上野ぐるぐる

今日は、あきさんと、国立西洋美術館「ウルビーノのヴィーナス」展を見に行った。
待ち合わせの時間より早く上野についたので、国際子ども図書館をのぞいてみた。
「チェコへの扉 子どもの本の世界」という展示をしていた。
いろいろ素敵なのがあったが、しかけ絵本にとくに興味を持った。でも、どれもガラスケースの中に並べられていたので残念。やっぱり絵本は手に取ってみないとなんだかよくわからない。

ヴィーナス展は、ギリシャ時代からのいろんなヴィーナス像をあつめた展示。
「みんなおしりがキレイだねー」と感心しながらみてまわった。
ヴィーナスはたいてい横たわってるのだけど、その向きによる印象の違いが面白かった。頭が左になってるほうが誘惑してる感じがする。お魚をお皿に並べるのと同じ向きだ。

「ウルビーノのヴィーナス」は、やっぱり魅力的。。。ぴちぴちだ。。。
モデルの人もきれいだったのだろうけど、絵だからこそこんなに印象的なのだ。
新婚さんの寝室にかけた絵らしいけど、これはちょっと魅力的すぎないか???

国立西洋美術館の常設展示は大好きだ。
コルビュジエの建築もすばらしいのだけど、いまは改修中なのか、渡り廊下から先には入れず、わたしがいちばん好きなボナールの絵がなかった。でもいつもと違う階段から降りられて面白かった。

それから、上野公園周辺で、あきさんに写真の取り方をレクチャーしていただいた。あきさんは、ながらくウォール街でバリバリ働いたあと、日本に帰国してからは、金融関係の翻訳業と並行して「オレンジページ」などで写真のお仕事もされている。
なにを選び、どう切り取るかの瞬間的な判断など、わかりやすく説明していただいた。
レンズを通すと、ちがったものの見方があることに気づくことが出来てとても新鮮。

それにしても、わたしが撮った写真は、作品というより資料という感じになる。同じカメラで同じものをあきさんが撮った写真とくらべると、なんか、平面的なのだ。
写真の善し悪しはわからないが、自分でも撮ってみると、鑑賞するところがかわるなあ。

すぐにそれをなにかに取り入れようとかいうことではないけど、とても面白かった。