ペインティング」タグアーカイブ

壁画を描いてます

埼玉県は越谷市にあるOPAというファッションビルの3Fに、今週20日の金曜日から来年1月末まで、期間限定のショップがオープンします。
(最寄り駅はJR武蔵野線の南越谷駅または東武伊勢崎線の新越谷駅。遠い…)
いろんなイラストレーターさんのグッズとか置くのだそうです。

で、いま、そこの店内の壁に絵を描いてます(壁は全部で幅18mくらい)。
今日やっと下描きを始めたというのに、あと4日しかないよ。。。?
6月にやった鍾乳洞のオブジェの展示がきっかけで声をかけていただきました。
あの鍾乳洞のオブジェも、もう一度展示します。

本当は、形を手直ししたかったんだけど、ほとんどそのままです。なにしろ急に決まった話なので。。。色は冬バージョンに変えるつもりですが。
壁画はいつものあの子と、丸がいっぱい飛んでる、いつものパターンです。
こんな大きな絵は初めてだし、急にふだんと違ったことやって失敗してもアレだし。でも今回は丸は丸でもちょっとフルーティな感じにしたいなと思ってます。

つい立てとか無しで描いてるので、通りすがりの人たちが立ち止まって見ていく。ちょっとしたライブペインティング状態。。。
今日は日曜だったし、同じフロアに子供服売り場があるので子どもが多くて、自分もお絵描きしたいとだだこねてぎゃあぎゃあ泣いちゃったりして。
ただ丸をいっぱい描いてるだけなのにそんなに見てて面白いとも思えないんだけど。
人はなぜ、絵を描くのを見るのが好きなのだろう?たぶん、出来上がった絵を見るよりも、描いてる途中を見るほうが好きだよね。
小学生のころ休み時間に落書きしてるとまわりに人だかりができてたのを思い出した。

お店のコンセプトはハイティーンの女の子向けのショップということらしいですが、同じビルにアニメイトとかヴィレッジヴァンガードとかダイソーとかも入ってるし、誰でも気軽にお立ち寄りいただけますので、お近くの方はぜひ。

しかしそれにしても、わたしは今までギャル向けのお仕事だけはしたことがなくて、これでようやく最後のピースが埋まりました。
今後は「ゆりかごから墓場まで」をキャッチフレーズにできます。
まあ絵そのものはギャル向けだろうがなんだろうが変わらないけどね。明日はまた赤帽さんにお願いしてオブジェの搬入だ~ わー

以下、告知の文章のコピペです。また「ガーリー」って言葉がでてきたよ。。。

「GIRLS POP ATRIUM|ガールズ・ポップ・アトリウム」
~女の子のためのオリジナル & セレクト・グッズ・ショップ~

ファッションや雑誌などで活躍しているガーリーな人気イラストレーター達のオリジナル・グッズや、かわいらしいアクセサリーやぬいぐるみをクリエイトする手作り作家たちの作品を揃えたコラボレーション・ショップが、南越谷OPAにオープン!
限定品、一点もの、ここでしか手に入らないものがいっぱい。ぜひアナタのお気に入りアイテムを見つけてください!

来店者特典:オリジナル缶バッジ ※ 11月30日まで。無くなり次第配布終了となります。

日時:2009年11月20日(金)~
営業時間 10:00am ~ 8:00pm
場所 南越谷OPA 3F
主催 ディレクションズ
協賛 ワイキキ・レコード、大盛堂書店

■ 参加イラストレーター(敬称略)
茉莉枝、hipBORNtwin、Ra’yka、蛯原あきら、OGAWA KEIKO、玉石佳世、内山ユニコ、NICO、ひらのゆきこ、今井 杏、miri、マロンチック、mayumi、TAMMY、森 宏、高橋由季、小林 晃、岩清水さやか
※ 全イラストレーターさん共通で、限定トートバッグの制作・ 販売が決定しました!

■ 参加グッズ作家(敬称略)
Spilla、ART & CRAFT KOTORI、atelier Bacchus、 ScarolicK、JuJu、ひつじのこや、チェルシィ、capria、LaLa、トリゴエユイ、ku*momo
※ 順次、参加者が増える予定です。

■ 店内壁イラスト+オブジェ:岩清水さやか
エントランス壁・イラスト : Ra’yka、等身大ギャル : 森 宏

■ 楽しいイベントも企画中です!

