志奈ちゃんのこと

大学時代の友人で、信越放送の記者だった三好志奈ちゃんは、取材中にヘリコプターの事故で亡くなった。あれからもう4年たつ。
今日、損害賠償の裁判の判決が出たとの報道を見た。ご遺族は今も戦っている。がんばり屋だった志奈ちゃんとよく似ていると思った。
航空取材のあり方について(ご家族のホームページ)

志奈ちゃんは、わたしなどから見ると不思議なくらい屈託がなく、可愛くて、彼女が最初にサークルに入ったときには、男子連中が色めき立っていた覚えがある。
最後に会ったのは、卒業する前に、志奈ちゃんの住んでいたマンションで、同期たち何人かとお泊まり会をしたときだった。

たしかそのときに、就職が決まったという話を聞いたのだったと思う。
あの就職難の時期、文学部女子は最初から就活はあきらめムードだった中で、志奈ちゃんはいくつも内定をもらって、その中から信越放送を選んだのだった。
それからみんなそれぞれ忙しくなり、ほとんど連絡も取れないままになってしまった。

取材ヘリの墜落事故はあの後も無くならない。なんでそんな危険を冒してまで取材しなきゃならなかったのかと思ってしまうけど、亡くなったときも彼女のことだからきっと熱心に取材していたんだろう。
でも、あんなにあっけなく死んでしまったらだめだ。
事故が誰のせいであろうと、とにかく生き延びてほしかった。

あの子の写真集

先日撮った、あの子の写真集をホームページにアップしました。
こうしてみると絵でも写真でもなんだか同じような感じだ。月曜に会った編集さんに見てもらったら合成写真と間違われたけど(笑)

昨日、あきさんが監修した、オレンジページのデジカメ写真講座の記事をやっと読んだ。
わたしの撮った写真は全部「日の丸写真」っていうやつらしい。わははー!
あああ、撮る前に読めていたら良かったのになあー。

エミリー・ウングワレー展

今日が最終日なのであわてて新国立美術館に見に行く。わたしはこういう絵はとても好き。生命力、エネルギーのあるものに人は引きつけられる。エネルギーは、思いの強さで、思いの強さは、内的必然性の強さだ。
たぶん西洋哲学なんか知らないアボリジニーのおばあさんがあんなものを作ったんだから、そりゃあ美術界が騒然となったというのも当然だろう。

でも最初にキャンバスに描いた作品からいきなり注目を集めたなんてちょっと不思議だ。
単純に、だれか仕掛けた人がいるということだろうと思う。砂漠の真ん中に住む80歳のおばあさんに特大のキャンバスと制作スペースを与えた人が。
ちゃんと応えたエミリー・ウングワレーもすごいなあと思うけど。
説明文にはアボリジニーのための教育プログラムとしか書いてなかったが、そこのとこをもっと突っ込んで説明して欲しかったな。(それにしても制作点数が3千点から4千点って。千点も差があるのはなぜ。)

そのあと、単行本の挿絵の打ち合わせ。
最初は、このテーマにわたしの絵でいいんだろうか…なんて思っていたのだが、編集さんがものすごく熱心で、うまく乗せられた感じ。これは、いい前兆かも。

牛尽くしの夏

で、次回展示ですが、まずは9/5から丸の内界隈の道ばたで行われる、パブリックアートの大きなイベント、カウパレード2008に参加します。
わたしは全然知らなかったんだけど、スイスで始まり、世界中の都市で行われてるイベントで、東京ではこれが3回めだそうだ。
64個の実物大の牛の像のうちの1体にペイントさせていただきます。

その作業は8月のいちばん暑い時期。うへえ。

しかし、同じイベントを何度もやったり、なんで牛なのかはっきりわからなかったり、…こういうのはアートって呼んでいいのかな? なんで牛なのか、わたしなりに内的必然性との折り合いをつけていかなきゃならないが、これはふつうにイラストレーターの仕事だと思う。

過去の展示では人気投票とかあったそうで、通りすがりのなんの責任もない人による投票もどうかとは思うが、パブリックアート自体、見たいと思っていない人に無理矢理見せる、一種の暴力性がある。せめて、まわりを歩いて行き来する人が明るい気分になれるようなものにしたい。

