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チャンネルファンタズモ

装幀のイラストを描かせていただいた単行本、加藤実秋さんの小説「チャンネルファンタズモ」の見本が届きました。
今回描いたのはいくつかのパーツ的なカットばかりで、ちょっと泥臭い絵だったので(自分で描いておいてアレですけど)、いったいどうなるのか、楽しみなような怖いような気持ちでいたのですが、デザイナーさんのおかげで、素敵な仕上がりになっていました。

「問題小説」さんで、連載中から挿絵を描かせていただいてて、その絵を加藤さんが気に入ってくださったとのことで、当時の挿絵3点+描きおろしの挿絵1点も収録されています。
オカルト風味のミステリーで、コミカルなキャラクターが重要な小説なので、挿絵を描くのも苦労しましたが、ほんとにありがたいことです。。。

チャンネルファンタズモ

    • 作者: 加藤実秋
    • 出版社/メーカー: 徳間書店
    • 発売日: 2009/05
  • メディア: 単行本

憑いてる~!

あかね書房さんから電話があって、怪異伝説ダレカラキイタ?第1巻「タタリの学校」の3刷と、3月に出たばかりの第4巻「恐怖の教室」の重刷が決まったとのこと。

わーわー! いやあ、親孝行な子たちだ。。。

偕成社さんの「放課後の怪談」シリーズも第二期刊行が決まったそうで、また挿絵を描かせていただけそうです。

なんか今日はついてる。。。

子どもたちよ、きみらはなんでそんなに怪談が好きなのかね?
わざわざ本で読まなくても、世の中怖いことでいっぱいなのに。。。

怪異伝説ダレカラキイタ?〈1〉タタリの学校 (怪異伝説ダレカラキイタ? 1)

  • 作者: 加藤一,岩清水さやか
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本

怪異伝説ダレカラキイタ?〈4〉恐怖の教室 (怪異伝説ダレカラキイタ? 4)

怪異伝説ダレカラキイタ?〈4〉恐怖の教室 (怪異伝説ダレカラキイタ? 4)

  • 作者: 加藤一,岩清水さやか
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 単行本

放課後の怪談〈1〉暗闇からのびる手

放課後の怪談〈1〉暗闇からのびる手

  • 作者: 田部智子,朽木祥,正道かほる,たからしげる,佐々木赫子,横山充男,日本児童文学者協会,岩清水さやか,今井ヨージ
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 単行本

暗闇からのびる手

怪談本もう一冊、さっき偕成社さんから見本が届きました!
こちらも児童書、「放課後の怪談1 暗闇からのびる手」という本です。
1~5巻まで出た中の、1巻目の挿絵を描きました。表紙は他のイラストレーターさんの担当なのでご注意。

画家紹介とかいって自画像が載ってるんですが、実物より可愛めに描いた…だってほら、夢を売る商売だからさ。。。

5日か6日には店頭に並ぶようです。「恐怖の教室」とも並べて置かれるのかなあ~。

ではでは、2冊あわせてどうぞよろしくお願いいたします!

放課後の怪談〈1〉暗闇からのびる手

放課後の怪談〈1〉暗闇からのびる手

  • 作者: 田部智子,朽木祥,正道かほる,たからしげる,佐々木赫子,横山充男,日本児童文学者協会,岩清水さやか,今井ヨージ
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 単行本

恐怖の教室

児童書「恐怖の教室」の見本ができてきました!

来月4日くらいに書店に並ぶそうです。教室のみんな、よろしくねっ!
みんなって誰? 、、、キャー!!!(笑)

…というわけで皆様どうぞよろしくお願いいたします。

あかね書房さんのサイトから予約もできます。
タタリの学校」よりさらにキモコワイです!

