お出かけ」カテゴリーアーカイブ

初詣

きょうは家の近所の神社に初詣に行ってきた。
ごくごく近所の人しか知らないような小さな神社。
今住んでるところの地名がつく神社なので、一度行ってみたかった。でも、これまでに拝殿と末社の場所は見つけていたんだけど、本殿がどこにあるのかわからなかった。これはちゃんと地図をみて探さなければと思って検索して、今日やっとたどりつくことができた。
おそらくもともとは広い敷地だったのが宅地や畑で分断されてしまっていて、うねうねくねった細い道を通って行かなければいけないので、場所がかなりわかりづらい。
ついてみるとあまり整備されていない、荒れ地みたいなところだった。短い参道の両脇は土地がえぐり取られたみたいになっていて、塀もないし、本殿の建物も本当に小さかった。でもできるかぎりきれいにしようとしている感じはわかったし、パワースポットな雰囲気もあった。境内にもりもり生えていた木は、ちょっと今までに見たことないような立派な巨木ばかりだった。ただし、枝はばっさり切られてしまっていたので、日が射して、からりと明るい境内だった。

小さなお寺や神社って日本中あちこちにあって、ふだんは素通りしてしまう。でもよく調べるとそれぞれちゃんと歴史や由来があって、地域の人が大切にしていたりする。
有名な寺社のように、歴史のメインストリームに登場したりはしないけど、ここにはここの歴史があったのは確かだし、その歴史は中央と完全に切り離されているわけではなく、めぐりめぐってどっかでつながってたりすることもあるから、とても面白い。

加曽利貝塚

きょうは、加曽利貝塚に遊びに行った。
最近やきもののことを勉強したくて本を読んだりしてて、あと家の近所にたくさん貝塚があることを知って調べていて、あの加曽利貝塚が千葉市にあることをはじめて知った。千葉県育ちなのに、知らなかった。
そこの資料館で縄文土器作り名人のかたが展示をしているというので行ってみたら、運よく名人ご本人が丁寧に解説してくださった。
縄文土器のなかでも注ぎ口があるタイプに絞った展示で、精巧に実物を模した作品がたくさん。実際に作った人しかわからない作り方のコツや土器の使い方などおもしろ話をたくさん聞けた。
土器は思ってたより小さくて、手のひらサイズのものもあり、色も赤茶だけでなく黒っぽいのもあったし、形も文様も意外と洗練されていておしゃれだった。
名人は縄文土器が好きすぎて、山を買って粘土を採取して土器を作ってるのだそうだ。
すごすぎる。。。
資料館は地味で古くてぼろぼろだったけど、常設展示の屈葬された骸骨がとてもきれいだった。
貝塚の上にはどんぐりの木がいっぱい生えて森みたいになっていて、素敵なところだった。こんどは晴れの日に行ってみたい。

(仮)の事情

アンファンテリブル公演「(仮)の事情」の千秋楽を見てきました。とても面白かった。
演劇を見たぞ!って感じ。役者さんみなさんすごくカッコ良くかつ可愛かったです。

この公演では、「カルチベート・チケット」という試みがされていて、わたしもそのしくみの説明用のカットを描かせていただいたのですが、正直半信半疑でした。でも結果的には大成功で、たくさんの方が利用されたそうで、少しでもお手伝いできて良かったです。

ここはだれの場所/オスカー・ニーマイヤー

きょうは東京都現代美術館に行ってきたー。
「ここはだれの場所」と「オスカー・ニーマイヤー」、どっちもすごくおもしろかったな〜。
のんびりできたし、なんだかとっても癒された^^
アルフレド&イザベル・アキリザンの作品目当てで行ったのだけど(すごく良かった)、ヨーガンレールのごみを使った作品もとても美しかった。
まえに3331 Arts Chiyodaで見た藤浩志展の作品を思い出した。
会田誠さんが版画彫ってるとこも見物できてお得だった。

会津旅2

2日目は会津若松市内を観光。
ホテルのバスの運転手さんが親切にいろいろ情報を教えてくれた。
まず鶴ヶ城に行った。赤紫色の瓦のおしゃれなお城。
タイミング良くガイドのおばちゃんがいたので、案内してもらったら、とても話がおもしろい方で、大当たりだった。客は最初わたしたちだけだったのに、お城の庭を歩き回るうちにいつのまにかどんどん増えていった。

