イラスト」カテゴリーアーカイブ

スマホケース新作

ひさしぶりにグッズを作りました。手帳型スマホケースです。
今までのはちょっと主張が強くて持つ人を選ぶ感じでしたが、もっとシンプルなものがあってもいいかなと、今回はわりと控えめな柄にしてみました。
「タテジマ」「レンガ」「石畳」「こんぺいとう」「麦チョコ」の5柄×各2色で計10種です。
いつものキャラクターは無しですが、わたしが絵を描くときに実はいちばん気を使っている「線のゆらぎ」を前面に出したものが中心になってます。
下記リンクのWEBショップで、iPhone用、Android用各種取り揃えています。

Sayaka’s FANCY SHOP
minne SHOP
Creema SHOP
BASE SHOP

『夏休み』を取り戻す本

8/9の読売新聞の読書欄の挿絵を描きました。
「別世界にひとっ飛び 『夏休み』を取り戻す本」
ゆううつな今年の夏、失われたバカンスを読書で取り戻そう。というテーマで、自由に描かせていただきました。
われながらよく描けたな〜。自画自賛^^

アマビエ

絵描き界隈では「アマビエ」とかいう感染症除けのキャラクターを描くのが流行っている。
わたしもアマビエを描くグループ展に誘ってもらった。お菓子屋さんなんかでも、商品化して売ったりしてるようだ。
そういうのってたくましいなと思うし批判するつもりは全くないけど、わたしはどうも、この流行には乗る気がしない。
アマビエ自体は可愛くて、昔から日本人はこういうのが好きなんだなと興味深くはあるが、自分が描いた絵にコロナ除けの効果があるはずもないし、それを人に売ろうとは思えない。水子供養とか厄年だとか人の不安につけ込んで稼ぐ神社みたいなもんで、悪趣味だと思う。
まあ悪趣味も文化なので、イラストレーターとしてはあまり深く考えずに流行りに乗っちゃった方が楽しいだろうし、アーティストとしてはこの現象を通して今という時代を表現することもできるだろう。
わたしはどっちも面倒くさいのでパスだけど。

ステイホーム

4/26の読売新聞の読書欄の特集の挿絵を描きました(このご時世にありがたいです)。
ステイホーム週間ということで、お家で、家族それぞれが楽しめる本というテーマ。
面白そうな本がたくさん紹介されていたけど、わたしが読んでみたいなと思ったのはニュートンの伝記。学生時代にペストが流行って大学が閉鎖になったときに、自宅にこもって万有引力を発見したんだって。ほんまかいな…!

巣ごもり

ひまつぶし用に、マトリョーシカのぬりえを作りました。
ダウンロード&プリントアウトして適当にお楽しみください。

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コロナウイルス騒ぎで、世間では買いだめパニックなど起きているらしい。
家でじっとしていることが苦手な人たちにとってはさぞかしストレスがたまってるんだろう(昔「ライ麦畑でつかまえて」を読んでいてイライラして、主人公が家でじっとしてれば何も悪いことは起こらないのに…、と友人に言ったら、じっとしていられないのが問題なんでしょ、と言われたのを思い出した)。

わたしはひとりで部屋にこもっているのがなによりも好きなので、1〜2週間くらい外に出ないなんてことは珍しくもないし、それくらいの備蓄はいつでもしている(ただ、運動不足はよくないので、強制的に買い物に出るように、ここ数年は備蓄を減らしていた。しかし先月中旬くらいに北京とかで外出禁止になっていると聞いて、買いおきを増やした)。
なのでいつも通りに過ごしているが、なんとなく気持ちがざわざわする。
ふつうに生きてるだけなのに、ときどきこんな信じられないようなことが起こるものなんだなあ。

