お絵描き」カテゴリーアーカイブ

プラバン

プラバンでキャラクターグッズを作れないかなあと思って試してみた。
プラスチックの薄い板にお絵描きしてオーブントースターで焼いて縮める。
初挑戦だったので焼き時間のタイミングがつかめず最初は何個か失敗した。何回も焼くうちにだんだんコツはつかめた。

うーん、しかし、グッズ化するにはちょっとチープすぎるかなー。
下手なのもあるけど、わたしのイメージしてたのとはちょっと違うみたい。
かなりの縮小率なので、元の絵に多少アラがあっても目立たなくなるのかな?と思ったけど、わたしの線が強い画風だと、やっぱりアラはアラで、どうしても気になってしまう。

다섯가지의 의미 五つの意味展

ソウルのZeinxenoギャラリーで展示していただいています。
2020年のラストショー、5人のグループ展で、イナジンさんも一緒です。
事前連絡はなくて笑、館長さんがフェイスブックに載せてくださった写真で知ってびっくりしました。出展作品は、前回の韓国個展のあと、ギャラリーに預けていたもの。
今年はほとんど展示できなかったので、本当にありがたいです。

あー、また韓国に遊びに行きたい。マッコリ飲みたい。
お会いしたいですね!と伝えたら、私たちも会いたいですとお返事がきた。

コンセプト

4歳くらいの女の子とおしゃべりしていて、ためしに、お絵描きするの好き?と聞いてみたら、「爪が汚れるから嫌い」と言われた。
そんな発想は、今まで生きてきてまったくなかったからびっくりした。
でも偶々わたしにはなかっただけで、けっこう当たり前の感覚なのかもしれない。
きれいな爪をとるか、お絵描きをとるか。
4歳にして、生き方のコンセプトがすでに決まっている。
(パソコンで描けば爪は汚れないけどね!)
(あと、爪にお絵描きする人もいるよ!)

アマビエ

絵描き界隈では「アマビエ」とかいう感染症除けのキャラクターを描くのが流行っている。
わたしもアマビエを描くグループ展に誘ってもらった。お菓子屋さんなんかでも、商品化して売ったりしてるようだ。
そういうのってたくましいなと思うし批判するつもりは全くないけど、わたしはどうも、この流行には乗る気がしない。
アマビエ自体は可愛くて、昔から日本人はこういうのが好きなんだなと興味深くはあるが、自分が描いた絵にコロナ除けの効果があるはずもないし、それを人に売ろうとは思えない。水子供養とか厄年だとか人の不安につけ込んで稼ぐ神社みたいなもんで、悪趣味だと思う。
まあ悪趣味も文化なので、イラストレーターとしてはあまり深く考えずに流行りに乗っちゃった方が楽しいだろうし、アーティストとしてはこの現象を通して今という時代を表現することもできるだろう。
わたしはどっちも面倒くさいのでパスだけど。

ありがとうございました

昨日で個展が終わりました。台風で気持ちが落ち着かないなか、あっという間に終わってしまいました。
足をお運びくださった皆様、お世話になった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
被災して来られなくなった方もいらっしゃいました。ぜひ、また作品をご覧いただけるように、機会を作りたいと思います。

全体をひとつのテーマでまとめた個展は初めてでした。
インスタレーションも、レジ袋によって、絵のパートとゆるくつながっています。これを見て、社会問題や環境問題を訴えているのではないかと思う方がいたり、いろんな過去の思い出が詰まった袋の山だと思う方がいたり、作品がその人の内面の鏡のようになって、全然違う感想を聞けて面白かったです。
わたしはただレジ袋をたくさんふくらませてみたかっただけです。

クロージング

もうクロージングパーティの日になってしまった。

早起きして作った、恒例のおにぎり、ぎゅうぎゅう詰め。
今回のは可愛くできた。前回は時間がなくて鼻の穴を省いたらイマイチだった。鼻の穴は大事!
おにぎり握るのは前回の個展以来だから2年ぶりだ。千葉県産新米使用(8月には稲刈りするので、先月の台風が来る前に収穫されたお米)。

今回の個展は、予定を変更したり、いろいろあったけど、来てくださったみなさん、どうもありがとうございました。

このあと撤収を手伝っていただきました!感謝感謝。

台風一過

アートラボトーキョーは本日13日は通常通り15時〜20時オープン。
時間が遅いので、オープン時間までには電車も動き出した。
台風一過でよく晴れたけど、さすがにお客さんは少ない。。。そりゃそうだ。
ギャラリーめぐりほど、不要不急の用事もないもんね。
昨日ずっとソワソワしていたせいか、何もしてないのに疲れた。

