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ありがとうございました

昨日で個展が終わりました。台風で気持ちが落ち着かないなか、あっという間に終わってしまいました。
足をお運びくださった皆様、お世話になった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
被災して来られなくなった方もいらっしゃいました。ぜひ、また作品をご覧いただけるように、機会を作りたいと思います。

全体をひとつのテーマでまとめた個展は初めてでした。
インスタレーションも、レジ袋によって、絵のパートとゆるくつながっています。これを見て、社会問題や環境問題を訴えているのではないかと思う方がいたり、いろんな過去の思い出が詰まった袋の山だと思う方がいたり、作品がその人の内面の鏡のようになって、全然違う感想を聞けて面白かったです。
わたしはただレジ袋をたくさんふくらませてみたかっただけです。

クロージング

もうクロージングパーティの日になってしまった。

早起きして作った、恒例のおにぎり、ぎゅうぎゅう詰め。
今回のは可愛くできた。前回は時間がなくて鼻の穴を省いたらイマイチだった。鼻の穴は大事!
おにぎり握るのは前回の個展以来だから2年ぶりだ。千葉県産新米使用(8月には稲刈りするので、先月の台風が来る前に収穫されたお米)。

今回の個展は、予定を変更したり、いろいろあったけど、来てくださったみなさん、どうもありがとうございました。

このあと撤収を手伝っていただきました!感謝感謝。

台風19号

巨大な台風が来た。
前回の教訓で、ビオトープは室内に移動させた。
計画運休で電車も止まった。先月の台風15号被害の追い打ちになるかと心配だったが、運よく千葉はそんなに大きな被害はなかった。
ギャラリーのある東京のほうが大変で、なにしろビルのすぐそばを神田川が流れている。
わたしの絵は壁に掛けてあるから一応安心。インスタレーションは浸水したらダメになっちゃうけど、材料はレジ袋なので、シモジマで調達してまた作りなおせばいい。
でも、倉庫に保管されているという、他の作家さんの作品(サイズが大きくて動かせない)は心配で、菅間さんがギャラリーで待機していた。ときどき菅間さんがFacebookで川の様子をレポートしているのを見ると、かなり増水しているようでハラハラしたが、結局、地下放水路に水を流し込んだおかげで浸水は起きなかった。
そんなすごい施設があるとは、やっぱり東京って特別なんだな。。。あのレベルの雨が降ったら、他の地域だったら大水害だ。

個展のお知らせ

10/8~19まで、アートラボトーキョーで個展します。
去年の個展はソウルのみだったので、東京での個展は2年ぶりになります。今回は、ソウル個展で発表した、お店のシリーズを発展させます。

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岩清水さやか個展 ANOKO MALL あの子モール秋葉原

2019.10.8(火)~19(土)
15:00~20:00(最終日は18:00まで)15日(火)休廊
レセプション・パーティー 12日(土)17:00~

コンビニ・スーパー・カフェ・ハンバーガー屋・ドラッグストア・などなど…
世界中のどこにでもありそうなお店をたくさんあつめたら、 世界中のどこにでもありそうなショッピングモールになりました。

12日は、台風のため、ギャラリーは休廊となりました。
12日に予定していたレセプションは、個展最終日の19日に延期と決定しました。
そのかわり元々休廊日だった15(火)はオープンとなります。15日はわたしも在廊します。
 
クロージングパーティ
19(土)17:00〜です。お待ちしております。
 

【在廊予定】
8日(火) 終日在廊します
9日(水) 未定
10日(木) 18時ころ〜 在廊します
11日(金) 不在
12日(土) 台風のため、休廊
13日(日) 終日在廊します
14日(月) 終日在廊します
15日(火) 終日在廊します
16日(水) 終日在廊します
17日(木) 18時ころ〜 在廊します
18日(金) 不在
19日(土) 終日在廊します(クロージングパーティ)

DMハガキに誤植がありました。最終日は19日土曜日までです。

Art Lab TOKYO
東京都台東区浅草橋4-5-2第2片桐ビル1F
TEL 03-5839-2985 https://artlab-tokyo.com/
山手線・京浜東北線・総武線 秋葉原駅昭和通り口から徒歩8分
東京メトロ日比谷線 秋葉原駅1番出口から徒歩8分
JR総武線 浅草橋駅西口から徒歩5分
都営地下鉄浅草線 浅草橋駅A3出口から徒歩8分

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千葉市に引っ越して4年。千葉はイオンの本拠地です。
イオンモールには、都会のような刺激はないけれど、ひととおりのものは揃っている安心感があります。
地方都市のロードサイドは、全国どこにでもあるようなチェーン店ばかり。人と違っていたい都会の人から見れば、せっかくの独自色を捨てて同化していくことはもったいないことのように思えるでしょう。
でも、こういうお店がたくさんあるということは、みんな同じでありたいという願いを持った人がたくさんいるからだと思います。
均質化された便利さ、安心感はとても魅力的。便利さと安心によって統一される世界。
アートとかやってると忘れてしまいがちだけど、これも現代のひとつの姿です。
とはいえ、同じになりたくても、気候風土や住む人が違えば、まったく同じにはなれません。表面的には似ていても最後まで抜けないクセのようなものがあって、にじみ出てきてしまう、普通のつもりが普通じゃないものが本当のその地方の独自色なんじゃないかとも思います。
グローバルの中のガラパゴスを探してみてください。

