韓国アート道中・6日目 個展はじまり

韓屋のゲストハウスは、昨日まで泊まっていたホテルよりさらに狭いけど、いい雰囲気。韓国の家の障子は、日本と貼る側が裏表逆で、家の外側に桟が見えるようになっていて面白かったです。
ただ、南京錠とネジで閉めるガラス戸の建て付けが悪く、部屋に蚊が入ってきて困りました(夜中に必死で仕留めました)。
とはいえオンドル+お布団は暖かかったし、バスルームは共同だったけどとくに問題なく、ほかにフランスから来たカップルが2組泊まっていて、朝食のときに英語で適当におしゃべりしたり、中庭でのんびりしたり、なんかいい感じでした。
フランス人に、韓国人と日本人は言葉が通じないのか?と聞かれたのにはびっくりしました。そっかー、西洋人にはそんなふうに思われてるんだなー。。。

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朝食後、少し曇っていたけど、ソウルタワーに行ってみようと急に思い立ち、麓まで行ったら月曜日はロープウェイ乗り場行きのエレベーターがお休みで、乗り場まで階段で登りました。
ロープウェイで南山の上に行くとやっぱり霧が出ていて、少し迷いましたがせっかくここまできたので、タワーにも登りました。あまり遠くまでは見えなかったけど、雲の中に街が浮かんでいるみたいで、とくに漢江にかかる橋が光に包まれてぼうっとしているのがきれいでした。
驚いたのはトイレ。一面ガラス張りで、ソウルの街を見下ろしながらパンツ下ろすというめずらしい体験をしましたよ。

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昼頃ギャラリーで李奈珍さんと小さい娘さんと会い、近所の通仁市場でカリっとしたトッポッキ(辛いのと醤油味の)と、何かお肉っぽいのをエゴマの葉っぱで巻いたもの(おまけにつけてくれた)と、ピンデトック(緑豆のチヂミ)を食べました。町中で気軽に食べられる軽食がいろいろあるのはうらやましいです。一人だったら店内で食べる度胸はないですが。。。
それからタクシーで大きなスーパーマーケットに行き、お土産のお買い物。目新しい物がたくさんあって、いろいろ食べてみたかったけど、パッケージをみても味の想像ができないし、荷物が多くなりすぎても困るので、ちょこっとずつ、いろんなものを買い込みました。

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ギャラリーに戻ると、アートフェアが昨日で終わったばかりでお疲れのところ、社長さんがフェアから持ち帰った作品や、「YIAF※」に出展していて戻ってきた作品などをディスプレイしてくださっていました。輸送の関係で小さな作品ばかりでしたが、数が思ったより多かったので、二段に並べたり、なかなか賑やかな展示になりました。
ギャラリーの入り口横には大きな横断幕を飾っていただきました。すごーい(≧∇≦)
個展は、イラストの展示も合わせるとこれで7回目になりますが、今までは、絵に自信がないのでインスタレーションとかオブジェとか作って力技でごまかしてる部分がありました。今回はオブジェを送れなかったので、初めて、絵だけの展示になり、それでもどうにか形になったので、少し自信になりました。

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わたしもタイトルのシールを貼ったり、グッズを並べたりしました。グッズ用に用意していただいたテーブルは、副社長さんのご主人(大韓航空のパイロットで、ベストセラーの本も出版されているそう。一冊いただきました)が趣味で作ったものだそうで、おしゃれな上に使いやすかったです。

※YIAF(麗水国際アートフェスティバル。帰国してから検索したところ、9/9〜29まで行われた公募展らしい)にも出展させていただいたそうです。
おみやげに、分厚くて見応えのある展覧会カタログをいただきました。こういう本に載ってると、なんだか元の絵より格調高く見えます。笑
テーマは記憶・調和・情熱で、わたしの絵は情熱のページに載ってました。情熱とな。。。
絵画中心だけど書道とか工芸とかもあって、たくさんの韓国作家の中にちょろちょろっと外国人もまじっていました。たぶんここに入れてもらえたのは外人枠のおかげかなー。

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夕方、郵便局に行き、李奈珍さんは個展の作品を、わたしは爆買いしたキャンバスやお土産を、それぞれ日本にEMSで送りました。量が多かったので、郵便局が閉まる間際に慌てて梱包したりラベルを書いたりと、大変でした。でも郵便局の人たちは親切だったし、日本から韓国に送るより料金がずっと安くて、クレジットカードも使えて、複数口割引もできるというので驚きました。
(しかも19日の朝には自宅に届きました。早っ!)