LOVE WINTER TOKYO 2009

他のいくつかのギャラリーと連携してほぼ同時に開催している、「LOVE WINTER TOKYO 2009」というイベントの一環で、メインは、他のギャラリーの出展者も集まっての交流会でした。

『LOVE WINTER TOKYO 2009』
(原宿、デザインフェスタギャラリー)。 テーマ「大好き!」
2月14日(日)11:00~17:00(無料)17:30~ 22:00(レセプションのみ参加¥300、レセプション&交流会参加¥3,800)

もともと、おととし制作した立体を再出展するつもりで、新作はできれば出したいけど…、なんて言っていた。
2月になったら少し時間ができるかなあと思っていたけど、いろいろとやらなきゃいけないことがあったり、体調をくずしたりもしていて、結局、新作にはとりかかれないまま、当日になってしまった。

でも、挿絵の仕事が明け方までかかってしまったので、出かけるまで2時間眠るよりも、この時間になんか描いて出そうと思って、こないだ買って地塗りだけしてあった小さいキャンバス五枚に、アクリルガッシュで、超シンプルなイラストを描いた。
一本の線+人物のみのミニマムな絵。意外に成立しているかも、と自分では思った。

それを背中にしょって、わたしと同じ身長の立体を腕に抱えて、原宿の竹下通りを突っ切り(お店が開店する前の時間でよかった)会場のデザインフェスタギャラリーに無事搬入。ちょっと遅刻したけど。イベントはまったりした雰囲気で、他の出展者とだらだらとおしゃべり。

交流会では、80人もの作家とギャラリー関係者があつまって、お好み焼きをつつきながら、挨拶したり、名刺を交換したり。
こんないろんな人がいるとこに混ぜてもらえるのはありがたいと思う。
と同時に、この中に埋もれずに飛び出していかねばいかんなあとも思う。

牛の反響

イラストの仕事をしていて、この絵はどうだこうだと批評されることはほぼない。
仕事相手だと、気に入らなくても何も言われずに、ただ次の仕事がこないだけだし、展示を見た人にここが良くないからこうしろとか言われることもない。
それは、絵を言葉にするのが難しいからだと思っていた。小難しいことを考えずただ好きか嫌いかですむのがイラストのいいところでもある。

ところが、例のカウパレード、あちこちのブログであれこれ書かれている。
批判めいたことを書かれたりするのはほんとに初めて(褒めてくれた人もいたが)。
「アート」を批判するのは、わかってないと思われるのが怖くてできないけど、カウパレードだったらちょっとゆるいから誰でも突っ込みを入れやすいし、それに何か言うことに意義がありそうに思えるような、規模の大きなイベントだった。

でもその批判というのは、ようするに、その人の持っている理想のイメージにわたしの絵が合わないということだった。
うーん、それは、わたしにはどうにもできないことだ。。。

自分なりの理想を持っている人にとっては、このズレがさぞかし不快なのだろうし、その不快さはわたしにもよ~くわかる。
そういう人こそ、自分の作品の創作に向かうべきだと思うな。
その人とわたしは別の人間で、どうにもできない部分こそがわたしらしさで、もちろん欠点もあるのだが、それも含めていまそこにある作品がすべてなのだ。

まあ、わたしらしさを消したほうが普遍的な作品といえるかもしれないけど、、、どうにもならんものはどうにもならん。
開き直ってるわけではなくて、欠点をつぶすよりいいところを伸ばしたいので、せっかく指摘してくれるのであれば、欠点より長所を教えてもらえると助かるのだけど、とか言ったらずうずうしいかなあ。

カウの写真アップしました

カウパレードのわたしの牛の写真、ホームページにアップしました。
あきさんに撮影していただきました。ありがとうございます!(縮小加工はわたしがやったので変だったらすみません)

ペニンシュラホテルの前はゆったりした空気が流れてていい場所だったなあ。(しかしこの台座の黄色と黒のダンダラ模様はどうにかならなかったものか。。。)
あと一週間で終わっちゃうと思うと、ちょっとさみしいな。
オークションもどうぞよろしくお願いします!

