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あの子のふわふわ綿あめ

今日からプレイタイム東京の新作インスタレーションの展示が始まっています。

昇降式のバーにテグスで吊り下げるのがとにかく大変で、設営は昨日丸一日かけても終わらず、今朝、開場前にどうにか仕上げました。
もーヘトヘトになって足が重く上がらなくなり、老人のような歩幅でよちよちと歩いて帰ってきました。

今回のテーマは「綿あめ」です。
この展示会はフランスの方が中心になって運営しているそうなのですが、フランス語だと綿あめのことをバーバパパと呼ぶらしいです。
あちらの綿あめを画像検索するとピンク色のものが多いので、ピンク色中心にまとめてみました。
可愛い子供服ともコラボしています。

難しいことは考えずにぼーっと見ていただけたらいいなと思います。
あの子にとって、ほんとはこういう世界がホームなのかもな~と思いました。

 

しかし、徹夜明けでの展示の設営が終わってヘトヘトに疲れているはずなのに、まだ部屋の後片付けをやれている、自分の体力には驚いてしまう。
この体力があ るからこそついいつもギリギリまで粘ってしまうというのもあるけど、、、強靭に生んでくれた両親にはほんとに感謝するしかない。。。

マトリョーシカ展おわりました

ギャラリーリテイルさんでのマトリョーシカ展、昨日までで終わりでした。(5日間ってやっぱり短いなー。)

マトリョーシカって、ロシア土産という以外にはなんの意味も無くて、純粋に可愛いだけの存在だと思うんだけど、日本でこれだけ人気があるんだから不思議。
でも、わたしのつくったのは、ロシア土産にはなりえないし、作り方も全然違うし(紙粘土でできてる)、あれをマトリョーシカと呼んでしまっていいのかどうか。(本物よりもさらに無意味さだけは増している笑)

マトリョーシカの定義がよくわからなくなったついでに、3枚組の小皿(いちおう入れ子式にはなっている)と、マラカス(マトリョーシカよりは実用性がある)もつくりました。
かろうじて模様だけはロシア風。。。


でも今回作った中ではこのマラカスの顔がいちばん可愛く描けたかも。

マトリョーシカの日

きょうから吉祥寺のギャラリーリテイルさんで始まったグループ展「マトリョーシカの日」に出展しています。

市販の木型を使わずに紙粘土で作りました。
今のわたしの粘土力では3段入れ子が限界でした。

2014.06.25(水)~06.29(日) 12時~19時 最終日は17時まで
gallery re:tail 東京都武蔵野市吉祥寺本町3-12-9潤マンション103

ラッコ型のも作りました。
これでもマトリョーシカと言ってしまっていいのでしょうか笑(いちおう入れ子式にはなってますが。。。)

【参加作家】稲葉尚子/やつはしよう子/イケシタコウヨウ/亞鳥舎/terumi/munipen/かれ~なる絵制作所 By ちーもんず★/POPBEANS+015/Shocone/じしゃく也/uma/rikko/かとまり/meca.company/いけざき かおり/梶浦聖子/YUKO/カタオカヒサコ/aimimosa-小早川ひとみ/いちかわともこ/Mieko/ツユクサコミチ/松岡香/conmei/ERI ADACHI/conoco/AYAKA OGAWA/はやしみほ/千秋麻美子/サイキエリ/KIMURA & Co./fumimicreative/澤間紋華/たにお/ツメカ/yuucolin /江連判子店/martha /orange´/mikaru/みつけちかこ/asami/砂川小夜/Little Lotte/さとうあい/珈琲鳥子 coffee tricot/由女/フルクボマユ/ROMINO/*mo2*大塚/しろいろ/沙月/伊藤美奈子/karat/山本ひよ子/木村兄弟雑貨店/松井美晴/小暮千尋/栗山さとこ/ヒラオカモトコ/TICKLE/liquarice/ひつじ草フェルト細工所/さくらせかい/鈴木匠子/てつ/hand craft*fleuri/杉谷ふさえ/Qoonana/しをんそう/フクモトミホ/おかめモノ/おがわようこ/西淑/MARUTA/macco/岩清水さやか/市川森作/ 吉澤つぐみ/つだんぼ/東才子/理友子/早川靖子/こふじたはなえ/北沢夕芸/竹永絵里/FLORA k’sfactory

社交の日々

個展も残すところあと3日。
あっという間だなー。あんなに準備たいへんだったのになー。。。

今回は、非社交的なわたしの個展にしては、たくさんの方においでいただいているような気がします。どうもありがとうございます。わたし意外に友達多いのかなあ…なんて勘違いしそうです。

