カッコ良きもの

昨日は雪が降ったりしたけど、きょうはいい天気。
両親と妹と舞浜駅で待ち合わせて「ZED」を観に行った。シルク・ドゥ・ソレイユ、やっぱりとってもすばらしかった!

わたしは1年半ほど前に、オープンしてすぐに1度観ていたく感動した。
そのときは安い端っこのほうの席だったので、もう一度、今度はぜひ前のほうの席で観たいなあと思ってた。
で、今度は真ん中の、前から8列目あたり。これより前だとずっと見上げる形になってきついだろうと思ったので。それでも頭の上までぶんぶん人が飛んできて迫力があった。
クラウンたちも近くまでやって来て、なにやら父もいじってもらってたし。

ただ、、、1年半前と違って、空席がすごく多かった。日曜なのに。。。
ちょうど先週くらいに、以前は休憩をはさんで2幕形式だったのを、1幕形式にリニューアルしたばかりなので、お客さんも入ってるのかと思ったら。
余計なお世話かもしれないけど、大丈夫なのかなあ?客席が広すぎるだけかなあ。それにしても。。。

相変わらずのすばらしい演技に、こちらも一生懸命拍手したんだけど、その音がみんな広ーい空間に吸い込まれてしまってもう一つ盛り上がらない。
うーむ。。。心の底から残念だ。

リニューアルしたといってもほとんど内容は同じだったし、専用劇場だから大きくは変えられないのだろうし、人間ってすごいなあと思う反面、あまりにもすごすぎて親しみがわく感じではない。リピーターははじめから期待されてないのかなあと思うけど、プレミアシート一枚でディズニーランドのパスポート3枚分のチケット料金で、上演時間が1時間半では、子ども連れの観光客とかにはなかなか厳しいだろうなー。(でもいま端っこの席で観ると、周りがガラガラだから気分的に盛り下がると思う。だから観るなら無理してでも一番高い席がいいと思う。)
ディズニーリゾートの全体的なニセモノくささの中にあって、あれは本物だと思うし、ああいうほんとにすごいものには、残っていってほしいけどなあ。

けさ新宿駅に映画「タイタンの戦い」の車田正美が描いたポスターがいっぱい貼られてて、デッサンとか画面構成とかめちゃくちゃなんだが、なんだかすごく突き抜けてて、ああ、やるならここまでやらなきゃいかんよな~と思って、一日中、カッコいいとはどういうことか、について考えていた。

カッコ良さって、アート的とかオシャレ的な洗練方面に行くこともあるし、ヒロイックな方向、劇画的だったり、オタク的萌え方向に行ってしまうこともあるし、かと思えば不良っぽかったりヤンキーだったり、孤独感みたいなこともあるし、でも陶酔感みたいなものがあるのと同時に、客観的な評価でもある。
なんというか、極端なことがいいのかな。。。

ZEDはあれだけよくできてるけど衣裳のテイストとか外国風ヤンキーって感じ。洗練されてはいるが実は超悪趣味。フィギュアスケートとか新体操とかの衣裳に似てる。

わたしはどっちかといえばヤンキーよりファンシー寄りなつもりでいたんだけど、そうでもないのかも。。。好きなものにヤンキー的なものも多いしなあ。歌舞伎とか。
しばらく、わたしの中のカッコ良さについて考えてみようと思う。