台風

9日月曜日の台風は千葉県に大きな被害をもたらした。
今回はヤバそうだと思い、水の汲み置きなどはしていたが、千葉市内の自宅は大きな被害はなかった。アパートのフェンスが倒れたり、隣の公園の木が倒れたりして驚いたが、電気も水道も止まらなかったので楽観していた。
しかし時間が経つにつれ、他の地域の被害はそんなものではなかったということがわかってきた。外房の実家も、停電などはなかったものの屋根とアンテナが壊れ、市内の信号機は消え、スーパーも閉店していると聞いてびっくりした。実家の地域の停電件数は2、3日経ってから急に増えた(東電が把握することができてなかったということだ)。屋根にビニールシートをかけた実家の写真は痛々しかった。
距離がそれほど離れていなくても被害状況が全く違っていて、同じ千葉県内に住んでいるのに、状況が伝わってこない。停電で携帯の電波が止まってしまった地域もあるそうだ。もしも実家がそうなっていたとしたら、どうすることもできないだろう。とりあえず電車が動くようになったら、さっさと逃げてきて欲しいと思う。
それにしても千葉市長のツイッターの発信はすごかった。一番情報が速い。被災ゴミの出し方とか、必要な情報がすぐ伝わって来た。

ベランダのビオトープは室内に移動できず、仕方ないので、水を減らして増水対策をしていたが、雨の後には、タライの淵まで雨水が溜まっていた。
また水を減らし、飛んできたゴミ(剥がれた塗料?や木の葉)を取り除いたが、ホテイアオイが爆殖しすぎて魚の様子は見えなかった。今思うとこれがよくなかった。
木曜日に餌やりしたときに食いつきが悪いなあと思っていたが、土曜日にはほとんど姿を見せなくなった。おかしいと思ってホテイアオイを避けると、メダカが数匹いなくなっていた。生き残ったメダカもじっとして動かない。
最近掃除をさぼり気味で水質が悪くなっていたのか、増水したときに流されてしまったのか、雨で水質が変わってしまったのか、台風の後の異常な暑さのせいなのか、はたまたホテイアオイが増えすぎて酸欠になったのか。。。かわいそうなことをしてしまった。
急いで水換えをして、ホテイアオイ(花は咲かないようだ)を間引いて(バケツ一杯分あった)水面が見えるようにした。
残ったメダカたちはまた泳ぎだし、すこしだけ落ち着いた。
室内に避難させていた小水槽の稚魚たちが変わらず元気なのが救い。

『あなたのゼイ肉、落とします』韓国語版

装幀イラストを担当した、垣谷美雨さんの小説『あなたのゼイ肉、落とします』が韓国で出版されることになり、韓国語版の見本が届きました。
わたしはソウルで個展をさせていただいたりもしていますし、ご縁があるようです。

並べてみると、けっこう違いがあって面白いです。
まず、韓国語版だと文章が横書きなので、左開きになっています(日本語版は右開き)。
韓国語も縦書きなのかと思いこんでいたので驚いてしまいました。
開く向きが逆だと、イラストの向きも変えたくなる場合があります。じつはそれでひと騒動あったのですが、結局は元の向きのまま使っていただきました。

韓国語版は発色もだいぶ赤みがかっています(デジタルでのやり取りのみだったので仕方がないのですが)。でも、わたしは色は絵の中でバランスがとれていればいいという考えなので、あまり気にならないし、これはこれで可愛いなと思っています。

くらべながら眺めてると、なんとなく、韓国語が読めるような気がする。。。笑

夏休みの1冊

8/11の読売新聞、読書委員が選ぶ「夏休みの1冊」のコーナーに掲載された挿絵です。
テーマは「語り合いたくなる本」。
帰郷のおり、旧友・知人らと話の肴に語り合えるような本をイメージして、というご依頼でした。そんな素敵で知的なシチュエーション、現実にあるんだろうか?

