サムスン美術館Leeum

イナジンさんは4月にZeinxenoで個展をする(個展の直前なのに、わたしはこんなに長くお世話になっているのだ)。
今度の個展のための新作を見せていただいた。今まではほとんど白か黒のモノトーンだった、動物の赤ちゃんシリーズの背景は、可愛らしいタンポポ模様で、かなり雰囲気が変わった。春らしくてとても素敵(個展を見られないのが残念)。

一晩寝たらけっこう元気になったので、今日はイナジンさんと一緒にサムスン美術館Leeumに出かけることにした。

美術館に行く途中、アンティーク家具屋さんが立ち並ぶ通りを偶然見つけ、ちょっとのぞいたりもした(米軍基地があったせいで、アメリカから来た家具がたくさんある)。かなりお安くて驚いた。似たようなのを東京で探したら、桁ひとつ違っても不思議じゃない気がする。ただちょっとでかいけど。

サムスン美術館Leeumはその名の通り、サムスンの創業者一族のコレクション。建築もすごくかっこよかった。
企画展はやっておらず、韓国の陶磁器を集めた常設展と、世界の現代美術を集めた常設展を見た。
陶磁器ももちろん良かったが、現代美術は、要点をしっかり押さえているというか、有名どころのものはひと通りそろえているようで、とても良かった。

常設展のほかに、館内のあちこちにメディアアートや彫刻、インスタレーションが展示されていた。


↑鏡を使ったインスタレーション。

美術館を出たあと、イナジンさんと別れてZeinxenoに行くと、副館長さんと、以前副館長さんのお宅にホームステイしていたというタイ人のCAさん(すごい美人!)がおしゃべりしているところだった。

副館長さんが、ギャラリーのすぐ近くにある大統領官邸の見物に連れて行ってくださるというので、3人で連れ立って出かけた。


大統領官邸の向い側にある展示館では、大統領の椅子に座って記念撮影ができる。インスタ映えってやつかー。

そのあとまたひとりで景福宮周辺のギャラリーを回った。
展示の準備中はほとんど歩かない毎日だったが、こちらに来てからは毎日2万歩近く歩いている。


イナジンさんが作ってくれた夕ご飯。イカの和え物、辛くて美味。まだ食欲が回復せず、あまり食べられなくてもったいなかった…。