津軽海峡・冬景色

今日はぐっすり眠れたので、朝からホテル近辺を散歩。
なぜか猿山がある熱帯植物園(猿はきもちよさそうに温泉につかっている)と、その近くの海岸。

対岸には下北半島が見える。空気が澄んで海がキラキラ。(注・写真奥に写っているのは函館山です)今回は天気に恵まれて、今朝はこの冬一番の冷え込みだったそうだが、雪は少なく、湿気があるので、東京の寒さと違ってなんとなくさわやかな感じさえする。

それから病院に行って、叔母の様子を見てから、お土産を買って、また空港へ。
さらに空港の売店で、例の花畑牧場の生キャラメルを買う(並ばなくても買えた)。たしかにおいしいけど花畑牧場は十勝だし、六花亭は帯広だし、白い恋人は札幌だし、わたしは函館土産といったらやっぱりトラピストクッキーだと思う!

今年は函館開港から150周年なんだそうな。
母は、100周年のときに三波春夫が歌ったテーマ曲を今もおぼえていると言っていた。

函館は、山もあるし、海もあるし、温泉もあるし、空港もあるし、テレビ局も、新聞社も、野球場も、競馬も、競輪も、自衛隊駐屯地も、学校も、病院も、歴史も、観光名所も、市電も、夜景も、朝市も、おいしいものもたくさんあって、デパートでもだいたい有名なブランドはおさえているし、いろんなものがこぢんまりとまとまっている、不思議な街だと思う。

他の人と違ったことをやってやろうという野望をもたなければ、概ねいいところ。
マンションなら雪かきもいらないし、隠居するには最適なのかも。

隠居にも本人の気持ちの持ちようによって、いい隠居と悪い隠居があると思う。
父は定年後には、もしかしたら函館に戻りたいのかも知れないけど、戻るなら、なにかここでしかできないことをやるつもりで、明確な目的を持って強気で戻ってほしいものだと思う。
そうじゃないと、いくらでも内へ内へとひきこもれてしまいそうな、妙な引力のある街だ。

帰りも何事もなく、無事に羽田に到着した(JALに乗ったのは初めて)。
今度は初夏に行きたいな。山手の方とか、とことこ散歩してみたい。
はやく北海道新幹線が開通するといいなあ。。。