だれも知らないレオ・レオーニ展

都内の歯医者にメンテナンスしてもらいに行く。いま都内に行くのは心配だけど、先延ばししても、しばらくは感染者が減るとは思えない。帰り、久しぶりに世界堂に行った。とくに買いたいものはなかったが、世界堂に行くと落ち着く。新宿は普段とあまり変わらない印象だった。

それから板橋区立美術館の「だれも知らないレオ・レオーニ展」に足を延ばした。チケット予約制で入場制限していたけど、他の客は数人程度だった。
ほんとによく知らないレオ・レオーニだった。超売れっ子デザイナーだったんだな。しかも母がオペラ歌手で、叔父がアートコレクターで子どもの頃育った家にシャガールの絵があったとか、すごい環境。。。
デザイナー出身だからなのか、ちぎり絵やモノプリントなどいろんな画材や技法を使って、決まった絵柄にとらわれずに自由に制作しているのに感銘を受けた。
紙をちぎってデザインする技法なども、当たり前のように感じてしまうが、じつは画期的な発明だったのだと再確認した。子どもでもできるような単純な技法でもセンス次第で素晴らしい作品になる。難しいことをやればいいってもんじゃないのだ。