とにかく今のわたしに必要なのはたくさんの人に見てもらうこと。
わたしの絵は万人に受け入れられるものじゃないけど、好きになってくれる人も一定の数いるのだから、多くの人に受け入れてほしいなら、まず見てもらう機会をできるだけ多くして、たくさんの人の目に触れれば、好きになってくれる人もそれなりに増えるんじゃないかと思う。

今回はしょこたんとか佐藤可士和さんも出展されるらしい。
それにしても来年は丑年なので、いま牛の絵柄の年賀状素材集の仕事もしてて、今年の夏は牛一色に染まってしまいそうで、それはちょっとどうなの。。。

それと、9/14、東京ビッグサイトでのGEISAI#11にも出展します。
こういうのに参加するのも初めて。まあ、とにかくやってみないとわからないこともあるし。
また立体をやりたいのだけど、ブースがけっこう広いし、大きなものになると思う。
搬入が大変だなー。。。

イベント「Mass Reaction 1109」無事終わりました

立体は例によって今朝完成。
おおあわてで梱包して、運ぼうとしたら大きすぎて玄関でひっかかり、非常にあせった。でもどうにか運び出すことができたので助かった。

今回は、主催のMOCOさんのパワーがすごいなあと思って参加することにしたんだけど、初めての試みだったこともあり、展示方法とかには多々問題もあったし、ちょっとアート関係じゃない人には入りづらい感じのイベントだったかもしれない。
でも参加してよかった。新作の立体も可愛がってもらえたし。
おいでくださったみなさま、どうもありがとうございました!

動くもの、エネルギーのあるものに人は引きつけられる。
長丁場だったので、終わるころにはもうへとへとだった。

途中、作家がひとりずつステージに上がってあいさつしたのだが、わたしはなぜかトリだった。
うーむ、、、わたしにトリをとらせるようじゃあ、イベントとしてはだめだろう…(笑)。

わたしも、こういうときに、焦らず騒がずスマートにしゃべれるようにならなきゃだめだな。
わたしは自分はアーティストではないと思っているけど、とりあえず、アーティストだと紹介されても、びびらないで堂々としていられるようにはなりたい。(いろんなジャンルの作家が集まっているとき、アーティストって言葉はたしかに便利だし)

あと、直接は関係ないけど、なんかこう、フォトジェニックになりたいなと。
先日、あるアマチュアスポーツのサイトを見ていたら、選手の写真があまりに華がなくて驚いた。サイトデザインはカッコよかったのに、なんだかもういかにも弱そう。
顔かたちの美醜の問題ではなくて、こういうのを「顔が出来てない」っていうんだろう。顔がスポーツするわけじゃないけど、やっぱり顔って大事だ。
わたしはいつも写真撮られると、つい顔をそむけたり後ろに隠れたりしてしまうが、美人になるのは無理にしても、わたしもこれからは写真写りには気合いを入れようと思った。(気合いでどうにかなるもんなのか?)

今回の立体、会場が暗くてうまく写真に撮れず。
この子を海に連れ出して、ぷかぷか浮かべて写真とりたい。わたしの地元の九十九里浜は波が荒いし、どっかちょうどいい撮影スポットないかなあー。

前川さんの翻訳プロジェクト

前川麻子さんの小説の韓国語翻訳プロジェクトに入れていただいた。
いろんな方が熱心に動いてるらしくて、なんだかすごく面白そう。
わたしは日本語しかわからないし、できるのは絵を描くことしかないけど。
韓国の出版社の方に「パレット」の装幀画を気に入っていただけたそうでうれしい。

バカ確定

いやあー、うすうす気づいてはいたのだけど。。。わたしバカだー。すごいおばかさんだ。
へんなもん作っちまったYO!

さっき発泡スチロール削りが完了。あひー疲れた。
あとは、やすりかけて→パテ塗って→やすりかけて→下地塗って→色塗り。
合間合間にスチロールやパテの削りくずを掃除しながら。次に立体を作る時はサイクロン式の掃除機を買ってからにしようと心に決めた。

このバカっぷりは明後日のイベントで!