夕食はまたギャラリーでパーティをしていただき、社長さんが次々とチヂミを焼いてくださって、社長さんのお友達のお医者さんと、副社長さんのご主人もみえて、にぎやかに中華料理を食べました。マッコリも美味しかったです。
なんだかストッパーがはずれてしまって、毎日美味しい物を食べまくり、日に日に明らかにムクムクとむくんでいて、帰国後に体重計に乗るのが怖いです。

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韓国アート道中・5日目 美術館・ギャラリーめぐり

ここにきてやっと英語が口から出てくるようになってきて、日本語と混ぜて、なんとなく街の人と意思疎通できるようになってきました。韓国語のほうは、日本で展示の準備をしながらYouTubeで繰り返し韓国語講座を聴いていたけど、付け焼き刃ではやっぱりとっさに出ません。

7年前に感動したトーストがまた食べたくて、朝イチで東大門に行きました。
お店の名前は忘れていたけど、求めていたのはisaacのトーストでした。たまごとハムとキャベツとチーズがパンにはさまっていて、甘しょっぱくてあつあつで最高でした。場所はたぶん変わってないけど建物は変わっていて、店先には以前は無かった日本語のメニューがありました。
実は昨日の朝、明洞の両替屋さんに行き、その並びのお店のトーストを食べてあまりピンとこなかった、、、という経緯があり、やっと懐かしい味に出会えて嬉しかったです(でもどっちのトースト屋さんも日本人や中国人の長〜い行列ができていました)。

そしてトースト屋さんのすぐ近くにあるザハハディドの建築・デザインプラザを見に行きました。
ここは7年前にはちょうど工事中で、スタジアムかなにかを作っているのかな〜と思っていましたが、巨大なアートホールだそうです。でかくて変わった建物だけど、まわりのビルもわりと未来っぽいので、意外と街に溶け込んでいるような気がしました。ナムジュンパイクの展示をやっていたけど、朝早すぎて見られず、残念でした。

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それからホテルをチェックアウトして、現代美術館の裏手にある古い韓屋のゲストハウスというか民宿に移動して荷物を預け、雨がぱらついていたけど、今日一日は美術館めぐりにあてることにしました。

景福宮をはさんでZainxenoギャラリーと反対側にあるエリアは、現代美術館や、大企業が運営している大きなギャラリーが集まっている場所でした。質、量、ともにものすごかったです。KIAFで見たのよりももっと幅広く、ダークな作品や社会問題を扱った作品もたくさんありました。
美術館は順路の表示がないから自由に見られました。でも、街中あちこちに親切に日本語の案内書きがあるのに、現代美術関係の場所には全然ないのは残念でした。日本人観光客はあんなにいっぱいいるのに、みんな現代美術には興味ないんだろうなあ。

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現代美術館はアートウィークで無料。かなり大きなインスタレーションやメディアアートを展示していました。すぐ隣にあるアートソンジェセンターの展示も良かったです。

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ギャラリーは、行き当たりばったりにちょろっと歩いただけでも20箇所くらいは回れてしまう感じで(一応、無料配布のガイド雑誌を持ち歩いてましたが)、あまりにも多すぎてとても全部は回れないし、だいたいどこも階段があって何フロアか使って展示をしてるので、坂道と階段でへとへとになりました。古美術やデザインのギャラリーもあったけど現代美術のところが多くて、大好きなカプーアの個展も見れたし、Kumho Museumで見たMin Joung-Ki展がとくに印象に残りました。

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このあたりは、坂の両脇におしゃれなカフェや洋服屋さんもたくさんあって、もっと時間があればあちこちのぞいてみたかったです(洋服屋さんは派手な柄物が多くて、東京的なシックな感じよりもわたしは好きです)。
休憩に食べた韓国式のかき氷(流行ってるらしい)がやたらと美味しくて、わたしは冷たい食べ物がそれほど好きじゃないから避けてたんだけど、こんなことならもっと早く食べておけば良かったと後悔しました。

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景福宮の敷地内にある古宮博物館や市庁の近くの市立美術館はアートウィーク関係なしに無料でした。気前が良いなあー。。。

