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花見展#3

グループ展『花見展#3』(日本橋・Art Lab TOKYO)に出展します。

2013年4月3日(水)~13日(土)15:00~20:00 最終日18時まで
オープニング・パーティー4月3日(水)17:00~

【参加作家】伊藤典子/菅間圭子/小島マリエ/斗星堂萬里/撫子凛/宮鼓/樋口裕子/片桐直樹/本田千昭/きりさき/横田美晴/桜井貴/大和田登/三友周太/地場賢太郎/みさ子/岩清水さやか/河野さおり/コウノユキトシ/森下泰輔

自家中毒

絵描きには毒があったほうがいい、なんて言う人がよくいるんだけど、そんなこと軽々しく言っちゃいかんよなあと思う。
わたしなんかその毒が全身にまわっちゃって、自家中毒みたいになってる。

絵の仕事をはじめたのが2002年の暮れだから、ちょうど10年たった。
10年前、わたしは毎日毎日ふらふらしながら、すごく自信がなく、不安だった。
それから絵の仕事が少しずつ増えていくごとに、絵以外の仕事は自分にはできない、だからこの道でいくしかないと覚悟を決めて、少しずつ気持ちが落ち着いていった。

そしてこのままずっと行くのだと思っていたのだけど。今のわたしの心境は、10年前とすごく似ている。

震災から2年

2010年の後半ころから、頭の中がカオスになって、日記を書くのがイヤになった。(その直前にはひとつひとつの日記が異常なくらいどんどん長くなっていた)
展示のお知らせくらいしか書かなくなり、しだいにそれすら面倒になっていった。

わたしがツイッターをはじめたのは2009年だけど、はじめのころは放置していた。
まわりの人がどんどんツイッターをやるようになったのは2010年くらいで、ツイッターのせいでブログを書くのが面倒になったという人がたくさんいた。
でもわたしの場合はツイッターもあまり使ってなかったので、関係がない。そのうちに日記の書き方も忘れて、言葉というものから遠ざかっていた。

***

2011年の震災のときは、ずっと部屋にこもりながら、ただ、ただ、たくさんのたちが、それぞれの意見をネット上で言い放つのを追いかけていた。
できるだけいろんな立場の人の意見を読もうと思った。
自分の意見を持っている人は、反対の人がひどい悪者であるかのように切り捨てる。
なんであんなに自分の意見が正しいのだと信じられるんだろう。

わたしにはみんな真剣に見えたし、どの意見にもうなずける部分がある気がしたけど、正反対すぎて、どう考えても、うまい具合に折り合うことはなさそうだった。

とにかく、あまりにもたくさんの人が、あまりにも多様な意見を持っていて、みんながそれをひたすら垂れ流しにして行くだけで、落としどころが見えなくて、次に取るべき行動がよくわからないという状況が、怖くて怖くて、たまらなかった。

わたしに言えることはなにもないと思ったので、ただずっと黙って読んでいた。

でも、言葉の情報はとても便利だけど、ネット上に限らず、テレビでも新聞でも、言葉にたよりすぎると、人間=文字のような錯覚が起きるんじゃないだろうか。

たとえば、会ったこともない政治家の人たちのことは言葉によってしか知らないから、彼らが人間であるということを忘れてしまう。

たしかに、誰が悪いのか知らないけど、変なことが次から次に起こった。
でも政治家だって人間だから間違えることもあるのに、なにか間違いを見つけると絶対に許そうとしない人たちも怖いと思った。

余震の続く中、3月末に、展示のためにロサンゼルスに行ったときは、ほっとした。
アメリカでは、もう日本の震災のニュースはほとんど流れていなかった。
節電中の日本を離れるときは後ろめたい気持ちだったけど、展示の合間に美術館を巡ったり、西海岸のビーチでサイクリングした。

日系人博物館で見た、戦争のときに強制移住させられた日系人たちの展示のキーワードは「我慢」とか「頑張る」とか、、、東北と全く同じだった。

ラスベガスで念願のシルクドソレイユを観て感動して涙を流した。
壮大な電力の無駄遣いがまぶしかった。近くの砂漠には核実験場もあった。
グランドキャニオンも見に行って。。。とにかく、楽しかった。
じっと日本でがまんしてなくてもいいんじゃないかと思った。

