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ウェルカムボードに再挑戦

今週も大鹿さんのお絵描き教室に行った。
今日は公園に出かけて水彩でスケッチ。こんなのセツに行ってたとき以来だ。
あのころは絵を描くたびに自信をなくして落ち込んでいたっけ。
今だってそんなにうまくなってないけど、とても楽しかった。これからときどきスケッチもやってみたいなと思った。

帰りに妹と妹のフィアンセ氏と会い、夕飯をおごってもらいながら、結婚式の席次表やらウェルカムボードやらの制作を引き受けたのでその打ち合わせ。
キラキラでファンシーでラブリーなウェルカムオブジェ(?)になる予定。
ウェルカムボードについては以前にこの日記でクソミソに書いたことがあるが、あれからわたしもだいぶ大人になった(笑)。(今にして思えば、あのときはようするに、描いた絵を、友だちとはいえ他人にあげてしまうのがイヤだったのだなー)
そういえば、あきさんによればニューヨークにはウェルカムボードはないそうだ。あれは日本独特の風習なのか?

自己暗示からの自由

一般に女の人はテレビやパソコンの接続が苦手だと思われがちだし、実際そういう人は多いのだが、あんなのは学習すればそんなに難しいことではない。

「できないー」と言ってる女の人は、
1)もともと覚える気がない
2)できないと思い込んでいる
3)覚える機会がなかった
4)できるけどできないふりをしている
5)ほんとうに能力がない(でもこれは少ないと思う)
のどれかだろう。

いずれにしても、面倒くさいから誰かにやってもらいたいという依存心と、できないほうが女らしいからという価値観が背後にあるのだと思う。
でも、そういう女の人ってたしかに可愛いし、個人個人の生き方の戦略もあるから、できないならできないでかまわないし、責めようなんて思わないけど、わたしが怖いのは「できない」と思い込んだせいでほんとにできなくなってしまうことだ。

たとえば絵が描けない人は、自分は絵は描けないという自己暗示にかかってしまっている。それで、絵を描くことに恐怖を感じているように見える。
誰も描くなと強制してるわけじゃないのに、描けなくなってしまう。
絵を描くということは、そういう自己暗示や恐怖から、いかに自由になるかということだ。自己暗示から解放されれば誰でもピカソになれるか、といったらそんなわけはないけれど、絵を描くこと自体は、誰にだってできることなのだ。
まあ、絵なんて描かなきゃ描かないで生きて行けるけど、描いたら楽しいよ。
これは、演劇でも、音楽でも、スポーツでも、なんでも同じことなんだろう。

政治的、社会的な圧力や、集団的な暗示(ジェンダーとか)や、置かれた環境や、戦うべきものはいくらでもあるけれど、けっきょく、一番やっかいで、最後まで自分を解放してくれないものは、ほかでもない、自分自身のなかの思い込みなんだと思う。
わたしも、まだまだ、いろんな恐怖や暗示にとらわれていて、がんじがらめになっていて、きゅうくつできゅうくつでしかたがない。

そこから少しでも自由になりたい。

勝手な解釈

セツモードに行ってたころ、わたしは絵描きになりたいとは思っていなくて、真面目に通ってなかったし、意識が低すぎてろくな絵が描けなかったのだけど、いまにして思えば、学んだこともあった。

デッサンの授業のモデルも学生だったから、いろんな変わったポーズをしてくれた。それをいろんな角度から見て、紙にうつすと、ほんとにとんでもない形になる。
セツ先生は、いつも学生たちよりもずっと楽しそうにデッサンしていて、頭で考えたものには限界があり、実際に目で見たものから発見することは、無限で、ほんとうに面白いというようなことを言っていた。
よく理解できないまま、なるほどそういうものかもなあ…と思って心に刻みこんだが、わたしは、まったく逆に、実際に見たものでなくても、多少デッサンが狂っていても、人間というのは、手足と頭がついていれば、人間に見えるものなのだなあとも思った。

デッサンが狂うのが怖くて絵が描けなくなっていたので、ちょっと勇気が出た。怖がっているとつい頭で考えてしまうし、自分で限界をつくってしまうことになる。

そんな勝手な解釈が、じつはいまのわたしの絵の描き方の基本にもなっている。
わたしはスケッチもめったにしないし、目で見たものをそのまま描くことは少ない。
ジャングルにも鍾乳洞にも江戸時代にも行ったことがないし、実際に見たことがなくても描けなければ、小説の挿絵なんかできない。

かえって、実際に見たものは、その印象が強すぎて引きずられてしまうので、しばらく頭のどこかに眠らせておいて、絵が浮かんでくるまで気長に待つ。
感動したものであればあるほど、いったん冷静にならなければ描けなかったりする。
それで実際見たものと違ってしまったとしても、絵なんだから、まあいいかと思う。

もちろん、自分の目で見ることをおろそかにしているわけではなくて、ほんとうに印象が強かったものは、しばらく忘れてしまっていても、いつかなにかの拍子にふっと思い浮かんで、その世界に包まれるような感覚になる。
その感覚さえつかめたら、細かいところは資料やなにかを見て描いてしまう。

