イラスト」カテゴリーアーカイブ

絵、音楽、小説

今日はイラ通展の在廊当番。
京都で活動されているイラストレーター、タケウマさんとご一緒だった。
わたしは、今、ミステリーズ!で石持浅海さんの小説の挿絵を描いているが、タケウマさんも石持さんの挿絵を描いていて、わたしの大学時代の同期、Ryu Itadani君も石持さんの挿絵をしてるそうだ。

3人のイラストの、ぱっと見てすぐわかる共通点は、下書きをパソコンに取り込んでフォトショップで仕上げた線画であること。つまり描き方が一緒ってことだ。でも作風はもちろん全然違う。Itadani氏はポップでエネルギッシュだし、タケウマさんはシックでおしゃれで、

わたしのは(   )で(   )だ。…空欄に適当な語句を入れよ。

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そうこうしているうちに、絵と音楽のコラボをしたいとおっしゃる方々が突然やってきて、わたしとタケウマさんのインタビューを録音して行かれた。
絵に音楽をつけて(!)、そのうちインターネットラジオで公開するとか…。楽しみ。でも、インターネットラジオって何ですか?

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で、夜はまたまたDRIFFSHOESのライブ(渋谷WASTED TIME)。
今回のドリフシューズはムーさんとA1さんの2人組になっていて、前より落ち着いた感じ。
「唯一のファン」に認定していただいたが、唯一のわけはないでしょう。今日はお客さんがいっぱい入っていたし、楽しかった。

DJ星野さんのパフォーマンスも久々だったし。
で、買ったばかりの前川さんの新刊「夏のしっぽ」にサインをいただいた。ただのファンじゃ。
大学の時の先輩が、ライブドアに転職して前川さんの携帯小説の担当をしてるそうだ。やっぱり世の中せまいのか?

夏のしっぽ

夏のしっぽ

    • 作者: 前川麻子
    • 出版社/メーカー: 講談社
    • 発売日: 2007/02/01
  • メディア: 単行本

イラストレーターだらけの飲み会

今日はギャラリーハウスMAYAの装画コンペ展をのぞいてから、オーパ・ギャラリーのオープニングパーティ。
はじめのうちは名刺を交換したりしていたが、しだいに寒くなって、それに人がいっぱいになってくると、なんだか逆に気力がなくなって、途中からぼーっと大福を食べたりしていた。
でも2次会に流れてアルコールが入ったらがぜんエンジンがかかって、最終的にはなかなか楽しかった。

仕事だと描きたいものが描けないと言ってるイラストレーターさんが多いが、わたしはなぜかわりといつも好きなように描かせてもらってるので、そういう面ではめぐまれてるのかもなあ、とあらためて思った。
まあ、そもそも仕事じゃなきゃ描かないし、描きたいものもとくにないし。

層が厚い…

明日から表参道のオーパ・ギャラリーで開かれるグループ展、「イラストレーターズ通信原画展」に参加するため、作品を搬入。
今回は、去年『別冊宝島 僕たちの好きなゲド戦記』のために描いた絵を、PCで描いたため原画がないので、プリントアウトしたものを出品した(販売もします)。

会期を2回にわけて、50人くらいの作家が1点ずつ作品を持ち寄るわけだけども、なんちゅうか、イラストレーターというのは、いるとこにはたくさんいるもので、こういう状態を、「層が厚い」というのじゃなかろうか。
層の外にいる人から厚く見えるか薄く見えるかは知らないが、層のなかにずっぽりはまってしまうと、うーむ…。

いろんな作品がそろっているのでイラストに興味のある方は楽しめると思います。(わたしは12日の11~15時にギャラリーにいる当番になってます。)

僕たちの好きなゲド戦記

僕たちの好きなゲド戦記

  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: ムック

インクカートリッジ

プリンタのインクカートリッジ代はバカにならない。で、全色セットだと多少割安になるので時々まとめ買いする。

しかしブラックの減りが早いのはあたりまえとしても、どうしてなのかシアンだけがなかなか減らない。そしてシアンの箱だけがだんだんと増えていく。
わたしはたしかに赤とかオレンジとかの暖色系が好きではあるが、そんなに、青系の色使ってないかなあ???それともシアンってもともと減りにくい色なのかな。

マゼンタが余ってしかたない人とかいるなら交換してもらいたいものだ。
または同色3個組とかでインクを販売してほしい。

ケーキ、絵、音楽

“Konditorei SPIELEN”の紙袋のイラスト追加のため、ケーキをスケッチに行き、まだお店では出していないという、スフレをいただく。
たいへん不思議な食べもので、とても絵には描けません。

それから、樋上公実子さんの個展に行った(ピンポイントギャラリー)。
偶然なのだけど、わたしは樋上さんのお菓子のイラストが好きで中高生の頃、MOEに載っていたイラストをよく凝視していたものだった。

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それから、前川さんの現ご主人・ムーさんことナカムラテツオさんとそのお仲間の新バンド、DRIFFSHOESのライブ(渋谷WASTED TIME)。
ドリフだから5人組なのかと思っていたら4人組だった。
カッコよくて楽しくてあっという間に終わってしまったが、ブッキングを担当している前川さんはまだまだ不満みたいだった。(前川さんは、長さんの役はムーさんだと言ってたけど、じつは前川さんなのでは…。)
わたしは、すごくよいライブというのを見たことがないのでわからないが、DRIFFSHOESがめざすのはかなり高いとこなのだろう。
これを機にちょっとライブハウス通いでもしてみようかなと思ったり。

