頬杖土偶

久しぶりに土器作り同好会に顔を出すと、ちょうど、博物館所蔵の土偶のレプリカを借りてきて観察しながら模作する日だった。
ふだんは写真や資料を見ての制作が多いので、貴重な機会だ。
モデルは縄文のビーナス、縄文の女神、合掌土偶など、超有名な土偶ばかり。わたしは土偶を作るのは初めてなので、一番小さな「頬杖土偶」を作ることにした。
でも小さいから簡単というわけでもなく、腕や手のひらがぐにゃぐにゃとへんなところに付いていて、どうなってるんだか、よくわからない。
付け根のところとかひっくり返してじっくり見たいけど、レプリカとはいえ大事に扱わなくてはいけないし、他の参加者との兼ね合いもあって、なかなか思うようにいかず、ちょっともどかしかった。