たとえばジャングルの絵も、ジャングルの絵であることにはさほど意味がなく、どこか別のところで感じた感覚を描いているのだろう。
少なくとも、わたしは絵を描くのにとくに想像力は使ってないつもり。
だからふだんからなるべくいろんなものを見ておきたい。特別なものじゃなくても、身のまわりのものでも、よく観察しておきたい。

セツ先生の言ってたのってこういうことかなあ…、なんて思ったりするけど、やっぱりちょっと違うかな。

わはは

今日は大鹿さんのお絵描き教室へ。
マティスみたいに、チョキチョキ切り絵。無心になれて、とっても楽しかった。

フィギュアスケート世界選手権の中継、ビデオはめんどうになってとらなかったけど、夜なべして作った応援旗、ばっちり映ってた。わはは。
でもあんまり効果はなかったみたい。あーあ。

ギャラリーめぐり

今日は在廊日だったので、STAGE 1ギャラリーに行った。
おいでくださったみなさま、ありがとうございます。

途中、今回一緒に出展されてる方が、別のとこでも展示してるというので、そっちを見に行き、ついでにお知り合いのギャラリーに連れてってもらった。ニューヨークのチェルシーみたいなビルに入ったところだった。
知らないと入って行きづらいけど、いろいろあるんだなあ…。
で、さらにいくつかギャラリーめぐり。(自転車を借りて、銀座の街を疾走。これは気持ちよかった。)銀座ってほんとにたくさんギャラリーがあって、そこで毎週どれだけたくさんの人が展示してるかと思うと、あたまがクラクラする。

夜は、オーパギャラリーの「イラストレーターズ通信原画展」のオープニングに顔出し。
今回もレベルが高かった。やっぱりみんな一番自信のある作品を出してるから。
でも、なんだか全体に不思議とまとまりがあって、おだやかな雰囲気だった。
わたしは、冊子に載せた絵の原画サイズが大きすぎて出展できず、すごく残念…。
イラ通展はどんどん発展していて、今日のオープニングも大盛況、マッチ展のオープニング並みに混雑していた。

2008.2.LOVE展、在廊予定

2008.2.LOVE展の在廊予定ですが、いまのところ、15日(金)の午後1時くらい~夕方くらいまで在廊する予定です。ほかの日にもできれば顔を出したいのですが、未定です。

ギャラリーは、昭和4年建造の、レトロで素敵なビルの1階に入ってます。
展示もいいんですけど、建物見るだけでもおもしろいです。むかしは劇場として使われてたらしく、なんとなくその名残があります。
東京メトロ有楽町線・新富町駅から、首都高を渡ってすぐのところです。
ではではどうぞよろしくお願いします。

やっぱりマイペースはよくない

今日はグループ展「2008.2.LOVE」の初日。
またしても直前にバタバタ搬入。
わたしのマイペースは人に迷惑かけるからだめなんだった。ということを思い出した。
しょっちゅう指摘されるのにすぐ忘れる。もう自己弁護のしようがない。

出品した絵は1枚だけで、画材は紙+アクリルガッシュです。
今回のお題は「愛」ということですが、タイトルはなぜか「鍾乳洞」。
鍾乳洞、行ったことないんだけど。
上下を逆さにしてもかまわない絵というつもりで描きました。

今回の出展者10人の中でわたしが最年少だそうで、ものすごく気がラクだ。わたしが一番ものごとを知らなくて当たり前なんだもん。今日もいろんなことを教えてもらった。
お客様で御年92歳の現代美術家の方がいらしていた。超お達者。
この世界には引退も定年もないからなあ。先はまだまだ長い。

大胆かつ繊細

きょうは大鹿知子さんのお絵描き教室に参加。
手元を見ないで描いたり、強い線・弱い線を描いたり、かすみ草を観察したり。
毎日描いてるうちに鈍感になっているような部分に、ハッと気づかされる。そのあと、大鹿さんと、パイプオルガン奏者の原田さんと、カラオケ。
お二人の10代のころの武勇伝を聞いたりして、楽しかった。

ナイトメア?

ボディ・ペインティングね。やりましたよ。
こりゃあ、なんちゅうか…、たぶんSM疑似体験だよなあ(笑)。
身体に絵を描かれる人はMなんだろうけど、描く人はSなのかな?と思ってたが、実際やってみたら、違った。観客に見られているという意味では、描く人はSと同時にMでもある。
まわりで面白がって見る人たちや、顔をしかめる人たちこそが、Sなのだ。
見るということは、サディスティックというか、暴力的な要素を持っている。
思ったよりも観客がたくさんいたので、けっこう緊張した。お部屋が暑かったし、時間も短かったから、なかなか描きにくかった。

で、描き終わったあと、クリスマス・イブの銀座中央通りの歩行者天国を、上半身裸の「くまさん」といっしょに練り歩いたのだった。
なぜかわたしは人形をかかえて、みちゆく人々に手を振ったりしながら。ティファニーの前で記念撮影してたら、通りすがりの人たちに携帯で撮られたりして、いま思い出すと、まぼろしのようだ…。

そして、展示は無事(いや、無事ではないな、いろいろあった)終わった。たまたま来てくれたお客様に手伝ってもらって(わたしはいつもこんな調子だ)、もたもたしながらもどうにか撤収完了。あっという間だったけど、まさに今年のまとめにふさわしい、めちゃくちゃな展示だった。
こんな忙しい時期においでくださったみなさま、どうもありがとうございました!

