ストリートビュー

ちょっと話題遅いですが。
グーグルストリートビュー、ふつうはながめて楽しむくらいのものだろうけど、わたしは挿絵の資料として、グーグルアースと合わせ技でけっこう活用している。
そりゃあできれば取材に行きたいけど、なかなかそういうわけにもいかないので。

でもほんとに必要な場所のデータは無かったりする。わたしの住んでるアパートでさえ(庶民的な住宅地で道路も細いのに)映ってるのに、意外に駅前の広い道路のとことかが途中で切れていたり、映ってても道路が広すぎると肝心なところがはっきり見えなかったり。

あと、駅の構内とか歩道橋の上とか神社の境内とかも映してもらえないもんだろうか。
車の入れないとこはだめなんだよねえ。。。

(両親の出身地、函館のストリートビューがすでに出来ていたのには驚いた。名古屋より福岡より先。そりゃ函館はいいとこだし眺めるのも楽しいけどなんで?)

ブルーベリージャム

今日はブルーベリージャムを作った。電子レンジで。めちゃくちゃ簡単。
何ヶ月か前に加藤一さんのブログに作り方が書いてあったのを読んで、あまりにもおいしそうだったから、すぐに冷凍ブルーベリーを買いに走ったのだが、忙しかったのと暑かったのとでそのままになっていた。
作ってる最中から、まるで花の香水のようないい香りがしてびっくりしてしまった。
お砂糖買いたくなかったので、ヨーグルトについてるのがいっぱい残ってたのを使った。すぐ食べ切るつもりで甘さひかえめにしたので、たっぷり食べられてすっごい贅沢気分。

ペットは細菌です

ぬか漬けって、熱帯魚飼うのによく似てる。
水槽では、魚自体よりも水質の管理が大事で、水質が悪くなると、必ずといっていいほど魚は病気になってしまうのですぐわかる。
水質をよく保つには、水中のバクテリアに元気でいてもらわなければならない。
そのためにエアレーションや、水温に気をくばる。

ぬか漬けは乳酸菌による発酵だから、乳酸菌が大事で、漬ける野菜は水槽の魚にあたる。乳酸菌には酸素が必要だから毎日かきまぜるし、暑すぎても寒すぎても良くない。
乳酸菌もバクテリアの一種だから似てるのは当然といえば当然だけど、魚が病気になった時に、水槽に塩やら唐辛子やら入れることがあるのも似てる。

軽い気持ちでぬか漬けをはじめてしまったが、熱帯魚を飼うようなものだと思えば、これから何年もかき混ぜ続けていけそうな気がしないでもない。
お魚のぬか漬けもおいしいもんね。秋だしサンマでも漬けてみようかな。

東京駅をひとまわり

また東京に出張してきた友人Kと日本橋の「たいめいけん」でランチ。
「凧の博物館」(たいめいけんビルの5階)の看板を見つけて入ってみた。
なんというか、本気の凧コレクションであった。
世界中の凧をところせましと展示するのみならず、凧職人の仕事場を再現してみたり、中国の子どもが描いた凧あげのお絵描きから、ベンジャミン・フランクリン人形まで、凧に関するものならなんでも集めずにはいられない感じ。
凧の材料も揃っていた。長ーい竹ヒゴが欲しくなったらここに買いにいこう。

それからカウパレードをひととおり見てまわった。
なんだか狭かったり暗かったりの場所に置かれてる牛も多くて、わたしの牛は、全体の端っこだけど、前後左右から見てもらえる場所でよかった。
ペニンシュラのドアマンがずっと見ててくれるからなんとなく安心だし。

丸ビルのコールド・ストーン・クリーマリーでひと休みして解散。

ご飯の友

先日母が送ってくれた新米は、もっちもちで、おかずがなくてもいいくらいだけど、最近ぬか漬けをはじめたので、さらにご飯がすすんで困ってしまう。

母はいろんな漬け物を作っていたが(にしん漬けとか)、ぬか漬けはしなかったので、わたしはぬか漬けの味はよく知らなかった。
なので、すでに発酵していてすぐに漬けられる糠味噌を買ってきてはじめた。
初心者なのでわからないことだらけだけど、少量だけなら意外に気軽かも。
漬け物がある生活って、なんか豊かな気持ちになれる。