それにしても、不謹慎だけど、コロナの感染経路情報を追うのは面白い。
ほんの数週間の間に一人の人物がこんなにあちこち飛び回ってるものなのか〜とか、キャパ100人程度のライブハウスに、全国あちこちから、しかもいろんな社会的立場の人が集まっているものなんだな〜とか。。。
たまたま船に乗り合わせた人だったり、仕事の同僚だったり、家族だったり、ジムですれ違っただけの人だったり、夜のお店で出会った人だったり、マッサージ師と客だったり、人と人とのつながりって、こんなにいろんなパターンがあって、複雑に連鎖してるのか。
報道では感染者の年齢と性別と職業くらいしかわからないけど、当然ながらそれぞれに人格と行動原理があって、他人が都合の良いように制御することなどできない。
この感じだと、もう知り合いの知り合いくらいまで感染してる気がする。

ブックレビュー

俳人の紀本直美 @kimotonaomi さんが「こんにちは!マトリョーシカ」のブックレビューを書いてくださいました。どうもありがとうございます。
http://sendan.kaisya.co.jp/bookback.html
紀本さんは編集者でもあり、もう10年以上前からお世話になっています。
絵本の作り方についてもいろいろ教えていただきました。

絵本フェア/るるる★なべ

以前個展をさせていただいた、渋谷の大盛堂書店さんで開催中の絵本フェアに、マトリョーシカもこんにちはしてました。
個展のとき(2011年の暮れだから、なんと8年前!)と同じ、三階のイベントスペース。なつかしいなぁ。。。

渋谷から東横線に乗り、「るるる★られる」カンパニーの忘年会に参加するため、久しぶりに横浜へ。
場所は美術&映像作家ドゥイさんが運営されている造形教室。昭和レトロなクリーニング屋さんの店舗を改造した建物で、あちこちに子供の作品やら謎の材料やらが置かれ、なんとも居心地のいいところだった。

鍋も美味しかったし、みんなでたこ焼きをクルクルするのも楽しかった。たこ焼きと言ってもタコは入っていなくて、お餅とかチーズとか納豆とか入れたり、粉もそば粉を使ったりと、かなり自由。焼いてるうちにだんだんエスカレートしてチョコレートとキャベツを混ぜたり、イチゴやミカンを突っ込んだりしていたけど(自由人の集まりなので、みんな面白がって誰も止めようとしない)意外に美味しく食べられた。
今回使った電気たこ焼き器は2000円くらいのものだそう。素人でもきれいに作れたし、焼きたてはカリッとしていていい感じだった。たこ焼き器欲しいな。。。

ギターを弾いたり、そこらへんにある不思議な楽器をかき鳴らしたり、適当に歌ったり踊ったり。とても幸せな会だった。

こんにちは!マトリョーシカ

初の絵本『こんにちは!マトリョーシカ』、かわいく出来上がりました!
明後日あたり本屋さんに並ぶと思います。
絵もお話も超シンプルな赤ちゃん向け絵本です。
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784031252102
 
絵本を作りませんかとお声がけいただいてから10年以上たってようやくかたちになりました。
わたしはもともと時間軸のあるものに興味がなく、お話を作りたいとか絵本を作りたいなんて考えたこともなかったのに、いろんな方が、考え方とか作り方とかゼロから教えてくださいました。みなさんのおかげでなんとか世に出すことができて幸せです。

翔んで埼玉なべ

毎年恒例の、高校同級生との鍋会。
ついでに「翔んで埼玉」の鑑賞会をしようという話になったけど、うちにはテレビがないので、今年はTちゃん宅で。
東京を挟んで埼玉県民と千葉県民が抗争する、みたいな内容の映画なので、現在東京、埼玉、千葉に住んでるみんなで集まって観たいねと言っていた。
しかし先月の台風の後始末で毎週実家に通っている友人たちは不参加。都民と千葉県民だけになってしまった。
ぶっとんだおバカ映画で、千葉県民あるあるネタもたくさんあり、ワイワイ喋りながら楽しく観られた。
でもやっぱり埼玉県民と一緒に観たかったな。

