やっと完成…

夕方ころにやっと完成。やれやれだ。
イラストっていうか、これはほとんど壁画かな。お風呂屋さんの富士山みたいな絵。
ヘタクソだけどインパクトはあると言ってもらった。
今回はインパクトを出すのが目標だったから、まあいいか…。
展示期間はあと三日しかないのだけど、出来上がらないよりは、出来上がって良かった。

ライブペインティング

今日は午後からギャラリーでライブペインティング。なんだか…意外に…好評かも?

ギャラリーは、広いし、静かだし、暖かいし、照明もちょうどいいし、乾燥してるから絵の具がすぐ乾くし、それに平日ですいてたし、非常に快適に描かせてもらった。
ええ、ええ、わかってますとも、未完成のものを人前にさらすなんてプロ失格だ。
でも、考えてみれば、描いてる途中を見られても、べつに恥ずかしくはないかも。ときどきお客さんとおしゃべりしながら描くのはとても楽しかった。かえって集中できるし、クセになってしまいそうな予感。。。危険だ~

わたしはふだんは家でひとりで描いていて、それが当たり前だったが、モデル使ってる人はまったくおしゃべりもせずに描くわけではないだろう。
セツに行ってた時は、周りに生徒がたくさんいるなかで描くのがイヤだったけど、ライブペインティングは、いいもんだ。ということがわかった。

はじめからライブでやるつもりで計画すればいいんだよなあ。
わたしの絵は、派手なアクションはないので見ててもさほど面白くないと思うけど。

で、今日も描き終わらなかったので、引きつづき明日もやります。
…こんなに時間かかるんじゃ、初日に間に合うわけがなかった。ほんとにダメだ。あさっては土曜日でお客さんも多いだろうから、明日はなんとか仕上げないとね。

未完成

今日は『’07』展の搬入日で、例によってドタバタ。でも、絵は間に合わなかった。
なんとか意味は通じる形にして、展示するだけしたけど、とにかくザツ。
いつもの細い線なら気にならないのが、線が太くなったらダメだった。
立体の方は、今日あらためて見たらけっこう良かったので、並べるとザツさが余計にめだってしまった。
そういうわけで、明日直しにいくことにした。
地味~にライブペインティングやります。壁にかけてあるから、家で描くより描きやすいかも。
今日来てくれた方ほんとにごめんなさいごめんなさいごめんなさい!

『’07』展、搬入

今日は立体だけ先に搬入してきた。宅急便だと心配だったので。
発泡スチロールだから軽いんだけど、尖ったものがぶつかるとヘコんでしまうのだ。

出かけたついでに、友人Kのインタビューが載ってる雑誌を買った。
いつもそうだけど、雑誌の中の友人Kはわたしの知ってる友人Kとは違って、自信に満ちた、働くカッコイイお姉さんみたいな感じだった。
うーん、、、どうだろうそれは…。
そんなカッコイイお姉さんなんて、もしかしたら、雑誌の中にしかいないんじゃなかろうか。

『’07』展、在廊日について

『’07』展の在廊日をお知らせします。
初日19日は(途中食事に出たりしますが)ずっとギャラリーにいます。
それと、いまのところ、21日の午後にいる予定です。
22日はちょっと用事があるので行けません。
他の日は未定ですが、あともう一回くらいは行きたいです。行くとしたら夕方3~4時以降になると思います。
どうぞよろしくおねがいいたします。

しかしなんかへんな絵だ…。
仕事部屋と寝室の間のふすまをはずして、床にパネルを並べて描いてるので、立ったり座ったりするたび、あたまがクラクラ。それに太ももが筋肉痛。

今日は前川さんのライブ&忘年会だったのに行けず。楽しみにしてたのにな。

シェイプト・キャンバス

19日からの展示にむけ、立体1点と、横幅4.5mほどの絵1点を鋭意制作中。

まず立体について。
立体と言っておいてなんだけど、作っているうちに、これは立体というより、シェイプト・キャンバスに描いた絵じゃないかという気がしてきた。
そういえば夏にMOMAに行ったときに、リチャード・セラの彫刻をみて、曲面に絵を描いてみたいなあ、と思ったんだった。

絵について。とにかく大きな絵なので途方にくれた。
いやいや、小さい絵をいくつか展示するんでも良かったし、大きな絵にすると決めたのはわたしだから、自業自得なのだが。(4.5mの絵なんてとてもじゃないけど運べないので、分割して描きますが)

いつものわたしの絵は、画面が大きくても小さくても、ほとんど線幅が一定で、そのせいで絵が大きくなると人物が小さくなっていた。(細い線で大きな人物を描くと、要素が少なすぎて画面がもたなくて…。)
それで、今回は、太い筆で描くことにした。←単純だけど、意外に難しいのだ。
物理的に、細かく描いてたら間に合わないというのもあるんだけど。

イラレでいったら「線幅も拡大縮小する」にチェックを入れるようなもんだ。
フォトショでいったら、ピクセル数は同じままで拡大するようなもんか?(泣)
筆で描くけど、絵柄的にはいつもパソコンで描いてる方に近くなる予感。
しかし、部屋がせまいよー!5mの壁が欲しい。

反省

画材の買い出し。今ごろジェッソ(下地用の絵具)を買ってるってどうよ。
それから、ようこそ先輩展の反省会という名目の忘年会。
ちょっと挨拶して帰るつもりだったのに、つい楽しくて飲んでしまった。

寒い朝にはあつあつのフレンチトースト

先月よばれた結婚式の引出物で卵焼き器をもらった。
四角いテフロン加工のフライパン。フレンチトーストを焼くのにぴったりの大きさ。
もともとそんなに好きではないんだけど、焼くの自体がやけに楽しい。
すっかりはまって、豆乳で作ったり、トッピングを変えたりして、あれこれ試しては、パクパク食べている。食べ過ぎ。