閉店まぎわにスーパーに行ったら、生イクラが安くなってたので、さっそく醤油漬けにした。ますますご飯がすすんでしまうな。

リフレッシュ

今日は、あきさんと歌舞伎(昼の部)を観に行った。
最初の演目「竜馬がゆく 風雲篇」が意外に面白かった(亀治郎さんが超可愛い)。
一番のお目当て「日本振袖始」は、玉さまが福助さんに襲いかかるという、なんとまあ恐ろしい設定。。。でも怖いというよりちょっとかわいそうな感じだった。

それから、あきさんおすすめの文明堂のカフェと、三笠会館のイタリアンバールでおしゃべり(さすがにどちらもいいお店!)。
あきさんは2年前までウォール街で働いてた方なので、経済についての話も少し。
わたしはまっっったくの無知だから、突っ込んだ話はできなくて残念だけど、リーマン・ブラザーズがいかに業界内で評判が悪かったかとか、そういう会社にはやっぱりそれなりの人間が集まるものだとか、今回のアメリカの対応が、バブルがはじけたときの日本に比べていかに素早かったかとか。あまりにも遠い気のする世界でも、結局のところ人間が基本なのだということはわかった。

わたしが知りたいのはただ一点、「世界恐慌が起きたときにわたしのような貧乏人はどう行動すればいいのか?」だけど、できることは何もないようなので(そりゃそうか)、騒いでも仕方がない。

ただ、貧乏っていっても、こうしてときどき歌舞伎を観たり、お酒飲んだり、博多通りもんをお取り寄せしたりもできるんだから、豊かと言えば豊かだし、将来の心配ばかりしてないで、今の幸せは幸せとして十分味わっていたいなと思う。

新・新本格もどき

もう一つお知らせ。「ジャーロ」さんで連載はじまりました。霧舎巧さんのミステリ「新・新本格もどき」シリーズの挿絵です。
なんか世界観や登場人物が過去の作品にリンクしてたりするから、いろいろ調べたりしなきゃいけなくてけっこうたいへん。

季刊の雑誌なので、アクシデントさえなければ、少なくともあと2年先くらいまでは、イラストレーターを名乗っていられることが確定してよかったよかった。

本気で結婚したい人のお見合い活動マニュアル

先月から今月頭にかけて、たいへんな思いをして仕上げた本の見本がもう届きました。『本気で結婚したい人のお見合い活動マニュアル』(山田由美子さん/飛鳥新社)
なんとなんと、いまはやりの婚活本!
このテーマにわたしの絵でいいの?って感じだけど、そこはほら、プロなんでね(笑)
表紙、カバー、帯のみならず、カットやらすごろくやら、イラストたっぷり入ってます。
レジに持っていくのを恥ずかしがらなくてすむ装幀を目指したんですがいかがでしょうか。

婚活って、受験や就活なみに気合い入れないといけないらしい。人生かかってるし。
就職はフロムエーで適当に決めちゃったわたしが言っても説得力ぜんぜんないけど、この本の通りに行動したら(超大変だけど)たぶんほんとに結婚できるんじゃないかなあ。
著者の山田さんは本物のお仲人さんなので、読むとお見合い現場の迫力が伝わってきます。女性向けの体裁ですが、男性にもおおいに参考になると思います。
結婚相談所の選び方とか、なぜデート代割り勘はだめなのかとか、絶対に言っちゃいけない言葉とか、プロポーズのタイミングまで解説してあるし。

書名にもあるとおり、「本気で結婚したい人」のための本ですが、そこまで本気ではなくても「こんな世界があるのかー」って感じで面白いと思います。
26日か27日までには店頭に並ぶようです。

本気で結婚したい人のお見合い活動マニュアル―ここまでやるかカリスマ仲人おばちゃんが放つ婚活必勝バイブル

    • 作者: 山田由美子
    • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
    • 発売日: 2008/09/25
  • メディア: 単行本

