年別アーカイブ: 2020年

条件

土器作り同好会は引き続き活動休止中。
8月末まで休止延長との案内が届いた(大事な連絡は郵便なのだ)。
中心メンバーが高齢者ばかりなので、もし再開されても参加は遠慮するべきだろうなと思っていたが。
市からの再開の条件が、2週間以内に東京や都市部に行った人や電車に乗った人、持病がある人は参加不可、室内での作業不可など、かなり厳しい内容だったので断念したとのこと。バス見学会も中止。
黙々と粘土こねたり焚き火したりしてる人たちがクラスターになるとはあまり思えないけど、賢明な判断だとは思う。でも常連の方たちはつらいだろうなあ。
8月末まで活動できないなら、もう来年の夏くらいまでは無理なのでは。
一昨年くらいに作ってまだ焼いてない土器を焼ける日はいつ来るのだろうか?

しかし、2週間以内に電車に乗った人は高齢者に会っちゃダメだとは。
このごろは電車でも普通に高齢者を見かけるが。。。

ピーター・ドイグ展

国立近代美術館で2月末に始まっていたピーター・ドイグ展、期間限定の割引券を購入していたのが、開始直後にコロナで休館になってしまった。会期が6月中旬までだったので、間に合うかどうかやきもきしていたが、宣言開け後、秋まで延長になり、割引券も会期中いつでもOKになった。本当に見たかったのでありがたかった。
都内に出るのは4ヶ月ぶりだった。19日からやっと東京と往来できるようになったが、また感染者も増えてきているし、いつ行けなくなるかわからない。美術館のためだけに出かけるのは憚られるけど、別の用事もあったのでこれ幸いと立ち寄った。

まず、入館時に非接触式の体温計で検温。
入館は予約制となり、人数制限している(前売り券を持っている人はいつでも入れる)。おかげでゆったりと見ることができたし、薀蓄を語るおじさんとか、関係ないおしゃべりするおばさんとかがいなくて、とても快適だった。

美術館閉館中に、展示会場の3DVR映像が公開されていたけど、やっぱり現物は全く違った。絵の具の手触り、盛り上がりの陰影、色の反射、モノとしての迫力。その奥に透けて感じられる、作り手の存在感。
久しぶりに良いものを鑑賞することができて、自分がとても飢えていたことに気がついた。
ずっと家にこもっていても、いつもと同じだし、ネット上に面白いことがたくさんあるし、東京に行かなくてもそんなに困らないなあと思っていた。
でも、知らないうちにだんだん何かエネルギーのようなものが減ってきていたようだ。

コロナ禍で、会いたい人に会いたい時に会えること、行きたい場所に行きたい時に行けることのありがたさを改めて感じたけど、それと同じくらい、ときどき素晴らしい作品に触れ、エネルギーをチャージするのって本当に大切なことなんだ。

横浜でやってるバンクシー展も見たいな。。。

足場

アパートの屋根工事は実質1日で終わった。月曜に足場を組み、火曜に工事で立派な雨どいが設置された(ビオトープが邪魔だったらしく、ぶつぶつ文句を言う声が聞こえた)。水曜はお休みだったので、誰もいない間に、足場の構造を観察した。写真は階段の部分。木曜の午前中には足場が撤去された。撤去はあっという間だった。

***

もちぽにょ塩キャラメル味は好みとは違った。
プリン味が好きすぎて期待しすぎた。しょっぱさにどうしても違和感が。。。

騒音

去年の台風で、アパートの屋根が壊れていた。
今週やっとその修理をするんだそうで、今日朝早くから職人さんたちがやってきた。カンカンカンカン大きな音がするのはうるさいけど仕方がない。それよりも、職人さんたちが喧嘩腰でギャーギャー怒鳴り合うのが嫌だった。あんまりひどいので、建物の中に人がいるのをアピールするためラジオをつけると、少し大人しくなった。
ベランダ側にも玄関側にも、ぐるりと鉄パイプが組まれ、網戸みたいな目の細かいネットが張られた。目線の高さに足場があって、カーテンも開けられないし、洗濯物も干せない。でもきょうは足場を組むだけだったらしく、昼頃にはみんないなくなった。

きょうは夏日だったから、ネットで日陰になるのは良いのだけど、そのぶん風通しは悪くなってしまった。一週間ビオトープに日が当たらないのも気がかり。

落しもの

スーパーに行った帰り、ボケ〜ッと信号待ちしてたら、空からいきなり鳥の落し物が降ってきて、顔面に直撃!!!
しかしマスクしてたのでセーフ。
マスクってすごいなー。鳥のフンも防げるなんて。。。
とか言ってる場合じゃない。臭いよ!
速攻でマスクを外し、あとは帰るだけだったので、他の通行人と距離をとりながら帰宅。
(追加で作った綺麗な方のマスクじゃなくてよかった)