台風の間に、完成度が低かった作品の手直しする時間ができたので、良かったと思っておこう。

個展のお知らせ

10/8~19まで、アートラボトーキョーで個展します。
去年の個展はソウルのみだったので、東京での個展は2年ぶりになります。今回は、ソウル個展で発表した、お店のシリーズを発展させます。

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岩清水さやか個展 ANOKO MALL あの子モール秋葉原

2019.10.8(火)~19(土)
15:00~20:00(最終日は18:00まで)15日(火)休廊
レセプション・パーティー 12日(土)17:00~

コンビニ・スーパー・カフェ・ハンバーガー屋・ドラッグストア・などなど…
世界中のどこにでもありそうなお店をたくさんあつめたら、 世界中のどこにでもありそうなショッピングモールになりました。

12日は、台風のため、ギャラリーは休廊となりました。
12日に予定していたレセプションは、個展最終日の19日に延期と決定しました。
そのかわり元々休廊日だった15(火)はオープンとなります。15日はわたしも在廊します。
 
クロージングパーティ
19(土)17:00〜です。お待ちしております。
 

【在廊予定】
8日(火) 終日在廊します
9日(水) 未定
10日(木) 18時ころ〜 在廊します
11日(金) 不在
12日(土) 台風のため、休廊
13日(日) 終日在廊します
14日(月) 終日在廊します
15日(火) 終日在廊します
16日(水) 終日在廊します
17日(木) 18時ころ〜 在廊します
18日(金) 不在
19日(土) 終日在廊します(クロージングパーティ)

DMハガキに誤植がありました。最終日は19日土曜日までです。

Art Lab TOKYO
東京都台東区浅草橋4-5-2第2片桐ビル1F
TEL 03-5839-2985 https://artlab-tokyo.com/
山手線・京浜東北線・総武線 秋葉原駅昭和通り口から徒歩8分
東京メトロ日比谷線 秋葉原駅1番出口から徒歩8分
JR総武線 浅草橋駅西口から徒歩5分
都営地下鉄浅草線 浅草橋駅A3出口から徒歩8分

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千葉市に引っ越して4年。千葉はイオンの本拠地です。
イオンモールには、都会のような刺激はないけれど、ひととおりのものは揃っている安心感があります。
地方都市のロードサイドは、全国どこにでもあるようなチェーン店ばかり。人と違っていたい都会の人から見れば、せっかくの独自色を捨てて同化していくことはもったいないことのように思えるでしょう。
でも、こういうお店がたくさんあるということは、みんな同じでありたいという願いを持った人がたくさんいるからだと思います。
均質化された便利さ、安心感はとても魅力的。便利さと安心によって統一される世界。
アートとかやってると忘れてしまいがちだけど、これも現代のひとつの姿です。
とはいえ、同じになりたくても、気候風土や住む人が違えば、まったく同じにはなれません。表面的には似ていても最後まで抜けないクセのようなものがあって、にじみ出てきてしまう、普通のつもりが普通じゃないものが本当のその地方の独自色なんじゃないかとも思います。
グローバルの中のガラパゴスを探してみてください。

集合体恐怖症

集合体恐怖症(トライポフォビア)のことは知っていたけど、あまり気にしていなかった。
でもどうやら世の中にはそういう人がけっこうたくさんいるらしい。無数のブツブツや反復模様を見ると気持ち悪くなっちゃう人。

わたしは小さくて丸っこいものがみっちり詰まった絵を描くのが大好きなのだが、集合体恐怖症の人にとってはやっぱり不愉快だったんだろうか。。。

こういうのとか

こういうのとか

こういうのとか

こういうのとか。

紙芝居「あの子と白いコンビニ袋」

今日はアートラボでレセプションとパフォーマンスの日。
はじめて自作の紙芝居をすることになり、緊張した。星舟庭のときは3人だったし、原田さんと大鹿さんがステージに慣れていたので安心だったが、今回はひとり。
お話は、いつもわたしの絵に出てくる「あの子」の生活を紹介する内容(ストーリーを作るのは、本当に苦手なのだが。。。)にした。
紙芝居といっても、観客はみんな大人なので、わかりやすすぎず、可愛くなりすぎず、、、というのを考えたつもりなのだけど。