このごろ妹がお嫁に行ったり、身の回りで妙にその手の話題が多いのだが、わたしはといえば、結婚というものに良くも悪くもイメージがわかないので。。。(なんて言ってると山田さんに怒られてしまいそうだなあ…)たまに、素敵なご夫婦に会う機会があると、確かにちょっといいなあと思うけど。

まわりに既婚者が多いコミュニティにいれば、影響されて結婚したくなるものなのかも。
だから、我こそは!という既婚者の人が、ブログとかで素敵生活ぶりをアピールしたら、影響される人がたくさん出てきて、じわじわと少子化対策になるんじゃないですかね。

わたしはだいたいイラストレーターなんかやってるのはダメ人間に決まってるし、ダメ人間はダメ人間なりに、半端者として生きていくしかなかろう、と思ってたのだが、最近は、結婚して真っ当な人生設計をしてる同業者に会う機会が多くなり、心の底から驚き、かつ混乱してるところ。
イラストレーターだからって、ダメ人間だとは限らないんだねえ。。。

わたしの髪型はショートカットがデフォルトで、いままでの人生の八割くらいはショートで過ごしてきたが、いつも短いのも飽きるので、たまには伸ばすし、今はだいぶ長くなった。

そしたら、このごろ、街を歩いてるときに、テレクラのティッシュをもらうことが多くなったような。。。

再会

先日ちょっと日記に書いた、大学の後輩でロンドンでダンスをやってるNが、ビザの関係で日本に戻っているというので、Nの彼と、友人Kと、銀座でちょこっとお茶。
こんな平日の昼間に急に集まれる職業ってすばらしい。

ずいぶん久しぶりに会うNは、すっかり体つきがダンサーらしくなっていてびっくり。大学時代に彼女がダンスを始めたばかりの頃の、ボーイッシュなイメージが強かったから。
ロンドンのスタジオで、たまたまレッスンを受けた振り付け師と意気投合して、その助手をしながら英語も覚えたのだという。そういう出会いって、あるんだよね。

Nの彼氏はスペイン人のゲームクリエイターで、秋葉原でゲームを買ってご機嫌だった。今はゲームの会社を立ち上げようとしていて大変、ということだったが、ゲームのこととかよく知らないし、どうにもこうにもうまく話しかけられず、つい昔の話や知り合いの話ばかりになってしまって、非常に申し訳なかった。

でもその彼の親戚のカメラマンが撮ったという、Nの舞台姿の写真は、なかなかセクシー。いかにも「外人が好む日本人」風のきっついアイメイクで、カッコ良かった。
好きなことやってる人はやっぱりいい表情してる。

このところずっと寝不足で栄養ドリンクのドーピングに頼っていた。栄養ドリンクは味が大嫌いなので普段はまず飲まないのだけど。
でも昨夜は頭が冴えて眠れず、友人Kに電話して、やっと先日観た芝居の感想を伝えた。友人Kの演出、楽しくて、とにかくすごく良かったのだ。

なのに本人は最近また鬱気味で、世界の誰とも繋がってる手応えがないなんて言っていて、そんなこと言われたらわたしはすごく悲しくなってしまうではないか。
鬱の人のケアも大事だけど、鬱の人の周りにいる人だって傷つく。いまどき鬱の人なんて珍しくもないのに。
傷はついても治るものだと思うが、忙しいときにはつい面倒臭いなあと感じてしまう。(逆にヒマすぎるとろくなことを考えないけど、そういう時間からなにかが生まれてきたりもするからわからない。)

わたしが世界との繋がりをなくしていたころには、友人Kの存在はありがたかった。

友人Kは鬱になると集中力が無くなって本が読めなくなるらしい。しかしそれはわたしにとってはいつもの状態なのだが。

それから、芝居と紙芝居の関係についてとか、肉じゃがと海軍カレーの関係についてとか雑談してたら眠くなった。電話を切った後、パッタリ倒れて、目が覚めたら16時間たっていた。

あーあーあー、「博多通りもん」が食べたい。あのべったべたの危険な甘さで、脳みそにガツンと活を入れたい。でもあれ福岡に行かないとお店では買えないんだよね…。
お取り寄せしちゃおっかな。。。

