12人のそりゃ恐ろしい日本人

劇団チャリT企画「12人のそりゃ恐ろしい日本人」(下北沢OFF・OFFシアター)を観た。
占い師Sさん&編集者Aさんのお友達の劇団。

チャリT企画は早稲田の劇研出身でもう旗揚げしてから10年以上たつそうで、学生時代から劇団名は知ってたんだけど、観なくていいかな~と思ってた、(当時早稲田に入った広末涼子を攻撃?したりとか、きわどい雰囲気だったので)それを今ごろになって観ることになるとは…。

すごい濃ゆい芝居だよ~と聞いていたけど、意外と観やすかった。
バンカラ☆ポップと言うだけのことはある。
10年前には観てないけど、10年の重みみたいなものはすごく感じた。

まず客入れの曲が「贈る言葉」、「春なのに」、尾崎豊の「卒業」、斉藤由貴の「卒業」、そしておニャン子クラブの「じゃあね」。。。ははは
尾崎豊って昔は大っ嫌いだったけど、今聴くとなんだか可愛らしい。

芝居の内容は裁判員制度、死刑、テロ、毒カレー事件、派遣村…、などを扱った社会派。
まだ公演中だからネタバレは控えるけど、前半は怪談じみた感じだったのが、だんだん現実と狂気の境がわからなくなっていくのがかなり面白かった。

きれいにまとまっていたけど、せっかく一般にも通じる大きなテーマを扱っているんだから、もっと大きな劇場でもっと派手に宣伝してやったら、もっとよくなると思うなー。(昨日が初日で今日は平日なのに、満席でキャンセル待ちも出てたみたいだし)