今回は人形が好評で、みんな抱きついて写真撮影してくれたりして、うれしかった。
絵の方は、完成してみても、やっぱり人形には負けてたなあ。
たぶん、わたしの中で、これを作りたいというモチベーションというか、必然性のようなものが、絵よりも人形の方に、より強くあったのだと思う。

今回も、また課題がいろいろ見つかったし、次にやりたいことも出てきた。
来年の展示の予定は、今のところ1/11~の「マッチ展」(オーパギャラリー)だけだけど、友人もふえたし、来年もまたいろいろやれると思う。自分でも楽しみだ。

明日、ボディ・ペインティングやります

今日は夕方からギャラリーに顔を出して、立ち話してるうちに、明日、ボディ・ペインティングをやることになりました。
…えーと、念のため、わたしはペイントされる人ではなくてする人です。

今回ご一緒に展示させていただいた綱島ヒロユキさんの、おともだちの、「くまさん」のおなかをキャンバスにして、おえかきします。

みんなもよかったら、みにきてね~
なんだか今週は予想外のことが次々と起こるなあー。うーん、なに描こうかな~。

不夜城と成城のあいだ

昨晩は、飲みに連れてってもらって、歌舞伎町の会員制スナックでオヤジに囲まれて演歌なんか歌っちゃったりして、かなり飲んだのだけど、終電で帰ってバッタリ寝たら、今朝は二日酔いもなくスッキリ目が覚めた。

そして、大鹿知子さんのお絵描き教室に初参加。紹介制で、ひっそり開かれている教室なので、詳しいことは書かないけど、絵がうまくなることが目的ではなく、生徒さんたちもいろんな職業で、左手で描いたり、目を使わずに描いたり、すごく面白かった。
それに静かでゆったりした時間は、とても心地よかった。

それから、大鹿さんのお友達のホーム・パーティにおじゃました。
成城学園前の、いかにもハイソなデザイナーズマンションで。
15人もの集まりだったのだが、みなさん素敵な方たちで、楽しかった。
1歩進むたびに、立ち止まって考え込まずにいられない人たちなのだと思う。
いきなり抽象的な会話をはじめてしまうような、生きづらそうなタイプ。わたしはそういうのはもちろん全然アリなわけだけど。ハイソとかなんとかは関係なく、ご同類は、居るとこには居るのだな…。

歌舞伎町も成城も、わたしには場違いなのだけど。

やっと完成…

夕方ころにやっと完成。やれやれだ。
イラストっていうか、これはほとんど壁画かな。お風呂屋さんの富士山みたいな絵。
ヘタクソだけどインパクトはあると言ってもらった。
今回はインパクトを出すのが目標だったから、まあいいか…。
展示期間はあと三日しかないのだけど、出来上がらないよりは、出来上がって良かった。

ライブペインティング

今日は午後からギャラリーでライブペインティング。なんだか…意外に…好評かも?

ギャラリーは、広いし、静かだし、暖かいし、照明もちょうどいいし、乾燥してるから絵の具がすぐ乾くし、それに平日ですいてたし、非常に快適に描かせてもらった。
ええ、ええ、わかってますとも、未完成のものを人前にさらすなんてプロ失格だ。
でも、考えてみれば、描いてる途中を見られても、べつに恥ずかしくはないかも。ときどきお客さんとおしゃべりしながら描くのはとても楽しかった。かえって集中できるし、クセになってしまいそうな予感。。。危険だ~

わたしはふだんは家でひとりで描いていて、それが当たり前だったが、モデル使ってる人はまったくおしゃべりもせずに描くわけではないだろう。
セツに行ってた時は、周りに生徒がたくさんいるなかで描くのがイヤだったけど、ライブペインティングは、いいもんだ。ということがわかった。

はじめからライブでやるつもりで計画すればいいんだよなあ。
わたしの絵は、派手なアクションはないので見ててもさほど面白くないと思うけど。

で、今日も描き終わらなかったので、引きつづき明日もやります。
…こんなに時間かかるんじゃ、初日に間に合うわけがなかった。ほんとにダメだ。あさっては土曜日でお客さんも多いだろうから、明日はなんとか仕上げないとね。

未完成

今日は『’07』展の搬入日で、例によってドタバタ。でも、絵は間に合わなかった。
なんとか意味は通じる形にして、展示するだけしたけど、とにかくザツ。
いつもの細い線なら気にならないのが、線が太くなったらダメだった。
立体の方は、今日あらためて見たらけっこう良かったので、並べるとザツさが余計にめだってしまった。
そういうわけで、明日直しにいくことにした。
地味~にライブペインティングやります。壁にかけてあるから、家で描くより描きやすいかも。
今日来てくれた方ほんとにごめんなさいごめんなさいごめんなさい!