日本に戻ってすぐ選挙があったけど、結果はネット上の世論とは全く違っていた。世代間のギャップの大きさも感じて、さらにわけがわからなくなった。
みんなが納得できるような正しい方法なんてあるはずがないし、正しいことに価値なんかないんじゃないかとさえ思った。

アーティストの間ではチャリティ展示が流行った。東北に出かけた人も多かった。わたしは余震も怖かったし、東北に行きたいなんてとてもじゃないけど思えず、行動を起こした人たちに劣等感を持ったりもした。(チャリティ展示には参加したけど、チャリティで絵を売るのには違和感があった)わたしは絵を描くことしかできないし、それで何かの役に立てるとは思えなかった。

親しい人が、不安にかられてデマを拡散させてるのに気づくのは辛いことだった。
原発反対デモに誘われたこともあった。参加した友人たちは生き生きしていたけど、わたしには一方的に意見を主張するだけの行動のように見えて、興味が持てなかった。
デモ隊の大群衆にまぎれて名もなき一市民になるのは、自分を貶めることだと思った。

かといって、伝えるべき自分だけの言葉を持っているわけでもなかったし、いずれにしても、言葉を述べることに意味があるなんて思えなかった。
アーティストにとっては、自分の意見を主張できないというのは致命的なことだけど。

大量すぎるエネルギーというのはそれ自体が恐ろしいもので、発電方法がなんであれ、エネルギーを不自然に独占するという大罪を、わたしたちはすでに背負っている。
そう思うと、なにも言えなくなった。

翌月、用事で関西に行ったときには、あまりにのんびりした日常にあっけにとられた。
放射能さわぎで、西日本や海外に移住した人のことをよく聞いた。

わたしは、放射能よりもいろんな人の思惑の渦が怖くて、逃げ出したかった。
わたしは自由な独り者で、勝手にどこにでもいけて良かったと心から思った。

でもどこにも逃げ場なんかないんだとも思った。

***

地震の前からカオスだった頭がますますこんがらかって、ずっとモヤモヤしていた。
あれから2年。結局、気持ちを整理するには一度言葉にするしかない。
今ならもう誰かを攻撃することにはならないだろうから、うまくまとまらないけど、ただ自分のために、思い出しながら書いてみた。

森美術館の会田誠展でのツイッターを使った作品は、著作権問題で議論になったけど、実際に作品の前に立ったとき、わたしには、あのときの情景そのものように見えた。

星舟庭ライブ「Comparison – 比較的反復」

アートトレイスギャラリーのグループ展のオープニングパーティにゲストとして呼んでいただき、星舟庭ライブをしました。

ここは音がほんとによく反響して、気持ちよく演奏できる空間で、星舟庭がはじめて音を出したのもこのアートトレイスギャラリーでした。
それからもう3年目になり、レパートリーもだいぶ増え、今回がなんと11回めのライブになります。
まさかまさか、こんなに続くとは。。。

最近は、洗練されてきたね、と言っていただいたりします。ほんと?

今回は、最初、会場を真っ暗にしたところから演奏をはじめてみたり、なかなかおしゃれなことをやってみました。
なのに大鹿さんが楽器を忘れてライブの途中で取りに行ったり(笑)
わたしも緊張して段取りちょっと間違えたけど。。。

まあそれはそれで。。。

展示の作品ともマッチして、いいライブになったような気がしてます。

演奏した曲目リスト

リハ

今晩はアートトレイスギャラリーで、23日の星舟庭ライブのリハやってきた。
やっぱりあの場所だと、音がよく響いて、いつもの倍くらい素敵に聴こえるなー。

住宅展示場アートイベント

武蔵小杉の住宅展示場でのアートイベントに参加しました。

『SUUMOアートギャラリー・イベント』(SUUMO住宅展示場 武蔵小杉)
16軒のモデルハウスに各1作家ずつ16名の展示でした。
【参加作家】ハギハラトシサト/菅間圭子/岩清水さやか/樋口裕子/夢島スイ/石山浩達/戸泉恵徳/ほか(協力:Art Lab TOKYO、MEGUMI OGITA GALLERY)