Tちゃんの部屋に、わたしが20年前に描いた絵ハガキが置いてあった。
当時札幌に住んでたTちゃん宅に泊まってスキーに行ったときの図。あれからずっと冷蔵庫に飾ってくれてたらしい。。。
まだイラストレーターになろうとか思ってなかった頃の絵で、たしかPCを使わず、手描き+コンビニのカラーコピー機を駆使(色ごとに版をわけて多色刷り)して描いてたはず。(当時のコピー機には単色カラーコピーという機能があった。今でもあるのか知らないけど)
今とはまったく違う描き方だし、粗い部分もあるけど、けっこうよく描けてる。

『あなたのゼイ肉、落とします』韓国語版

装幀イラストを担当した、垣谷美雨さんの小説『あなたのゼイ肉、落とします』が韓国で出版されることになり、韓国語版の見本が届きました。
わたしはソウルで個展をさせていただいたりもしていますし、ご縁があるようです。

並べてみると、けっこう違いがあって面白いです。
まず、韓国語版だと文章が横書きなので、左開きになっています(日本語版は右開き)。
韓国語も縦書きなのかと思いこんでいたので驚いてしまいました。
開く向きが逆だと、イラストの向きも変えたくなる場合があります。じつはそれでひと騒動あったのですが、結局は元の向きのまま使っていただきました。

韓国語版は発色もだいぶ赤みがかっています(デジタルでのやり取りのみだったので仕方がないのですが)。でも、わたしは色は絵の中でバランスがとれていればいいという考えなので、あまり気にならないし、これはこれで可愛いなと思っています。

くらべながら眺めてると、なんとなく、韓国語が読めるような気がする。。。笑

夏休みの1冊

8/11の読売新聞、読書委員が選ぶ「夏休みの1冊」のコーナーに掲載された挿絵です。
テーマは「語り合いたくなる本」。
帰郷のおり、旧友・知人らと話の肴に語り合えるような本をイメージして、というご依頼でした。そんな素敵で知的なシチュエーション、現実にあるんだろうか?

最初は、久々に帰省した人たちが、地元の旧友(高校の文芸部の同期)が経営してるバーで語り合っている(会話には入らずに脇でギターかなんか爪弾いてる友人もいる。そいつは文芸部時代はもっぱらイラストを描いていた)という絵を想像したのですが、それだと田舎の景色を描き込めないので「帰郷」の感じを表現するのがむずかしい。
考えたあげく、地元の友人の家に集っている、または古民家風の料理屋の座敷で同窓会している、というイメージでまとめました。

話の肴は「本」なので、必ずしもお酒を描き込む必要はないのだけど、でもこういうときってやっぱり飲んでるような気がするなあ。

(去年も同じコーナーに挿絵を描いていて、テーマは「旅行かばんに、この1冊」でした。→夏の1冊

ブラティスラヴァ世界絵本原画展

千葉市美術館・ブラティスラヴァ世界絵本原画展を見に行く。
日本のイラストレーションと外国のイラストレーションを見比べる機会があると、いつも表現の違いをまざまざと感じる。
みんなそれぞれ個性的な作風があるのに、まとめてみると日本人の作品はほんとうに日本的だ。
絵は、言葉を超えて通じると言われることもあるが、やっぱり絵にもそれぞれの地域の文化に根差した文法のようなものがある。
だから当然外国といっても地域ごとにいろんな違いがあるわけだけど、ざっくり「外国」とくくってしまえば、外国の絵本はとても絵が細かく丁寧で、デザイン的で、きっちり作られている印象。あと、子供のためのものではない絵本が多い。
中国とか韓国の絵本には比較的親近感があった。

アニメーションスタンプ

久しぶりにLINEスタンプをリリースしました。アニメーションスタンプです。
https://store.line.me/stickershop/product/6042884

以前作った時は、自分ではLINEを使っていなかったので、いまいちよくわかってなかったのですが、今回は自分が使いたいと思うものを集めました。短いとはいえ時間軸のあるものを作るには、いつもとは脳みその違う部分を使いましたが、こつこつと作業するのは楽しかったです。
絵自体はすごくシンプルなものばかりですが、動きがつくとぜんぜん違った印象になります。動きのプレビューだけでも、ぜひごらんいただけたらと思います。

鏡餅とかクリスマスツリーのスタンプも入っていますが、ちょっとまにあわなかったな〜笑