ふわふわ個展2日目

昨日は、ギリギリどうにか間に合って、無事に展示を始めることができました。
ただ、ちょっとつけたしたい部分があったので、昨晩はまた結局終電でしたけども。。。われながらすごいスタミナだな〜と。へたに体力があるからこうやって無茶してしまうんですけども。

わたしは今日はギャラリーに行けないのですが、明日からは最終日まで毎日顔を出せると思います。15、16、17日はオープンからずっといる予定です。他の日は16時か17時くらいまでには行けると思います。
照明の関係で、どっちかといえば、時間帯的には夕方以降がおススメかもです。

プレイタイム東京ばらし&搬出

プレイタイム東京の展示、無事に終わりました。
おいでいただいたみなさま、どうもありがとうございました。
広々とした空間に展示できて、とても気持ちが良かったです。
(写真の中に人が入ると、作品の大きさがわかりやすいでしょ?)

ばらし&搬出は、設営のときの大混乱が嘘だったみたいに順調に終わり、そして大量のボールやら綿やらが自宅に戻ってきました。

自分の部屋の中に、ボールが大小とりまぜて180個転がってるという。。。夢か?
ボールは空気を抜けば縮められるけど、それにしたって多すぎる笑
でも絶対に再展示したいから、ちゃんと保管するつもり。人形の顔と手の部分はもう少しなめらかなフォルムになるように修正したいし。
とにかく、もっとたくさんの人に見てほしい。

インスタレーションの動画

インスタレーションの動画を撮影してみました。


明日28日で展示は終わり。3日間なんて短すぎる。。。あああ解体するのやだなあ。。。

どっかで再展示したいなあーーー!!!

でも今回は小さな子どもがたくさん見てくれてうれしかった。
さすが子供服メーカーさんやバイヤーさんのお子さんだけあって、どの子もお洒落で、ものすごく可愛かった^^

あの子のふわふわ綿あめ

今日からプレイタイム東京の新作インスタレーションの展示が始まっています。

昇降式のバーにテグスで吊り下げるのがとにかく大変で、設営は昨日丸一日かけても終わらず、今朝、開場前にどうにか仕上げました。
もーヘトヘトになって足が重く上がらなくなり、老人のような歩幅でよちよちと歩いて帰ってきました。

今回のテーマは「綿あめ」です。
この展示会はフランスの方が中心になって運営しているそうなのですが、フランス語だと綿あめのことをバーバパパと呼ぶらしいです。
あちらの綿あめを画像検索するとピンク色のものが多いので、ピンク色中心にまとめてみました。
可愛い子供服ともコラボしています。

難しいことは考えずにぼーっと見ていただけたらいいなと思います。
あの子にとって、ほんとはこういう世界がホームなのかもな~と思いました。

 

しかし、徹夜明けでの展示の設営が終わってヘトヘトに疲れているはずなのに、まだ部屋の後片付けをやれている、自分の体力には驚いてしまう。
この体力があ るからこそついいつもギリギリまで粘ってしまうというのもあるけど、、、強靭に生んでくれた両親にはほんとに感謝するしかない。。。

お絵描きは続く。。。

12月に入っていきなりどーんと寒くなって朝つらいけど、毎日早起き(わたしにしては)して渋谷に通勤しています。

今回の個展は、本屋さんが会場なので、1階から2階、2階から3階の階段に、怪ダレの挿絵、オルゴォルの挿絵をパネルにしたものを掲示したり、わたしが装幀画などを描いた本のコーナーを作っていただいたりしています。
気持ち的にはこっちの展示がメインです。この挿絵を描くのにはものすごい時間がかかってるので。。。

で、肝心のギャラリースペースには、オブジェと、巨大な書き割り。
公開制作とか、自分の絵にぐるりと取り囲まれたいとか、やってみたかったことを、とにかくぜんぶ玉砕覚悟で好き放題にやってみているという感じです。

階段のパネルを眺めながら上がってきてくださった方が、会場をのぞいて驚愕の表情を浮かべてはそのまま降りて行ってしまいます。。。笑(いちおう、こんなカオスなものばかりじゃ申し訳ないという気持ちもあるので、キャンバスに丁寧に描いた絵も12枚ほど飾ってます)

これくらい大きい絵を、いつかはもっと時間をかけて描いてみたいけど、今回は、わたしはこういうのが好きなんだという気持ちだけでも伝わればいいのかな。
まあでもこのサイズになると一人で描くのは絶対に無理だってことはよくわかった。

今回は、なんだかいろんな方に、これでもかというほど甘えまくっています。
展示の見せ方など、おいでくださった方々に知恵をお借りしています。配置決めとかだけでなく、絵の色塗りまで手伝ってもらってるし。。。
お手伝いを募ったら、ほんとに助けに来てくださった方がいて、わたしは今までそういう形で人と繋がったことなかったからとてもうれしい。
色塗りのお手伝いをしてくださる方、引き続き募集しています。汚れてもいい服装で、展示にあそびにきてください。

いまはまだ寒色系の色しか入っていないけど、これが少しずつカラフルに変わっていくところを見ていただけたらなと思います。

個展はじまりました。

メインの作品は、お芝居の書き割りみたいな感じです。でかい!
ライブペインティングやっております。ほんとにかきあがるのかなこれ。

なんと!Ra’ykaさんが色ぬりの助っ人をしてくださいました!