鶴ヶ城会館で実演販売してたあわまんじゅう(めちゃくちゃ美味しい)を買い、七日町通りを歩きながら、絵ろうそく屋さんや和菓子屋さんをのぞく。
修学旅行のときに長門屋で買った栗まんじゅうがとても美味しかった記憶があるので、もちろん買った(立派な化粧箱に入ってたけど、昔はもっと地味な箱に入ってた気がする)。

それから末廣酒造の蔵見学。時期的にお酒の仕込みはしていなかったけど、機械を見せてもらったり、いろいろ教えてもらったり、迷路みたいな旧家を案内してもらったり。たくさん試飲もできたし、蔵に併設されてたカフェも良かった。こんどは仕込みの見学をしてみたいなー。

会津旅

ゆうべ、今年のサボテンの花が咲いた。
今日から1泊で会津に出かけてしまうので、咲いたところを見られて良かった。

早起きして新幹線に乗り、郡山で磐越西線に乗り換えて会津へ。
会津は中学の修学旅行以来。でもかなり昔だし、当時はバスで回ったから記憶があまりない。
今回は父がコースを決めた(旅行会社のツアーだけど)。けっこういろんな乗り物を乗り継がないといけないのと、乗り物の本数自体が少ないので、父はかなりテンパっていた。

でも乗り継ぎはなんのトラブルもなく、むしろ早く行き過ぎて待ち時間ができちゃったりしつつ、茅葺き屋根の民家が集まる「大内宿」と、川で削られた急な崖「塔のへつり」を回った。

大内宿は、急ごしらえの観光地って感じで、お土産屋さんも素人くさい雰囲気だった。
でも集落の奥にある子安神社が、ちょうど一年に一度のご開張の日だったらしく、地元の奥さんたちが手作りのご飯やゆで卵をふるまってくれて、なんだかとてもいい感じだった。
ここでは丸ごとのネギをかじりながらお蕎麦を食べるのが名物らしい(本当かなあ)。おそるおそる食べてみると、案の定、辛すぎてひとくちでギブアップ。ネギがもったいなかった。一緒に頼んだ栃餅が美味しくて、こっちを推せばいいのにな〜と思った(食べ過ぎた)。電車待ちの間に湯野上温泉駅の足湯につかる。熱くて素晴らしく気持ちよかった。

塔のへつりは、とても良かった。絶壁のあいだに架けられたゆらゆら揺れる橋をわたり、崖が浸食されてできたような感じの細い通路を伝って歩く。手すりがないところもあって、けっこう怖かった。
父は高所恐怖症なので、引き返してどこかで時間をつぶしていた。。。

 

朗読『痴話』

きょうは前川さんの朗読会を聴きに下北沢に行った。共演は神農幸さん、DJ星野さん。
ありし日の六本木キャラメルでの二人芝居みたいでなつかしかった。
前川さんは1年前にご病気されて心配だったけど、顔色も良くなって、たばこもプカプカ吸っていた。
朗読というのは聴く方も勝手が分からなかったけど、だんだん引き込まれた。
内容は阿部定の人生。
前川さんが阿部定にご自分の人生を重ねているのだろうというのは想像できる。
わたし自身は阿部定には1ミリも共感できないし興味もないのにそれでも面白いと思えるんだから不思議なものだ。
ただただ、いろんな人生があるものだなあと。

神社めぐり

自宅に戻りました。
お正月、実家にいたあいだ、家から半径5km内くらいの範囲の、田んぼの中に点在している小さな神社やお寺をお参りして回ってました。
たくさんありすぎて回れたのはほんの一部だけど、偶然見つけたお寺でかっこいい欄間の彫刻を拝んだりできて、楽しかった。
わたしは子どものころからインドア派なので、育った地域のことをほとんど知らなかった。
実家のまわりが、今後、田舎でなくなるという可能性はもう無いだろうし、とにかく不便でしかたないけど、今まで思っていたほど退屈なものでもないのかもしれないな、とは思った。