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古宮博物館の展示は本当に素敵で、宮殿にたくさん貴族が整列している様子を描いた屏風とか巻物、先日感激した王座の背景の山の絵(日月五峰図)など、じっくり見られました。日月五峰図は左右対称に山が五つ並んだ後ろに、左に月、右に赤い太陽が描かれていて、この月と太陽の表現は日本の富士参詣曼荼羅とよく似ていると思いました。
今日見たところはどこも、日本の美術館みたいなお客さんをたくさん集めるのを狙った企画という感じがなく、混雑もなくゆっくり見られました。無料だからかもしれないけど。

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夜はまたトーストが食べたくなってisaac(朝とは別の店舗)に行きました。誰も並んでなくてすぐ食べられましたが、なんとなく並んだほうが美味しい気がしました。いや美味しかったですけど。新大久保にも店舗があるらしいので、今度東京に出たら行ってみようっと。
街のあちこちにあるジューススタンドも、1500ウォンくらいで美味しい生フルーツのジュースが飲めて、とても気に入りました。いろいろ試したけどキウイジュースが好きだったな〜。
デザートに、屋台でフナ焼き(サクサクと軽くてあんこもそんなに甘くないタイ焼き的なおやつ)を買って食べました。1000ウォンで3個入りで、なかなかのボリュームでした。

***

日本のアートは韓国に負けている、それは国や企業の理解と支援が少ないからだ、という話をよく耳にするし、実際に見て、確かにそのとおりなのだろうと思いました。
でも、そもそもアートって個人的なものだと思うので、国別に対抗意識を持つことに意味があるのか疑問に感じてしまいます。
まわりの環境によって作風は変わるから、当然生まれ育った場所の影響は大きいし、国ごとに作品の傾向に特徴があるのも事実です。
だけど、わたしの作品の世界はわたしだけのものだし、ひとりひとりの作家がそれぞれ違う世界を持っているんだから、国とかの枠組みは関係ないんじゃないかと思います。
まあ、こういう個人プレー意識のせいで、支援が得にくいのかもしれないし、競争にも負けるのかもしれないけど。。。

韓国アート道中・4日目 イメージの強度

毎晩、社長さんがアートフェアの後にギャラリーに来て少しずつ展示の設営をしてくださっていました。自分でディスプレイするのと違って、空間の生かし方がとても面白いです。

本当は今日から個展の予定でしたが、フェアが終わってから本格的に始めるということで(日本では考えられないフレキシブルさ)、午前中はギャラリーに行って絵の続きを描いていました。
描いてる途中、まだ朝だったのに、ふらりとカップルのお客さんが入ってきて焦りました。でも二人でなにか話しながら楽しげにゆっくりとみてくださいました。
結局、韓国に来てから小さい作品を6枚仕上げて、どうにか格好がついたので残りの2枚はあきらめました。

午後から、コソクターミナルという駅で李奈珍さんと待ち合わせして、大きな画材屋さんに行きました。早めに着いたので駅のまわりの大きな地下商店街を探索しましたが、激安の衣料品のお店がずらりと並ぶ中、インテリア店が集まった一角があって、現代美術もどきとかゴッホもどきとか、安い絵(けっこう大きいのもある)が山積みになっていて、しかもバンバン売れていました。
李奈珍さんに聞くと、こういう絵はカフェとかお店のインテリアとして使われるそうで、出来のよくない絵のことを「コソクターミナルで売られている絵みたい」と言ったりするのだとのこと。
日本のお店だったら絵じゃなくてプリントのポスターとかが飾られている場合が多い気がします。たとえ安物でも韓国には絵を飾る文化があるんだなあと思いました。

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画材屋さんには、大容量のバケツ入りの絵の具とか、太いヘラみたいのとか、大きな作品用の画材がたくさんありました。それに張りキャンバスが安くていろんな形のがそろっていました。
悩みに悩んだあげく、キャンバスを20枚近く爆買いしてしまいました。これだけ描いたらまた個展ができるくらい笑。
それに葉っぱをたくさん漉き込んだ面白い韓紙も何枚か買いました。
店員さんも親切で、日本の絵の具はクサカベとホルベインのを置いていると言っていました。わたしはターナーのアクリルガッシュ一筋だから買わなかったですが。

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大荷物を抱えてギャラリーに戻り、李奈珍さんと絵についていろいろ話しました。体力があるうちに100号以上の絵を描いたほうがいい、大きな絵を描くとその前後で描き方が変わる、とか。
李奈珍さんはわたしより年下なのを気にして(韓国人は年上にとても気を使うらしい)わたしに対して敬語がうまく使えてないんじゃないかと言うんだけど、そんなこと全く気にしたことないし、同じアートラボ作家なんだから同じでいいのではと話しました(アートの世界では彼女のほうがずっと実績があるんだし)。だけど韓国の人たちがそんなふうに年齢を気にするのだとすれば、こちらからはいったいどうやって気を使えばいいのか(敬語どころか言葉が通じないのに)ものすごく難しいんじゃないかと思いました。

