花に聞く

築地本願寺といえばキリスト教テイストの混じったような変わった建築だけど、本堂には古いパイプオルガンもあって、定期的に無料で演奏会を開いている。
今日は、大鹿さんのお絵描き教室でご一緒している原田さんが、「ランチタイム・コンサート」をされるということで聴きにいった。(原田さん曰く、ここのオルガンは古すぎて弾きづらいらしいけど。)

ほのかなお線香のかおりの中、はじめてパイプオルガンを生で聴いた。カッコイイ!
最初は日本人の作った曲で、仏教を通り越して雅楽みたいな不思議ムード。
それからバッハ。バッハを聴いてると、とっちらかった感情が整理整頓されて、少しずつあるべき場所に収まっていくような感覚になる。
そういえば、中学生のときにはじめて買ったCDはバッハのオルガン曲集だったっけ。

それからオーパ・ギャラリーへ。
ほぼずっとお客さまが切れず、オープニングパーティが終わるまでしゃべり通し。
おいでくださったみなさま、どうもありがとうございました!酒井順子さんのコラムの挿絵を描かせていただいている「CREA」さんの、今日の編集部ブログにも記事をのせていただきました。ありがとうございます!

ギャラリーは表参道のあたりなのだけど、神宮球場方面から、プロ野球の開幕戦のすごい歓声が地響きみたいに聞こえてきて驚いた。夕方、雨が降ってきて、桜が散っちゃうかも!とやきもき。

帰りにはさすがにちょっと疲れて、寒くなって、なんとなくもの悲しい気分になった。
なんでかなあ。…明日からもっとがんばろうっと。