小説」タグアーカイブ

毒身

明日、星野智幸さんの『毒身』(講談社文庫)発売です。
装幀イラスト、毒々しくて、ツヤツヤして、なかなかいい感じに仕上がりました。
題名もすごいけど、帯のコピーが強烈。独り身の毒は蜜の味って…なはははは!!

4年前、わたしがまだイラストレーターを始めたばかりだった頃に、銀座にあったギャラリーで、星野さんの小説の装丁画を描くというコンペがあり、すきな小説の絵を応募してよかったので、いくつか読んでみて、当時ちょうど描きたかったイメージに近かったので、この小説を選びました。

それで星野さんに、文庫化される時は表紙に使いたいと言っていただいていたのですが、もう4年も経っていたので、正直あてにしてませんでした(笑)。でも、こういう形で本になって良かったです。種は蒔いとくものだなあと。

はじめ描いた時は、適当なサイズだったのですが、今回、文庫用に修正しました。
今とは画風が多少変わっているのですが、4年前の絵を生かす形に出来たと思います。
題名に隠れてますが、この絵のポイントは、真ん中でたわわに実っている蜜のようなマンゴーです。

毒身 (講談社文庫)

毒身 (講談社文庫)

    • 作者: 星野智幸
    • 出版社/メーカー: 講談社
    • 発売日: 2007/07/14
  • メディア: 文庫

ブルーハーツ

今日からライブドアの携帯サイトで待ち受け画像が無料で配信されます(毎週更新)。
前川麻子さんのケータイ小説「ブルーハーツ」の挿絵になってます。前川さんの小説はいろいろ読んでるけど、これはほんとに面白いです!なんかもう、ハートがきゅんとなっちゃうよ。

小説を読まないと画像も見られないようになっているみたいです。連動企画ブログ「ブルーハーツ」とあわせてぜひ読んでみてください。

わたしの5年もののJフォン(ボーダフォンではない)は、待ち受けの設定すらできないほど古く、さっき試しに見てみたら、表示はできたけど、トリミングされてすんごい小さい画像になってた。いいかげんに買い替えねば。

第1話はエプロン姿の人物を描きました。男のエプロン姿はカッコイイです。
ついでにブルーハーツの曲をひさしぶりに聴いてみました。流行ってたころはとくに好きではなかったけど、なつかしかったです。

買い込み

新刊です。

告白。―ピュアフル・アンソロジー (ピュアフル文庫)

    • 作者: 芦原すなお,岩井志麻子,若竹七海,岸虎次郎,本沢みなみ,安藤由希,前川麻子
    • 出版社/メーカー: ジャイブ
    • 発売日: 2006/09
  • メディア: 文庫

***

イーゼルやら、紙やら、絵の具やら、どかどか買い込み。配送してもらう時間が惜しいので、自分で運んだ。
で、さっそく、紙に水をなじませた(水張りは面倒臭いからやらない)。

こけしさん

小説家・小村小芥子さんのゲイ・バー、四谷四丁目「小芥子」に初めておじゃました。
組ませていただいた作家さんにお会いするのは、飛行機に乗るのと同じくらい緊張する…。
でも、なんだか、こけしさんはずいぶん気に入ってくださってるようで、ほんとに、かたじけないというか恐れ多いというか、なんというか絵描き冥利につきるというか。
わたしは小説のことはよくわからないけど、こけしさんの小説は、とても品があると思う。
「問題小説」掲載だし、手に取りにくいかもしれないけど、おすすめ(とくに女子に)。

うさぎのダンス

うさぎのダンス

  • 作者: 小村小芥子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 単行本

金魚の昼寝

金魚の昼寝

  • 作者: 小村小芥子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2003/08/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

おおっ

新宿の紀伊国屋に行ったら、文庫の売り場で、「夏休み。」がドーンと専用棚に並べられていて、なかなか壮観だった。
で、気が大きくなって、ゲド戦記(ハードカバー版)を全巻、購入。

ピュアフル・アンソロジー 夏休み。 (ピュアフル文庫)

    • 作者: あさのあつこ,石井睦美,石崎洋司,川島誠,梨屋アリエ,前川麻子,岩清水さやか
    • 出版社/メーカー: ジャイブ
    • 発売日: 2006/06/01
  • メディア: 文庫

馬琴の嫁

小説現代で2年近く挿し絵を描かせていただいた連載が終了。
これはもう本当に難しくて、毎回毎回大苦戦だったけれども、最終回の絵はまあまあ良かったかな。
次につなげたいですね…。

なんじゃそりゃ

自殺サイト殺人の容疑者、小説の挿絵を見て興奮したのがきっかけ…って話。
いくら容疑者がそう言ったからってそれが原因とは言えない。
どんな挿絵だったのか知らないけど、どんな絵でも絵はどこまでも絵なんだし、絵であるからこそ意味があるのだと思う。
絵を描くために例えば金閣寺を燃やしたりするのはそりゃないぜとも思う。
でも絵を見る人が線を超えてしまうことに、はたして責任を持てるだろうか。

取材

産経新聞の取材を受けた。
聞かれるままに1時間もべらべら自分語り。
そういうものなのかもしれないけど、あああ恥ずかしい。調子に乗るなよ私。
そのあと『パレット』の打ち上げ。ごちそうさまでした。

パレット

    • 作者: 前川麻子
    • 出版社/メーカー: 光文社
    • 発売日: 2005/05/20
  • メディア: 単行本

別れられないよね?

別れられないよね?

  • 作者: 大石静
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2005/05
  • メディア: 単行本