新作2点と、去年の個展に出したサボテンの絵を出品しました。
わたしの絵はセキスイハイムさんのモデルハウスに飾られていました。
お部屋の下見はできなかったけど、ちゃんと雰囲気に合っていて良かった。

16軒の家にそれぞれ別の作家さんの絵が展示されていましたが、広くて、とてもじゃないけど全部はまわりきれず。
でも見た作品はどれも不思議とお部屋にマッチしてました。

しかし、住宅展示場の建物というのは、たとえばキッチュとかチープとかシュールとか、わたしにとって親しみのある言葉が入り込む隙が一切ない、お金さえあればなんでもできる気がしてしまうような最先端の夢の園で…、

そんな場所にぽつんと置かれているちっぽけなちっぽけなわたしの絵。
意外になじんでいるのが不思議だけど、住宅展示場のピカピカ空間の中にぽつんとあるわたしの絵と、わたしの絵の中にぽつんといるあの子、というのが相似形になってた。

ハイセンスすぎるほどハイセンスな展示場のいたるところにわざわざ各メーカーのゆるキャラの人形がたくさん置かれていたのは興味深く、味わいのある光景だった。
絵画というと高級なイメージを持たれるかもしれないけど、どっちかというと、あのゆるキャラの役割に近かったのかもなと思った。

周回遅れ

あまりの寒さに、寝室の壁掛け時計の動きがのろくなって、狂って狂って狂って、一周回って、いま、正しい時間さしてる。。。

雪の搬入日

展示の搬入日なのに、雪かよー(でもちょっとウキウキ)どうりで絵の具がなかなか乾かないわけだ。。。

明日からグループ展ふたつ始まります。

『Day Dream Believer #3』 Art Lab TOKYO
アクリルの新作を7点描きました。新キャラ「糸巻きさん」です。白昼夢〜
1.15(火)~26(土) 15:00~20:00 日曜休廊 最終日18:00まで
アクリルの小品を7点(新作)出展します。
【参加作家】文田牧人/近藤智美/前沢かおる/岩清水さやか/森下泰輔/きりさき/横田美晴/山本こうこ/タマラ・ミュラー

『いろはCarta』展 gallery DAZZLE
イラストレーター48人が一文字ずつ担当したグループ展。
壁に展示したのはA4サイズですが、実際に遊べる小さいカルタも作っていただきました。
1.15(火)~27(日) 12:00~19:00 月曜休廊 最終日17:00まで
【参加作家】相澤泉水/会田菜美/天野綾乃/いけべけんいち。/いざわ直子/石川のぞみ/伊藤ハムスター/いわがみ綾子/岩清水さやか/上田チアキ/老沼果帆子/オオマエメグミ/岡本典子/小川メイ/オビカカズミ/カトウミナエ/金子正美/かわいちともこ/キリヤノゾミ/クボ桂汰/熊本奈津子/クラハシヨーコ/上坂じゅりこ/越濱久晴/小松容子/コンドウカヨ/さいとうかこみ/佐伯朋子/サオアヤコvさかきくみこ/佐川ヤスコ/佐々木一澄/清水あかね/さのあやの/シライケン/すぎやままり/瀬島志保子/Chai/永島壮矢/なかむら葉子/西山亜紀/根津あやぼ/陽菜ひよ子/フクバリンコ/船越加那/matsu(マツモトナオコ)/ 松本麻希/宮原あきこ

序破急

昨日はひさしぶりに宝塚をみた。
三本立ての一本目の日本物ショーが異常にアバンギャルドですっごく面白かった。
つぎつぎと繰り出されるケレンの、あまりの まばゆさと神々しさとバカバカしさに圧倒され、まばたきもできず目がつぶれるかと思った。
正月から大変良いものを見た。まだ興奮がおさまらない。

抱負

ことしは、今までてきとうにやりすごしてきたことを、ちゃんと勉強し直す年にしよう。つつしみ深く。
去年のお正月にとくに抱負を決めなかったのは、いま思うとあまり良くなかった。

エネルギー

はらださんが、音は、情報ではなくて、エネルギーだと言った
そうか そうだな
なんでも情報としてとらえる癖がついているのかもしれない
それで処理しきれなくなってしまうのかな