GEISAI#11

わたしは、どうやら、ほんとに追いつめられると、体を張って笑いを取る方向に行くらしい。それがたとえ失笑であったとしても。
女優の訓練みたいに「それがあんたの本質よ!」とかなんとか言われた気分だ。
当日まで、あんなパフォーマンスをやる気は全くなかったのに。。。自分でもびっくりだ。
絵だけじゃ弱かったもんだからつい。…とにかく、顔筋が疲れた。

やっつけ仕事で作ったものを出展するなんて失礼じゃないかとか、20代がおおかたであろう人たちのなかに混じるのは場違いだったかなとか、やっぱり今回はパスすれば良かったかもとか、モヤモヤ考えたりもしたが。
だけどいくつになったってバカやっちゃいけないってこともないよなあ。
それでも立ち止まって声をかけてくださった方々には感謝。

前にデザインフェスタについていろいろブログに書いてしまい、自分が参加してないのにあれこれいうのもなんだなと反省したので、GEISAIも見たことなかったけど、じゃあ自分も一度参加してみようと思った。

しかし参加しちゃうと書きづらくなる。だいたい、見て回ってる余裕もなかったし。
いずれにしてもGEISAIはもういいや。
でもなあ、どうせならちゃんと時間かけて作ったものを出したかったな。
買っちゃった材料、どうしよう…。

牛確認

今日は画材の買い出しに行くつもりだったが、ちょうど両親が牛を見に来るというので、日比谷で待ち合わせ。
不安だったが、改めて見ると、思ってたよりちゃんと丁寧に描いてあって、どこを直そうとしてたのか、もう自分でもよくわからなかった。
ははは…そんなものなんだよなあー。
本格的なカメラで撮影して下さってる牛マニア?らしき方も何人か見かけた。
両親はすでに他の牛たちも見ていて、なかなか楽しめたようだ。それはなにより。

それから、ペニンシュラホテルの向かい側のビルに入ってた、「蟹工船」というお店で蟹ランチ。
美味しかった!しかし、ランチメニューはけっこうリーズナブルだったけど、いかにも夜には接待とかに使われるんだろうなーっていうブルジョアな雰囲気。うーん、この店名は、ブラックジョークなのだろうか。。。

他の牛を見るのはまた今度にして、雨が降り出す前にどうにか画材買い出しを済ませて帰宅。これから牛はひと月半も雨風にさらされるのだな。塗装はげないといいけど。
落書きとかする不逞の輩がいるかも知れないので、早めに他のも見に行きたい。

ひと山越えた

夏休みの宿題を、さっさとやるタイプだったか、最後にあわててやるタイプだったか?っていう質問がよくあるけれど、あの質問をする人は、「最後までやらずに新学期をむかえる」という選択肢を思いつかないのだろうか。
宿題って、やらなくてもけっこうどうにかなるものなんだけどね。

でも大人になったら、やることはちゃんとやらないといかんのだ。
昨日はカウパレードのオープニングセレモニーだったが仕事で行けず。すでに終わった仕事より今やってる仕事のほうが大切なのでしかたない。

ときどき頭の中真っ白になったりしながら、えんえんと描き続け、どうにか今朝がた、ひと山越えた。今日は睡眠、睡眠、睡眠。。。
昨日入稿した単行本は、今月下旬発売の予定。きっといい本になると思う。

で、今だから白状すると、、、
じつは先週土曜はお絵描き教室の合宿に行き、火曜は友人Kの芝居を観に行った。プチ脱走。だけど、今後の参考のためにこれだけは絶対に行っておきたかった。
行っても行かなくても納期がギリギリになるのはたぶん変わらなかっただろうけど、ご心配おかけした方、申し訳ありませんでした!(…こういうことって、ずっと秘密にしておくべき?)

あともうひと山。〆切いくつかと、展示の準備。
この山を越えたら、海に行きたい。もう秋だけど。それから、ギョーザ作ったり、漬け物作ったり、面倒くさいことをしたい。いろんな方の展示を見に行けなかったり、飲み会のお誘いを断ったり、不義理を重ねてしまっているので、それも挽回していきたい。
でもそのまえに、普通のひきこもりに戻りたいかも…。