すごいもの観た

先週末は、宝塚花組公演「太王四神記ーチュシンの星のもとにー」を観た。
元のドラマのファンの母が観たいと言い出し(ヨン様ファンではないと言い張っている)、もの好きの妹も便乗し、3人で行くつもりでいたら、寂しがりの父もくっついてきた。

めくるめく韓流ドラマとめくるめく宝塚のコラボは、予想以上にすごかった。
めくるめきすぎて、面白いとか面白くないとかいう次元を超えていた。
元々長大な韓流大河ドラマのストーリーと大勢の登場人物をむりやりまとめた職人芸。めちゃめちゃ展開が速くて、疑問なとこがあっても、突っ込む間すらなくドンドコ進む。それでいて見終わったときにストーリーがちゃんと理解できているのが不思議だった。
ザッツ・レビュー。。。

あまりにも別世界のことすぎて心の底からどうでもいいお話だったし、カッコいいのか悪いのか、わたしにはよくわからない美的感覚ではあったが、ジェンヌたちは最初から最後の大階段までの2時間半、ステージ上を走りつづけていた。
これはマラソンだ。。。マラソンを観るのに近い感動をおぼえた。

ラスト、トップコンビが羽の生えたクレーンで飛翔するとことか、ものすごかったな~。
あれを本気でやってるんだから、皮肉とかじゃなくほんとに頭が下がる。

演劇はほとんど観たことがない両親も、満足してるみたいだった。そりゃそうだろう。多少は見慣れているわたしでさえ、驚きの連続で、口をあんぐり開きっぱなしだったもの。
母は1,750円もする「朱雀の神器ストラップ」をまんまとお買い上げしそうになっていた…。