温かな手

さっき、カバーイラストを描かせていただいた、石持浅海さんの『温かな手』の見本が届きました。
カバーの表裏、中表紙、中トビラと、たっぷりイラスト使っていただいてます。
恋愛のようで恋愛じゃない微妙~な関係のカップルを二組描きました。
ミステリーズ!連載中から挿絵をさせていただいてたのですが、温かいといえば温かいような、冷たいといえば冷たいような不思議な小説です。
よろしければお手に取ってみてください。

温かな手

    • 作者: 石持浅海
    • 出版社/メーカー: 東京創元社
    • 発売日: 2007/12
  • メディア: 単行本

世界を包み込みたい

わたしには他人の気持ちがよくわからなくて、自分以外の人間に心があることを忘れてしまうことさえあるけれど、わからないものはわからないままでもいいから、まるごとわたしのなかに包み込んでしまえればいいのにと思う。
わたしは、わたしの居場所を見つけたいのでも、作り出したいのでもなく、居場所そのものになってしまいたいのだ。

ダメだしと次の計画

友人Kが、昨日まで展示してた絵のダメだしを徹底的にしてくれた。友人Kは演劇畑の人なので、人に見せるということに関しては本当に厳しい。
きつかったけど、自分一人で考えていると煮詰まってしまうので、たいへんありがたかった。それから次の展示についても、いろいろ意見を聞かせてもらった。
今度は立体をやりたいと思っているので、演劇人の意見はとても参考になる。
それに友人Kがこのところずっと格闘していた問題と通じるところがあったようだ。

友人Kは、こないだの公演をとおして、すごく成長したなと思った。
わたしはあまり人に相談したりしないタイプだし、友人Kとは長いつきあいだけど、今までこんなにたくさんアドバイスしてもらったことはなかったかも知れない。
友人Kは言葉を大事にする人なので、友人Kと話すときは、わたしがあいまいにしていることを言葉に変換しないといけない。
逆に、友人Kは言葉にしないけど、わたしは言葉にしたいこともあるけどね。

言葉にすることは客観的になることだから、さしあたり、今のわたしには必要なことかも知れない。コンセプトを明確にしたほうがいいというのは、非常に納得した。

ほかにも、誰かに褒められるとき「好き」と言われるのと「面白い」と言われるのではどっちが嬉しいか?とかいう話もした。
わたしは「好き」の方が、友人Kは「面白い」の方が嬉しいと言ったのだけど、これはつきつめるとなかなか興味深い問題だと思う。

『ようこそ先輩』展、搬出

あっという間に最終日になった。
搬出に行く前に、オーパ・ギャラリーの山口マオさんの個展に行った。
そしたら、ご本人がいらっしゃっていて、ドキドキ。
一緒に行った友人Kがサインをお願いしたら、サインというかイラストをサラサラッと描いてくださった。描いてる様子を間近で見られて感動。

搬出後は打ち上げ。大きな荷物をそれぞれ抱えて居酒屋へ。
みんなイラストレーターなので、絵で筆談しながらおしゃべりして楽しかった。

会期中足を運んでいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
見にきてくださる方がいることで、自信を持つことができるし、自信をもつことは、絵を描き続けるために何よりも大切なことだと思います。

しかし、今回は本当に、課題がたくさん見つかった。
作品を作品として成立させるという最低限のことはできていると思う。
自分の作品だけで個展をすればそれなりにまとめることもできたし、わたしの作品にはわたしなりの良いところがあると思うけれど、やはり、先輩の作品と並べて展示すると、小さくまとまってしまっているのが一目瞭然だった。

こんなふうに直接的に比較できる機会はそうそうないことなので、本当にショックだったし、かなり落ち込みもした。意識が内側に内側にとむかいすぎてしまって、見る人に効果的にアピールしようという意識が足りなかったと思う。

絵自体も、わかる人にわかれば良いという甘えがあった。
次の段階に進まなければいけない。
もっといろんな人にわかって欲しいという欲を持っていいのだ。自意識過剰な自分がイヤになってしまったりもするけれど、作品を世に問うからには、中途半端にアピールを押さえたら、すべてが無駄になってしまうのだと思った。

おしゃれ

甲州街道のケヤキ並木はすっかり紅葉して、風が吹くとサラサラして、つもった葉っぱをサクサク踏んで歩くのがたのしい。

今日は画材を物色しにでかけた。紙とか板とか塗料とか。
それからチョイスの同期の吉田尚令さんの展示に行った(吉祥寺・にじ画廊)。
ちょうど吉田さんがいらしてたのでちょっとお話した。
おしゃれですねー、と言ったら、そう言われたのははじめてだとのこと。
ええっ、おしゃれなのに。おしゃれだと思うなあ。…おしゃれってなんだっけ。
と、帰り道、おしゃれについて考えこんでしまった。

気分転換

先月まいた、はやどりチンゲンサイ。
間引きしないとどうなるのかな、という実験精神(ものぐさともいう)のおかげで、プランターにこんなにてんこもりになった。どうやって食べようか…。

夜は、劇団桃唄309「三つの頭と一本の腕」を観に行った(駒場アゴラ劇場)。あかねさんが客演してたので。
山奥の村(?)を舞台にした、伝承やら愛憎やらからんだ重~い話。でも、密度がありつつも、スピーディでさっぱりした演出で、面白かった。
登場人物のほとんどが同年代という設定には無理があるのかもしれないけど、たぶんその設定のおかげで面白くなってたから、いいんじゃないかな。
自分とはまったく関係のない物語だったので、とてもいい気分転換になった。

***

なんとなく今月はあと一日あるつもりでいたんだけど、明日から12月かあー。