気分

わたしは、絵で自分の気持ちを表現するのには全然興味がない。
挿絵に限らず、オリジナルの絵でも、描きたい感情というのはとくにない。だからあんまり自己表現しているという感じはしない。

それでも作品をみると人格がダダ漏れになっている気がする。
わたしが描きたいのは気分とか雰囲気とかだなと思うのだけど、気持ちと気分の違いををうまく説明できないなあ。

仕事納め

一年ぶんの日記を読み返してみた。今年ずっと考えていたテーマは、わたしは自分の原画をお金と換えることができるのか、ということだったみたいだ。
で、結論としては、今の段階では「できない」。
わたしはまだ、モノとしての絵を商品として割り切ることができない。(ふだん仕事でパソコンを使って描いている絵には、もともと原画にあたるものがない)

絵を描いていて一番すばらしいのは試行錯誤して描いている「時間」であって、描きあげてしまったものはただの残骸だから、どうでもいいという考えもできる。
また、お世話になった人にさしあげてしまいたくなる気持ちもとてもよくわかる。わたしの絵がいろんな場所に飾られていたら、すごく幸せなことだとも思う。
その絵を見てわたしの絵を知ってもらえるチャンスも広がるかもしれないし。
それはわかっているけど、これはわたしにとって、守らなければならないことだ。

ギャラリーの方に相談したら、「絵はタダであげないほうがいい、それは絵の価値を下げることになるし、自分でお金を出して買ったものは大事にしてもらえるから」と言われた。
たしかにその通りだろうなと思った。
でも反対に「お金を払って買ったのだから、どう扱おうと買った人の自由だ」という考え方もある。ふつうの場合はこっちが多いのではないだろうか。

でもわたしは描いた絵はほんとに自分の一部のような感じがしていて、お金がどうこうじゃなく、大切にしてもらいたいだけなのだ。
自分の絵は誰かに大切にしてもらうだけの価値はあるのだと思っていたい。ネットオークションとかで売られたりしたら寂しい。

いくら大事に扱っていても、絵が傷んでしまうのはある程度仕方がないけど、だからほんとうに、気持ちひとつの問題なのだと思う。
それを望むのは、絵描きの分をすぎたことなのだろうか?わたしが考え過ぎてるだけなんだろうか?重いですかねえ…。

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とはいっても、自宅に絵を置いておくと、ほんとに邪魔なんだけどね。

これでほんとにひと段落

先週から少しずつ書いては出ししていた個展のお礼状をやっと全部書き終えた。
ハガキの絵は描き下ろし。クリスマス前に間に合って良かった(自己満足)。
記帳していただいたのに、お名前や住所が判読できなくて出せない方もいて、これはもうどうしようもないんだけど、なんだかすみません。
年賀状はこれから。なに描こうかなあ。

千秋楽

個展が終わってひと段落。というかボー然…。明日からはどっちに向かって行こうか。
今日は途中で頭が混乱してお客さんの人数が数えられなくなってしまった。人違いをして、パニックになったり…。だめだこりゃ。
ひきこもりのわたしがここのとこ毎日ずっとしゃべっていたせいか、終わってもついついひとりごとが出る…。

個展をやるのは一般的にお目出たいことであるらしく、お花や食糧やお酒などをたくさんいただいてしまって、しまいにはまるで「岩清水さやかをさらに太らせる会」のような様相を呈していた。
いやもうほんとに申し訳ありません。

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しかし、もっとブレイクしなきゃいかんなと思った。がんばってどうにかなる問題じゃないけど。でもまあ内的なタイミングとしてはすごく良いときに個展をやれた。
こんな年末に来てくださったみなさま、忙しい時期にご迷惑をおかけしたみなさま、ほんとうにどうもありがとうございました。
次回があるとすれば何年か後の春。次の段落の終わりの頃に。

5日目

もう12月なんだなあ。
今年の目標はだいたい達成したかな。
今日来てくださったみなさま、なんだかばたばたしてしまってすみません。
さー、明日で千秋楽だー。

4日目

値札もつけてないのに、絵が欲しいとおっしゃる方が何人かいて驚いた。
わたしの絵を買いたい人がいるんだなあ。

だけどあの絵はみんなわたしが自分の好きなようにてきとうに描いたものだから、知らない人に売ってお金に替えるのはどうも違う気がするので、売るというよりは、 わたしからお願いして預かっていただけないものでしょうか。

自分の部屋に置いておくともう他の絵を描かなくなってしまいそうだし。
作品数がもっと増えたらあるいは考えが変わるかも知れませんが、とりあえず、絵が欲しいという方は恐れ入りますがまずはわたしとお友達になってください。

今日来てくださったみなさま、お忙しいところどうもありがとうございました。

3日目

昨日はけっこう飲んだ。そのあと仕事したけどちょっとだけ眠れた。
毎日ギャラリーに行くってけっこうたいへんだった。
東京MXテレビにDMハガキの絵が出てたという話は本当なのかしら。
今日来てくださったみなさま、なんだかいろいろお話が出来てよかったです。

2日目

どうも「壁」という、搬入直前に30分のやっつけ仕事で描いた絵が一番好評のようだ。
展示情報をのっけていただいたらしい読売新聞を買い逃した。

今日来てくださったみなさま、寒い中どうもありがとうございました。

初日

たまっていた仕事を終わらせて気がつくともう出かける時間だった。
顔がむくんでいるけれどしかたがない。
天気が悪いけど雨は止んだし暖かいからよしとしよう。

今日来てくださったみなさま、わたしなにか失礼なことなかったですか?