ヨコハマトリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス

Ráykaさんと待ち合わせて横浜トリエンナーレを見に行った。
久しぶりの横浜。とてもいい天気で、キリッと涼しい空気が気持ち良かった。

日本があまりにも世界から隔絶されているなあというのはここ数年本当に痛感している。でもガラパゴスという言葉の解釈はけしてネガティブなものだけではない。

夜までかけて横浜美術館、赤レンガ倉庫、BankART、横浜市開港記念会館と回って、思ったのは、欧米の作家と違い、アジアの作家の作品は、小難しい理屈抜きでスッと腑に落ちるような感じがあるということと、上の世代よりもやっぱり同世代か若手の作品が好きだなあということ。ポップな明るさがあるのがいい。
若手のほうに共感できる感覚を持ち続けていられることは嬉しいことだ。

とくに好きだったのは、
ジョコ・アヴィアント(インドネシア)の竹で巨大なしめ縄を編み上げた作品、
プラバワティ・メッパイル(インド)の絵画の表面や空間に銅線を張った作品、
川久保ジョイの壁の塗装の層を削って模様を浮き立たせた作品、
クリスチャン・ヤンコフスキー(ドイツ)の、重量挙げの選手がでかい銅像を持ち上げる様子を撮影した作品、
照沼敦朗の絵画と映像を組み合わせた作品、
丸山純子のスーパーのポリ袋で作った造花を部屋一面に咲かせた作品
など。

もうすぐ閉鎖になってしまうBankARTの裏側のテラスで、夜の海を眺めながらお茶したのも気分がよかった。
そこらへん歩いてるだけでなんとなく楽しい、横浜という場所の力があってこそのイベントなんだろうなあと思った。

夕飯はもちろん横浜中華街。Ráykaさんおすすめの水餃子のお店「山東」へ。
タレがちょっと変わっていて、安くて美味しくて幸せだった。かなりボリュームがあって、すぐにお腹いっぱいになってしまったのは残念だけど。。。こういう裏通りのお店は、誰かに教えてもらわないとなかなか入りづらいから嬉しい。
わたしが好きな「青葉」(中華粥が絶品)は、あったはずの場所に店がなかった。あとで調べたら閉店してしまったらしい。でも支店があるはずなので今度はそちらに行きたいな。
中華街に行ったら必ず寄る「菜香」で、大好物の菊花パイとイチジクパイを買い込んだ。ここの菊花パイは餡にナツメを使っているのが特徴。これさえあれば、これからしばらくの間幸せが続くのだ。

7月にスマホに替えたら万歩計アプリがついてたので、最近はマメに歩数をチェックしている。きょうは25,398歩で、これまでの最高記録だった。