怪異伝説ダレカラキイタ?〈4〉恐怖の教室 (怪異伝説ダレカラキイタ? 4)

怪異伝説ダレカラキイタ?〈4〉恐怖の教室 (怪異伝説ダレカラキイタ? 4)

  • 作者: 加藤一,岩清水さやか
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 単行本

タタリの増刷

さっき、あかね書房さんから、怪異伝説ダレカラキイタ?(略して怪ダレ)第一巻「タタリの学校」図書館版(ハードカバー)の増刷が決まったとの連絡がありました!

わーい、やったね☆
関係者の皆様どうもありがとうございます!!!
こりゃ、お祓いはしないほうがよさそうですな~!

3月に出る第四巻「恐怖の教室」もこの調子でいけたらいいなあ。
ほぼ同じ時期に偕成社さんから「放課後の怪談」も出るのでそちらもね。
(しかしなんだか書名が似ててややこしいな。。。)

怪異伝説ダレカラキイタ?〈1〉タタリの学校 (怪異伝説ダレカラキイタ? 図書館版 1)

  • 作者: 加藤一,岩清水さやか
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本

ただいま~!!!

ここのとこずっとお部屋に閉じこもって遠~いところに行ってて、その間、絶望のふちをさまよったり歓喜の渦に飲み込まれたりと、まあいろいろありましたが、昨日無事に帰還しました。
気がついたらもう年の瀬じゃないか。。。柚子買ってこなきゃ…

それでなにやってたかというと、偕成社さんから出る児童書「放課後の怪談」の挿絵。
児童書だから大きな絵が多くて、これだけ描いたら画集といっていいのでは。(ただ、表紙は別のイラストレーターさんが描くんだけどね~。むーん。)
怪談と言っても読後感はさわやかなので、そういう感じが出てたらいいなあ。

で、これからあかね書房さんの「怪異伝説ダレカラキイタ?」シリーズの続きにかかります。
今年の春に出た第1巻「タタリの学校」を描かせていただいてて、2、3巻の挿絵は他の方の担当だったのだけど、第4巻「恐怖の教室」で再登板ということで、怪談イラストレーターとしての地歩を着々と固めつつある今日この頃であります(笑)。
こちらの読後感はモヤモヤ~っと不条理なのでそういう感じを出せれば。

わたしにはいわゆる霊感はないし、子どものころは幽霊とか信じてなかったのに、むしろ大人になってから、そういうのが見えることはあるだろうなあ、と思えるようになったし、怪談ってなんか人間にとって自然なもののような気がするな。
仕事じゃなかったら読みたくないけどさ。だって怖いもん。

というわけで、教室のみんな、待っててねー!

こもってた途中、なんの脈絡もなくすっごいビジョンが見えて、そのとき走り書きしたメモが、今読むとかなりヤバい。

「さしあたってやりたいことがわかった。お城だ、わたしはお城がつくりたいのだ、、、きっとライフワークかもしんない、、、いまならルートヴィヒ2世とかシュヴァルとかの気持ちがわかる気がする!!!」

って書いてある。パラノイアかわたしは。いや、お城つくりたいけど。

現実には、忘年会もキャンセルし、歌舞伎のチケットも取ってたのに泣く泣く観るのを断念。
福助さんの八ツ橋見たかったな…。
それにしても、こもる前にリンツのオレンジチョコを買い置きしてた自分に拍手。

そして昨日は1月に展示をする銀座芸術研究所の下見に行った。
ずっと前に展示したことのあるギャラリーeシエスタと同じ住所だなあと思っていたが、行ってみたら同じ部屋だった。全然違うギャラリーなのに。縁のある場所なんだろうか。

今展示中の作品はバリバリの現代美術だった。うげげ。
1月の展示は「GIRLY」をキーワードに作家を選んだのだそうで、わたしの絵ってガーリーだったのか…、とちょっと驚いたが、けして嫌ではない。
そういう言葉でくくられてはじめて存在を認知してもらえるということもあるし。
ただ、わたしよりガーリーな絵を描く人はイラスト界には山ほどいるように思う。