ミシン

布マスクを追加で10枚ほど作った。
先日作ったのは手縫いで超適当だったが、今回はミシンとアイロンを使って丁寧に作った。
表布は子供の頃に集めてた小綺麗な布、裏地は着古した肌触りの良いTシャツ。間に接着芯もはさんでみた。ティッシュを入れるポケットは作らなかった。ティッシュはマスクの内側に重ねた方が交換しやすいし、ファンデーションで汚れるのも防げて良いかなと。

ミシンはわたしが小学生のときに母が買ったもの。古いけど良いミシンで、学生の頃は演劇サークルの衣装作りでフル活用していた。でも10数年前にはフットコントローラーのコードの接触が悪くなり、使う機会も減っていた。
今回久々に押入れから掘り出して動かしてみると、コードの接触というよりも、スイッチのオンオフがうまくいかなくなっていた。

なので手元の主電源スイッチで操作するしかないのだが、それだとスピードの調節ができない。常に全速力でしか縫えないので、騒音もすごいし、神経を集中しながら縫わないと曲がったりよれたりする。返し縫いをするときなどは一瞬のタイミングを見切るためにかなりの緊張を強いられた。笑
それでもミシンで縫うとやっぱり綺麗にできる。

ミシン本体は全然大丈夫で、悪いのはコントローラーだけなので、どうにかならんかと思うのだが、とっくの昔に部品の生産は終わっていて、新しいコントローラーは手に入らない。プラグの形状が特殊で、中古を検索しても、合うものがない。
もったいないなあ。たまに街でみかけるミシンの修理屋さんに出したら直してもらえるだろうか?

初夏

1週間ほど留守にしていたら、そのあいだにウチワサボテンの3段目が生えてきた。1年に1段ずつ増えていくのだろうか?
しかしカイガラムシが気になるな。。。

睡蓮の葉っぱもグンと大きくなり、ホテイアオイが復活していた。

今朝はサバサンドを作った。
もらってきた紫玉ねぎをスライスしてカンタン酢に漬けたのと、塩サバのカレームニエルをトーストで挟んでみた。めちゃうま!

再開

久しぶりに妹宅へ。
父から預かったおもちゃやら、実家の庭で採れた紫玉ねぎやらを運んだ。

子供たち、わたしに会うのが楽しみで朝6時18分に目が覚めちゃったなどという。かわいいかよ!
レンタル自転車に乗り、みんなで公園に行った。晴れてとても気持ち良いが、マスクが暑い。大人でも苦しいんだから子供は本当にたいへんだ。

妹の住む街は東京に近くて感染者が多かったので、学校も慎重に少しずつ再開している。マスクを入れる袋など、用意しないといけないものも多いようだ。妹はこのまま休みが続いてもいいと思っているようだけど。

18時半頃に帰りの電車に乗ると、けっこう混んでいたが、高齢者や学生は全くいなくて、会社帰り風の人ばかりだった。窓は全開になっていて、当然みんなマスク。居眠りしている人もなく、ピリッと緊張感があった。

電車で布マスクをしてる人は少なかった。これから汗もかくし、1日に何回でも気軽に取り替えられるように、もう何枚か洗い替えを作ろうかな〜と思っていたのだが。

帰省

千葉県はほとんど感染者が出なくなり、25日に緊急事態宣言が解除になって、久しぶりに数日間帰省することにした。社会が動き出すとまた感染が増えるかもしれないし、実家に行くなら今しかない。
デパ地下でケーキを買ったら、誕生日プレゼントですか?と聞かれ、父と母の誕生日が近いのを思い出してプレートをつけてもらった。キャンドルも年齢分サービスしてくれると言われたが、さすがにケーキに乗せきれないので辞退した。

地元はもともと人通りが少なく、感染者も3人くらいしかでていない。最寄りのバス停を降りると、マスクをしている人はほぼいなかった。

お正月以来帰っていなかったので、パソコンやスマホまわりのメンテナンスや(windows10はなんであんなに使いにくいんだろう)、お中元の発注など、いろいろやることがある。

実家にいると美味しいものが多すぎるので、毎日、自転車で近所をぐるぐると走り回った。
5分も走れば、キジの親子が散歩しているような秘境に迷い込んでしまう。子供の頃は通学路以外ほとんど知らなかったし、知っていた道もすっかり変わってしまった。田んぼのあいだの道は曲がりくねっていていて、いつの間にか方向感覚が狂って、あれっと思うような場所に出る。
すっかり体力が落ちていて、最初は1時間も走るとくたびれてしまったが、だんだん走れる時間が延びた。