どんどん絵をめくってしまうので、わかりやすいように絵はできるだけシンプルに、シャープペンシルで描いたものに部分的に着色しただけにした。
読むのでいっぱいいっぱいで客席を見る余裕もなかったが、お客さんがみんなあたたかく見てくださって、なんとかやり終えた。12枚も描いたのに、上演時間は5分程度だった。
終わったあと、お客さんたちがいろいろ感想を言ってくださった。伝わったこと、伝わらなかったこと、見せ方が悪かったところなど、いろいろ反省したので、もしまたやる機会があれば、もう少しうまくやりたい。

他の方たちの踊りや演奏も、とても盛り上がった。
とくに森下さん・菅間さん・地場さんの3人組のライブペインティングと演奏のパフォーマンスは圧巻で、ノイズの大音量と、地場さんの雄叫び、出来上がった作品も異様にカッコよくて、観客も巻き込んでものすごいテンションだった。

みなさんがあまりにも迫力があるので、わたしの紙芝居はちょっと浮いてたかな、と思ったけれど、ちょうど箸休め的な感じにはなったようで良かった。
こんなにゆるくて馬鹿で愉快な大人たちと同じ空間にいられることが嬉しいなと思った。
今までやったこともないのに、紙芝居やりたいですと言ったら「いいよいいよ」とプログラムに入れてくれた森下さんに感謝。

アート・バースディ2019

毎年恒例のグループ展「アートバースディ」に参加します。
フルクサスのアーティストが、「100万年前の1/17にアートが生まれた」と言い出したそうです。当然根拠はないですが、毎年世界のあちこちのギャラリーでいろんなイベントが行われ、インターネット上で配信されています。

アートラボでも、1/15〜20に展示、17日のバースディ当日にパーティ&パフォーマンスイベントがあります。日本からの参加はおそらく今年もアートラボだけで、参加ギャラリーのなかで一番東の果てなので、イベントのスタートも一番乗りになります。

わたしは去年までは展示だけの参加でしたが、今回は紙芝居パフォーマンスをやろうかな〜と思っています。ただ、紙芝居といってもアートラボなんで、子供向けではないです(かといってオトナ向けにもできないですが)。
出演時間は未定です。わかったらお知らせしますが、いろいろゆるいので直前までわからないかも。
たぶん動画配信もあるはずです。

1/15〜20 15:00〜20:00 最終日18時まで
1/17 パーティ&パフォーマンスイベント

参加作家:アキラ・シモン/あめのいち/岩清水さやか/大和田登/河野麻実/河野さおり/菅間圭子/ケヴィン・ジョーンズ Kevin Jones/桜井貴/シャロン・ニューマンSalom Neuman/地場賢太郎/撫子凛/nibinibu/パク・ヒョンスHyunsu Park/三杉レンジ/三友周太/宮島永太良/村田いづ実/森下泰輔/unit 118/ほか

パフォーマンス:山田裕子/unit118(菅間圭子 地場賢太郎 森下泰輔)/加藤チャーリー千晴+村田いづ実 /菅間圭子/岩清水さやか/桜井貴/ショウジョノトモ/森下泰輔/大和田登

アートラボ・トーキョー
https://artlab-tokyo.com/

ART GWANGJU18の展示風景

ART GWANGJU18の様子です。
先日、花火の絵を送ったので、それが展示されるのかなと思っていたら、今回は3月の個展のときの作品を展示していただいているようです。

このコンビニとお店のシリーズは自分でもけっこうよく描けたなと思っています。Zeinxenoの社長さんもこの感じでもっと描きなさいと言ってくださっていました。
「世界のどこにでもありそうなお店」がテーマで、グローバル風味な感じで、これからも描いていこうと思います。ボックス型のキャンバスに描いていて、ちょこっと立体風になっているのですが、このキャンバスは2016年の韓国個展の時にソウルの画材店でまとめ買いしたもの。メイドインチャイナだけど(笑)。3月の個展のときにも同じものをたくさん買ってきました。次の個展で使うつもりです。