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夜は、明朝帰国する森下さんと菅間さんを囲んでギャラリーでパーティ。
韓国風中華料理(甘辛い味つけ)の出前をとって、成田で買ってきた久保田万寿で乾杯しました。森下さんたちが可愛いケーキを差し入れしてくださり、まるで誕生日会みたいに、ろうそくの火を吹き消しました^^
それから管間さんが作ってくださったアートラボの新しいHPを見ながら、他のアートラボ作家さんを社長さんに紹介したり、いろんな話をしながら、とても幸せな気持ちになりました。

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わたしは大学で美術史を専攻したとはいえ、実技教育はきちんと受けていないし、ヘタクソだし、自分の作品を分類するとすればアウトサイダーアートなんだろうなと思っています。
韓国は技術的にかなりうまい作家ばかりのような気がしたので、こうしてわたしが展示をさせてもらえているのがとても不思議だったのですが、「イメージの強度」はある、と言っていただけたので、そのことについてこれからよく考えてみようと思いました。

韓国アート道中・3日目 歴史のこと

午前中は、道ばたとか地下鉄の通路とかで買った珍しいお菓子や薬飯(甘くて超美味しい)、コンビニ海苔巻き(辛い)をつまみながらホテルで絵の続き。

午後から観光にでかけました。
7年前にはじめてソウルに来た時は、古いイメージをもっていたので、想像以上の大都会ぶりに、失礼ながらびっくりしましたが、今回はそのときよりももっと街に活気がある気がしました。
景福宮のまわりは韓国の伝統衣裳を着た観光客がいっぱいいて、とても華やかでした。
とくに、王座の後ろに飾ってある山の絵がとても素敵で感動しました。
その流れで景福宮の敷地内にある民族博物館を見学。民芸品、陶器、伝統の衣服や生活様式などの展示、昔の活字や、古い美術品、トーテムポールみたいなユニークな表情の木彫り、古い建物など。かなり興味深かったです。

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Zeinxenoギャラリーのある場所は、景福宮の西側、西村(ソチョン)というエリアで、表通りには食べ物屋さんやおしゃれな小さいお店やギャラリーがたくさんあって、裏路地をのぞけば古い家並みが見える、散歩するのがとても楽しいところでした。(帰国したあと実家に行ったら、ちょうど母がこの西村を舞台にした韓流ドラマを見てた笑)

夜はギャラリーの社長さんと李奈珍さんとサムギョプサル屋さんへ。
韓国と日本は歴史認識に違いがあるが、私たちはその中間で行きましょう、という話をしていただきました。
それで改めて思ったのは、その歴史についてほぼ何も知らないということ。
今の学生はどうだか知らないけど、わたしが学生のころは、朝鮮半島というと、馬韓辰韓弁韓・楽浪郡・高句麗・百済・新羅・渤海・高麗青磁・李成桂・訓民正音・活字の発明・両班・文禄慶長の役などの言葉を知っていればいいという感じでした。近現代史については、一応ひと通りは勉強したけど大学入試にあまり出なかったからちゃんと覚えていないし、大学生のときに朝鮮半島の美術について調べようと思っても資料をほとんど見つけられなかった記憶もあるし。。。
今はネットがあるから、検索すればすぐに、例えば今日見た景福宮も豊臣秀吉や日本軍に破壊されて再建されたものなのだということがわかって、複雑な気持ちになります。
でも過去に日本人が韓国だけでなくアジアの国々でやったひどいことにどう向き合うべきかは、よくわからないというのが正直なところです。

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韓国アート道中・2日目 KIAF見物

ちょっと寝て起きて、狭いホテルのベッドの上にトランクを乗せて机代わりにして、絵の続き。
日本から運んできた荷物のせいで腕が筋肉痛。。。

昼頃、地下鉄に乗って自力でKIAFの会場に行きました。
7年前にソウルに遊びに来たときは地下鉄の駅に英語や日本語の表示がなくて不便だったけど、今回はわかりやすい表示があって、ハングルが読めなくても迷うことはなく、街全体がぐっとフレンドリーな感じがしました。
昼ご飯は、社長さんに近所の食堂に連れて行っていただき、鯖と大根とキムチの鍋物をごちそうになりました。辛かったけど美味しかったです。^^会話ができなくてほぼ無言でしたが。昼間から鍋物食べるんだなあ。。。