牛確認

今日は画材の買い出しに行くつもりだったが、ちょうど両親が牛を見に来るというので、日比谷で待ち合わせ。
不安だったが、改めて見ると、思ってたよりちゃんと丁寧に描いてあって、どこを直そうとしてたのか、もう自分でもよくわからなかった。
ははは…そんなものなんだよなあー。
本格的なカメラで撮影して下さってる牛マニア?らしき方も何人か見かけた。
両親はすでに他の牛たちも見ていて、なかなか楽しめたようだ。それはなにより。

それから、ペニンシュラホテルの向かい側のビルに入ってた、「蟹工船」というお店で蟹ランチ。
美味しかった!しかし、ランチメニューはけっこうリーズナブルだったけど、いかにも夜には接待とかに使われるんだろうなーっていうブルジョアな雰囲気。うーん、この店名は、ブラックジョークなのだろうか。。。

他の牛を見るのはまた今度にして、雨が降り出す前にどうにか画材買い出しを済ませて帰宅。これから牛はひと月半も雨風にさらされるのだな。塗装はげないといいけど。
落書きとかする不逞の輩がいるかも知れないので、早めに他のも見に行きたい。

牛、完成

わたしの牛は、「ペニンシュラホテル エントランス付近仲通沿いの歩道」に置かれます。
タイトルはだじゃれなので、恥ずかしいからここには書きません。見に行って笑っていただければ(人によっては怒るかもしれないけど)。
お腹のとこにでかでかとサインしてあります。でも寝っ転がらないと見られないので、どうしても見たかったら日比谷の路上で寝っ転がってください。

牛は展示後にチャリティーオークションにかけられます。わたしのような貧乏人がユニセフに寄付できるなんて不思議。しかし、こんなでかいもの買うものずきな人、いるんだろうか?

「カウパレード 東京 in marunouchi 2008」
9/5~10/19、大手町~丸の内~有楽町一帯に展示されます。見にきてね~

来月出る単行本の装幀の打ち合わせの後、最後の牛塗りに行って、いちおう完成させた。
主要部分は丁寧に描いたが、他の部分は近くから見るとちょっとラフ。
ほんとはまだもう少しいじりたいけど、ここから先はわたしの神経症的な部分なので、経験的に言って、やってもやらなくても、おそらく大勢には影響しないだろう。これ以上いじっても、良くなるとは限らないし、時間的にもう無理。。。
でも、絵ってのは、絵描きの神経症の積み重ねだとも思うので、多少心残りではある。
ラフな線でももっと魅力的にみせる技を身につけなければ、という課題が残った。

最初は、お祭りだから楽しく描けばいいや~、なんて思ってたのに、描き始めたら、牛とかなんとか関係なくなって、ついつい本気になっちゃった!
まー、芸能人やら有名人やらも多く出展してる中で、わたしに求められていたと思われる、「無名だけど東京でがんばってる若手画家」の役割は、過不足なく果たせたと思う。

牛はでかいな大きいな~

牛を甘く見ていた。でかい。。。
今日からカウパレードのペイント作業がはじまった。
実物大の牛の像の色塗りを自宅でやるのはまず無理なので、お台場のフジテレビの裏のほうにある広い倉庫で、みんなで一緒に作業するのだ。
うす暗い倉庫に真っ白な牛がずらりと並んだシュールな光景。
倉庫自体も、アメリカと千葉をかけあわせたみたいな風景の中にぽっかりと建っている。まわりをコンテナトラックがぶんぶん走っている。なんでもかんでもとにかく大きい。

わたしは田舎育ちだから家の近所に牛小屋もあったけど、至近距離で牛に接したのは、小学校2年か3年のときに、遠足で行ったマザー牧場で牛の乳しぼり体験をしたときくらい。
そのときも大きいなあと思った記憶はあるが、わたし自身も小さかったから、実際はもう少し小さめなのかなと思ってた。しかし、、、

目の前にした実物大の牛像は、子どものころの記憶通りの巨大さだった。
ぎゃふん。こりゃたいへんなことになった。下描きだけで1日かかっちゃったよー。

わたしはまわりに人がいる状態で絵を描くのは平気なのだが、もう一つ心配だったのは、いつもと絵の具がちがうこと。
わたしはふだん絵の具で描くときはターナーのアクリルガッシュを使っているのだが、今回は、リキテックスが使い放題なのだ。