箱根

昨日から両親と一緒に箱根に来ている。母の誕生日祝いもかねて。

プランはほとんど母が考えて、昨日は天気がよかったので芦ノ湖周辺を見物したり、海賊船に乗ったり、ロープウェーで大湧谷に立ち寄ってゆでたまご食べたりと、ベタな観光コース。でも箱根には何度も来てるけど関所も箱根神社も行ったことがなかった。箱根神社はとくに良かった。

強羅の旅館に一泊して温泉につかり、今日は大雨のなか、ポーラ美術館を見たりしてまったりのんびり過ごした。
母は岡田美術館にも行きたそうだったけど、疲れてしまったので、次回に持ち越し。
お揃いで、寄木細工のお箸を買った。安いものだけど。

かと万~モグラ町3-5

ユニオン旗揚げ公演『かと万~モグラ町3-5』(中野スタジオあくとれ)を見てきました。
久々のモグラ町、わちゃわちゃしてて楽しかった。
演出の前川麻子 さんが小屋入り一週間前に入院したと聞いて心配だったけど、劇場でお会いできて少し安心しました(タバコ吸ってたけど。。。)

川瀬巴水展

きょうは千葉市美術館の川瀬巴水展を見に行った。
千葉市美術館はとても好きな美術館なので近くなって嬉しい。

まとまった数の川瀬巴水の作品を見たのは初めて。
今までは出来のいいものしか見たことがなかったから、すごくクールで精緻で鮮やかな作風の人だと思っていたけど、こんな素朴なものも?という作品や、水彩の下絵も展示されていた。

建物の絵などはパースがかなり狂っているものが多くて驚いたが、そんなことは気にならないほど、素敵な絵もまたたくさんあった。
あの鮮やかすぎる色使いとグラデーションは、時々鼻につくというか、狂気に近いものすら感じていたのだが、あの色を出すために何度も試し刷りをしていた様子も見られた。

これだけ個性的なのに、これぞという代表作は思いうかばない、でも多作だからこそ映し出せる時代の空気みたいなものがあって、たくさん並べて見ることでより良さがわかる画家だなと思った。
絶筆の作品も素晴らしかった。
絵を描きながら生きていくということについて考えさせられた。

成田山

両親と一緒に成田山に遊びに行った。わたしは千葉育ちなのに初めてだった。
お寺に続く長〜い参道は、いろんなお店があって、でもわりと素朴で、道ばたでうなぎをさばいてたり(お寺の目の前なのにいいのかな?笑)佃煮売ってたり。とても楽しかった。

お寺の敷地や庭園もものすごく広くて、江戸時代にはまさにアミューズメント・パークみたいな感じだったんだろうな。江戸の職人や遊女たちの願掛けの額などをみるのも興味深かったし、特大の肉筆浮世絵もたくさんあって見応えがあったし、さすが歌舞伎とのつながりが深い成田山。

お寺の入り口のすぐ前にある、うなぎ屋さん「駿河屋」でお昼。
ほんっっっっとに美味しかった。。。夢みたいだった。。。
そして、ほんっっっっっとにお腹いっぱいになった。

なごみの米屋のお菓子は、千葉ではあちこちに支店があるけど、わたしは今まであまり買ったことがなかった。でも直営店には見たことない種類のお菓子がたくさんあって、どれも美味しかった。羊羹の展示室があって、日本全国から羊羹の資料が集められてたのにもなんかすごい気合いを感じた。

 

爆破予告だあ〜?

夕方、函館から東京へと帰る電車に乗ったが、すぐに木古内駅で停車してしまった。
隣の知内駅に爆破予告があり、捜査のため発車できないらしい。。。オイオイ
あんな小さな駅で爆破予告て。。。このスーパー白鳥に誰か重要人物が乗ってて、内地に行くのを妨害されたとかだろーか???