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ブースにいても手持ち無沙汰だったので、午後はKIAFの会場をゆっくり見て回りました。
KIAFは全体的に作品のサイズが大きくて、写真ではわかりづらいけど、表面がレリーフみたいにデコボコした絵がたくさん目につきました。女性のヌードや、心の闇を丸出しにしたような病んだ作品は少なくて、画材とか素材とかと戦っている作品が多く、全体に力強く健康的な印象でした。
あと、丸い壷を描いた絵画が多かったのは、陶芸が韓国の誇る伝統芸術だからだそうです。
李奈珍さんによれば、ここ何年も作家の顔ぶれに変化がなく面白みがないということでしたが、そのぶん洗練されていて技術的なレベルがとても高かったです。

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夕方くらいに日本からアートラボトーキョーの森下さん&菅間さんが到着したので合流して、李奈珍さんにギャラリー近くの参鶏湯のお店に連れて行っていただきました。
参鶏湯はレトルトのしか食べたことがなかったので、本物は全くの別物で、優しい味で感動しました。中身の栗とかナツメとか朝鮮人参は、食べないのだそう(栗は甘くて美味しかったけど)。
李奈珍さんおすすめのチョンハというお酒もとても飲みやすかったし、生にんにくにコチュジャンをつけて食べるおつまみも恐る恐る試してみたらはまってしまいました。
参鶏湯の土鍋を斜めに傾けて(行儀の良くない食べ方だそう)お腹いっぱいに食べました。

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韓国アート道中・1日目 KIAF・VIPプレビュー

展示前はいつもそうなんだけど、出かける直前まで徹夜で絵を描いて、残り8枚の仕上げが終わらないまま大慌てで梱包して、大荷物を引きずって成田へ。朝9時発の飛行機に乗り込みました。
あたまがぼーっとしていたので、飛行機恐怖症は半分くらいですんだかも。。。
隣りの席に座っていた50代くらいの中国人のきれいな女性が、ふと気づくと下半身に服を着てなくて、薄い黒ストッキングの下にパンツが丸見えだったんですがあれは幻だったのでしょうか。
機内食は朝だというのにソースカツ丼(と、ごま豆腐とベルギーワッフルとコチュジャン)でした。コチュジャンの使い道がわからなくてごま豆腐にかけてみたけどあまり合わず、、、ソースカツ丼にかけるのが正解だったのかな???

昼頃に仁川空港に着いて、リムジンバスでソウル市内に向かいました。出迎えに来てくださった李奈珍さんがバス代も支払ってくださり、割り勘はしないで次の支払いのときに交替で払うのが韓国式だと教わりました。
これは一期一会式の考え方をする日本人的には戸惑う習慣だけど、このやり方に慣れた人にとっては割り勘ってかなり他人行儀な感じなのかもしれないなあと思いました。

Zeinxenoギャラリーは壁が高く広々として、天窓があって素敵な場所でした。
荷物を下ろして、まずは李奈珍さんの個展を鑑賞しました。作品の半分ほどはKIAFに搬入した後だったので全貌は見られませんでしたが、優しくて温かくて精巧でそれでいて力強くて、魅力的な展示でした。

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それからホテルに寄ってチェックインをすませました。ホテルは地下鉄の乙支路3街駅の近くで、部屋の広さ=バスルーム+ベッド、というとんでもなく狭い部屋だったけど、KIAFの会場のCOEXモールにもギャラリーにも乗り換えなしで行ける便利なところでした。

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そして、急いで地下鉄に乗りCOEXへ。KIAF(Korean International Art Fair)は、バーゼル香港に次いで、アジアでは2番目に大きなアートフェアだそうです。会場はものすごく広くて、各ギャラリーのブースはどこも大きく、作品も大きく、とにかく圧倒されました。
Zeinxenoギャラリーのブースは、絵画や彫刻など様々なジャンルの、比較的小さめな作品がぎっしりと展示されていて、お客さんも途切れず賑わっていました。

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12日はVIPプレビューだったので、終了後にZeinxenoの社長さんと副社長さんと李奈珍さんとVIPパーティに行き、ビュッフェ形式の食事をいただきました。韓国料理じゃなくて、主食はにぎり寿司でした。なにしろ徹夜なのであまり食べられなかったけど、カクテルがおいしかったです。李奈珍さんの通訳のおかげで、みなさんと楽しくお話できました。