最初は、久々に帰省した人たちが、地元の旧友(高校の文芸部の同期)が経営してるバーで語り合っている(会話には入らずに脇でギターかなんか爪弾いてる友人もいる。そいつは文芸部時代はもっぱらイラストを描いていた)という絵を想像したのですが、それだと田舎の景色を描き込めないので「帰郷」の感じを表現するのがむずかしい。
考えたあげく、地元の友人の家に集っている、または古民家風の料理屋の座敷で同窓会している、というイメージでまとめました。

話の肴は「本」なので、必ずしもお酒を描き込む必要はないのだけど、でもこういうときってやっぱり飲んでるような気がするなあ。

(去年も同じコーナーに挿絵を描いていて、テーマは「旅行かばんに、この1冊」でした。→夏の1冊

ホテイアオイ爆殖

お盆も過ぎ、そろそろ暑さもひと段落だろうか。
個展の準備をしている。夏は絵の具が速く乾くのはいいんだけど、暑すぎると買い出しひとつするのも難儀なので早く涼しくなってほしい。

ホテイアオイは巨大化し子株もいっぱい増えてタライてんこ盛りになった。睡蓮はすっかり隠れ、メダカ(いまはタライの中に11匹ほどいるはず)の姿もよく見えなくなってしまった。ツヤツヤした葉っぱはきれいだけど、餌やりしづらいので少し間引きたい。でも一時のあの弱り果てた姿を思い出すとなかなかできない。早く花が咲いてくれるといいんだけどなー。

原田治展「かわいい」の発見/ボローニャ国際絵本原画展ほか

猛暑の中、世田谷文学館(前に住んでた家の近所だけど、だいぶ景色が変わった)の原田治展へ。言わずと知れたイラストレーション界のレジェンド。イラストレーションと出版文化がおしゃれの最先端で、最も輝いていた時代の熱狂の中心。まだCGがないから全部手描きで、現代のような凝り過ぎた感じはなく、若さと明るさと楽しさとスピード感がある。そしてものすごい仕事量。イラストレーションは拡散するものだから、田舎の小学生だったわたしのところにも、その空気感の断片は伝わっていた。子供にとっては、それがあたりまえに存在するもののように感じられた。
「かわいい」の発見、という切り口からの展示は、現代から振り返っての評価なのだろうと思うが、確かにわたしたちは無意識的にそのなかで育ってきたし、日本のかわいい文化に与えた影響ははかり知れない。

それからリニューアルオープンした板橋区立美術館の、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展へ。チケットをもらったので。出品作の8割くらいはデジタル作品という印象。こういう展覧会だといつも思うけど、いろんな国の作家さんの作品が並ぶなかで、日本人作家の絵ってすぐに日本のだとわかる。なんでだろう?やっぱりなんとなくかわいいからだろうか。日本はイラストレーションもガラパゴスなんだよなあ。
欧米の作家も、日本や東洋の影響を受けているものが目に付いた。
帰り道、コンビニで白熊アイスを買って歩きながら食べてたら、あっというまに溶けて手がベッタベタになった。暑すぎ。笑

それから、アートラボトーキョーのわらおびびし展/ケビン・ジョーンズ展へ。わらおびびしさんがちょうど在廊されていたので、技法について根掘り葉掘り質問した。彼はステンシルとエアブラシを駆使して制作している。エアブラシといえば超絶技巧のスーパーリアリズムで、とくにCGが出てきてからは時代遅れのイメージがある。でもアラサーくらいの人にはそういう先入観はないらしい。グラデーションよりもステンシルによるベタ塗りを中心にして、CGも併用しつつ、現代にあわせて技術を復活させ、さらに手作業の温かみや不安定さも利用しているのがとても面白い。そもそもなんでエアブラシに出会ったのか聞いたら、高校の美術部の先生が使っていたんだとか。なるほどそういうところにエアブラシ技術は残っているのか。。。

ケビンさんのほうは2m四方くらいありそうな特大のコラージュ作品で、なんだかよくわからないけどかっこよかった。作品を巻いて手荷物として運んできたそうだ。こんな長いもん飛行機に載せられるの?思ったら、釣り道具なら長くても大丈夫なんだそうだ。そんな方法があったとは!

ホテイアオイ復活

先週くらいからいきなり暑くなったので、ビオトープをベランダの反対側の端に移動させた。こっちのほうが朝日があたるぶん日照時間が長い。初めからこちら側に設置すれば良かったかなあ。でも日当たりがいいとグリーンウォーター化してしまいそうだ(魚にはいいけど見た目が悪すぎる)。

そしたらホテイアオイが急激に大きくなった。こうしてみるとなかなかきれいな植物だ。ウォーターマッシュルームは一度ばっさりカットしたのだがまたモリモリ増えている。睡蓮は、、、今年はもう無理かな。。。
メダカは元気。小水槽のほうの3匹くらいはもうタライに移してもいい大きさだけど、稚魚が多すぎで3匹だけを掬い出すのが面倒くさくて放置している。