もう予約していた新幹線には間に合わない。おっさんたちがホームにおりてタバコ吸いだした。わたしもコーヒーでも飲みたかったけど、車内販売も来ない。
今晩中に東京まで行けないなら、引き返してもう一泊おばの家に泊めておう、と考えながら待つ。

結局、2時間くらいでやっと電車が動きだし、青森駅で後続のスーパー白鳥(木古内で追いつかれた)に乗り換えて新青森に向かってくれとの指示があった。東京への終電は新青森19:36発のはやぶさ。ギリギリだ。でも座れるかわからないので、買ってあった大好物の鰊みがき弁当を急いで搔き込んだが、味もよくわからなかった。もったいない。。。

乗り換えのどさくさにまぎれて新青森のキヨスクでくじら餅を買った。
とりあえず座れた。全車指定席。もしかして仙台あたりから混むのかなー?と思ったけどそんなこともなく、新幹線数台ぶんのお客が乗ってるにもかかわらず、けっこう空いてた。
予約してたのは「はやて」だったので「はやぶさ」に乗れたのはちょっと嬉しかった。初はやぶさ!
でも車掌さんは大変だ。何度も何度も車内を小走りで往復して、年配の人たちに乗り換えの説明をしてた。
東京に着いたのは23時過ぎ、家にたどりついたのは夜中の1時だった。
やれやれだ。

奥尻島ぶらり旅

朝は早起きしてさっさとホテルから逃げ出し、かもめ島を散策。
江差からフェリーに乗りました。

海水の透明度がすごく高くて、今まで見たことのないきれいな紺色の波。
奥尻島に着くと、ご当地キャラ、うにまるくんが出迎えてくれた。若干ボディがうす汚れてるけど笑、カワイイ!

さっそくウニ丼食べた。美味しかったー(^∇^)

今年はちょうど津波から20周年とのこと。青苗地区には、いまはきれいな公園ができている。

津波館を見学してから、近くの集落を少し散歩。
道ばたのあちこちに、カモメが食べた(?)ウニの殻が落ちてる。
海が、うす水色のゼリーみたいに遠くまで透きとおっていて、すくって食べてみたい感じ。
時間がなくて、ゆっくりできないのが残念。

帰りのフェリー。カモメたちが船に併走してお見送りしてくれてる。船も速いので、カモメの翼の動きがよく見える。さらば奥尻島!
海と空と雲がきれいすぎてCGみたいだ。。。

コピペみたいな雲。

夕陽。江差に戻ってきました。

そして再び、江差線。きょうは一両だけ。お客さんも数人だけ。
電車の外は真の闇になった。車内灯に照らされた手前のほうの木々だけが見える。
廃線で惜しいというより、こんな秘境に線路ひいてたことがすごいよなって思う。

江差線ぶらり旅

両親と一緒に、法事のために函館に来てました。
法事が終わり、自由時間ができたので、ここから一人で小旅行に出かけます。

函館から江差線に乗りました。二両だけの可愛い電車。この線は来年5月で廃線になるそうで、電車に乗ってる人はほとんどが鉄ちゃんみたいだし、どの駅にもカメラ小僧が数人いる(車で先回りしてるらしい)。

吉堀駅。ちっちゃい。。

江差駅に着きました。

江差駅のトイレ。こんな形はじめて見た。

かもめ島。なんだか、ひと気が少なくて、静かな町だなー。

街角で民謡と津軽三味線のライブをやっていたのでちょっとだけ聴く。さらにそこからすぐ近くの江差追分会館というところでは、江差追分とソーラン節の生歌を聴けた。すごく良かった!

町をぶらぶら歩いていたら、案内ボランティアのおじいさんにつかまった(笑)でも姥神大神宮の御神体を見せてもらえたのはとても良かった。
夕飯は江差名物のニシン蕎麦(今は江差ではニシンは獲れないそうだけど)。
いったん宿に帰ってから、近くに町営温泉があるというので行こうと思ったら、意外に遠いし、途中に看板があって、熊が出るので注意と書いてあった。。。
もう日も暮れるし、シャレにならないので引き返す。

しかし今晩のホテルは、、、ネットの口コミ通りだから、覚悟はしてたけど。。。
狭いわ古いわ、エアコンは臭うわ、こんな小さなバスタブははじめて見たし、部屋にあったタオルを使ったら皮膚にブツブツが出来た!(泣笑)
宿が数軒しかなくて、どこも満室だったり、土木作業員優先だったり、何度電話しても誰も出なかったり。。。予約できたのがここだけだったのだからしょうがないけど。