個展「ゆたかな日々」in韓国

10/15(土)~30(日)、韓国・ソウルのギャラリーZeinXenoで個展をします。

岩清水さやか個展「ゆたかな日々」
10/15(土)~30(日) 11:00~19:00 月曜休廊 最終日14時まで
15日(土)オープニングパーティ
ギャラリーZeinXeno

アートラボトーキョーのグループ展でときどきご一緒していた、韓国の画家・李奈珍さんのご紹介で、韓国で個展をさせていただくことになりました。
それに先立って5月に出展した韓国のアートフェア「Seoul Open Art Fair」「ART BUSAN」ではけっこう好評をいただけたようなので、今回もうまくいくといいんだけど。。。
インスタレーションは運ぶのも設置するのも大変なので、今回は絵、しかも10号前後の作品が中心の展示になります。

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韓国では現代美術がとても活発で、アートフェアも盛んに行われています。今回の個展の会期とほぼ同じ時期(10/12~16)にも、「Korean International Art Fair」という大規模なアートフェアがソウルで開催されますが、そちらにも出展させていただくことになっています。

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わたしは10/12から1週間ほど、仕事と観光をかねてソウルに行ってこようと思っています。
ソウルには2009年の春に一度遊びに行ったことがあります。そのときは市場に行ったりエステに行ったりミュージカル見たり漢江クルーズしたりと、とても楽しかったのですが、とくに食べ物がなにを食べても非常~~~~に美味しかったのが一番印象に残っています。鍋物とか麺とか焼き肉とかおかゆとか。。。とくに屋台のサンドイッチはまた絶対に食べたいです。
今回は、美術館やギャラリー、歴史的な建築物などをたくさん見て来たいと思います。

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minne支店オープンしました

岩清水さやかのファンシー・ショップ、minne支店をオープンしました。
minneはハンドメイド・クラフト作品を販売するマーケットサイトです。
すでにminne会員になっているかたは、こちらでのお買い物が便利かもしれません。
一部、取り扱い商品が異なる場合がありますが、価格、送料は同じです。
よろしくお願いします^^

http://minne.com/iwac

新グッズご紹介!

1月から始めたネットショップは、個展などのためしばらく更新の間があいていましたが、その間に新しいグッズがいくつかできました。
手帳型スマホケース3柄、缶バッジ10柄、ポケットミラー2柄、そして塗り絵ブックです。

手帳型スマホケース
iPhone5/5s/SE、6/6s、6Plus/6sPlus対応。
スマホスタンドとしてもお使いいただけます。
ポップなイラストですが、革っぽい質感のおかげで意外と落ち着いた感じです。

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缶バッジ
直径57mmとやや大きめのサイズで、イラストが引き立ちます。
バッグなどのアクセントに、何個かまとめてつけても可愛いです。

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ポケットミラー
おしゃれな女性向けのイラストを選びました。
ほぼ名刺くらいのサイズです。小さくて軽いので、お出かけのときにとても便利です。

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塗り絵ブック
11枚のイラストを収録。
大人向けの塗り絵としても難易度が高めですが、ぜひチャレンジしてみてください。
画集としても楽しんでいただけます。
大判のA4サイズなので、線描の細部まで見ていただくことができます。

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詳細はネットショップをごらんください。

ハンドメイドマーケットサイト「minne」でも販売をはじめました。
岩清水さやかのファンシー・ショップ minne支店
minne会員のかたは、こちらからもお買い物していただけます。

どうぞよろしくお願いします〜!

海の不思議ないきもの展

きょうは台風一過でとても暑く夏らしい日になったので、ずっと楽しみにしていた、木暮奈津子さんの個展「海の不思議ないきもの」を見に、千葉県立美術館へ。
夏にぴったりの展覧会。広い展示室に、約1700点にのぼるというものすごい数のカラフルなオブジェたちがずらりと並んでいて、ただただ圧倒された。千葉ポートタワーや、観光船乗り場にも一部展示されていて、しかも同じ期間に松屋銀座でも展示されていたりして、いったいどれだけたくさん作品があるのかと。あの量、保管するだけでも相当大変なはず。。。
木暮さんの海のいきものたちは、どれもこれも変わったかたちだけど、不思議とグロテスクさは全くなくて、とぼけた明るさがあって、わたしは大好きなのです。

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