう。
あきさんのお料理は、てきぱき手際よくってカッコ良くて、マネしようにもできないけど、お酢ぐらい同じの使ってもいいかなーって。

壁画を描いてます

埼玉県は越谷市にあるOPAというファッションビルの3Fに、今週20日の金曜日から来年1月末まで、期間限定のショップがオープンします。
(最寄り駅はJR武蔵野線の南越谷駅または東武伊勢崎線の新越谷駅。遠い…)
いろんなイラストレーターさんのグッズとか置くのだそうです。

で、いま、そこの店内の壁に絵を描いてます(壁は全部で幅18mくらい)。
今日やっと下描きを始めたというのに、あと4日しかないよ。。。?
6月にやった鍾乳洞のオブジェの展示がきっかけで声をかけていただきました。
あの鍾乳洞のオブジェも、もう一度展示します。

本当は、形を手直ししたかったんだけど、ほとんどそのままです。なにしろ急に決まった話なので。。。色は冬バージョンに変えるつもりですが。
壁画はいつものあの子と、丸がいっぱい飛んでる、いつものパターンです。
こんな大きな絵は初めてだし、急にふだんと違ったことやって失敗してもアレだし。でも今回は丸は丸でもちょっとフルーティな感じにしたいなと思ってます。

つい立てとか無しで描いてるので、通りすがりの人たちが立ち止まって見ていく。ちょっとしたライブペインティング状態。。。
今日は日曜だったし、同じフロアに子供服売り場があるので子どもが多くて、自分もお絵描きしたいとだだこねてぎゃあぎゃあ泣いちゃったりして。
ただ丸をいっぱい描いてるだけなのにそんなに見てて面白いとも思えないんだけど。
人はなぜ、絵を描くのを見るのが好きなのだろう?たぶん、出来上がった絵を見るよりも、描いてる途中を見るほうが好きだよね。
小学生のころ休み時間に落書きしてるとまわりに人だかりができてたのを思い出した。

お店のコンセプトはハイティーンの女の子向けのショップということらしいですが、同じビルにアニメイトとかヴィレッジヴァンガードとかダイソーとかも入ってるし、誰でも気軽にお立ち寄りいただけますので、お近くの方はぜひ。

しかしそれにしても、わたしは今までギャル向けのお仕事だけはしたことがなくて、これでようやく最後のピースが埋まりました。
今後は「ゆりかごから墓場まで」をキャッチフレーズにできます。
まあ絵そのものはギャル向けだろうがなんだろうが変わらないけどね。明日はまた赤帽さんにお願いしてオブジェの搬入だ~ わー

以下、告知の文章のコピペです。また「ガーリー」って言葉がでてきたよ。。。

「GIRLS POP ATRIUM|ガールズ・ポップ・アトリウム」
~女の子のためのオリジナル & セレクト・グッズ・ショップ~

ファッションや雑誌などで活躍しているガーリーな人気イラストレーター達のオリジナル・グッズや、かわいらしいアクセサリーやぬいぐるみをクリエイトする手作り作家たちの作品を揃えたコラボレーション・ショップが、南越谷OPAにオープン!
限定品、一点もの、ここでしか手に入らないものがいっぱい。ぜひアナタのお気に入りアイテムを見つけてください!

来店者特典:オリジナル缶バッジ ※ 11月30日まで。無くなり次第配布終了となります。

日時:2009年11月20日(金)~
営業時間 10:00am ~ 8:00pm
場所 南越谷OPA 3F
主催 ディレクションズ
協賛 ワイキキ・レコード、大盛堂書店

■ 参加イラストレーター(敬称略)
茉莉枝、hipBORNtwin、Ra’yka、蛯原あきら、OGAWA KEIKO、玉石佳世、内山ユニコ、NICO、ひらのゆきこ、今井 杏、miri、マロンチック、mayumi、TAMMY、森 宏、高橋由季、小林 晃、岩清水さやか
※ 全イラストレーターさん共通で、限定トートバッグの制作・ 販売が決定しました!

■ 参加グッズ作家(敬称略)
Spilla、ART & CRAFT KOTORI、atelier Bacchus、 ScarolicK、JuJu、ひつじのこや、チェルシィ、capria、LaLa、トリゴエユイ、ku*momo
※ 順次、参加者が増える予定です。

■ 店内壁イラスト+オブジェ:岩清水さやか
エントランス壁・イラスト : Ra’yka、等身大ギャル : 森 宏

■ 楽しいイベントも企画中です!

冬の靴

ここのとこほとんどずっと引きこもってたもので、外に出かけるのがものすごく億劫になってきて、「靴を履くのがイヤ、、、冬の靴って重たいし履くのに時間がかかるし」とかそんな理由で用事があっても出かけるのを先延ばしにしてた。

まるで登校拒否児童のようだがいったいわたしは何を拒否してるのか。
でもいつまでもそうしてるわけにもいかず、きょうはやっと思い切って靴を履いて街に出た。

一週間に一度くらいしか出かけない生活では、「この季節に出かけるためには何を着たら良いのだったろうか?」というとこからいちいち考え直さないといけないので、出かける準備に2時間くらいかかる。ぼんやりしているうちに時間がどんどん過ぎていくのでいつも焦ってしまう。
会社員のときは起きてから30分後には電車に揺られてたりしたのになあ。

靴は、履いてみたらべつにそんなに重たくもなかったが、もっと軽い靴を買ってみた。ふかふかのファーつきのあったかいの。
これですこしは外出したい気持ちになるだろうか。

まあどっちみち来週はほとんど毎日出かけなければいけないんだけど。

とろみを感じる生き方

ちょっとスキをみて、くるりのライブ「とろみを感じる生き方」に行ってきた。
中野サンプラザの中に入ったのはじめてだ。

あー楽しかった。最後のほう、あたまぼーっとなった。楽しいのはいいことだ。
しかしくるりの曲ってノリは良くても手拍子しづらいのばっかりだからか、客席の盛り上がり方が微妙にもどかしい感じでそれもまた一興。

そういえばわたし浪人生のとき、立命館も受験したんだよなー
あのとき立命館に行ってたら、くるりと同級生だったかもしれないのにぃ~
…だからなんなんだって話だけど(笑)ファン心理ってことにしておいて。。。

魂のゆくえ

魂のゆくえ

    • アーティスト: くるり
    • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
    • 発売日: 2009/06/10
  • メディア: CD

好きな食べもの

好きな食べものを最初に食べるか、最後まで取っておくか?

わたしは、取っておくタイプだと思ってた。
が、よくよく考えてみたら、もう長いこと、好きじゃないものを食べたという記憶がない。
好きなものしか食べてない。ということは、最初に食べるタイプというのが正解だったのだろうか。(まあ、嫌いな食べものってほとんどないんだけど。。。)

じゃあなんで最後まで取っておくタイプだと思ってたかというと、デザートは最後に食べるから、なんとなくそんな気がしてたのかも。
イメージ的に、デザートって華やかな感じがするし。
でも、、、でも、、、わたしはデザートもそれ以外の食べものも同じくらい好きなんだ!