7月に来日されたパクさんの作品も同じブースで展示されています。

夏場の馬鹿力

きょうはhanabi展搬入日。
例によって徹夜でギリギリまで制作していた。
締め切り直前には、火事場の馬鹿力というか、いつもなら絶対ありえない集中力が出る。
本当に没頭しているときは、冬でも体が発熱したようになって寒さを忘れてしまう、ということは経験上わかっていた。
しかし今回、夏でも、暑さを感じなくなってしまうのだと気がついた。
きょうはおそらく今年で一番暑い日で、パレットの上の絵の具も放っておくと一瞬で乾いてしまうほどだった。
温度計つきの時計を使っているので、作業しながらときどき温度を見てはいたのだが、室温が35度を上回ってもぜんぜん平気で、暑いなあとやっと感じたのは37度になったときだった(さすがに体温を超えるとまずいようだ)。
でもほぼそのタイミングで作業が完了したので良かった。
集中していても、わたしの場合は普通にお腹も空くし、喉の渇きも感じるので、その点は心配ないのだが。。。
(もともと集中力は無いほうで、ふだんならこんな暑い時期にはとてもじゃないけど集中できないので、昼間寝て夜中に作業することにしてる)

そうしてできた作品は小さいもの2点で、出来栄えは、、、どうだろう、一応完成はしているんだけど、なんかもっと良くする方法があるような気もするんだよなあ。今はわからないけど。
でも他の作家さんたちのは力作がそろっていて、とても良い展示になった。はじめてご一緒する方もいて、雑談も盛り上がり、楽しかった。

帰り道、スマホの万歩計を見ると「開始から1,150km達成!(東京〜ソウル)という表示が出ていた(3,459はきょうの歩数)。おおお。そんなに歩いたんか。
このスマホに切り替えてからちょうど1年くらいだから、1日あたり3キロ強、歩いた計算になる。本当だろうか。個展の準備期間など、まったく歩いてない日々もたくさんあったのだが。

東大門市場

個展は今日で終わり。作品を片付け、ギャラリーに預かっていただく作品を残して梱包し、一昨日買ったキャンバスと一緒にEMSで発送した。
そのあと副館長さんに梨花女子大学に連れて行っていただいた。
梨花女子大学の「梨花」の発音が中国語だと「お金が増える」という意味に聞こえるとかで、中国人観光客が多いんだそうだ。なんだそりゃ。

大学の建物は有名な建築家の作品でかっこよかった。大学のまわりにもわりとおしゃれなお店が集まっていて、タイ料理屋さんでランチした。日本で食べるタイ料理とくらべるとちょっと甘みが強かった。韓国風にアレンジされてるんだろうな。これはこれで美味しい。

近くにやたらときれいで広いギャラリーカフェがあって、そこでやっていた展示を見た。なんかアキバっぽい感じの絵が展示されてるなーと思ったら、韓国人の作家さんだった。


↑ギャラリーカフェの隣の小さな公園の片隅に、慰安婦像があるのを見つけた。

地下鉄の駅まで送ってもらって副館長さんと別れ、ひとりで東大門に向かった。
ザハ・ハディド設計のデザインプラザに行くと、申潤福と鄭敾という李氏朝鮮時代の画家の展覧会をしていた。
去年少し韓国の美術を勉強したときに申潤福の名前は覚えていた。当時の風俗をイラストレーション的に生き生きと描いた画家だ。鄭敾はごつごつと力強い山水画だった。
展示は絵の数が少なくて、絵を元に作られた映像がメインだった。それもまあ面白かったんだけど、絵のほうをもっとたくさん見たかったな。

それから、東大門市場へ。すっかり市場が好きになってしまったので。

こちらは南大門市場よりずっと広くて、どこまで行っても市場が続く。一つ一つの店も大きく、観光客向けというより、プロ向けという感じだった。

建物の1階に入っている帽子屋さんや洋服屋さんなどのお店だけでも大変な数だったけど、それより面白かったのは、その上のフロア。
生地屋さんや、洋服のタグ屋さんや、あらゆるアパレル材料の店が並ぶフロア。
もっと上の階は、一つ一つの小部屋が工場になっていて、ミシンが並び、大勢の職人さんが作業している。縫製だけでなく、Tシャツのプリントをしている店もある。ここで出来たものを下の階で売っているということなのだろうか。繁華街のど真ん中にこんな工場があるとは!


↑食べ物屋さんもあった。万国旗が可愛い


↑「ソルビン」でかき氷を食べてひと休み。
ふわっふわで、冷たさをあまり感じない。たぶん二人分の量なんだけど、ペロリと食べてしまった。


韓国滞在最後の晩ごはん。
サムギョプサルを作ってくださった。おーいしーい!!
お店で食べるものだと思ってたけど、お家でできるとは!


韓国風餃子とビール。
まくわ瓜、食べたことなかったけど美味しいくだものだった。
イカの味のスナック菓子も美味しくて食べだすと止まらない。
これが日本でも売ってたら買っちゃうな。