メスキータ展

佐倉市立美術館で開催中のメスキータ展(東京ステーションギャラリーからの巡回)を見に行った。
京成佐倉駅前はかなり地味だけど、昔は城下町だったらしく、少し歩くと風情ありげなお店やオシャレっぽいパン屋さんなどが点在していた。

メスキータはオランダのユダヤ系アーティストで、美術学校でエッシャーを指導し、最期はアウシュヴィッツで亡くなった。
白黒の木版画が素晴らしかった。特に線のリズムによる立体感や陰影などの表現は、こんなやりかたもあるのかと思った。同じ作品を試し刷りしてはまた彫るのを繰り返す、別の版がたくさん展示されていたのも面白かった。
チラシのビジュアルのインパクトが強すぎて、なにかのプロパガンダかと思ってしまうがそんなことはなく、この作品もただの自画像で、会場で見ればそれほどきつくなかった。