そのあと、森流一郎さんの新聞小説の挿絵の個展(ギャラリーハウスMAYA)へ。
絵はもちろん素晴らしかったのだけど、膨大な量の挿絵が掲載紙を切り抜いてきちんとファイリングされてたのが圧巻。あと、絵の女の人が奥様によく似てるなあと思いました。

同時開催の時代小説挿絵のグループ展「江戸絵草紙十八番」も堪能させていだたきました。

帰り、外苑前から千駄ヶ谷に出ようとして歩いてたら道に迷い、原宿についた。
都会はどっちに歩いても駅にたどり着けるから助かる。東京が砂漠でなくて良かった。
でもわたしは時々駅の階段で転んだり、電車とホームとの隙間に落っこちたりするので、ふつうに暮らしているだけでも(幽霊が出なくても)都会は危険がいっぱいだ。
主に自業自得なのだが。。。

本気で結婚したい人のお見合い活動マニュアル

先月から今月頭にかけて、たいへんな思いをして仕上げた本の見本がもう届きました。『本気で結婚したい人のお見合い活動マニュアル』(山田由美子さん/飛鳥新社)
なんとなんと、いまはやりの婚活本!
このテーマにわたしの絵でいいの?って感じだけど、そこはほら、プロなんでね(笑)
表紙、カバー、帯のみならず、カットやらすごろくやら、イラストたっぷり入ってます。
レジに持っていくのを恥ずかしがらなくてすむ装幀を目指したんですがいかがでしょうか。

婚活って、受験や就活なみに気合い入れないといけないらしい。人生かかってるし。
就職はフロムエーで適当に決めちゃったわたしが言っても説得力ぜんぜんないけど、この本の通りに行動したら(超大変だけど)たぶんほんとに結婚できるんじゃないかなあ。
著者の山田さんは本物のお仲人さんなので、読むとお見合い現場の迫力が伝わってきます。女性向けの体裁ですが、男性にもおおいに参考になると思います。
結婚相談所の選び方とか、なぜデート代割り勘はだめなのかとか、絶対に言っちゃいけない言葉とか、プロポーズのタイミングまで解説してあるし。

書名にもあるとおり、「本気で結婚したい人」のための本ですが、そこまで本気ではなくても「こんな世界があるのかー」って感じで面白いと思います。
26日か27日までには店頭に並ぶようです。

本気で結婚したい人のお見合い活動マニュアル―ここまでやるかカリスマ仲人おばちゃんが放つ婚活必勝バイブル

    • 作者: 山田由美子
    • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
    • 発売日: 2008/09/25
  • メディア: 単行本

このごろ妹がお嫁に行ったり、身の回りで妙にその手の話題が多いのだが、わたしはといえば、結婚というものに良くも悪くもイメージがわかないので。。。(なんて言ってると山田さんに怒られてしまいそうだなあ…)たまに、素敵なご夫婦に会う機会があると、確かにちょっといいなあと思うけど。

まわりに既婚者が多いコミュニティにいれば、影響されて結婚したくなるものなのかも。
だから、我こそは!という既婚者の人が、ブログとかで素敵生活ぶりをアピールしたら、影響される人がたくさん出てきて、じわじわと少子化対策になるんじゃないですかね。

わたしはだいたいイラストレーターなんかやってるのはダメ人間に決まってるし、ダメ人間はダメ人間なりに、半端者として生きていくしかなかろう、と思ってたのだが、最近は、結婚して真っ当な人生設計をしてる同業者に会う機会が多くなり、心の底から驚き、かつ混乱してるところ。
イラストレーターだからって、ダメ人間だとは限らないんだねえ。。。

良いニュース!

「怪異伝説ダレカラキイタ?タタリの学校」の重版決まりました!わーわー!
加藤一さん、あかね書房さん、そしてお買い上げの皆様、どうもありがとうございます!