新しいギャラリーだから興味を持ってくださったりとか、表参道エリアのギャラリー巡りのついでに立ち寄ってくださったりとか、たまたま通りかかったからとか、理由はなんでも、とにかく見ていただけて嬉しいです。
ギャラリーの奥で暇なときに描いている絵も、おかげさまでなかなか進みません^^

↓いただいたお菓子の紙パッキンがちょうどいい感じだったので、、、

個展三日目

個展三日目も無事終了。

今日もいろんな方とたくさんお話できて、とっても楽しかったです。
自分の展示をに見に来てくださる人がいるということはとても不思議でありがたいことだなあと帰り道にじんわりと思いました。

明日12日は、わたしはギャラリーに行くのをお休みして、たまった仕事を片付ける予定です。
小カットのラフ56点、一日だけで描けるかなー!
神宮前ギャラリーは営業していますので、わたしに会わずにゆっくり見たい方は明日がチャンスです。笑

写真のおきあがりこぼし、あと残り1点です。(昨日の写真に写っていた鏡は売り切れました)

サボテンマラカス

個展二日目も無事終了しました。
5つ用意していたサボテン型マラカスが全部売り切れてしまいました。

搬入直前まで大慌てで色塗りしてて、感覚が麻痺して、もう可愛いんだか可愛くないんだかよくわからなくなっていたので、正直びっくりしました。。。
どうもありがとうございます。がんばって作ったかいがありました。

ちゃんと撮影する間もなかったので、5体そろっている写真はこれ一枚だけです。
(最後にお買い上げくださったかたのご厚意で、最終日まで1匹だけ展示してます)

ペープサート上演会

今日は、トルネード!展のアトラクション、ペープサートの上演会。
ペープサートとは、紙で作った人形を使った人形劇のこと(幼稚園児のときでやったことあるような)。
瀬知さん、吉田さん、わたしのペープサートと、大鹿さんの自作の詩の朗読、マチネ・ソワレの2回。

瀬知さんはお得意の日本物、博識でペープサートにも詳しい吉田さんはイタリアの喜劇コメディア・デラルテのキャラクターを紹介。
わたしは、「鮫人の恩返し」っていう、へんなお話をやった。へんだけど、れっきとしたラフカディオ・ハーンの作品で、鮫人というのは、なんか可愛くて憎めない鮫の精。他の作家さんの作品画像も使わせていただいて、ペープサート人形を作った。
寝不足。。。太陽の光が目に刺さるぜっ。

ほとんどぶっつけ本番だったけど、おかげさまで大盛況、子供さんも多くてびっくり。どうもありがとうございました!

お絵描きは続く。。。

12月に入っていきなりどーんと寒くなって朝つらいけど、毎日早起き(わたしにしては)して渋谷に通勤しています。

今回の個展は、本屋さんが会場なので、1階から2階、2階から3階の階段に、怪ダレの挿絵、オルゴォルの挿絵をパネルにしたものを掲示したり、わたしが装幀画などを描いた本のコーナーを作っていただいたりしています。
気持ち的にはこっちの展示がメインです。この挿絵を描くのにはものすごい時間がかかってるので。。。

で、肝心のギャラリースペースには、オブジェと、巨大な書き割り。
公開制作とか、自分の絵にぐるりと取り囲まれたいとか、やってみたかったことを、とにかくぜんぶ玉砕覚悟で好き放題にやってみているという感じです。

階段のパネルを眺めながら上がってきてくださった方が、会場をのぞいて驚愕の表情を浮かべてはそのまま降りて行ってしまいます。。。笑(いちおう、こんなカオスなものばかりじゃ申し訳ないという気持ちもあるので、キャンバスに丁寧に描いた絵も12枚ほど飾ってます)

これくらい大きい絵を、いつかはもっと時間をかけて描いてみたいけど、今回は、わたしはこういうのが好きなんだという気持ちだけでも伝わればいいのかな。
まあでもこのサイズになると一人で描くのは絶対に無理だってことはよくわかった。

今回は、なんだかいろんな方に、これでもかというほど甘えまくっています。
展示の見せ方など、おいでくださった方々に知恵をお借りしています。配置決めとかだけでなく、絵の色塗りまで手伝ってもらってるし。。。
お手伝いを募ったら、ほんとに助けに来てくださった方がいて、わたしは今までそういう形で人と繋がったことなかったからとてもうれしい。
色塗りのお手伝いをしてくださる方、引き続き募集しています。汚れてもいい服装で、展示にあそびにきてください。

いまはまだ寒色系の色しか入っていないけど、これが少しずつカラフルに変わっていくところを見ていただけたらなと思います。

個展はじまりました。

メインの作品は、お芝居の書き割りみたいな感じです。でかい!
ライブペインティングやっております。ほんとにかきあがるのかなこれ。

なんと!Ra’ykaさんが色ぬりの助っ人をしてくださいました!