朋有り遠方より来たる

イナジンさん一家が日本に遊びにきていて、アートラボで森下さん、菅間さんといっしょにお会いした。今の韓国と日本の関係や美術の状況などいろいろ話したけど、まだ話し足りない。
国同士の政治的な駆け引きのことはわたしにはよくわからない。日本にも韓国にもいい人もいれば嫌な人もいるし、立場によって見えるものも考え方も変わる。
確かなことは、イナジンさん一家が素敵な人たちで、わたしたちが良い友人であること。
わたしもまた韓国に遊びに行ってふわふわのかき氷や甘辛チキンやトーストや参鶏湯を食べたい。

隅田川花火大会

hanabi展のレセプション。今年も台風が来て強い風が吹いてたけど、雨は降らず。
関係者とお客さんと総勢20名近くで、花火大会に繰り出した。
今年は蔵前あたりで、ビルの隙間から鑑賞。両国橋から見るよりずっと近く、大きく見えた(ただし、全体は見えない)。

人が多すぎてすぐにバラバラになってしまったが、氷結とフランクフルトを買い込み、道ばたに座り込んで眺めた。おまわりさんもうるさくなくて良かった。
近くのコンビニの店員さんが大きな花火があがる前にカウントダウンしてくれたり、まわりの人たちと一緒になって拍手したりと、謎の一体感があった。

アートラボに戻ってからのアート談義も面白かった。20代のあめのいちさん(平成生まれだけど20世紀生まれ)から見た、2000年代生まれで最初から身近にインターネットがあった世代の作家の分析(情報処理能力がすごいという)がとくに興味深かった。

hanabi展はじまり

きょうからアートラボ・トーキョーの「hanabi展」が始まった。
わたしの作品のタイトルは「なつやすみ」。
ちょうど地元の七夕まつりの時季なので、なんとなく吹き流しっぽいイメージ。

上の花火の部分は針金とアルミホイルで出来ているんだけど、なかなか思ったような形にならないし、どこを持てばいいのかわからんし、出来上がるのかどうかずっと不安なまま作業していた。しかもできたと思ったらうっかり落としてぐにゃぐにゃになるし、もう大変だった。笑

で、いざ搬入しようとなって、ハタと、どうやって運ぶのかという問題にぶち当たった。考えた挙句、100均で買ったバナナスタンドにぶら下げて運ぶことにした。運良くぴったりサイズのがあったおかげで、どうにか無事に運ぶことができた。

子供のころの夏といえば花火とかプールとかスイカとか、ベタといえばベタだけど、頭の中にはそれしかなかったような気がする。嫌なことは忘れてしまっただけかもしれないけど。幸せな子供だったんだなあ。

hanabi展
2019年7月24日(水)~28日(日) 
15:00~20:00(最終日~18:00) 会期中無休
hanabi party 7月27日(土)午後4時~6時 *6時より隅田川花火へ。

最近読んだ本

『ゆかいな認知症』(奥野修司著、講談社現代新書)を読んだ。
認知症当事者へのインタビューをまとめた良い本だった(ゆかいだとはいえないが)。
認知症は、以前は早期発見できなかったため診断された時にはすでに重症化していた。介護する側から見た情報ばかりが広まったため、社会全体に絶望的な先入観が出来上がっている。
しかし、ここ数年で声をあげる当事者があらわれ、認知症をとりまく環境が少しずつ変化しているという。
この本を読むと、認知症といっても普通の人と変わらない部分がたくさんあり、人によって出来ないことは違っていて、スマホを活用したり、サポートを利用したりしてうまくカバーできれば、いろいろな活動ができるのだということがわかる。社会とのつながりを持つことで進行を遅らせることもできる。前もって認知症についての知識があるとだいぶ気力の持ち方が違うようだ。
(おばあちゃんがまだ元気だった頃、たまに思い出話をしてもらったが、時系列のつじつまが合っていなかった。論理的に考える習慣のない人だからかな?と思っていたが、時系列がわからなくなるのは認知症の症状らしい)

『今日も一日、楽しかった』(あべけん太著、朝日新聞出版)はダウン症の当事者が書いた本で、たわいもない内容ではあるけど、好奇心いっぱいに、感情豊かに生活する様子が綴られていた。
先日読んだ『うつ病九段』もそうだけど、当事者が語る本はとても興味深い。

男とか、女とか、LGBTとか、発達障害とか、認知症とか…、言葉で雑にくくっただけでわかった気になってしまいがちだけれど、ひとりひとりそれぞれ違っているということを丁寧に理解して受け止めてほしいと、みんなが思っているのだ。