最近のあの子

今日はあの子を近所の団地や公園に連れ出してバシバシ写真撮影。
冬の人が夏の風景の中にいるのも面白いかなあ…と。
でも写真へたくそだからピンぼけとかハレーションとかばっかり。発泡スチロール製で軽いので、すぐ風で倒れそうになるからヒヤヒヤ。

暑さも感じず夢中で撮影していて、はっと気がつくと夏休みの子どもたちに囲まれてた(彼らも携帯で撮影してた)。
思いがけないコミュニケーション。。。
もうすぐあの子にも新しい仲間が出来るよ!

ドライフラワー

こないだ妹にもらったブーケがこの暑さでひからびて 乾燥してドライフラワーになった。
でも乾燥しすぎてぱらぱら落ちてきてしまうし、わたしは薔薇の匂いが苦手なので、花びらをあつめて瓶につめてみたら、いい感じになった。
おしゃれイラストレーターの素敵ライフスタイルみたいで照れてしまうが、使ったのがインスタントコーヒーの空き瓶なのがわたしの詰めの甘さなのであった。

ポテンシャル

義弟の得意料理はカップラーメンなんだそうだ。
カップラーメンは、忙しい時とか、とにかくお腹がすいて、温かいものならなんでもいいというときにはたいへん便利なのだが、わたしはカップラーメンを上手に作れたためしがない。

3分とか5分とかの待ち時間の間につい気が散って別のことをはじめてしまってはっと気がついたら8分くらいたってたりするのだ。
これって気が長いのか短いのか。

カップ焼きそばなどは、ただでさえ茹で過ぎの上に、気が焦って麺をこぼしてしまったりしてさんざんになってしまうこともある。

上手に作れたカップラーメンってどんな味なんだろう?
もしかしてものすごく美味しかったりするんじゃなかろうか。

ラッキーデイ・アンラッキーデイ

子どものころは、雑誌の占いなんかで、「今日はいいことあるかも」「ついてない日です」「金運がよいです」なんて書いてあってもあんまりピンとこなかった。
占いが当たるとか当たらないとかいう話じゃなくて、ついてるとかついてないとかいう運気のアップダウンのイメージがなかった。基本的にいつもハッピーだったし、同じような毎日のくりかえしだったから。

でも最近は、ほんとについてない日というのがあるなあと思う。
もちろんすごくついてる日もあるのが面白いんだけど。

今週は月曜と水曜がアンラッキーデイだった。寝不足だとろくなことがない。

北京オリンピック行きたいなあー、チケット余ってるらしいし。
わたしが見てみたいのは「飛び込み」。中国人すごそうだし。
でも8月はテレビで見てる時間もなさそう。。。

今日は今度展示する絵の大型出力を注文するために五反田に行った。
親切そうなお店だったので、すこしアンラッキー気分から浮上できた。
JR五反田駅って初めて降りたけど、ボロっちくて妙にカッコいいんだなあ。駅のホームから見おろす景色がぱあっと開けていて面白かった。

帰りにパソコン専用の扇風機を買った。
USBでつなぐタイプのは頼りなさげだったので、ふつうの扇風機売り場で。タテ型の小さいのにした。音が静かで、目にもやさしくて、いい感じ。
これでうちの扇風機は、わたし用と、熱帯魚用と、3台めだ。

カイシャデイズ

山本幸久さんの新刊を送っていただいた。どうもありがとうございます!
わたしは2年ほどしか勤めていないので会社のことはもうだいぶ忘れたけど、人間関係とか、小説で読むとすごく面白そうです。

カイシャデイズ

カイシャデイズ

    • 作者: 山本幸久
    • 出版社/メーカー: 文藝春秋
    • 発売日: 2008/07
  • メディア: 単行本

iMac掃除

iMacが過熱して電源が落ちてしまう件は、検索したら出るわ出るわ。そういえば買ったばかりの頃にそんな噂を聞いていたなあ。
パソコンのうしろに扇風機をおいて冷やせば大丈夫のようだけど、このままではわたしの目がドライアイになってしまう。

とりあえず中のホコリを掃除すれば治るらしいので、やっとパソコン仕事がひと段落ついたところで、電源落としてしばらく冷まして、さあ開けようとしたら、そういえばわたしのは手元にある工具では開けられない機種なのだった。がーん。
今は工具を買いに行ってる時間もないし、しかたないので手の届くところだけきれいにした。