大人の塗り絵のでかいやつ、塗るのを手伝ってくださる方募集しちゃいます。
汚れてもいい服装で展示に遊びにきてください!

もちろん、色塗りじゃなくても、よかったらぜひ遊びにきてください。よろしくお願いします。

『オルゴォル』

新聞連載の挿絵を描きはじめたのが一昨年の2月か3月頃だったのですが、長い長い旅路をへて、ついに単行本が発売になりました。

日記にも何度か書きましたが、わたしは装幀の写真に写っている、主人公ハヤトの彫刻(編集さん曰く、朱川さんに似てるらしい)を作りました。

きょう見本を受け取ったのですが、先日PDFで見本を見せていただいたのよりもずっと手触りがあっていい雰囲気に仕上がっていて、すごくうれしかったです。
装幀は絵描きのものではなく、デザイナーさんのものだと思っているので、いつも素材をお渡ししてしまったらあとはすべておまかせなのですが、素敵な出来上がりの本が届くと、やっぱりほんとに感激してしまいます。

この写真は、京都の叡山電鉄さんの車内で、ゲリラ的に撮影されたものです。
もちろん許可は取ってましたが、当日まで本当に撮影できるか不安だったとか。合成とかじゃなく、実際に走っている電車内で撮った気合いがみどころです。

オルゴォル

  • 作者: 朱川湊人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/10/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

このごろ忙しくて日記なかなか書けないんですが、とりいそぎ!

ドナドナ

早朝、発泡スチロールのオブジェをむりやり仕上げた。
具体的に何を作ったかというと、秋頃に発売になる、ある小説の登場人物の等身大人形。

いままでのオブジェは完全にわたしの世界だったので、足は彫る必要がなかったんだけど、今回は2足で直立させてうまくバランスをとらなければならなかった。
それでいて単なる模型になってしまってはいけないし、なかなか難しい挑戦だった。

これをカメラマンさんに撮影していただいた写真が装幀に使われるとのこと。
まだくわしいことは書けませんが、その撮影が、本日、京都で行われた模様で。
京都は小説の中には1ミリもでてこないんですが、デザイナーさんが京都の方だそうで。むーー、、、東京で撮影だったら見学に行けたのにいい。ていうか京都でも行くつもりで、自腹切ってでも行きたいですってお願いしたんだけど。

それでもダメだと言われたらあきらめるしかないじゃんね。
なんでよー。なにも邪魔なんかしないのにいいい!
まあ結局二徹してたから京都までいくのは体力的にきつかっただろうけどさ。でも新幹線でだって眠れるじゃんね(←まだ言ってる)

撮影に間に合わせるため、編集者さんが朝6時に自宅まであの子を引き取りにやってきた。わたしはギリギリまで描いていて、後ろから同時にドライヤーで乾かしてもらい(汗)なんとかあきらめをつけて(つまり仕上げて)、プチプチで簀巻きにして、、、
そしてあの子はタクシーに乗せられて、ドナドナされて行きました。

そのまま新幹線で京都まで行って、10時から撮影に入るということで。
あの子が著者さんに似てると言われたのは意外だった。…パパ似? 複雑だわ(笑)。
まあ、あの方に似てるのならば、相当見た目のインパクトがあるってことだ。よし。
でもその後ひとり取り残されたわたしは寂しくて悲しくて悔しくて呆然としてしまった。

今回のオブジェは、最初の〆切の日から4日くらい待ってもらって、じっくり作った。彫りや着彩だけじゃなく、地塗りとかヤスリがけなどもけっこう丁寧にやった。
完璧ということはありえないので、時間があればまだいくらでも描き続けられるんだけど、それでもやっぱり制作に時間をかけると、クオリティが上がるものなんだなあと思った。

意味を伝えるだけで良いのだったら、もっと早い段階のものでも完成してたと言える。至近距離からの撮影ではなく、オブジェが風景に溶け込んだ写真を使うようだから、本当は、お仕事としてはここまでクオリティにこだわる必要はなかった気もする。

でもあの子が運び出されて行ったあとで、部屋に戻って鍾乳洞のオブジェをみたら、すごく雑で荒けずりでいいかげんで適当で、なんだかゴミみたいに見えてしまった。
あれは一個一個の形より全体を見せるのが目的ではあったけど、、、意味と雰囲気を伝えるだけのものになってしまっていたなあ、と今更ながら反省した。

それから睡眠をとって、夜中近くに息をふきかえし、食糧の買い出しに出た。
毎日徹夜してたから外が暗いのが新鮮で、ああ夜って暗いんだと妙に感動してしまった。

修羅場なう!