使い慣れた絵の具を持ち込んでもかまわないということだったけど、願ってもない機会なのでリキテックスを使ってみることにした。
リキテックスは超有名な画材なのだが、わたしは少ししか持ってないし、絵の具って最初に色を揃えるのがたいへんだから、なかなかふだんと別のを試す機会はない。
それにいつも使っている絵の具なら、混ぜたり重ねたりしたときの効果が予測できるけど、絵の具が違うと、その部分でまず試行錯誤しなくてはならない。
でも、今日下絵を描いたかんじだと、まずまず大丈夫そうかな…。
ただちょっと匂いでラリった。

支持体

このところ、絵の具でちょっと大きい絵を描いている。
今回は、木製パネルに綿布をはりつけて、支持体をつくった。けっこう描きやすいのができた。

最初にサイズを決めてしまうと、絵が縮こまるような気がするし、こういうことすると気負いすぎて描けなくなるので、今までは避けていて、いつもは水張りもしないで、画用紙をクリップかなんかで板にとめて描いてた。

でも、日頃からこうしていろいろ実験しておかないと、展示の前におおあわてするハメになるのだ。

ナイトメア?

ボディ・ペインティングね。やりましたよ。
こりゃあ、なんちゅうか…、たぶんSM疑似体験だよなあ(笑)。
身体に絵を描かれる人はMなんだろうけど、描く人はSなのかな?と思ってたが、実際やってみたら、違った。観客に見られているという意味では、描く人はSと同時にMでもある。
まわりで面白がって見る人たちや、顔をしかめる人たちこそが、Sなのだ。
見るということは、サディスティックというか、暴力的な要素を持っている。
思ったよりも観客がたくさんいたので、けっこう緊張した。お部屋が暑かったし、時間も短かったから、なかなか描きにくかった。

で、描き終わったあと、クリスマス・イブの銀座中央通りの歩行者天国を、上半身裸の「くまさん」といっしょに練り歩いたのだった。
なぜかわたしは人形をかかえて、みちゆく人々に手を振ったりしながら。ティファニーの前で記念撮影してたら、通りすがりの人たちに携帯で撮られたりして、いま思い出すと、まぼろしのようだ…。

そして、展示は無事(いや、無事ではないな、いろいろあった)終わった。たまたま来てくれたお客様に手伝ってもらって(わたしはいつもこんな調子だ)、もたもたしながらもどうにか撤収完了。あっという間だったけど、まさに今年のまとめにふさわしい、めちゃくちゃな展示だった。
こんな忙しい時期においでくださったみなさま、どうもありがとうございました!

今回は人形が好評で、みんな抱きついて写真撮影してくれたりして、うれしかった。
絵の方は、完成してみても、やっぱり人形には負けてたなあ。
たぶん、わたしの中で、これを作りたいというモチベーションというか、必然性のようなものが、絵よりも人形の方に、より強くあったのだと思う。

今回も、また課題がいろいろ見つかったし、次にやりたいことも出てきた。
来年の展示の予定は、今のところ1/11~の「マッチ展」(オーパギャラリー)だけだけど、友人もふえたし、来年もまたいろいろやれると思う。自分でも楽しみだ。

明日、ボディ・ペインティングやります

今日は夕方からギャラリーに顔を出して、立ち話してるうちに、明日、ボディ・ペインティングをやることになりました。
…えーと、念のため、わたしはペイントされる人ではなくてする人です。

今回ご一緒に展示させていただいた綱島ヒロユキさんの、おともだちの、「くまさん」のおなかをキャンバスにして、おえかきします。

みんなもよかったら、みにきてね~
なんだか今週は予想外のことが次々と起こるなあー。うーん、なに描こうかな~。

やっと完成…

夕方ころにやっと完成。やれやれだ。
イラストっていうか、これはほとんど壁画かな。お風呂屋さんの富士山みたいな絵。
ヘタクソだけどインパクトはあると言ってもらった。
今回はインパクトを出すのが目標だったから、まあいいか…。
展示期間はあと三日しかないのだけど、出来上がらないよりは、出来上がって良かった。

ライブペインティング

今日は午後からギャラリーでライブペインティング。なんだか…意外に…好評かも?