怪異伝説ダレカラキイタ?〈1〉タタリの学校 (怪異伝説ダレカラキイタ? 1)

  • 作者: 加藤一,岩清水さやか
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本

この臨時収入は、発泡スチロールのかたまりに化けます。そしてその発泡スチロールは来月のGEISAIに出展する作品に化けます。
他の画材、搬入経費も含めると、ちょっとした個展くらいの予算をつぎ込む予定です。1日限りだけど来場者数は個展とは比べ物にならないので、ここはどーんとね!
皆様ぜひぜひ、9/14は東京ビッグサイトに足をお運びください。
でかいから展示後の保管がたいへんすぎるので、今回の作品には値段をつけます。自宅に置いておくより、しかるべき方に買ってもらったほうが状態よく保てると思うので。
でもねー、、、買えるもんなら買ってみてって感じ。なにしろでかいのよ~。

ここのとこ、お盆進行と年末進行がいっぺんに来たみたいな忙しさが続いている。
GEISAI抜きにしたとしてもかなり。。。ていうか、お盆っていつから?
どうにか時間をやりくりして、今日はやっとこさ牛塗り2回め。
でもやっぱり、リキテックスの発色が読めないのが痛い。わたしが使うとなんだか濁った感じの色になっちゃうのだ。いつもの画材の長所を再確認できたのはよかった。
でもリキテックス、使いこなしたいなー。

汗と絵の具まみれになって倉庫の外に出ると、お台場の観覧車がピカピカ光ってた。
まぶしすぎるぜ。。。

タタリの学校

先月、意識もうろうとなりながら作業してた児童書『タタリの学校』の見本ができてきた。
なかなかいい感じじゃないか~。でもほんと大変だったな…。

描いてるときはそんなにこわいとは思ってなかったのだが、こうしてできあがってみると、けっこうヤバい。表紙とか、なにがこわいんだかわからないけど、顔の色が半分ちがってるし。
わたしが小学生なら、ぜったい読めなかったと思う。
というか、この本が置いてある部屋に入れなくなってたと思う。
なんかとんでもない妖怪変化が出てくるわけではないし、血みどろスプラッタみたいな残酷なこわさでもないんだけど、そこはかとなくブキミだったりシュールだったりで、大人が読んでも面白いです。
…そう、学校ってさ、こわいとこだったよね…、って気分にひたれます。

さしえたくさん入ってますが、わたしとしては、見返しの絵が気に入ってます。
編集Eさん(すごい凝りようでした!)にはほんとにお世話になりました。
というわけで、怪異伝説ダレカラキイタ? 1『タタリの学校』(加藤一さん/あかね書房)、来週21日に発売だそうですので、どうぞよろしくお願いいたします。

暮らしの哲学

池田晶子さんの最後の最新刊「暮らしの哲学」の見本が今届いた。
まださっとめくってみただけだけれど、とてもすてきな本になってます。
終わりと、始まりがリンクしているような…。
明日発売のようです。ぜひ手に取ってみてください。

暮らしの哲学

    • 作者: 池田晶子
    • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
    • 発売日: 2007/06/29
  • メディア: 単行本

暮らしの哲学

池田晶子さんが亡くなられて、そろそろ3ヶ月がたつけれども、6月に毎日新聞社から出る「暮らしの哲学」の単行本に、連載時の挿絵を1点だけ載せていただけることになった。
雑誌の挿絵は、たいてい、一度使われたらそれきりになってしまうものなので、書籍の形で残していただけるのはとてもありがたいことだ。
あの絵は、絵としてはそんなにうまくないのだけど、自分でも気に入っていて、描きながらなぜか「考える時間」の最初の回に戻るような感じがしていた。

取材

産経新聞の取材を受けた。
聞かれるままに1時間もべらべら自分語り。
そういうものなのかもしれないけど、あああ恥ずかしい。調子に乗るなよ私。
そのあと『パレット』の打ち上げ。ごちそうさまでした。

パレット

    • 作者: 前川麻子
    • 出版社/メーカー: 光文社
    • 発売日: 2005/05/20
  • メディア: 単行本

別れられないよね?

別れられないよね?

  • 作者: 大石静
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2005/05
  • メディア: 単行本