仕事部屋じゅうにブルーシートを張りめぐらして、また発泡スチロール彫刻やってます。

今回新しくハンズで買ったナイフが使いやすかったので「村雨くん」と名前をつけた。
どこがいいって、小ぶりで小回りがきいて、しかも刃の裏表両面で切れる。
だからナイフを上から下に降ろしても下から上に引いても切れるので無駄がない。それに先っちょも切れるから細かいとこを削るにもすごく便利。
去年は大活躍した「斬鉄剣」は長すぎるので今回はほとんど使いみちがなさそう。
ハンズで新しいタイプの電熱カッターもみかけたので欲しかったけど、今回は見送った。
でも、ハンズ参りは怠ってはいけないな。道具ってほんと大事。

終わり良ければすべて良し

夜のあいだに降り積もった雪に、いつもなら大喜びするとこなのだけど、きょうは、「ガールズポップアトリウム」の搬出日。(1/31をもちまして大盛況のうちに閉店しました。ありがとうございました!)なのでちょっと心配した。
でも荷物がアパートに着く夕方までには融けるだろう(アパートの階段を運びあげるのが最大の難関なので、すべると危ない)

昨日は、あのオブジェが再び自宅に戻ってくるということで、場所を確保するため、古い書類や雑誌、洋服などを思い切って捨てることにして、徹夜で部屋を片付けた。
そして、ちょうどラッシュの時間帯に、南越谷へ、オブジェの解体に出かけた。雪の朝のラッシュの電車に乗るなんて最悪。。。
もうラッシュの電車に乗る作法も忘れてしまってるし、ふんばるのが大変だった。

お店につくと、デパート全体が閉店のため、がらんとした異様な雰囲気で、ガールズポップアトリウムも、すでに棚はバラされ品物も箱詰めされていた。
広々としたお店の真ん中に立って、ひとりで、全体をぐるっと見回してみたら、あれれ、この壁画、なんだか思ったより良かったんじゃないの?という気がした。
描いてた間は、どうしても細部が気になって、なんか納得いかなかったんだけど。
こうして見ると、これはこれで面白かったのかも、とけっこう満足してしまった。
あんなにくよくよぐじぐじと考えてたのは一体なんだったんだ(笑)

で、もういちど、ひととおり写真を撮ってから、オブジェの分解作業。
これが思ったより大変で、かなり手間取った。
前に信濃町で展示したときは、軽く接着しただけだったので簡単にバラせたけど、今回は子供も来るし、2ヶ月以上持たせる必要があったので、頑丈にくっつけたのだ。
決められた搬出時間に間に合わせるため、最後は体重をかけて無理矢理はがした。
それでも硬いスチロール製なので変な所が割れたりはしなかった。少し表面の塗装は剥がれたけど、どうせ手直ししたいとも思ってたし、仕方がない。

壁画は、壁に直接描いてしまったので、そのまま、取り壊しを待つことになる。
最後に「ナムナム」と言って壁画に手をあわせ、拝んでから店を出た。

今回は赤帽さんではなく、他の荷物もあわせて2トン車で運ぶので、車に積み込んだ時点でいったん解散して、わたしは秘密の寄り道。

埼玉県立近代美術館で、小村雪岱展を見たの。これはどうしても見ないといけないの。〆切もあるのだけど、きょうしか来られないんだもの。ごめんなさいごめんなさいっっ。

で、15時すぎに帰宅して、無事、オブジェを部屋に運び込んだ。わたしは部屋の中で受け取って並べただけだけど。
前よりもうまく収まったので、そんなにお部屋がせまくなった感じもしない。
これでやっと落ちついた。あのお店は、、、幻だったんじゃなかろうか?
一息ついてから、〆切の仕事に取りかかったのだった。

次回展示は、グループ展『拡がるLOVE ∞』。
Gallery 銀座一丁目にて、来週11日から16日までです。こちらもどうぞよろしくおねがいしまーす!