長梅雨

今年は長梅雨で、7月に入っても寒い日が続いている。
角タライに移した子メダカ2匹は元気。小水槽の針子たちも、どんどん大きくメダカらしくなってきた。

このところ、ビオトープの上あたりに毎日蜘蛛の巣が張られている。水辺に虫が集まってくるのを狙ってるんだろう。餌やりするときに邪魔なので払ってしまうのだけど、本当はそのままにしておいたほうが、ヤゴ対策になるような気もする。

睡蓮は、花が咲く時期なのにまったくその気配がなく、葉っぱも少しずつ傷んできている。
ホテイアオイは、肥料を入れたせいか、新しい葉っぱが出てきた。
ウォーターマシュルームだけはなぜか異様に成長していて、葉っぱが睡蓮並みに大きくなり、力強く伸びまくっている。

hanabi展のお知らせ

アートラボ・トーキョー恒例のhanabi展の季節になりました。
去年の隅田川花火大会は台風で延期されたおかげで、人出が少なくて快適だったなー。今年も雨降らないかなー。笑

2019年7月24日(水)~7月28日(日) 
15:00~20:00(最終日~18:00) 会期中無休
hanabi party 7月27日(土)午後4時~6時 ※6時より隅田川花火大会鑑賞へ。
https://artlab-tokyo.com/

アートラボのグループ展は、過激な表現をする作家さんもいます(わたしの作品は人畜無害なんですが。。。)なのでお子様連れの方はくれぐれもご注意ください。

参加作家:あめのいち、伊藤雅史、岩清水さやか、小野田拓真、河野麻実、菅間圭子、河野さおり、コウノユキトシ、桜井貴、ショウジョノトモ、地場賢太郎、Tomikawa Mitsuyoshi 、nibinibu、ハジマコミハユ、牧田恵実、三杉レンジ、三友周太、森下泰輔 ほか

まほろん

土器づくり同好会のバス見学ツアーに参加した。参加者は40名くらい。
今年の行き先は福島県の「まほろん」という施設。きれいで気持ちの良いところだった。学芸員さんの解説つきで、企画展示や、福島県内の土器が一堂に集められているという巨大な倉庫も見学できた。これからここで見た土器をモデルに制作する予定だから、みんなびっくりするくらい熱心に質問したり撮影したりしていて、学芸員さんも嬉しそうだった。

自由時間にボケっとしてたら、係のお姉さんが声をかけてくれて、丸太を石斧で削って丸木舟をつくる体験をさせてくれた(表面にちょっぴり傷をつけた程度だけど)。帰りに立ち寄った那須野が原博物館の常設展示も良かった(アカハライモリが超可愛かった)。

バスで近くの席になった方たちとたくさんお話できたのも楽しかった。みなさん縄文文化が大好きのようだ。興味の方向は、土器・土偶・アンギン編み・粘土作りそのもの…といろいろ。しかもいろんな特技をもった方が多くて話が面白い。

わたしは、土に触るのは楽しいな〜とか、オリジナリティーを出さなくていいから気楽だな〜とかいう感じで、のんびりスタンスなのだけど、今日は話を聞いてるだけでも勉強になった。

おいしい水

昨日、1匹目と2匹目の子メダカを、角タライに移した。2匹ともメスだった。
いじめられてる様子はないが、餌食べ競争に参加できてないので、お腹すかせてるんじゃなかろうか。
そこで角タライにグリーンウォーターを少し垂らしてやると、親メダカたちが群がってくる(すぐに拡散して透明になるので、何もないところに魚たちが集まってきたように見える)。これってそんなに美味しいのか。。。
生まれてからずっとその中にいた稚魚たちは、甘いジュースの中で育ってきたようなものだ。だのにいきなり厳しい環境に移してしまって申し訳ない。
小水槽をかきまぜたら、底に沈んでたボーフラが数匹浮かんできた。ピンセットでつまんで角タライに移すと、親メダカたちがあっという間に食い尽くした。

梅味噌

Facebookで流れてきた梅味噌の写真が美味しそうだったので、作ってみた。
南高梅:味噌:砂糖を1:1:1で煮たら、だいたい予想通りのものができた。予想通りすぎて、なんというか普通に美味しかった。味噌味の梅ジャムみたいなもので、そのまま舐めてもいける。でももうちょっと砂糖減らしても良かったな。大量にできてしまったので大部分は冷凍した。

余った梅で梅醤油も作った(といっても梅と醤油を一緒に瓶に入れただけ)。こちらはしばらく冷蔵庫で寝かせる。
保存食を作るのは好きだが、普段はそれほど料理好きというわけでもないので、作ったはいいが使い道があまり思いつかない。笑