『ようこそ先輩』展、搬出

あっという間に最終日になった。
搬出に行く前に、オーパ・ギャラリーの山口マオさんの個展に行った。
そしたら、ご本人がいらっしゃっていて、ドキドキ。
一緒に行った友人Kがサインをお願いしたら、サインというかイラストをサラサラッと描いてくださった。描いてる様子を間近で見られて感動。

搬出後は打ち上げ。大きな荷物をそれぞれ抱えて居酒屋へ。
みんなイラストレーターなので、絵で筆談しながらおしゃべりして楽しかった。

会期中足を運んでいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
見にきてくださる方がいることで、自信を持つことができるし、自信をもつことは、絵を描き続けるために何よりも大切なことだと思います。

しかし、今回は本当に、課題がたくさん見つかった。
作品を作品として成立させるという最低限のことはできていると思う。
自分の作品だけで個展をすればそれなりにまとめることもできたし、わたしの作品にはわたしなりの良いところがあると思うけれど、やはり、先輩の作品と並べて展示すると、小さくまとまってしまっているのが一目瞭然だった。

こんなふうに直接的に比較できる機会はそうそうないことなので、本当にショックだったし、かなり落ち込みもした。意識が内側に内側にとむかいすぎてしまって、見る人に効果的にアピールしようという意識が足りなかったと思う。

絵自体も、わかる人にわかれば良いという甘えがあった。
次の段階に進まなければいけない。
もっといろんな人にわかって欲しいという欲を持っていいのだ。自意識過剰な自分がイヤになってしまったりもするけれど、作品を世に問うからには、中途半端にアピールを押さえたら、すべてが無駄になってしまうのだと思った。