ギャラリーは、広いし、静かだし、暖かいし、照明もちょうどいいし、乾燥してるから絵の具がすぐ乾くし、それに平日ですいてたし、非常に快適に描かせてもらった。
ええ、ええ、わかってますとも、未完成のものを人前にさらすなんてプロ失格だ。
でも、考えてみれば、描いてる途中を見られても、べつに恥ずかしくはないかも。ときどきお客さんとおしゃべりしながら描くのはとても楽しかった。かえって集中できるし、クセになってしまいそうな予感。。。危険だ~

わたしはふだんは家でひとりで描いていて、それが当たり前だったが、モデル使ってる人はまったくおしゃべりもせずに描くわけではないだろう。
セツに行ってた時は、周りに生徒がたくさんいるなかで描くのがイヤだったけど、ライブペインティングは、いいもんだ。ということがわかった。

はじめからライブでやるつもりで計画すればいいんだよなあ。
わたしの絵は、派手なアクションはないので見ててもさほど面白くないと思うけど。

で、今日も描き終わらなかったので、引きつづき明日もやります。
…こんなに時間かかるんじゃ、初日に間に合うわけがなかった。ほんとにダメだ。あさっては土曜日でお客さんも多いだろうから、明日はなんとか仕上げないとね。

シェイプト・キャンバス

19日からの展示にむけ、立体1点と、横幅4.5mほどの絵1点を鋭意制作中。

まず立体について。
立体と言っておいてなんだけど、作っているうちに、これは立体というより、シェイプト・キャンバスに描いた絵じゃないかという気がしてきた。
そういえば夏にMOMAに行ったときに、リチャード・セラの彫刻をみて、曲面に絵を描いてみたいなあ、と思ったんだった。

絵について。とにかく大きな絵なので途方にくれた。
いやいや、小さい絵をいくつか展示するんでも良かったし、大きな絵にすると決めたのはわたしだから、自業自得なのだが。(4.5mの絵なんてとてもじゃないけど運べないので、分割して描きますが)

いつものわたしの絵は、画面が大きくても小さくても、ほとんど線幅が一定で、そのせいで絵が大きくなると人物が小さくなっていた。(細い線で大きな人物を描くと、要素が少なすぎて画面がもたなくて…。)
それで、今回は、太い筆で描くことにした。←単純だけど、意外に難しいのだ。
物理的に、細かく描いてたら間に合わないというのもあるんだけど。

イラレでいったら「線幅も拡大縮小する」にチェックを入れるようなもんだ。
フォトショでいったら、ピクセル数は同じままで拡大するようなもんか?(泣)
筆で描くけど、絵柄的にはいつもパソコンで描いてる方に近くなる予感。
しかし、部屋がせまいよー!5mの壁が欲しい。

『ようこそ先輩』展、搬出

あっという間に最終日になった。
搬出に行く前に、オーパ・ギャラリーの山口マオさんの個展に行った。
そしたら、ご本人がいらっしゃっていて、ドキドキ。
一緒に行った友人Kがサインをお願いしたら、サインというかイラストをサラサラッと描いてくださった。描いてる様子を間近で見られて感動。

搬出後は打ち上げ。大きな荷物をそれぞれ抱えて居酒屋へ。
みんなイラストレーターなので、絵で筆談しながらおしゃべりして楽しかった。

会期中足を運んでいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
見にきてくださる方がいることで、自信を持つことができるし、自信をもつことは、絵を描き続けるために何よりも大切なことだと思います。

しかし、今回は本当に、課題がたくさん見つかった。
作品を作品として成立させるという最低限のことはできていると思う。
自分の作品だけで個展をすればそれなりにまとめることもできたし、わたしの作品にはわたしなりの良いところがあると思うけれど、やはり、先輩の作品と並べて展示すると、小さくまとまってしまっているのが一目瞭然だった。

こんなふうに直接的に比較できる機会はそうそうないことなので、本当にショックだったし、かなり落ち込みもした。意識が内側に内側にとむかいすぎてしまって、見る人に効果的にアピールしようという意識が足りなかったと思う。

絵自体も、わかる人にわかれば良いという甘えがあった。
次の段階に進まなければいけない。
もっといろんな人にわかって欲しいという欲を持っていいのだ。自意識過剰な自分がイヤになってしまったりもするけれど、作品を世に問うからには、中途半端にアピールを押さえたら、すべてが無駄になってしまうのだと思った。