友人Kから「クウネル」の最新号を読むようにとの指令があったので、買ってきた。
江國香織さん姉妹の往復書簡のページに、カウパレードについて書かれていた。
昨年亡くなられた江國さんのお母様が、たまたまカウパレードを見かけて、なんだかわからないまま、笑いが止まらなくなった、という思い出の話だった。
なるほど…。
牛塗りをした当人でさえわけがわからないイベントではあったが、そんなへんなものがただそこにあったというだけで、知らない誰かの大切な思い出になっていたりするし、思い出を持ったまま死んでいく人もいるのだな。。。
一体一体に描かれた絵がどうこうというのでもなく、こんなのはくだらないイベントだと切り捨てるのでもなく、わけがわからないことそのものを、おおらかに笑ってもらうということもあるんだなあ。