厩火事/常時裏

日本橋丸善で大鹿さんと待ち合わせて、有名なおでん屋「お多幸」で軽く食事。
お醤油で真っ黒なビジュアルと、見た目通りの甘辛い味付けのおでんにはびっくりした。江戸っ子の大鹿さんも、この味には驚いていた。かなりしょっぱいのでお酒を飲みたかったけど観劇前なので我慢。
この店の名物「とうめし」(お豆腐のおでんを乗せたご飯)はとても美味しかった。

きょうの目的は、韓国プロジェクトの頃からお世話になっている宋さんがプロデュースされた「劇と暮らしプロジェクト」のお芝居を観ること。
会場の日本橋ホールは、オフィスビルの9階にある会議室みたいな小綺麗な空間で、いかにも演劇と縁のなさそうな場所だった。小劇場演劇ってどうしても貧乏くささがあるものだから、都心のキラキラの夜景を見下ろせるような、こんな場所で上演されるのは新鮮だった。
二本立ての短い作品『厩火事』と『常時裏』を通しで観たが、表舞台と舞台裏の進行を同時に見せていくメタな仕掛けがとても良かった。