メールってむずかしい

30分以内にメールの返信が来ないと嫌われたんじゃないかと思うってのは、(よっぽどヒマなやつなんだろうなあと思うが、)それはつまり、メールの内容、メールの言葉を信じていないということで、いかに空虚な、うわっつらだけのメールがかわされているかということだ。

そうなると、「30分以内にメールの返信が来る」という行為自体から、「わたしはあなたを嫌いではありません」または「嫌われたくありません」という言葉と同じ意味を読み取らなければならないことになって、それがあたりまえになると次には「30分以内にメールの返信が来る」意味さえも、うわっつらになって、信じられなくなってしまうだろう。

ようするに言葉を信じられないってことは相手を信じられないのと同じことだ。信じられない人に嫌われないことに、何の意味があるのだろう。

わたしなどは、基本的に用事がなければメールも電話もしないタイプだから、内容がないのなら、最初からメールする必要もないんじゃないかと思ってしまう。
嫌われてないことを確認して安心するのを目的にメールするんだとしたら、無意味なメールに返信をせまるのってかなりの迷惑行為なんじゃないかねえ…。
お互い様って感じだとうまくいくんだろうけど、そういうのってなんだかひよわだ。

わたしは、メールは、書いたあとで何回も読み直して確認してからでないと送信できないという強迫症状があるので、どうしても時間がかかってしまいがちで、へたするとそのままうっかり送信することを忘れてしまったりもする(←あほだ)。
もしかして誰かを不安のどん底(杞憂です)に突き落としてたりするのだろうか?

まったく誰にも依存しないで生きてくことはおそらくありえないし、まったく他人に期待しないのもつまらないとは思うけど、自分の心を守るために、思い通りにならない他人に期待をかけすぎるのは危ない。

どうせ他人に期待するのなら、みんなに嫌われないよりも、信頼すべき人に、ちゃんと信頼してもらえたらいいなあと思う。