自宅に戻る途中、デパートとヨドバシカメラに寄ると、店員さんはみんなフェイスガードをしていた。効果があるのかはわからないけど、なんとなく安心感はある。

睡蓮

また睡蓮の葉っぱが伸びてきた。去年は咲かなかったけど今年はどうかな?
いまのところ去年とあんまり変わらないような。
植え替えはしなかったので、去年の春と違うのは、ベランダの反対側の隅に移動したことくらい。手すりの陰になって日当たりがあまり良くないのだが、今の方が朝日が当たるので少しマシかな。
水換えもほとんどしていなくて、水草を減らした後、日照時間が増えたせいか、グリーンウォーターになった(タライが黒いから目立たない)。
この水のおかげで、メダカたちは丸々と太っている。
すっかり小さくなったホテイアオイの根っこにはメダカの卵がたくさん産みつけられている。このままで自然に増えるかどうか。

アマビエ

絵描き界隈では「アマビエ」とかいう感染症除けのキャラクターを描くのが流行っている。
わたしもアマビエを描くグループ展に誘ってもらった。お菓子屋さんなんかでも、商品化して売ったりしてるようだ。
そういうのってたくましいなと思うし批判するつもりは全くないけど、わたしはどうも、この流行には乗る気がしない。
アマビエ自体は可愛くて、昔から日本人はこういうのが好きなんだなと興味深くはあるが、自分が描いた絵にコロナ除けの効果があるはずもないし、それを人に売ろうとは思えない。水子供養とか厄年だとか人の不安につけ込んで稼ぐ神社みたいなもんで、悪趣味だと思う。
まあ悪趣味も文化なので、イラストレーターとしてはあまり深く考えずに流行りに乗っちゃった方が楽しいだろうし、アーティストとしてはこの現象を通して今という時代を表現することもできるだろう。
わたしはどっちも面倒くさいのでパスだけど。

正体見たり

朝、6時すぎくらいに、家の前を、大声で気持ちよさそうに歌いながら走り去っていく人がいる。
いつも元気いっぱいでラフな歌い方なので、自転車通学の高校生とかかなと思っていたが、それにしては、ずいぶん前からあの声を聞いているような気もする。
あまりにも一瞬すぎて、なにを歌っているのかはわからなかったが、昨日の朝は、はっきりわかった。「愛は勝つ」だった。あの耳に残るメロディーだった。
それで、意外とおっさんなのかな?と思ったのだったが。

今朝、ポストに郵便を出しに行こうと家を出たら、いきなり背後からあの「愛は勝つ」が聞こえた。
振り向くと、猛スピードの自転車が角を曲がって現れ、わたしの姿に気づくと、歌はムニャムニャと謎のハミングに変わり(でも大声)、おっさんはそのままの勢いでカッ飛んで行ったのだった。

Zoom句会

最近注目されているオンライン会議用アプリ、Zoomを使っての句会に参加した。
この句会は友人の紀本直美さんが主宰していて、隔月で都内の某カフェで行われているのだが、今回はZoomでの開催になった。

わたしは俳句のことなんてほぼ考えたこともなく、作るどころか鑑賞もろくにできないし、句会が何をする会なのかも知らなかったが、なぜだかお誘いをいただいていた。
参加者は10人くらいで、紀本さん以外は面識のない方ばかり。Zoomを使うのも初めてで少し緊張した。

みなさんは前もって句を作っていて、お互いに気に入ったものを選んだり感想を述べたりする。仕事などでオンライン会議に慣れている方も多いようだったが、句会は初めてだったのと、対面と違い同時にしゃべることができないので、全部講評するのに2時間ほどかかった。短い文字の並びから、みんなでたくさんの情報を読み取り、イメージを膨らませていくのには驚いた。すごく知的な遊びなのだ。

わたしは見学ということで、メモしながら会話を聞いていただけだったが、脳みそのふだん使っていない部分を使って、終わった後はぐったり疲れた。でもとても面白かった。

ほうじ茶寒天

すっかり初夏らしく、気持ちよい季節になった。
以前知り合いのお宅でごちそうになって、また食べたいな〜と思ってた、ほうじ茶寒天を作ってみた。
お菓子づくりなんて久しぶりだ。
といっても、お茶にお砂糖と寒天パウダーを混ぜて固めるだけなので、冷やす時間を入れなければ一瞬でできてしまう。
黒蜜ときな粉をかけて食べるとさっぱりして、なんとなく気分があがる。
手作りだと好きなだけ食べられるのも良い。

寒天4gにお茶600cc&砂糖大さじ1で、ほどよい固さだったけど、つぎはもっと水を増やしてゆるゆるに作ってもいいかもなあ。

ステイホーム

4/26の読売新聞の読書欄の特集の挿絵を描きました(このご時世にありがたいです)。
ステイホーム週間ということで、お家で、家族それぞれが楽しめる本というテーマ。
面白そうな本がたくさん紹介されていたけど、わたしが読んでみたいなと思ったのはニュートンの伝記。学生時代にペストが流行って大学が閉鎖になったときに、自宅にこもって万有引力を発見したんだって。ほんまかいな…!