大人の塗り絵のでかいやつ、塗るのを手伝ってくださる方募集しちゃいます。
汚れてもいい服装で展示に遊びにきてください!

もちろん、色塗りじゃなくても、よかったらぜひ遊びにきてください。よろしくお願いします。

『オルゴォル』

新聞連載の挿絵を描きはじめたのが一昨年の2月か3月頃だったのですが、長い長い旅路をへて、ついに単行本が発売になりました。

日記にも何度か書きましたが、わたしは装幀の写真に写っている、主人公ハヤトの彫刻(編集さん曰く、朱川さんに似てるらしい)を作りました。

きょう見本を受け取ったのですが、先日PDFで見本を見せていただいたのよりもずっと手触りがあっていい雰囲気に仕上がっていて、すごくうれしかったです。
装幀は絵描きのものではなく、デザイナーさんのものだと思っているので、いつも素材をお渡ししてしまったらあとはすべておまかせなのですが、素敵な出来上がりの本が届くと、やっぱりほんとに感激してしまいます。

この写真は、京都の叡山電鉄さんの車内で、ゲリラ的に撮影されたものです。
もちろん許可は取ってましたが、当日まで本当に撮影できるか不安だったとか。合成とかじゃなく、実際に走っている電車内で撮った気合いがみどころです。

オルゴォル

  • 作者: 朱川湊人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/10/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

このごろ忙しくて日記なかなか書けないんですが、とりいそぎ!

ドナドナ

早朝、発泡スチロールのオブジェをむりやり仕上げた。
具体的に何を作ったかというと、秋頃に発売になる、ある小説の登場人物の等身大人形。

いままでのオブジェは完全にわたしの世界だったので、足は彫る必要がなかったんだけど、今回は2足で直立させてうまくバランスをとらなければならなかった。
それでいて単なる模型になってしまってはいけないし、なかなか難しい挑戦だった。

これをカメラマンさんに撮影していただいた写真が装幀に使われるとのこと。
まだくわしいことは書けませんが、その撮影が、本日、京都で行われた模様で。
京都は小説の中には1ミリもでてこないんですが、デザイナーさんが京都の方だそうで。むーー、、、東京で撮影だったら見学に行けたのにいい。ていうか京都でも行くつもりで、自腹切ってでも行きたいですってお願いしたんだけど。

それでもダメだと言われたらあきらめるしかないじゃんね。
なんでよー。なにも邪魔なんかしないのにいいい!
まあ結局二徹してたから京都までいくのは体力的にきつかっただろうけどさ。でも新幹線でだって眠れるじゃんね(←まだ言ってる)

撮影に間に合わせるため、編集者さんが朝6時に自宅まであの子を引き取りにやってきた。わたしはギリギリまで描いていて、後ろから同時にドライヤーで乾かしてもらい(汗)なんとかあきらめをつけて(つまり仕上げて)、プチプチで簀巻きにして、、、
そしてあの子はタクシーに乗せられて、ドナドナされて行きました。

そのまま新幹線で京都まで行って、10時から撮影に入るということで。
あの子が著者さんに似てると言われたのは意外だった。…パパ似? 複雑だわ(笑)。
まあ、あの方に似てるのならば、相当見た目のインパクトがあるってことだ。よし。
でもその後ひとり取り残されたわたしは寂しくて悲しくて悔しくて呆然としてしまった。

今回のオブジェは、最初の〆切の日から4日くらい待ってもらって、じっくり作った。彫りや着彩だけじゃなく、地塗りとかヤスリがけなどもけっこう丁寧にやった。
完璧ということはありえないので、時間があればまだいくらでも描き続けられるんだけど、それでもやっぱり制作に時間をかけると、クオリティが上がるものなんだなあと思った。

意味を伝えるだけで良いのだったら、もっと早い段階のものでも完成してたと言える。至近距離からの撮影ではなく、オブジェが風景に溶け込んだ写真を使うようだから、本当は、お仕事としてはここまでクオリティにこだわる必要はなかった気もする。

でもあの子が運び出されて行ったあとで、部屋に戻って鍾乳洞のオブジェをみたら、すごく雑で荒けずりでいいかげんで適当で、なんだかゴミみたいに見えてしまった。
あれは一個一個の形より全体を見せるのが目的ではあったけど、、、意味と雰囲気を伝えるだけのものになってしまっていたなあ、と今更ながら反省した。

それから睡眠をとって、夜中近くに息をふきかえし、食糧の買い出しに出た。
毎日徹夜してたから外が暗いのが新鮮で、ああ夜って暗いんだと妙に感動してしまった。